写真出典「伊勢まちづくり株式会社 公式ウェブサイト」
こんにちは、やっぱりけっこう歴女なTOSHIです。御朱印帳の取材を続けてさせていただいて、このまま御朱印ガールになりそうな勢いです!
今回は、あの伊勢神宮のそばで、伊勢神宮ともおおいに関係ある御朱印帳の取材に行かせていただきました!!
「伊勢で、『理想の御朱印帳』が作れるって、本当?」
あと伊勢の御師(おんし)と呼ばれた人々の、かっこいいお話って知ってますか!?
御朱印ガールはもちろん、歴女なあなたも、必見です。
|伊勢の人って名前がきれい!?
さあっ、取材当日です。ここは「宇治山田駅ショッピングセンター」ですよ。
取材のあとは、自分で伊勢神宮の外宮、内宮にお参りする予定です。
この中の一室に入ると、今回お世話になる「伊勢まちづくり株式会社」の方々が出迎えてくださいました。そして、これは前から思っていたんですけれど、伊勢の人って、お名前、名字がきれいです!!
伊勢に来た・・・って感じがしましたよ。私は三重県出身ですけれど、伊勢の人ってちょっと違うんですよね。
|清浄な伊勢和紙で作る、御朱印帳にチャレンジ!!
伊勢まちづくり株式会社は、伊勢にまつわる様々な観光・体験プランをご用意されています。
楽しそうなプランがいっぱい、種類も豊富ですよーー。とっても意欲的!!と感心してしまいました。
そして今回、私は、その中の『伊勢和紙で作るご朱印帳製作体験』という名前のプランにチャレンジさせていただきます。
皆さん、伊勢和紙ってご存じですか。
あえて分かりやすくざっくりいうと、「神宮御用紙」として、伊勢神宮のおふだ(神宮大麻)、お守りなどにも使われている、独特の歴史を持つ、清浄な紙です。他にもいろいろなことに使われているんですよ。
ちなみに伊勢和紙は、かつての「御師龍大夫(おんしりゅうだゆう)邸」の跡地という、歴史ある場所で生産されています。
今回は、伊勢の「御師(おんし)」についても、おもしろいお話を聞かせていただけるそうで、めちゃくちゃ楽しみです!
歴史ある、清浄な紙・・・ありがたいですね、そういうありがたい紙で、しかも自分で御朱印帳が作れるだなんて、御朱印ガールの皆さん、これは見逃せませんね!!
ああ、御師のお話、楽しみだなあ。ただ私、手先がそんなに器用じゃないんですよね・・・こんな私が御朱印帳作り、大丈夫でしょうか?
そう思っていたんですよ・・・ところが!!
|「えっ、楽しい・・・!!!」不器用な私が、伊勢和紙で御朱印帳を作る
さあっ、いきますよーー。今回、伊勢和紙での御朱印帳作りをご指導してくださるのは、伊勢まちづくり株式会社の中村光喜(みつよし)さんです!よろしくお願いいたします。
中村さん:「じゃあ、作りましょう。お好みのものを選んでいただける、御朱印帳作りなんですよ」
ーーそうなんですか!
中村さん:「紙のけば立ちが好きだという方には、そういう紙を。好みの色の紙を選んでいただけるのはもちろん、表紙の表と裏の色を変えることもできます」
そこで、紫とピンクの紙を選びました。両方とも大好きな色です。どっちを表にしようかな?
ご指導のもとどんどん作っていきます。表紙の、紫とピンクの紙をはったところです。
次は、「御朱印帳」の文字をはるところですね。
シンプルにこうすることもできるんですが、飾りの紙をつけるのもOK、そのはり方もお好みのままだとおっしゃいます。
なるほど、世界に1つしかない、あなただけの御朱印帳が作れるというのは、こういうことですね。
中村さん:「ほら、こうすると、全然印象が違うでしょう?」
――本当ですね!!しかもこの紙の中からどれを選んでもいいなんて・・・。贅沢ですね。
この紙をあわせて紫を表にすると、また、まったく違う感じです。
ピンクを表にして、こうすることだってできちゃいます。
私は、この紙のおきゃんな感じが気にいったので、ピンクを表にして、こうしてみました。おおっ、なかなかではないですか!
