海女さん見習い(勉強中)であり、三重県鳥羽市の離島菅島へ旦那さんの仕事の都合で移住したカメ記者から、連絡が入った。
何でも菅島で獲れた、米ひじきをつかったドイツパンを開発したとのこと。
そして、県庁にPRに行くとのこと。
しかも、トースター持参で・・・。
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これはOTONAMIE名物の炊飯ジャーごとならぬ、トースターごと!
(ジャーごとの過去記事はこちら。)
取材するしかない、と県庁に集合。
画的に炊飯ジャーよりトースターの方が自然!?ジャー、トースター、いずれにしても県庁には不自然(笑)。
広報広聴課があるフロアへ。
「トースターだったら、こっちの部屋使ってくださいねー!」と、県職員の方の温かい対応。そして記者クラブの方々にご連絡を入れていただいた。お忙しいのにありがとうございます。
早速、持参した海女さん衣裳に着替えるカメさん。
何でもご主人のお祖母さんのモノらしく、年期が入っている。
礒桶持参とかなり本格的。
礒メガネの位置などを、電話で入念に確認。
全身をチェックに、鏡のあるのは〜、あ〜あっち・・・、あ〜アレ忘れた〜で、こっち。
準備が完了して、いざ記者クラブに移動。
もちろん県職員の方々とすれ違う訳で・・・。
「気合い入っとんなー!」
「かわいいー!」
と、意外と好印象。
ドキドキしながら記者クラブへ。
地元素材を使ったドイツパンとだけあり、新聞記者の方々も快く取材。
で、早速翌日の新聞に掲載していただくという快挙。すごい!
県職員の皆様にも食べていただくために、海女見習いさん大忙し。
ドイツパンの説明
・菅島で獲れた米ひじき(めひじき)を使用。
・栄養価が高い。
・ドイツパンなので職人技が必要。
・岐阜県美濃加茂市のパン屋ベッカライフジムラと共同開発。
・商品名はゼーゲン。カメさんの名前である “めぐみ” をドイツ語だと “ゼーゲン”。フジムラさんの粋な計らい。
県庁に漂う、ライ麦が焼ける香ばしい香り。
カメさんオススメの食べ方は、オリーブオイルでシンプルに食べても美味しいし、牡蠣のアヒージョなどにディップしても美味しいとのこと。
同じ鳥羽市ってことで、浦村の牡蠣のアヒージョ押し。
逆にジャムでもスイーツ系として美味しいとのこと。
先日行われた、OTONAMIE記者忘年会でもゼーゲンパンを頂きました。
アジのなめろうとも相性良かったです。
記者クラブでの試食では、ひじきが苦手な新聞記者の方も「ぜんぜんひじきを感じない、美味しい!」とペロりでした。
米ひじき × ドイツパン。
よく考えたら、すごい組み合わせ。でも、こういった発想って、外から来た移住者の方が持ち合わせているのかも知れません。
“地元×移住者” で、時代にマッチした価値や商品が生まれていくことに、大きな可能性を感じたのでした。
ゼーゲンパンの購入などに関するお問い合わせ
ベッカライフジムラ(岐阜県美濃加茂市)
電話:0574-66-8195
※受付は定休日の月・火曜日除く、10:00から18:30まで。
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事