ホーム ブログ

伊勢海老の食し方。もう慌てない!生きた伊勢海老が自宅に届いてご安心を。

三重県に暮らしていても「今日の夕飯は、また伊勢海老かー」とはならず「また松阪牛かー」ともならず「またカレーライスかー」はときどきあります。
むしろ伊勢海老やアワビ食べる機会は、都心のフレンチやイタリアンレストランの方が多いのかも知れません。

これは三重県民あるある(?)かも知れませんが子どものとき、父がゴルフか何かの賞品で伊勢海老を持って帰ることがあります。ふたをあければ、おがくずのなかでむくむくと動く生きた伊勢海老。普段はまず台所にいるはずのない伊勢海老の圧倒的な存在感。ザリガニすら触ることを躊躇するのに、海老界の王様・伊勢海老という特別な存在に興味がでて、おそるおそる箱のなかにいる伊勢海老を手で取り出そうとします。しかし「ビンビンッ!」と動く伊勢海老に「わ!」となり、ついシンクに落としていまい、シンクでも「ビンビン!」と生命力溢れる伊勢海老に敗北感を覚えるのです。
伊勢海老はこの「ビンビン力」で海のなかで敵から逃げ、甲冑のような殻をまとい、自然のなかで力強く生きてきたんだなと思うと、50mを10秒台で走る自分は、本当はもっとがんばれるのではないかと思えてくるのです。

さて余談はここまでにして・・。
ゴルフコンペか何かで「おめでとう!伊勢海老当たりだよー!」「やった伊勢海老が当たったー!」というシーンが一生に一度や二度はあるかも知れません。しかし「やったー!」と喜んでいる場合ではないのです。漁師町の人など海老さばきに慣れた人でない限り、家に帰ったらゴルフで疲れた身体で生きた伊勢海老との格闘が待っています。そして丸ごと一匹の伊勢海老は、どうやって食べたらいいのか・・、考えなければなりません。台所で生きた伊勢海老を片手に「ひぇー!」と声を漏らせば、大人たる威厳にも関わります。しかし「あぁ、松阪牛が当たった、アイツがうらやましい」と嘆くことなかれ。キチンと調理して伊勢海老を美味しくいただければ、その場で一躍ヒーローになれるかも知れません。松阪牛のすき焼き鍋奉行になるより、鼻高々なわけです。

では、伊勢海老のある人生をたのしむために、美味しい食し方をご紹介します。
別件の取材(三重の里 いなか旅のススメ)で、鳥羽市相差にある海女小屋「はちまんかまど」にやってきました。ここでは本物の海女さんが、伊勢志摩の海の幸を焼いてくれます。海女さんとのおしゃべりも楽しみのひとつです。

生きた伊勢海老は氷水に浸すとおとなしくなります。伊勢海老が曲がらないように尻尾から頭に掛けて串を刺します。

後は丸ごと焼いていくだけ。シンプルな調理法ながら、火を入れることで甘味が増し、伊勢海老の大きな身の食感を贅沢に味わえます。

ちなみに海女さんたちは今朝も海に潜っていて、今年のアワビは肉厚だそう。そんな美味しそうなアワビも焼いてもらいます。

焼き上がるまで海女さんにお話を聞きました。鳥羽や志摩の海女さんは日本で一番数が多く、日本遺産にも認定されているほど。私はこの地域の出身ではありませんが、友人の母が海女さんだったり、まるで田園地域に農夫が多いように、海女さんがいる暮らしが根付いています。地元の人からすると当たり前のことなのですが、世界的にもこのような暮らしが残る地域は特別で、はちまんかまどには多くの外国人観光客も訪れます。それは日本人が南フランスのワイナリーで、地元の農夫とワインとパンやチーズなどを愉しむような感覚なのでしょうか。などと考えていると伊勢海老が焼き上がりました。

身の取り出し方も海女さんが丁寧に教えてくれます。

まず頭と身の部分の殻を持ちます。

身を持っている手を少しひねり手前に引くと、頭に詰まった身も取れます。

身の部分の殻は、横を持ってギュッと握り潰すと

殻が外れやすくなります。

頭も側部を両手で持ち、

力を入れる(頭は結構な力が要ります)と二つに割れて、海老味噌も愉しめます。

デン!と大きな伊勢海老の身に海老味噌を付けていただきます。海老=プリプリという表現では足りない、ブリンブリンの食感の伊勢海老は甘く、香ばしい海老味噌をつければ味に深みがでます。豪快にいただく伊勢海老からは磯の香りも相まって至福のひと時です。
アワビも火を入れることで柔らかな食感になり、噛みしめると溢れる旨味や海藻の風味を感じ「海の幸が豊富な日本は最高!最高!」と思うわけです。

味噌汁は伊勢海老出汁にアオサの風味、海女さんが獲ってきたヒジキ、貝に干物。海の横というシチュエーションで潮風も心地良い癒しの時間。

食事が終わるころ、海女さんたちが集まってきて「相差音頭」の演舞を披露。想い出に華を添えてくれた海女さんたち。

レイ子さん

そして最高齢の海女さん・レイ子さんの「元気な海女・レイ子のお守りストラップ」も購入できます。(取材ということでプレゼントしてもらいました。ありがとうございます!)

これで生きた伊勢海老がうっかり自宅に届いてもご安心ください。また、日常の喧騒から抜け出し、非日常の旅に出かけたくなったら、風光明媚なリアス海岸が広がる伊勢志摩で海女さんとお食事はいかがでしょうか。

そこには、ゆったりとして時間が流れています。

Photo 松原 豊

 


 

取材協力
海女小屋 はちまんかまど
〒517-0032 三重県鳥羽市相差町819
はちまんかまど予約案内所 TEL 0599-33-1023
HP https://amakoya.com/
Facebook https://www.facebook.com/amahuthachiman

 


 

三重の里 いなか旅のススメでは、OTONAMIEのライターさんが特集記事を綴っていきます。
ぜひご覧ください。

HP https://www.sato.pref.mie.lg.jp/feature_news/
Instagram https://www.instagram.com/mie_inakatabi/

秋が来たら「まつさか香肌イレブン」の峰々へ。

今年も、秋が来たらやりたいことがある。それは、松阪市西部の峰々から選ばれた11座、まつさか香肌イレブンに登ること。昨年は、白猪山、烏岳、高見山の3座に登った。中でも高見山は、登山初心者の私が、秋冬のうちに3度登るほど、ハマった山だ。

奈良県と三重県境に位置する高見山は、標高1249m、登山家の間では「近畿のマッターホルン」と呼ばれているほど、秀麗な山容を誇っている。ガイドをお願いした山の達人に「あわよくば、雲海が見たいんです!」と無謀な相談をした。「じゃ、あそこのコンビニに午前3時に集合な」

 

ヘッドライトに導かれ、暗闇の高見山に挑むことに。

午前3時出発。登山初心者の私が、達人のヘッドライトに導かれ、暗闇の高見山に挑む。視界に制限があると耳が敏感になるようで、何か音がすると「まさか熊?!」とビクビクしながら進んだ。山頂に着くころには、自分の荒い呼吸音しか聞こえないくらい息が上がっていたけれど…なんとか登頂!山頂は明るくなっていたが、深い霧に包まれ視界が悪く、雲海どころでは無かった。強風の山頂は10月なのにとんでもなく寒い!山小屋でコーヒーをごちそうになったら、そそくさと下山。高見ブルーと言われる高見の青空も拝めなかったが、なんだかとても気分が良かった。

山頂の山小屋で、コーヒーを頂く。
山頂付近は霧が発生。幻想的だった。

それが1度目。2度目は12月、とにかく霧氷を見てみたかった。「あんまり天気は良くないみたいですけど、明日は高見に登ります!」そう達人に連絡したところ、「低気圧来とるから、気ぃつけて」…大丈夫か、私。

 

山は天気が重要と、思い知ることになる。

案の定、高見は笑ってしまうくらい吹雪いていて、あたり一面真っ白な雪の世界を、鼻水をたらしながらなんとか進んだ。山頂で撮った写真には、顔はビシャビシャ、髪の毛はボサボサのまま凍っている私の姿が。残念ながら、霧氷と言うよりはただ単に、木に雪が積もって見えるだけといった感じだった。猛吹雪の山頂では、小屋に避難して震えながらカップラーメンを食べた。凍えた体を溶かしてくれるその味は格別!山頂でカップラーメンを食べるために、山に登るのもいいなと思った。

天気の悪い中、付き合ってくれた夫。
超絶おいしい!山頂のカップラーメン!

