世の中は「三重=伊勢志摩サミット」
この話題で持ちきりだが、私は勝手に「三重の魅力は、県南部にある」と言っている。
このエリアには、今も昭和の原風景が残る漁港が数多く存在し、まるで映画のワンシーンに登場しそうな美しい風景が津々浦々に点在している。
中でも三木浦は特別な場所…。
三木浦と聞いて、すぐ場所が分かる人は、三重県人でも少ないと思う。
尾鷲市街から20分ほどにある賀田湾の東側に、三木浦は位置する。かつてはマグロ漁でかなり栄えた港らしい。現在は静かな港で、当時の賑わいはあまり感じられないが、遠洋マグロ船は今も三木浦から世界の海へ出港している。
岸壁から海を覗くと、湾内とは思えない、美しいコバルトブルーの海。賀田湾の最深部は80メートルを超え、真冬でも水温はあまり下がらず安定している為、冬に訪れるダイバーも多い。
冬でも暖かな気候で、美しく静かなビーチ。透き通る海では、釣りやダイビングが楽しめる。
月に一度の港の朝市「三木浦こいやぁ」(次回は2月20日開催予定)では、真鯛や伊勢海老などの豊かな海産物が買える。
海が目の前の、古民家ゲストハウスもある。
地元の方は謙遜して「何もない港町」などと言うが、少なくとも私には、必要なものが全て整っている素敵な港町。
三重県尾鷲市三木浦町
OTONAMIE公式記者。趣味は釣りとサーフィン。まだ見ぬ三重の魅力を求め、名古屋から三重県南部エリアへ足繁く通っている。得意ジャンルは三重の日本酒、グルメ、釣り、サーフィン、キャンプ。