春、桜の花が散るとなんだか切なくなる。。。
桑名は寺町の河津桜にはじまり、九華公園や走井山のソメイヨシノなど、桜の街。
▼桑名はいろんな種類の桜が咲く素敵な街なんです・2017
http://otonamie.jp/?p=33406
そんな桑名市の長島町に牡丹の花の名所があるということは、あまり知られていないません。
長島水辺のやすらぎパークの牡丹園
国道一号線を名古屋方面に向かい、長島に入った中ごろに「長島水辺のやすらぎパーク」があります。
かつての長島藩の重職だった久我家の屋敷を無料開放した市民の憩いの場。
10年前から牡丹の世話をしているのは、館長の伊藤晴美さん。
毎朝8時には自転車に乗ってやってきて、館内の清掃や牡丹の花の手入れをする御年81歳。
―—牡丹は手がかかるが、ここを桑名の名所にしたい。
この情熱が、晴美さんを突き動かしています。
毎年、牡丹が満開になる4月中旬からゴールデンウィークには、地元の野菜や郷土料理の押し寿司「箱ずし」などの販売があります。
そして、今年の見頃はちょうど今週末の21・22日とのこと。
牡丹の開花が早まったので、16日(月)から「ぼたんまつり」が開催中!
長島川舟めぐり・二胡の演奏会が開催
①長島川舟めぐり
やすらぎパークの側に「長島川」という昔の長島城のお堀があります。
この川で優雅に川遊び。
期間:4月22日(日)〜4月29日(日)
乗船時間:10:00〜15:30
乗船料:大人500円、中学生以下250円
※小学生以下は父兄同伴
②二胡の演奏会
中国の伝統的な擦弦楽器・二胡。
「二胡合奏団 昴(ぼう)」さんが、毎年演奏会をしています。
車で行っても良いけど電車で行くのがオススメ
国道1号線沿いに、約30台の無料駐車場があります。
駐車場からは川沿いの遊歩道を歩いて約3分。
ですが、あえて電車で行くことをオススメします。
駅からなばなの里まで、「長島川遊歩道」が整備されているのでちょっと散策。
昔の長島城跡にあるのは小学校と中学校。
その近くには神社が。
稲荷社境内秋葉社の石取祭。
桑名水郷花火大会と同じ日に行われ、三台の絢爛豪華な祭車が提灯をともして城下町を練り歩く、江戸時代から続く長島を代表する祭りの1つです。
歩いていてこういう道しるべを見つけると、テンションが上がります。笑
左向きの矢印で、前ケ須・津島・宮・名古屋への道を示しています。
長島一向一揆を語り継ぐ、願證寺が近くに!
長島という土地は社会の教科書にいくつか出てきます。
輪中地帯、そして織田信長による「長島一向一揆」です。
信長を三度にわたって苦しめ、最後には2万人もの門徒が焼き殺されたと言われていますが、その一向一揆の拠点となったのが「願證寺」です。
実際の願證寺は、明治期の河川改修工事によって、長良川の川底に沈んでいます。
現在の願證寺は、門徒のために祐泉寺を寺縁により願證寺の名称で呼ぶようになったもので、長島一向一揆殉教の碑が悲劇を伝えています。
文字どおり、桑名の名所になっています!!
地元のおっちゃんが、丹精こめて牡丹を育ててちょうど10年。
口コミで広がって最近では県内外から多くの方が来場し、ぼたんまつりの期間中には約1万5千人もの方が楽しまれる牡丹園。
夏〜秋に苗を植えて、早咲き・遅咲きといろんな時期に楽しめるように、水やりをしたり肥料を撒いたり、牡丹は本当に手が掛かる花だそうです。
そんな牡丹が17種類、240本が咲き誇る長島水辺のやすらぎパークに、行ってみませんか?
水辺のやすらぎパークの詳しいことは、3年前に地域みっちゃく生活情報紙®︎『ぽろんくらぶ®︎』の「2015年4月号巻頭特集」でも取り上げられましたので、こちらもご参照ください。
桑名生まれ桑名育ち。大学で県外に出て改めて地元の良さを知りました。桑名の良いところを発信します!
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