年が明けて1月中旬、3度目はなんとしても高見ブルーに映える霧氷が見てみたい!そんな想いで、仕事も休んだ、天気も直前まで確認した、お願いしますっ!

 

3度目の正直、高見ブルーと霧氷のトンネル。

前回は松阪市側の登山口、舟戸ルートから登頂したが、今回は奈良県側の杉谷ルートからスタート。船戸ルートは松阪市指定文化財の五輪塔や、中央に南無阿弥陀仏と刻まれた、高さ2.2m、幅2.3mの両部曼荼羅という自然石をみることができる。個人的には舟戸ルートが好きだが、今回杉谷ルートを選んだのは、霧氷のついた木々のトンネルをくぐるためだ。吹雪の2度目とは違って、風もなく木漏れ日が心地良い。「こんないい天気は珍しい、あんたら今日はラッキーや」と関西からの登山客。時折おしゃべりしながら山頂を目指していると、「霧氷、綺麗でしたよ、もう少しですよ」と下山する人々が声をかけてくれる。がぜん足取りも早くなる。

そしてついに、高見ブルーに映える霧氷のトンネルが!太陽を浴びてキラキラと輝いている。なぜだか脳内にアナ雪の歌が流れてきてしまう。3度目の正直でようやく見ることのできた絶景だった。

風の強い山頂では、「エビの尻尾」と言われる霧氷が形成されていた。木などに付着した雪や水滴が、風上に向かって羽毛状に成長し、エビの尻尾のように見える。天気が良いので登山客も多く、ソーシャルディスタンスを考えて今回は山小屋には入らなかった。何より、目の前の絶景にテンションが上がり、山小屋で休まなくても良いくらい疲れを感じていなかった。感動をカメラに収めたらホクホクとした気分で下山。自宅から車で1時間足らずだが、近場の山で体験したとは思えないような非日常体験だった。例えると、初めて大型の野外フェスに参戦した時の感覚に近いような。その興奮は何日も続き、忘れられない1日になった。

 

地元住民の山岳信仰、まつさか香肌イレブンの峰々。

まつさか香肌イレブンの峰々は、山頂に神社がある山が多いらしい。高見山であれば八咫烏を祀る高角神社が鎮座し、地域住民からは首から上の病気が治ると信仰されている。昨年登った白猪山にも、石尊大権現が祀られていた。なんと毎年白猪山では、山頂付近で投げ餅もするのだとか。(新型コロナウイルスの拡大により、現在は中止されているとのこと)

古くから山は、日本人の心の故郷であり、山を崇拝し、山に育まれて生きてきた。そういえば、ガイドをしてくれた山の達人は、落ちているゴミを拾っては、背負っているザックをゴミでいっぱいにし、登山道を進んでいた。先人達が残してくれたこの山。安易に汚してはならない、失くしてはならない、この峰々は私たち日本人のパワーマウンテンなのだ。そう思うと、登る時の気持ちも変わってくる。

私のような初心者から、山好きの上級者まで楽しめる、まつさか香肌イレブンの峰々。次はどの山に登ろう。

 

オリエンテーリング・パーマネントコースin北勢

オリエンテーリング・パーマネントコースin北勢

オリンピックは盛大に開催されましたが、素人さん向けのレースは片っ端から中止になってモチベーションが上がらない・・・。レースを目標に練習に励むのでオリンピック見てもどうもテンション上がりません。

そんなこんなで走るきっかけを友達からお誘いを頂き楽しいネタをご紹介。

オリエンテーリング・パーマネントコースというのがありまして、オリエンテーリングって子供の頃いろんなポイントを順番に回るゲーム。これがパーマネントということで常設でポイントが設置してあるということです。

このコースは全国にあって、三重県内にも数ヵ所コースがあって桑名から近い場所だとこの北勢コースとなります。

やり方としては伊勢治田駅に行って駅の改札口でオリエンテーリングのマップを購入。ここのはお安く50円でした。伊勢治田駅に何度も行ったことがあるのですが、こんなに大きなオリエンテーリングの看板があるなんて気がつかなかった!

この地図をもとに順番にチェックポイントを回ってゴールの伊勢治田駅に戻る時間を競うゲームです。一人でもいいし複数のメンバーで力を合わせてやってもOK。

賀毛神社 賀毛神社

まずは賀毛神社に向かう。

ポイント

パッとみてポイントは目立たない場所に設置してあるのでよく見回さないと見つけられません。見つけてもこのようにコケが生えてて字も消えかかって読みづらい・・・・。

ポイント

チェックポイントもわかりやすい場所ではなく、このように森の中をしばらく歩かないと見つけられないポイントもあります。

ヒル

この時期に鈴鹿の山を走るということはどうゆうことかというと、ヤマビルの餌食になるということで、この日も私の足に6ヵ所ほど血を吸われた跡が残ってしまいました。野生動物が多いということはヒルもいっぱいいる地域となってしまい恐ろしい。

チェックポイント

地図を見て絶対この場所にあるはずとあたりを見回しても見つからない場所もありました。全てのチェックポイントが目線のところで見つかるとは限りません。U字溝の横に倒れて雑草に隠されているポイントも。

ポイント

各ポイントの文字を記録しておくのですが、ペンを持ち歩くのが手間なので皆さんスマホで写真を撮って後で転記するみたい。

今回10kmのコースを走ったのですが、全国の10kmのコースを10ヵ所以上走ると100kmコンペに登録してもらえるみたい。三重県だけではコースも少ないし遠いので、愛知県と岐阜県も回って100km目指したいと思います。

 

レースがないこの時期のモチベーションアップのマラソンのネタとしていつでも誰とでも楽しめるオリエンテーリング・パーマネントコースいかがでしょう?

 

古今MIXのお洒落な街、神楽坂で御福餅に会える

2019年1月にオープンした『甘味とお食事 マリアーヌ』に行って来ました。伊勢・二見町の御福餅本家がプロデュースする、スイーツとお食事の店です。私は雑誌でここを知り、ずっと来たいと思っていました。

神楽坂と言えば、東京メトロ東西線の駅ですが、新潮社の倉庫をリノベーションした商業施設「ラカグ」が見たくて、矢来町方面からスタートしました。新潮社本館もすぐ近くにあります。

神楽坂はその名のとおり坂のある街で、石畳なんかもあり、とても風情があります。花街として栄えた江戸の面影も漂い、洗練された大人の街。私は大学時代、東西線を利用していながらここで降りたことが全くなかったのですが、こうして年齢を重ねた今ゆっくり散策してみると、なんと魅力的な街であることか、とても大きな刺激と発見があります。

老舗とモダン店舗が混在し、「プチパリ」や「フランスの下町」と形容されます。

早稲田通りを下って行くと、小さなビルの2階に『甘味とお食事 マリアーヌ』がありました。

黒板アート作家のすずきらなさんによる作品が、ウェルカム感満載。季節によって作品は変わるそうです。苺のイラストはどこか懐かしいのにモダンな感じ、ずっと眺めていたい気持ちになります。

エレベーターで2階に上がって、降りるとすぐに店内。入ってすぐに消毒用アルコールが置いてあり、スタッフの方から検温を受けました。可愛いオリジナルのマスクケースも用意されていて、感染症対策は万全です。

店内は明るくて、落ち着いた空間です。私が行ったのは平日の14時頃でしたが、女性のお二人連れが何組か入れ替わったり、お一人のお客様もいらっしゃいました。外国人の男性お二人はかき氷目当てで来店されたようです。とても快適にゆったりと時間を過ごすことができます。

二見(味)うどん定食(手ごね寿し丼と伊勢うどんのハーフ&ハーフ) 1,300円

お食事で手ごね寿しと伊勢うどんをいただけるのは嬉しいです!特に、東京で伊勢うどんはなかなか食べられません。ほかにもいろいろなバリエーションの伊勢うどんがあったので、必ずまた来ようと思います。

おすすめ3種盛り(数量限定) お福餅/抹茶餡お福餅/包み餅きなこ 750円

三重県出身の方には言わずもがなですが、御福餅の餡は伊勢・二見浦の波の形を表現しています。優しい甘さの漉し餡で、中でも包み餅きなこは甘味と塩味のバランスがとても美味しかったです。お餅もとてもやわらかく風味豊かなのは、本家と同じです。

お土産で買えるのもありがたいですね。ただし、売り切れてしまうこともあるので、確実に購入されたい方は電話での取り置きがおすすめとのこと。お福さんが可愛くてほっこり、贈っても喜ばれること間違いなしですね。

 

今回紹介していないメニューもたくさんあります。伊勢うどんにカレー味があると初めて知りました。それを食べるためにぜひまた訪れたいと思いますし、もちろん御福餅も食べたい!

