ホーム 00春 河津桜が満開、桑名・寺町商店街で満買い!?

河津桜が満開、桑名・寺町商店街で満買い!?

春がいつの間にかやって来ました、桑名市。

桑名市の寺町通り商店街に咲く河津桜は、
毎年春が訪れたことを知らせてくれます。


寺町通り商店街とは

寺町通り商店街のあたりには桑名別院本統寺(通称・ごぼ(御坊)さん)を中心とした10ヶ所以上の寺社が江戸時代からあり、参拝客を相手にした門前町商店街として発展しました。

久波奈名所図会(長円寺蔵)より
久波奈名所図会(長円寺蔵)より

当初は桑名城のお堀があったので通りの東側だけに店が並んでいましたが、大正時代からは両側に並び始めました。

大正12年頃の北寺町から三崎通にかけての概略図(まだ八間通はない)

大正4年には商店街の南側に北勢鉄道の桑名町駅(のち京橋駅)ができ、北側の八間通には昭和2年から昭和19年にかけて市電が走っていて、まさに桑名の「中心」でした。

戦災によって本統寺を含め寺町一帯が焼け野原となりましたが、戦国時代から「十楽の津」と言われた桑名商人は立ちあがり、戦後急速に近代化しました。

今でも続く、三八市

昭和28年に、「三八市」という朝市が始まりました。
「三八市」とは毎月3日、8日、13日、18日、23日、28日の月6回行う朝市で、岐阜の南濃や愛知の立田などの農家の新鮮な野菜や、露店商の海産物、商店街店鋪の三八市限定商品などを、朝9時頃から午後1時くらいまで販売しています。

最盛期には1万5千人が訪れた「三八市」も、駅前や郊外に商業施設がオープンすると、訪れる人も少なくなっていきました。
そこで寺町は、毎月第三日曜日の「十楽市」や、春は桜並木ライトアップ、夏はびっくり夜市、秋は秋まつり、冬は餅つき大会などの季節イベントを行い、三八市以外にも様々な祭りやイベントを仕掛け、年間を通した賑わい再生に取り組んでいます。
   
  

そういった商店街の取組みは、平成27年(2015)に国から「がんばる商店街30選」に選定されました。
桑名市寺町通り商店街|がんばる商店街30選|J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]
http://j-net21.smrj.go.jp/well/g_shoutengai30/entry/17.html
商圏には60歳以上の高齢者が多く、自転車等で15分程度の狭い範囲なので、「高齢者にやさしい商店街」を目指しています。
桑名 寺町通り商店街ホームページ
http://teramachi38.html.xdomain.jp


桑名城のお堀に、なぜ河津桜?

地図を眺めていると、北から南に続く曲線に気づきませんか?

出典:国土地理院ウェブサイト(地図・空中写真閲覧サービス)

そうなんです、今はそのほとんどが埋め立てられてしまっていますが、寺町の東側は桑名城の外堀でした

国土地理院ウェブサイト(地図・空中写真閲覧サービス)を加工して作成

水が枯れ、雑草が生い茂り、景観や衛生上から地域の大きな問題だった寺町堀を整備して、平成15年に完成しました。
その際、記念として市内の小学校28校(当時)の子どもたちが参加して、河津桜を植樹しました。

実は寺町、夜に訪れるのもオススメです。
夜はこのようにライトアップされて、ここが本当に桑名なのか!?と思ってしまう美しさ。

河津桜は15日ごろに満開を迎えますが、桜が散ってピンクに染まる寺町堀も素敵です。

17日は桜満開、イベント満載

3月17日(土)の「十楽市」は、この時期特別イベントが盛りだくさん!
北口の寺町広場では花見団子、甘酒、しぐれご飯の販売や、お子さんも楽しめる催しが行われます。
駐車場が少ないので、公共交通機関を利用してぜひ行ってみてください。

ごぼさんに見守られた寺町通り商店街。

お土産を買うなら、「くわなまちの駅」に行くと、桑名の特産品、土産物がたくさん揃っています。

寺町から北に行けば、諸戸氏庭園があるレンガの水路を通って六華苑や七里の渡跡。
南へ行けば、吉津屋通りや堀を埋め立てた公園など、昔の外堀を想像しながら散策できます。

この週末は、カメラ片手に桑名を散策してみませんか?
満開の桜を観て、満買い(沢山お買物)をして、春を先取ろう!

【商店街について】
名称:桑名寺町通り商店街
住所:〒511-0073 三重県桑名市北寺町
HP:http://teramachi38.html.xdomain.jp
【くわなまちの駅について】
名称:くわなまちの駅
住所:〒511-0073 三重県桑名市北寺町49
TEL:0594-84-6811
HP:http://www15.plala.or.jp/trz/tennpo/matinoeki.htm

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