伊勢志摩サミットを前に、志摩市を訪れる人が増え、賑やかになってまいりました。
以前、志摩町のあづり浜に佇む、「海女ダイニンングあづり」をご紹介しましたが、そこからしばし走りますと、志摩半島の先端に位置する志摩町の 御座に。
御座と言えば、イメージするのは、「御座の白浜海水浴場」ではないでしょうか?
白い砂浜と透明度の高さを誇る御座の海は、満足度の高い海水浴場で、夏は沢山の海水浴のお客様で賑わいます。
ですが、御座にはそれだけではない「見どころ」があると、地元のかたからお聞きし、それは行かなければと車を走らせました。
まずは、その御座の白浜海水浴場から、御座港方面に走りますと、すぐにこじんまりとしたお寺 「潮音寺」があります。
こちらのお寺には、見ておく価値がある凄い木がありました。
わかりますか?
さるすべりの木の中から、松の木が生えている!!
実際にこの木を前にすると、思わず声が出るほどの感動でした。
なんだかとても不思議なパワーを感じつつ、潮音寺を後にし、更に港方面へ。
港に突き当たりますと、左手にこのような案内が… 「石仏地蔵尊 女性の守り仏」
この案内から歩いて先に進むと、小さな鳥居が見えてきました。
この時点で、初めて訪れた場所なのに、何か懐かしい思いが身体全体に伝わります。
まるで、角川映画のワンシーンのような…
さらにもう一つの鳥居をくぐりゆっくり進みます。
不思議でハッとするような、良い意味での鳥肌が立つ感覚。
手を合わせ、しばらくそこから動けない。動きたくない。そんな感覚が…
海水が、澄みきっていて、この上ない清らかさ。
このように、海中にまつられているので、潮の満ち干により現れたり消えたりする事から、潮仏とも呼ばれているんだそう。
そして、海中にいらっしゃる地蔵尊は、全国でも唯一と言われています。
その余韻を残したまま、御座港から少し帰路を進むと、右手に金比羅山ののぼりが靡いています。
こちらには、弘法大師(空海)が、大きな石に爪で彫ったと伝えられる不動明王が祀られている 「爪切り不動尊」が鎮座するも、いまだ誰もその姿を見たことが無いという。
谷間に幾つもの社があるんだそうですが、見つけたのはこちらのみ。
果たして、こちらが「爪切り不動尊」なのでしょうか?
なにせ、1人で初めて訪れたものにはどちらに「爪切り不動尊」が祀られているのか確定できず…
周りを見渡しても、どちらに進むべきか?
もう一度改めなさいと言うことなのかも知れません。
日本三大不動尊に数えられている「爪切り不動尊」が祀られているお社。
必ず、もう一度きちんと確認して訪れることを心に決め、こちらでゆっくり手を合わせました。
そして、神秘的な志摩町御座を感じながら、家路に着くのであります。
西根麻里。OTONAMIE公式記者。現在…ラジオパーソナリティ、スポーツリポーター、石鹸教室講師(HSAハンドメイド石けんマイスター)。
これまでもグルメ、釣り、トライアスロンなど、様々なリポートを経験。その経験を活かして三重の魅力をお届けします。
得意ジャンル:グルメ、旅、スポーツ、競輪、釣り、手作り発酵食品、オーガニック無添加食品、手作り石鹸、環境、ペット等々…。