皆さまも神楽坂散策の合間に、ぜひお立ち寄りください。

 

*甘味とお食事 マリアーヌ*

所在地
東京都新宿区神楽坂6-58 RITZ神楽坂2F
電話番号
03-6280-7744
営業時間
月~土 11:00-19:00 (LO. 18:30)
日・祝 11:00-19:00 (LO. 18:30)
※コロナ禍対応の為
営業日・定休日
月曜定休(祝日の場合は翌日)
交通
東京メトロ東西線「神楽坂駅」から徒歩3分
都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂駅」から徒歩6分

 

譲れないもの それは[100%やること] 鈴鹿PG今井那生の生き方

「千葉県1人口の少ない街、神崎町から初のJリーガーを目指す鈴鹿ポイントゲッターズ26番ディフェンダーの今井那生です。」

私がパーソナリティをしている「鈴鹿ポイントゲッターズのらじお」にゲスト出演して頂いた第一声。

ラジオでの収録。隣にはパーソナリティの海口彦太選手。とても仲の良い二人の話は軽快。

町人が大体知り合いだという小さな町でのヒーローである那生選手は、幼い頃からとにかく体を動かすのが大好きな少年だった。

でも意外なことに、サッカーは土日だけ。あとは缶蹴りなどの遊び、ミニバス、陸上、テニス、野球、おじいちゃんとは体操、相撲などをしていた。

中学に上がった時には、大好きなバスケとサッカーの間でどちらを真剣にやるか揺らぎ、選んだのがサッカーだった。その理由も那生選手らしい。

「サッカーの方が難しかったから」

そして、JFLに所属する鈴鹿ポイントゲッターズで今プレーし続けられるのも、「今なおサッカーが難しいと感じている」からなのだという。

中学では背番号10番のキャプテンとして大活躍だったが、一転、高校は180名を超える部員の中で最下位である5軍からのスタート。しかし、彼の心は折れなかった。

チームで上手な子と仲良くなって、1対1の自主練を続けた。門限を破ることも多く、夜遅くまでボールを蹴り続けた。その上手い子に100回挑戦して100回ボールが取れず、悔しくてもあきらめなかった。

中学時代に陸上部の顧問の先生からスカウトされたほどの自慢の足で、走って、走って、足では1番を取ろうと頑張った。練習では人一倍声も出した。

そんな彼の姿を監督たちはちゃんと見ていた。

一年生の中で16人に選ばれ、2年生では試合に出られるようになった。影の努力は裏切らないものである!しかし、順調には進まなかった。

ケガである。右ひじ骨折、足首骨折。5か月間の間、サッカーが出来なくなってしまったのだ。

失意の中、彼を救ってくれたのは、本田圭佑のこの言葉だった。

「挫折は過程。最後に成功すれば、挫折は過程に変わる」

この言葉を胸に、練習に参加出来ない那生選手が、こつこつと筋トレをする傍ら、別の視点を得たのも大きな収穫だったという。それは「監督の気持ち」と「外から見えるもの」。この別の視点から、自分のことを客観的に見ることが出来、普通の人以上にリハビリに励めたのだろう。

ケガから復活した彼は、サッカーが出来る喜びを噛みしめて益々練習に打ち込んだ。しかし、新チームとして3年生の合宿、なんと1学年下の後輩にポジションを奪われてしまったのだ。

そこでもクサラナイのが那生選手の凄いところ。新しく自分の照準をヘディングに合わせ、見事!大切な場面でヘディングを決め、監督の評価を勝ち取る。

そして、県大会の2回戦。が、しかし、ここでまた難関。

左ひじの骨折である。

もう出られないのを覚悟していた彼に、試合前日、監督がかけた一言、「やるだろ?」

那生選手は高校最後の試合、骨を折ったまま出場した。

とても美味しいランチを津市 Bais にて

大学のサッカー部に入った彼は、中学とは比較にならないくらいのショックを受けていた。220人を超える部員で、7軍からのスタートとなったのだ。

そこでもクサラナイ那生選手。毎日、自主練を積んでいた。

そして、ある練習試合の後、チームメイトたちは疲れて帰宅していった中、彼は一人自主練に励んでいた。そこをたまたま訪れたのが、Bチームの監督だった。那生選手が一人黙々と練習している姿を見た監督。それがきっかけになり、試合に出られるまでになっていったのだ。

そんな那生選手がひたすら行っていること。

それは「100%やること」

自分は下手だから。自分よりも上手い人はいる。でも100%頑張ることは負けない。

上手いだけのサッカーでは勝てない。サッカー選手として、「自分の役割」を把握しないと「生きていけない」のだ。泥臭くてもいい。80%じゃ上手い人に追いつけない。今日一日後悔したくないから、100%出し切る。

そんな那生選手の強さの秘密は、一人で育て上げてくれたお母さんの存在があるのかもしれない。

中学、高校、大学と、進路にぶつかると、いつもお母さんと揉めたという。それでも最後には、サッカーに向き合う彼の背中を全力で応援してくれた。

「その選択はキツイってわかってるよね。社会人だから自分で決めなさい」

大学卒業後、サッカーを続ける選択を告げたとき、母はいつものようには反対せず、そう言って、ただただ彼の決断を応援してくれた。

「一番近くで応援してくれている。」

鈴鹿ポイントゲッターズでの初ゴールは、母の日だった。一番応援してくれている母へ、「母の日ゴール」をプレゼント出来た、と嬉しそうに語ってくれた。

距離は遠くに居ながらも、いつも心は一番近く見ていてくれる母の存在が、那生選手を励まし、100%の力を出せている源なのではないかと私は感じた。

これからもきっと那生選手は魅せてくれる。

彼の夢は叶い、日本代表としてボールを操る姿を。

最後に彼の言葉で締めたいと思う。

「100%やるのは、今の立ち位置を与えてくれた人たちへの恩返し。未来の自分のために、一番若い今日の自分が100%出し切る」

明るくて人を喜ばせることが大好きな彼のサービスショット

鈴鹿ポイントゲッターズHP:https://suzuka-un.co.jp/

 

自転車でダブルリバークルーズ体験〜その2

以前この様な投稿をしました。

無料でリバークルーズを楽しめる場所を発見

この時は予定では桑名を通る大きな川の渡し船を全部いっぺんに体験しようと計画。
が、実際は前日の増水で船着き場まで行って乗船出来なかったので再挑戦。

背割り堤防

いつもの様に背割り堤防を気持ち良くサイクリング。

愛知県営西中野渡船場

今回前回と違うのが係の人が待機している小屋がある方では無く、逆側の方から合図を送って迎えに来てもらって乗船に挑戦。まずは愛知県営西中野渡船場に到着。

前回来てたのでこの場所が分かったけど、初めてだと気が付かないでスルーしそうな場所。

旗揚げる 旗揚げる

こちら側からは係の人が本当にいるか分からないけど、前回チェック済みのこの旗をグリグリ回して揚げてみる。

旗

この状態で対岸から本当に確認してくれるのかな〜?

今の時代だったら誰でももっているケータイの番号を書いて連絡頂戴で5G通信で済むのに、あえてこの古典的な通信手段で連絡を取り合うなんて本当に楽しい!

小屋

しばらく旗を揚げて変化が無く本当に来てくれるのかな〜と不安になる。

送迎船

 渡し船きた!

本当に迎えに来てくれました。

船 船

一度乗船しているのでここからは安心してと。

船から見るとあんなに小さな旗をよく確認してくれたものだと。

安全第一

もちろん救命具を付けて乗船して安心。前回同様自転車も人間も無料で渡し船に乗せてもらえて10分ほどの船旅体験。

見返す

向こう岸から自転車と一緒に無事上陸完了。

橋建設

この渡し船の近くに今建設中の大型の橋が段々完成に近づいてます。これが出来上がるとこの渡し船ももうなくなってしまうのが寂しい。

モーニング

今回も自転車で走っての目的地は一宮モーニング!

略してイチモ!

