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まだ行ってないなら行ってください!開館10周年のMieMu 「パール 海の宝石、神秘の輝き」展

「パール 海の宝石、神秘の輝き

開館10周年を迎えた三重県総合博物館 MieMuに行ってきました!

あの恐竜のアイコンで華々しくオープンしてからもう10年も経つことに驚きながら、10周年の記念企画展としてパールを取り上げていると聞いて

これはなんとしてもいかなくては!ということで…

企画展は4月20日から6月16日までの約2か月間。

本企画は10周年企画展の第一弾。

 

エントランスへ向かうアプローチから見覚えのあるパールジュエリーのお出迎えにテンションがあがります!

実は、今回の展覧会には鳥羽市にあるミキモト真珠島の真珠博物館の収蔵品が多く展示されるとのこと。その数、展示品の半数を占める約60数点だとか。

 

天然真珠から養殖真珠へ

社交界にデビューする女性が身に着けたというシードパールのパリュール

1ミリにも満たないほどの小さい真珠も使われていて、一粒一粒穴があけられて白蝶貝の台座に縫い付けられています。

19世紀の社交界の華やかさが目に浮かぶようです。

こちらは展覧会のエントランスのアイコンにもなっている天然真珠を使ったペンダント。

アールヌーヴォー時代の優美なデザインが特徴。タッセルの部分に天然真珠が。ピンクとブルーのエナメル細工も素敵!

 

双頭のあざらし

白鳥

どちらも天然の真珠が自然に生み出したそのままの形を活かしたジュエリー。偶然にできたその形にインスピレーションを受けて生み出されてる。

 

今回の企画店の目玉は、昭和の大礼に際し、御木本幸吉翁が制作し三重県より宮内庁に献上された献上品「瑞鳳扇(ずいほうせん)」。1600個以上の真珠が使用されていて、向かい合う鳳凰を金糸を使った刺繍で描き出した文様はそれはもう煌びやか。

そして並んで展示されているのが真珠博物館所蔵の「軍配扇」。こちらは明治40年に制作され天然真珠と養殖真珠が合わせて800個余りが使用されている。

瑞鳳扇は公立博物館に展示されたのは今回が初めて!もちろん県内の展示もありません。しかもこの二つの作品は並んで展示されることはこの先ないのではないかとのこと。これはもう見に行くしかないですね!

 

今回ご紹介したのはほんの一部!

続きはぜひMieMuで見てほしい。

そして今回の展示品をすべて収めた図録を手にしてほしい。

きっとパールの神秘的な魅力のとりこになるはずだから。

鳥羽にあるミキモト真珠島

その中にある真珠博物館は1985年に開館。来年開館40周年を迎えます。日本一の真珠の博物館として県内外そして海外からのお客様も多く訪れます。ぜひ今回の企画店と合わせて見学していただくことをおすすめします。

 

 

今回の展示会を監修された真珠博物館館長 松月清郎氏いわく「真珠の歴史を踏まえた上で、これだけ網羅して日本と世界の真珠文化のあり様を視覚としてとらえることのできる博物館は他にないと思う」と。

「鳥羽まで足を運ばないと見ることができなかった真珠のジュエリーたちをMieMuで見ていただけることで、県外がもちろん県内の皆さんに身近な宝石真珠の魅力を再発見してほしい」と語られました。

 

最後に、

真珠は、私たち日本人にとって一番身近な宝石。

 


三重県総合博物館MieMU 開館10周年記念 第36回企画展

「パール 海の宝石、神秘の輝き」

期間:令和6年4月20日から6月16日まで

観覧時間:9時から17時(最終入場16:30迄)


 

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