さらに、飾りをつけることもできるのです。ああ、迷っちゃう。
ラメなどをつけるのも、思いのまま。
それにしても、皆さん、これ、楽しい!すっごく楽しいですよ!!伊勢和紙での御朱印帳作り。
伊勢に来たからには鳥居ははずせない気がします。そこに、女子ネタでは欠かせない気がする、夫婦岩をチョイスしました。
カッターで夫婦岩をくりぬくところです。さあっ、この男岩と女岩を結んでいる大注連縄、今、切れたら、めちゃくちゃ縁起悪いですよーー!!
何を考えながら切ったか、憶えていません。それだけ真剣だったのでしょうか。
無事、完成しました・・・ああ、楽しかった。手先が器用でない私でも、全然、大丈夫でした。
世界に1つだけどころか、理想の御朱印帳を作ることだって、可能です!!
このあとは、御師のお話を聞けます。
|かっこいい!!御師(おんし)の話
皆さん、御師(おんし)ってご存じですか。ブリタニカ国際大百科事典には「御師(おし)」で、こうあります。
「神宮,神社に属し,依頼により代祈祷を行う祈祷師。熊野,伊勢など一社の信徒を相手に祈祷や宿泊の世話をした。(中略)代祈祷をつとめると霊符,守り札の配布の引替えに米銭の寄進を受けた。また,遠隔地の信者に自宅を提供して宿泊をさせたことから,宿屋やみやげ物屋に発展し,門前町の発達を促す一因にもなった」
伊勢の御師は、一時は外宮に800人、内宮に400人いたともいわれていて、全国におふだを売り歩き、また、全国から来た方々、錚々たる(そうそうたる)顔ぶれの人々までもを宿泊させ、おもてなししたそうです。
あの有名人は◯◯という御師のところに泊まった、あの人は◯◯という御師のところに・・・など、おもしろい話をたくさん聞かせてくださる中村さんです。
中村さん:「こんな話があります。200人くらいが泊まれる御師のところに、ある人が泊まったところ、その日、いたのは100人くらいだった。高価なタイなどが次々と出てくるが、魚を焼く煙(けむり)も出ていない。それで台所をのぞいてみると、3人くらいの御師が、鼻歌まじりで蒸したタイに、焼きめをつけていた」
――す、すごいですね!御師の皆さん、もてなしなれてますね。頼もしいと思います。
私も時々、家で、友達にごはんを出すことがあるんですが、楽しい反面、自分ってそういうことになれていないなって思うんですよ。
人を、たくさんの人をもてなすって大変。それなのに・・・御師の方々、かっこいいです!!
中村さん:「御師のその後ですが、教職につかれた方が多かったそうです」
なかなか旅行をすることもできなかった時代に、地方にそういう職業があったなんてすごい。伊勢ってやっぱり、独特の歴史があるんですね。
またまた感動の一日でした。絶対、おすすめです!!
「伊勢和紙で作るご朱印帳製作体験」伊勢まちづくり株式会社
https://smatra.jp/dy/act/ise-machi/activity-info/other/mie/12362/?activityType=product&lang=ja
「伊勢和紙で作るご朱印帳~外宮案内ツアー【レンタサイクル・御饌丼付】」伊勢まちづくり株式会社
https://smatra.jp/dy/act/ise-machi/activity-info/other/mie/11561/?activityType=product&lang=ja
「伊勢和紙」一般財団法人 伊勢伝統工芸保存協会
http://www.ise-dentoukougei.com/list/file/washi/index.html
「それでも東海は世界一」と愛してやまない、ほぼ食レポ出身のライター。三重県出身だが、最近三重のよさに目ざめた。某調理師専門学校の通信生。旅と食、人間の美がライフワークです。別名は竹井夙(たけいとし・「夙」の字は「しゅく」で変換可)。https://ameblo.jp/6104163/ 得意ジャンル:食レポ、旅行関係、人間の美の追求