私が注文したのがアイスコーヒー。そしてモーニングでサービスで付いてきたのが、小倉トーストハーフ・焼きそば・サラダ・茶碗蒸し・グレープフルーツという丁度運動してからの小腹を満たすいい量。

 

これで何と!珈琲代の300円で頂けるというので驚き!

更に珈琲チケットを買うと254円でこれを頂けるのだからイチモの凄さ。

小紅の渡し

お腹も膨れたところで、前回乗れなかった小紅の渡しに到着。こちらも小屋のない方からお迎え乗船に挑戦。

呼び鈴

小紅の渡しの連絡手段はデジタル通信のインターホンで伝送されるみたい。

待つ

しばらく待つと小屋から人の気配が

小紅

小紅チャンが階段を降りて来てくれた!

小紅

やったー!
小紅ちゃん一人でお迎えに来てくれました!

船の操作も一人で上手に接岸。

無事乗船

こちらも救命胴着を着けて自転車と一緒に無事乗船させてもらえました。もちろんこちらも無料でリバークルーズ。しばし船旅を楽しむ。

接岸

そしてこちらの渡し船も無事接岸。どうもありがとうございました。

map

今回のサイクリングコースはこんな感じ。

そして小紅ちゃんから伺った渡し船情報。
どうも豊橋にも同じように渡し船があるみたい。調べたら「牛川の渡し」と言う場所。桑名からの距離を調べると片道100km。往復だと200kmか〜。

自転車で走っていくのはちょっとヘビーなので悩みます。

花火と君に込めた夏。

今年の2月ごろから、
ほぼ毎週のように僕の家に足繁く通ってくれている
一人のミュージシャンがいます。

平岡パイセン

彼の名は平岡孝紀。
伊勢在住のデザイナー兼ミュージシャンであり、
実は僕の出身校でもある皇學館高校の大先輩。
ミュージシャンとしては、
三重県民には馴染の深いスーパーマーケット、
ぎゅーとらのテーマソングを歌っていた過去もあるので
いわゆる僕と同じ、
ローカルミュージシャンとしても先輩です。

平岡さん作のご当地LINEスタンプ。実はバズってるそうです

そんな大先輩が、先輩風を一切吹かせる事もなく、
僕みたいなどうしようもない後輩の家に、
かれこれ半年近く来続けてくれるには理由があり。
普段、彼は自身がフロントマンを務めているバンド
CLYDESDALEとして活動しているのですが、
平岡さん以外のメンバーが愛知県名古屋市在住という
都市部と地方を自由に行き来できないこのご時世柄、
音楽活動にも制限ができてしまっているのは
もはや世界中のミュージシャンあるあるだと思います。

そんな折に、ご自身の娘さんの
幼稚園の卒業式のテーマソングを作るという、まるで
ミュージシャンパパの鏡みたいな事をしたいから
協力してほしいという話をもらったのが、
確かこの2月の半ば頃。
この時は時間もなかったので、
短期集中型で作品を吐き出し
幼稚園の卒業式に間にあわせることができました。

そこから偶然も重なり、立て続けに3曲、
平岡さんの楽曲のボーカル録音、
そしてMixからマスタリングまでを担当してました。
ちなみにまだあと1曲作っている最中なので、
全部出来上がってません、
月末入稿目指しているのですが、
必要な楽曲データがまだ手元に来てないので
内心ヒヤヒヤしてます(笑)

毎週のようにこの光景を見てます

今回、記事にしたいと思うに至ったのは、
先日世に送ったばかりの3曲目。
「花火と君」というナンバーについて。
去年から、日本はおろか、世界中から”普段”が消え
ここ日本でも、風情にあふれた四季折々のイベント、
お祭などが姿を消しました。
僕たちの住んでるここ伊勢もそう。
伊勢まつりや河崎天王祭、高柳の夜店。
そして、宮川の神宮奉納花火大会など、
伊勢の風物詩もなりを潜めています。
さみしい限りです。
その気持ちを少しでも紛らわせたいと、
歌詞や曲の世界観の中に、
ありったけの”日本の夏”を投じた本曲。
そして作った楽曲を、仕事が激減してしまった
花火師へ還元したいという強い思い。
去年、僕は同じような思いを持って曲を作り
ライブハウス支援という大義を勝手に抱え
日本全国のお世話になっている
ライブハウスへ支援金を送って回りました。
なので今回のアクションは
僕なりに共感するものがあり
微力ながら力になりたいと思いました。

伊勢市長さんへもギター片手に凸ってらっしゃいました。

そして偶然、
僕の仲間たちも平岡さんの制作サイドについていました。
題字には松阪の書道家、伊藤潤一。
花火のジャケット写真はOTONAMIEでもおなじみ、
僕と同じくUstreetから、井村のよっちゃん。
PVは僕の幼馴染、カメラマンの古市真崇。
キャストも仲のいい友達。
曲中の尺八は全国行脚の相方である竹内洋司。
お手伝いにも芸大の同期okayu effectsが
参加してくれたりと、
僕からしたら安心かつ気心知れたメンバーが
いつのまにか平岡さんの脇を固めてくれていました。
いやー、心強いもの。

PV撮影時。伊勢の辻傳花火さんも加わってくれてます

そして個人的に嬉しかったのが、
彼のバンドCLYDESDALEのメンバーも
制作に多大な貢献をしてくれたということ。

CLYDESDALE

音ネタは基本的にバンドメンバーが作ってくれました。
際して、曲の方向性や技術的な相談などを、
伊勢と名古屋をリモートで結び
未だ直接会ったことのないミュージシャンと
毎晩のようにディスカッションを重ねながら
じわじわと楽曲を作っていく。
僕のような田舎の自称ミュージシャンには
中々できない経験で非常に新鮮でした。
おかげですっかり寝不足の日々です。

あたし近撮。容姿だけはベテランエンジニアです

もちろん、
直接スタジオに集合して面と向かって相談しながら
楽曲を作っていったほうが遥かにやりやすいし、
時差もないので話も早いです。
僕の言葉を使って表現するなら、アナログ最強です。
ただ、それが難しい中で、デジタルの恩恵に甘え倒し、
いかにお互いがやりやすい方法を探って
もともと”見ず知らずの仲間”相手にお互いの好みや
バックグラウンドを理解しながら進めていくのも、
やったことない事に挑戦してる感が出ていて
楽しいものです。

メジャーであれインディーズであれ、
1曲を世に送る裏側には沢山の人の協力があります。
ミュージシャン本人の力自体は
実際とても微力なものだと僕は思ってます。
いろんな人の微力が集まって初めて作品は大成するもの。

今回できたこのウェーブは
平岡さんの人徳だからかなと思いますし、
彼の性格がこの曲にはっきり表れていると思います。
半年間、一緒に楽しみ、
時に苦しみ悩みながら作業を進めてきました。
本来なら、大変だった思い出を
適度に脳みそが美化してくれた上で、
いい思い出だと振り返りたいところですが、
これはまだ終わってない話だし
この夢からはもう少し醒めたくないので、
逆に、中途半端なところで、
一旦この話からはおいとましようと思います。

写真撮られるのは苦手だそうでです笑

よろしければ、
この続きは是非耳で体感してやってください。
同じ伊勢志摩のミュージシャンとして応援してます。
・・・平岡さん高校の先輩やし、一通り終わったら
いきなり後輩風でも吹かせまくって
焼肉にでも連れていってもらおう⭐︎

平岡孝紀
“花火と君” DLサイト↓
https://linkco.re/NCg27R0v

各SNSはこちら↓
https://linktr.ee/hiraokatakanori

☆おまけ☆
伊勢弁LINEスタンプ(てるざえもん
https://line.me/S/sticker/1074443?lang=ja&ref=lsh_stickerDetail

世界が評価をする映画監督「小津安二郎」が育った町、 三重県松阪市でルーツと魅力を辿る歴史観光の旅。

山田洋次、是枝裕和、北野武、宮崎駿、庵野秀明、そして黒澤明。日本を代表する映画監督だ。2018年に是枝裕和監督は「万引き家族」でカンヌ国際映画祭でパルム・ドール賞という最高賞を受賞。また世界の人々を魅了し続けた数々のスタジオジブリ作品は宮崎駿監督によって生まれた。そして私たちは2021年、庵野秀明監督が手がける「全てのエヴァンゲリオン」とさよならをした。「男はつらいよ」の山田洋次監督や北野武監督の数々の名作は語ればキリがない。そして「世界のクロサワ」と呼ばれる黒澤明監督は世界でも評価される日本の映画監督であろう。

