愛知県の竹田製菓が製造している
素朴な定番ウエハース
昭和42年からのロングセラー商品です。
愛知県じゃん。
・・・なのですが、
三重県内のスーパーでも、
もりもり売られていて
”三重で暮らす”中で妙に気になる存在なのです。
だって、この地味なパッケージ溜まりませんもの
裏面を見てみましょう。
昭和風ガッツポーズのお姉さんと、
ん???と首をかしげてしまう表記があります。
『このお菓子にはありがとうを100万回聞かせてあります』どういう意味??
気になって、
製造元の竹田製菓に問い合わせてみました。
担当さんからの回答は以下の通り
『ありがとう100万回の件ですが、
弊社では、ご近所の幼稚園様にご協力を頂きまして、
お子様100人の声でありがとうを言って頂き、
それを録音したものを工場内に24時間365日流し続けております。
およそ1秒間に1回。
1回が100人ですので、
1秒に100回となります。
ですのでおよそ3時間で100万回に達します。
原料から、製造、製品倉庫に至るまで、
商品が出来上がる全ての工程で
ありがとうを聞かせています。
綺麗な音楽を聴かせると、
野菜が美味しく育つといったことと同じようなことを
『ありがとう』という綺麗な言葉で実践しています。
また、従業員にも聞かせることで、
常に感謝を忘れず、
心を込めて製造するように、
意識を高める意味合いもあります。
以上のような内容でご理解いただけましたでしょうか。
何かご不明な点などございましたら、
お気軽にお問い合わせ下さいませ。』
w|;゚ロ゚|wヒャァ
従業員の精神状態を案じてしまうのは、私だけでしょうか
美味しい麦ふぁ~達が、
そんな洗脳を受けていたなんて・・・・。
確かに小腹が空いた時に、
麦ふぁ~を食べると元気になります。
つまりは、洗脳されたウエハースに
洗脳されていたということでしょうか。
どちらにしても
竹田製菓にとって、
お菓子は”作る”ではなく”育てる”なのですね。
ご参考までに
麦ふぁのCMキャッチフレーズをご紹介
『優しさ 一生懸命 諦めない
ドレミ・・・ドレミ・・ふぁ
心で感じて下さい、あなたに届ける物語』
ショートフレーズにも関わらず、
メッセージ性がすごい。。
私達の生活の中には、麦ふぁ~のように
「実は・・・」的商品が、きっと沢山あると思う。
最後に・・・
2016年7月21日竹田製菓の創業者で、
個人投資家としても名高い竹田和平氏がご逝去。
謹んでお悔やみ申しあげます。
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事