しかし今回紹介するのは上記の監督ではない。皆様は世界の映画監督たちが、もっとも高い評価をした日本人映画監督がいるのをご存知だろうか。そう、小津安二郎監督だ。

もちろん熟知している映画ファンもいれば、「小津安二郎」の名前だけは耳にしたことがあるという人もいると思う。2012年に英国映画協会により行われた「世界の映画監督358人の投票」で最も優れた作品として選ばれたのが、小津監督の映画作品「東京物語」。この映画の評価がどれだけ凄いものなのかは、下位の作品を見れば一目瞭然。「2001年宇宙の旅」、「市民ケーン」、「タクシードライバー」、「ゴッドファーザー」、「めまい」等、世界の名作より評価が高い。そして現代の映画やドラマの多くに、小津作品のなかに見られるローアングルなどの撮影手法「小津調」をオマージュした作品があることは映画好きの間では常識となっている。

 

人と町、普遍的な日常。

▲(映画監督 小津安二郎 青春のまち松阪より)

東京の深川で生まれた小津安二郎は9歳の時、父の故郷である三重県松阪市に移住。江戸時代から松阪市には小津姓を名乗る商人が多く、小津安二郎の家系は小津三家と呼ばれる名家のうちのひとつ「与右衛門家」の分家として問屋を営んでいた。9歳から映画の道を歩むため再び東京に上京するまでの10年間、小津安二郎は多感な10代を松阪で過ごした。

近鉄とJRが走る松阪駅周辺には小津安二郎が暮らした痕跡などが今でも残っていることから、「小津安二郎ゆかりの地」としてファンから愛されている。

余談だが、私は暇を持て余していた学生時代、数多くある世界の映画作品をレンタルビデオ店で漁っては観ていて、小津作品と出会い、ファンになったひとり。小津作品を観たことがない人に「魅力は何ですか?」と質問されると、私はすぐに回答できない。小津安二郎が監督になった当時は、白黒の映画どころかサイレント映画が主流の時代。従って小津作品の魅力を話すとなると、日本だけでなく世界の映画史から振り返る必要があるので、今回は主観と考察を交えて、その魅力をお伝えしたい。

小津監督の代表作「東京物語」で描かれるのは「家族の日常」だ。起承転結を求められる現代映画は非日常のストーリーを描くことも多く、伏線を散りばめて観客を映画に夢中にさせるような技術が用いられることが多い。しかし「東京物語」は、誰もが生きる上で経験をするような「日常」が描かれていて、小津監督を知らない人が「東京物語」を観た時に驚きや号泣するようなポイントがあるわけではなく、キャッチーなアクシデントが起きるわけでもない。したがって小津作品の何が特別で、世界に評価されているのかを理解できないということも十分に有り得る。

私は「普遍性」というテーマ設定が小津作品の魅力のひとつだと感じている。そしてメガ観光地ではなく、オフィスビル群が立ち並ぶわけでもなく、しかしながらどこか懐かしくレトロで、人々の営みや暮らしの体温を感じる松阪という町は、小津作品の魅力に通じる何かがあるような気がする。
小津安二郎はどんな人で、作品が現代に放つメッセージとは何なのだろう。いち映画好きのハシクレとして小津安二郎が育った松阪市を巡った。

 

小津監督のルーツを辿る「小津安二郎松阪記念館」

松阪駅から徒歩約15分。松坂城跡(松阪公園)内に、令和3年4月3日リニューアルオープンした「松阪市立歴史民俗資料館(2階 小津安二郎松阪記念館)」へ向かった。

小津作品の劇場看板やセットの模型など、小津ファンにとってたまらない展示品を見ながら建物2階の記念館への階段を上る。映画看板は、当時と同じように看板職人さんが再現したもの。

▲写真右下が小津安二郎少年

館内には小津監督が小学校の美術の授業で描いた絵や、生い立ちがわかる写真・資料が展示されている。

案内して下さったのは学芸員の岩岡太郎さん。

岩岡さん:小津監督が9歳から19歳まで松阪で暮らしていた当時、この建物は「飯南郡図書館」として利用されていて、小津監督も図書館に通っていたそうです。図書館で居眠りをしていたと日記にも残っているんですよ。

小津作品の特徴として撮影手法「小津調」が有名。その手法は独特で、スチール(写真)撮影のように決められた構図を固定カメラで撮影し、画面内に映る小物などの高さなどにも、とてもこだわる。
私は勝手に「そんな小津監督の少年時代はきっと真面目で几帳面な性格なのではないだろうか」と想像をしていたが、資料によると明るく元気で活発な子ども時代を送っていたと岩岡さんに教えてもらった。

▲小津監督作品「お茶漬の味」のシナリオ台本など
▲小津監督作品「生れてはみたけれど」のワンシーンで使用された映写機の同型機

映画監督になってからの、シナリオ台本や映画内で使用されていた映写機の同型機など、貴重な物も展示している。

館内にはデジタルサイネージもあり、画面をタッチすると数多くの名言を残した小津監督の言葉がランダムに表示され、いつまでも読んでいたくなる。

岩岡さん:小津監督が暮らしていた当時の地図から、小津少年の暮らしと松阪がどのような町であったかイメージすることができます。

そんな話を聞き、地図にあるスポットをいくつか巡ることにした。まずは、スポットのひとつで、小津安二郎の日記にも登場する老舗菓子屋を訪ねた。

 

お伊勢参りと松阪の関係性

記念館から歩いて約8分。老舗和菓子屋の「柳屋奉善(やなぎやほうぜん)」。小津監督の日記に、こちらのお店で御菓子を購入したと記されている。

▲「柳屋に老伴(おいのとも)三箱注文して兄と別れて公園に行く」
(店内に展示)

私は以前に松阪を代表する銘菓「老伴」は、お伊勢参りの定番お土産だったと聞いたことがある。柳屋奉善の17代・岡久司会長にお話をうかがった。

▲岡久司会長

岡さん:「柳屋奉善」ができたのは440年以上前です。1575年に滋賀県日野町で、蒲生氏郷公よりお茶菓子製作の命を受けたと伝わっております。当時、安土城の建設準備中であった織田信長公(蒲生氏郷公の義父)に捧げるために「老伴」を作りました。

その後、蒲生氏郷公が松坂城を築城する際に、滋賀県の近江商人なども松阪に移り住み、町を作ったことが松阪誕生のルーツであり、町の成り立ちとともに「老伴」は今もある。

▲定番の味から今でははちみつや柑橘などを使った新作もある老伴

岡さん:「老伴」は、もなか生地のなかに羊羹が入っていて、全国的にもこのような組み合わせの御菓子は珍しいんですよ。当時の職人が、ハイカラなものを好んだ信長を喜ばせようという気持ちもあったのだと思います。あとお伊勢参りが盛んな時代、移動手段といえば徒歩で冷蔵保存の技術もなく、お土産は日持ちするものでないと旅の途中で傷んでしまう。伊勢の帰りに松阪に立ち寄り、日持ちしやすい「老伴」を多くの参拝者にお買い求めいただいたと記録が残されています。

当時の松阪はお伊勢参りの玄関口として旅人で賑わう宿場町。参拝者のなかには貧しい人もいたり、松阪で遊びすぎて資金が無くなった人などもいて、伊勢までの資金が足りなくなり、神域の入り口・松阪で伊勢神宮のお神札だけいただいて、帰路につく人もいたのだそう。その際にもお土産として「老伴」を買っていく慣わしがあったのだとか。

 

日本最初の厄除観音の霊場「岡寺山継松寺」

次のスポットは「岡寺山継松寺(おかでらさんけいしょうじ)」。こちらのお寺は「日本最初の厄除観音の霊場」で、奈良県にある「東大寺」建立が無事成功することを祈願するために建てられた歴史ある寺院。
聖武天皇が42歳の厄年に、岡寺山継松寺のご本尊「如意輪観世音菩薩(にょいりんかんぜおんぼさつ)」を宮中にお奉りし祈願した後に、当時、飯高郡石津郷(現在の松阪市石津町)にあった継松寺に再び安置したことから「厄除け観音」として名高い。(その後、継松寺は1617年に現在の松阪市中町に移されている。)

毎年3月には「初午大祭(はつうまたいさい)」が行われる。三重県内の仏教寺院の祭礼としては最大の初午大祭で、地元や全国から訪れる厄年の方々など、多くの参拝者で賑わう。

▲初午まつり「宝恵駕篭道中行列(ほえかごどうちゅうぎょうれつ)」の様子。
(写真:松阪市観光協会)

お寺の周辺にたくさんの露店が立ち並び、初午大祭本日に催される初午まつり「宝恵駕篭道中行列」は、地元の人にとって毎年楽しみの行事。小津少年も、友人や家族と一緒にお祭りを楽しんでいたのでは。

ご住職の柏木文雄さんにお話を聞かせていただいた。

柏木さん:松阪の町は、お伊勢参りが盛んであった江戸時代の賑わいほどではなくとも、第二次世界大戦の空襲を逃れたため、昔と変わらない風景も多く残っています。

▲初午で賑わう継松寺(昭和31年)
(映画監督 小津安二郎 青春のまち松阪より

蒲生氏郷公が松阪の町をつくる1588年よりも更に遡ること約800年以上前に石津に創建され、江戸時代に現在の中町に移され、それから現在に至るまで松阪市の成長を見てきた岡寺山継松寺。時代は移り変われど、変わらない風景。この界隈にはお寺が多く、そんな環境で育った小津少年にとって変わらないこと、つまり「普遍性」への意識というのは、幼いときから身に染みついていたのかも知れない。

 

愛宕山龍泉寺と映画館・神楽座

続いてマップにあった「愛宕山龍泉寺(あたごさんりゅうせんじ)」へ。

小津監督の日記には「夜、家に風呂なければ愛宕山のはたの温泉風呂に一人二銭」と記されており、日頃からよく訪れていたと思われる。

▲初愛宕大祭の様子
(映画監督 小津安二郎 青春のまち松阪より)

ここでは江戸時代から続く縁日「初愛宕大祭(はつあたごたいさい)」が行われ、1月に火除けの護摩、火渡り、愛宕市が開かれ多くの人で賑わう。

▲神楽座 (映画監督 小津安二郎 青春のまち松阪より)

昔は「愛宕山龍泉寺」の門前に賑わいがあり、寺のすぐ前に「神楽座(かぐらざ)」という映画館があった。映画館に足繁く通った小津少年は監督になった後「もし、この小屋がなかったら、僕は映画監督になってなかったと思うんですよ」と語っている。また、神楽座周辺の愛宕町にはもともと遊郭があり、お伊勢参りに向かう旅人で賑わった。

▲現在は飲食店などが立ち並ぶ

 

永遠に通じるもの。

松阪を巡り、私は小津監督のこの言葉を思い出していた。

小津安二郎:永遠に通じるものこそ、常に新しい。

小津監督が描いた日常。それがどれだけ尊いものなのか。そこには永遠の命ではない人がいて家族がいる。止まらない時間、変わり続ける時代がある。
つまり、日常には普遍性がないのだ。小津作品にはその時代の日常をフィルムを通じて美しく描かれている。それぞれの時代が持つ美しさは、時代が変わるからこそ価値がわかる「永遠に通じるもの」だと思う。そんな小津作品はこれからもきっと「常に新しい」存在であり続ける。

そして松阪で垣間見られる変わらない物や景色、レトロな町並み、暮らしを感じる空気には、意図的に作られた観光地にはない良さがあり、時を経てこそ美しく、その価値に気がつくのではないだろうか。
さて、私たちの生きる令和という時代は、思いがけないスタートとなった。人々の価値観が急速に変化し、モノよりコト・ココロを重視する時代への変化が加速したように思える。そんな時代にあなたも「永遠に通じるもの」を発明した小津監督が育った松阪で「常に新しい」なにかを見つけてみてはどうだろう。それはもしかしたら、散策を通じてあなた自身のなかにある何か大切なことに気がつくことで、日常という二度と戻らない一瞬に、愛おしさを覚えるきっかけになるのかも知れない。

 


 

松阪市立歴史民俗資料館(2階 小津安二郎松阪記念館)
住所:松阪市殿町1539
電話:0598-23-2381
ホームページ:https://matsusaka-info.jp/ozu/

柳屋奉善
住所:松阪市中町1877
フリーダイヤル:0120-51-0138
ホームページ:https://www.oinotomo.com/

岡寺山 継松寺
住所:松阪市中町1952
電話:0598-21-0965
ホームページ:https://www.okadera.com/

愛宕山 龍泉寺
住所:松阪市愛宕町1−4
電話:0598-21-2931

 


 

【タイアップ】
松阪市 観光交流課
松阪市殿町1340番地1
tel 0598-53-4196
松阪市サイト https://www.city.matsusaka.mie.jp
松阪市観光プロモーションサイト https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/kanko/
松阪市観光インフォメーションサイト https://matsusaka-info.jp/

遠くに行けないからこそ、日常を残そう。スマホで撮った写真展@伊勢

今この記事を読んでくれているあなた。

そう、そこのあなた。

この記事に興味を持っていただき、ありがとうございます。

今あなたは何のデバイスを使って読んでいますか?

パソコン?タブレット端末?スマートフォン?

きっと、大多数の方がスマートフォンで読んでくれてることと思います。

そのスマホのカメラロール、見てみてください。

圧倒的に食べ物が多い、私のカメラロール。

 

何が写ってましたか?

美味しかったごはん、綺麗な空や風景、花。

可愛いペットや趣味のあれこれ。

自撮り写真や、大切な家族の変な顔。

カメラロールに莫大に蓄積されていく写真たち。

見返すと子どもの成長を感じたり、あ、3年前と同じ服着てる!って思ったり。

ひょんな事から、そんな日常を切り撮った写真を展示する企画が立ち上がりました。

 

場所は伊勢市にある百五銀行河崎支店。

メンバーは写真好きな素人5名(かけだしカメラマン1名含)

「リアルスタグラム」と名付けられた今回の展示のルールは1つ。

「スマートフォン(いわゆるスマホ)で撮影した写真」

素人がスマホで撮影した写真ですから、少しでも味のある素敵な作品に見えるよう、通常の写真用の紙ではなく、伊勢和紙にプリントアウトすることに。

スマホのカメラロールの1枚が、誰かの心に響く1枚になる・・・かも?!

 

参加メンバーは

河崎の目立ちたがり屋、ミュージシャン ogurock

美味しいものとワインがあればこ機嫌、ソムリエ Kawai Reika

写真と音楽を三重の端っこ熊野から Shintani Sanae

伊勢和紙の営業広報、もう一つの顔は鉄ヲタ Nakagita Yoshiaki

蕎麦屋から写真の道へ、駆けだしたら止まらない Furuichi Masataka

寄せ集めなのに、本気で取り組む熱い5名。

 

 

この企画が立ち上がったのが、あと数日で8月という7月末。

写真の選定、プリント、会場の下見や展示をどのようにするかの相談。

資材探し、ポスターのデザインまで、急ピッチで進めでなんとか13日の設営に間に合わせることができました。

設営風景はこんな感じ。

ひたすら測って

 

ひたすら切って
ひたすら貼る!

 

 

OTONAMIE×百五銀行さんで発行したタブロイド版も発見!

たまたまですが「スマホ片手に三重を旅する」というこのタイトル

今回の企画展示にぴったりすぎて笑ってしまいました。

ちなみに、以前OTONAMIEで紹介した、百五銀行さんのスマホアプリの記事はこちら↓

https://otonamie.jp/?p=78463

 

話は逸れましたが・・

17時ギリギリになんとか設営完了!(銀行の皆様、ハラハラさせてすみません。)

和紙の質感、写真のカラーが映えるように黒のパネルに展示したので、

銀行窓口のいつもの景色がピリリと引き締まるような感じ。

 

大豐和紙工業さんのご協力により、伊勢和紙を使わせていただきました。

デジタルデータを和紙にプリントし、それをリアルなものとして未来へと残していく。

展示タイトルの「リアルスタグラム」の由来はここにあるそうです。

 

和紙は保存性も高くて丈夫、制作工程の上で必然的に粗面(ざらざらとした面)と滑面(ツルツルした面)ができます。

どちらの面にプリントするかでも、雰囲気は変わりますし、どんな大きさで残すかによって用途も変わります。

今回の展示のように大きめA3サイズ位でプリントするなら、絵画のように自宅の玄関やリビングに飾るのはどうでしょう。

コンパクトなハガキサイズにプリントしたなら、そのまま季節の切手なんか貼り付けてたまには手書きのメッセージを友達や離れた家族に送っても。

ハガキサイズならお家のプリンターでも簡単に!

伊勢和紙館にて、ハガキ含め色々なサイズの伊勢和紙、販売されてます。

大きめプリントアウトしたい時は是非相談してください!と中北さん。

以前伊勢和紙館に見に行った展示。和紙から漏れる光が素敵でした。

 

毎日何気なくカメラロールに増えていく写真たち。

なかなか窮屈な日々が続いてはいますが、

毎日の生活の中で気に入った1枚をプリントアウトして残して見るのはいかがでしょうか?

伝統×革新=進化 大徳屋長久 時代は16代目竹口久嗣を売る

「あなたの好きな和菓子職人を1人あげてください。」

そう言われて、名前を挙げられる方がどれだけいるでしょう?

もしかすると、パティシエやショコラティエなら名前が浮かぶ人の方が多いかもしれません。そして、大好きなケーキ屋さんを思い浮かべるよりも、美味しい和菓子屋さんの名を挙げる方が難しい人が多いのではないでしょうか?

「このままでは和菓子界が廃れていってしまう。」

そんな危機感を持って、次々と和菓子の世界に嵐を巻き起こしている和菓子職人をご紹介します。今回は👇のようなスキームとなっております。

この記事を読むこの和菓子が食べたくなる大徳屋長久さんへ行く食べる大好きな和菓子職人の名前が言えるようになる

その職人の名前は、竹口久嗣。300年の歴史を持つ老舗和菓子屋 小原木本舗 大徳屋長久の16代目

 

竹口さんとお話していてずっと感じていたのは「違和感」でした。

今って和菓子職人と話しているのだったっけ?と疑問に思うほど話が多岐にわたっていて、とにかくめちゃくちゃ面白い方なのです。

新型コロナの影響で客足が途絶えていた頃、新しく売り出したのは、「さわってつくってたべる絵本」です。親子で絵本の登場人物になって、練りきりを作ってたべることの出来る体験絵本で、ステイホーム期間中には特に多くのメディアで紹介され、注文が殺到しました。

https://www.tabehon.jp/

代替わりしてから10年。当初はここには書けないほど大変な会社の内情でした。良くも悪くも、和菓子の世界しか知らない両親が経営していた大徳屋長久は、倒産の危機にまで及んでいたといいます。

修行から大黒屋長久に戻ってきた竹口さんが、たまたま和菓子屋に生まれたからという、この長い歴史に胡坐をかくような経営をしなかったのは、この厳しい状況があったからこそと言えるでしょう。そして否応なく戦いの道に進んだのです。

竹口さんが挑戦してきたことが、すべて成功したわけではありません。例えば、新しい和菓子を毎月発表したけれど失敗。海外に和菓子を輸出したけれど頓挫。昔からの商品を新しくしようとして失敗。

でも竹口さんは、それを失敗とは捉えていないのです。

成功へと一歩近づいただけのこと。過去はどうでも良く、目的地は次々と現れ、到着しても満足しない竹口さんの目は、常に前へ前へ向いているのです。

もちろん当初は、竹口さんのやり方に会社の内外からの反発もありました。社員が辞めていったり、同業者から嫌味を言われた時期もあったといいます。

しかし、地元の和菓子屋さん、としてだけでなく、「竹口久嗣」という「個」として認知してもらうことで、「伝統」×革新=進化 を戦略的に加速させている姿は、和菓子職人でありながら、経営者としての視座が高く、今では三重県だけでなく、全国から認知されています。

「体が足りない」、とこぼしながらも、面白いことを思いつくと、すぐに取り掛かり、多くのプロジェクトは同時進行。

最近では、大阪にフルーツ大福専門店「果実ノ華」の監修オープンをさせたり、オンライン和菓子教室の開催、YouTubeチャンネル「和菓子人 竹口久嗣 遊菓」では経営者としての顔も見せています。このように挑戦し続けているからこそ、新型コロナ禍においても、業績は上がり続けているのです。

私が大好きな大福と言えばこれ!

「ふわふわ大福」

これを一口入れると、「なんじゃこりゃー!」とみんなが驚くので、その顔が見たくて、私はお土産に配っています。それはそれは柔らかく、溶けてしまうような、飲めてしまえるような、思わず目を見開いてしまうような食感なのです。

「It Wakashi いとをかし」 というサブブランドでは、この飲める大福が通販で購入出来るので、遠方の方にはこれを送っています。

これを書いていましたら、また無性に食べたくなってしまいました...罪な大福。

 

鈴鹿名物 かりんとう饅頭もめちゃくちゃ美味しい

多くの新しい商品やサブブランドを開発していく一方で、竹口さんが手を一切加えなかったというのが、鈴鹿銘菓「小原木」

もちっとした生地が美味しい小原木

竹口さんが製造過程で出た不良品などを口にする機会に、「今でもウマイと思える」小原木は製法や配合を一切変えておらず、完成されすぎていて変えるところがないんだそうです。

私も先日、大阪の友人に小原木を渡したところ、めちゃくちゃ喜ばれて鼻が高くなりました。

 

贈り物は何でもいいわけではなく、相手が喜んでもらえるもの、自分が自信を持ってお勧めできるものを贈らないと意味がないと思います。

 

竹口さんに伺って感動したのが、お客さんがお店で買った後、大切な人に渡すまでをイメージして、商品や箱詰めに至るまでも妥協をしていないのだそうです。お渡しした和菓子でお客さんの顔を潰すことになってはいけない、という想いなのです。

そういう点でも、本当に信頼できる贈答品として、一切妥協していない和菓子に出会えたのは幸運だったと思います。

本店は近鉄白子駅から徒歩7分

私が幼いころ、祖父母の住んでいた熊本に帰省した際、母や祖母がおはぎをたくさん作ってくれました。台所で作りたてのおはぎをつまみ食いした私と弟。

「4月にはお花見団子、5月になれば、柏餅、夏が来たら水まんじゅう、季節ごとの和菓子をみんなで食べる。そんな景色が見られなくなっているのかもしれない」と言う竹口さんと話していると、その昔の情景が思い起こされてきました。

それなのに、和菓子に固執していないところも驚かされます。竹口さんが提供したいものは、「自分が美味しいと思う菓子」なのだと。

だからこそ他と違うものを作り、値段を下げるよりも、より価値を上げることで、お客さまに感動を与えられるお菓子にしようと様々な挑戦を続けているのです。

竹口久嗣 Instagram:https://www.instagram.com/hisatsugu_take/

大徳屋長久 Instagram:https://instagram.com/chokyu1716?utm_medium=copy_link

大徳屋長久 HP:http://oharagi.com/

大徳屋長久 本店

510-0243 三重県鈴鹿市白子1丁目 6-26

TEL059-386-0048  FAX059-386-6983 

営業時間:8:0017:00 (定休日:水曜日)

 

・広瀬店 TEL:059-367-7015

・イオンモール鈴鹿店 TEL:059-375-0713

・イオンモール津南店 TEL:059-253-8712

・F☆マート稲生サーキット通り店 TEL:059-368-2668

「釣れた魚と、いつか釣るタコ」連載エッセイ【ハロー三重県】第27回

ついに釣れた。

去年の10月頃、釣りに行きたいと長男(当時6歳)が言い出して、心を整えてようやく重い腰を上げたのが今年の2月。
真冬は釣れないという前情報がひとつもない中、「釣れないねぇ」と時間を持て余し、空っぽのクーラーボックスを片手に帰宅した。
ライフジャケットまで買ったのに。

*

春になれば釣れる、という言葉を頼りに春を待った。

いよいよ5月。心を整えているうちに春が終わりかけ、早い梅雨が忍び寄っていた。危ない危ない、と慌てて釣り竿を引っ提げて、いざ。

今回行ったのは、コウカンと呼ばれる場所。

前回、真冬の釣りで鈴鹿市の白子海岸へ行った際、となりにいた釣り客の方に北上して来た旨をお話したら、動くなら南へ動かないと、と言われたのだった。
三重県に関しては南へ行くほど魚が豊かになるらしく、釣りをするなら南へ行け、ということらしかった。
住まいを伝えると、

「やったらコウカンがあるやん。コウカンはよう釣れるぞ」

と、釣り客。

「コウカンだって」

と夫に伝えると、夫は「ああ、日本鋼管か。吉田君(仮名)もそういえば言うとった」と職場の釣りが好きな同僚の名前をあげた。

ならば春の釣りは日本鋼管へ、と決めていたのだった。

*

前回、季節のせいもあったとはいえ、ほんとうになんにも釣れなくて、ちょっぴりやるせない帰路だったのだ。
いくら春になって、釣れるよと言われたって、万が一ということがある。やるせない帰り道をうっかり再放送するのは嫌だ。張り切った私たちは、今回はサビキというのに挑戦した。
サビキというのは、細かい海老がぎゅっと離乳食みたいにまとまった餌を釣り糸の先に付けた小さいかごに入れて釣るという方法。
海の中でふわーっと広がった小さな海老たちにお魚たちが寄ってきて、釣れるという仕組み。
これが非常によく釣れる、と夫が吉田君から教わってきたのだ。

サビキ用の餌を小さなかごに入れるのは釣り針に餌をつけるよりうんと容易く、小さな子どもでも簡単にできる。サビキは洗濯用洗剤の詰め替えのようなパッケージにおさまっていて、パッケージを逆さにしてぎゅっと握ればよいのだ。非常にストレスフリー。

えいと釣り糸を垂らして、待つこと少し、さっそく釣れた。
2匹もくっついていた。
前回のすっからかんを経験しているので、この時点で満足度は500点くらい。もう、思い残すことはないよ、という気持ち。
けれど、餌はまだまだあるのだから釣りは続く。
餌を入れては垂らし、釣れたり釣れなかったりを延々と繰り返し、釣れる喜びにいちいち歓声をあげて、そのうちゆっくりと日が暮れた。

水を張ったスチロール箱を覗くと全部で15匹ほど。これが多いのか少ないのか分からないけれど、前回がすっからかんだったので、我々としては紛れもない大漁そのものだった。

帰ろうか、という段になって、どこからかやってきた釣り客の方が「釣れましたか」と声をかけてくれた。
とても誇らしい気持ちで、スチロール箱の蓋を開けて中を見せると、ああ、これは小アジで、これは小サバね、と教えてくれた。
どうやって食べましょう、と訊ねると「唐揚げにしたらいいよ」とのことだった。

*

帰宅して、張り切ってお魚を料理しようと試みるんだけど、我が家には猫が一匹いて、この猫が、ものすごい剣幕で魚を欲しがった。
日頃からお魚調理の際には周囲をうろうろしているんだけど、この日は特にすごかった。もしかして鮮度を感知できるんだろうか。
分けてあげられたらよかったんだけど、あいにく早々に下味をつけてしまった。申し訳ない。
子どもたちに猫の相手をしてもらっているうちにどうにか、下ごしらえが完了。あとは揚げるだけ。

小さなお魚たちばかりだったので、三枚におろすなんて到底無理で、少し大きめの小アジの頭とお腹は取ったものの、中骨や小骨はもちろんそのままだ。大人たちは当然それで問題ない。
だけれど、子どもたちは食べるかしら、とずっと訝っていた。
魚を出せばすぐに「骨が」と言い出すのが常だから、いくら自分たちで釣ったお魚だからって、結局大人ふたりで平らげました、となるのかもしれない、と思った。
ほんの15匹程度だから、それもそれなんだけど。でもせっかく釣ったんだから、お腹に入ってこそじゃない?と思ったりもするわけで。

*

釣り客に教わった通り、唐揚げにした。
粉をまぶして、からっと揚げて、気が急く子どもたちが騒がしいので揚げ物バットのまま食卓へ。
さっきまで釣り針の先にぶら下がって跳ねていたお魚たちが、お料理になった。芳ばしくていい香り。
子どもたちが歓声とともに飛びついて、いきおいよく魚にかぶりついた。
ほ、ほ、骨がありますからね、とハラハラしたのは私だけで、ほとんど興奮状状態みたいな子どもたちはきゃあきゃあと噛んで、そして飲んだ。嚥下した。
取り合うみたいにあっという間に15匹のお魚たちはなくなって、私のお口に入ったのは長女が取り置いてくれてあった1匹だけだった。

実を言うと、私は釣りに行って帰っただけでそこそこ疲れ果てていて、帰宅後、猫をいなしながら魚をさばくという緊張感ですべての力を使い果たしてしまい、肝心のお魚を食べる意欲がまったくのゼロだったのだ。

それを心やさしい長女が「ママも1匹だけでいいから食べな?」と言って残して置いてくれて、それをどうにか口へ押し込んだ。

その1匹のお魚が、目も覚めるようなおいしさだった。

これが鮮度か、と開眼した。長女よありがとう。

新鮮なお魚は当然おいしいくて、子どもたちも小骨がどうとか小言ひとつ言わなかった。もっと食べたいと騒がしいほどだった。

これはあれだ、食育。自分たちで釣ったお魚をおいしく食べて、お魚のおいしさに開眼するという流れ。食育の本に書いてありそうなほど鮮やかな展開に感動した。もう二度と食育に関するありがたい文言を見ても、「そんなうまい話あるか」と思ったりしないと心に決めた。

*

すっかり我々は気をよくして、早くまた釣りに行きたいとそわそわしている。なのに、この長梅雨でどうしてなかなか叶わない。
吉田君にまたまたあれこれ教わってきた夫は「そのうちタコも釣れる」と気が大きくなっている。子どもたちもすっかり真に受けて「タコ釣りたいね!」と張り切っている。

タコは処理が大変そうなのでできればリリース願いたいところだけど、また釣りには行きたいと思っている。

無料でリバークルーズを楽しめる場所を発見

リバークルーズ

段々暑くなってきて走るのがつらい時期になってきたので、河っペリを風を切ってバイクで走るのが気持ちいい。

車が怖いのと信号につかまるのがイヤなので、木曽三川沿いの堤防が私の大好きなコース。特に背割堤は車が進入禁止なので安心してかっ飛ばせるので大好きなコース。

背割堤

ただ走るだけではつまらないのでいつも目的地を決めて走りに行くのですが、最近は一宮のモーニングを目指して自転車で走るのが大好き。

国営木曽三川公園 138タワーパーク

 

国営木曽 三川公園 138 タワーパークに寄って目的地のモーニングに。

ランチ

モーニングの予定がランチの時間に。でもボリュームがあるので頑張って自転車こいできたのでエネルギー補充。

お腹もいっぱいになって木曽川を下っていくと気になる小屋を発見。

愛知県営西中野渡船場

愛知県営西中野渡船場って施設。ここはよく自転車で通る場所で渡し船を昔にやってた跡地かと思ってました。でも今回は時間が早かったので中に人がいる気配が。ダメ元で聞いてみたら渡し船をやってるそうで乗せてくれるって。

乗船

乗り物に自転車を乗せるときは別料金が掛かったり拒否されたりするけど、ココはこのままでOK!乗船料も無料!自転車ももちろん無料で乗せてくれました。

船頭さん 船頭さん

船頭さん2名によるしばしリバークルーズを楽しむ。

渡し船という事で逆側から乗りたいときはどうするんだろうと疑問が。

目印の旗

対岸の所にあるこの旗を時間になったら上げておけば船頭さんが見てお迎えに来てくれる見たい。

ネットで調べたらこの渡し船も近くに橋が出来る関係でもうすぐなくなってしまうみたいなので又利用してみたいなと。

桑名には七里の渡という超メジャーな?観光スポットがあるのに一度もここから渡し船を乗ったことが無い。でも一宮の西中野渡船場ってよく令和の時代でも無料でわたしてくれてすごい!

 

もしかしてこんな渡し船が木曽三川に他にもあるのではと調べてみたら長良川にもあった!小紅の渡しと言って岐阜市にありました!

で早速別の日に又自転車で出発!

サイクリング

前の日まで雨。そしてこの日も雨の予報だったけどいい天気で気持ち良くサイクリング。

小紅の渡し

小紅の渡し到着!

ここも堤防沿いにぽつんとあやしい小屋が。

小紅の渡し

小紅の渡しと書いてあってバッチリ。そして中に人がいるので今回もガラガラと扉を開けて渡し船のお願いを。

前回は男性2名の船頭さんだったのに、今回は女性の船頭さん。wikiで事前に調べていったので、小紅の渡しの名前の由来が「昔、お紅という名の女性の船頭がいた」となってたので、これが噂のお紅さんかと。

赤旗

お紅さんに渡し船のお願いをしたら、今日は川の増水で欠航ですと。このように増水時は赤旗でお知らせをしているそうで。アーー残念。

 

ダメ元で木曽川の方の西中野渡船場も逆側から乗せてもらおうと行ってみたのですが。

西中野渡船場

よく見えないですがこちらも赤旗で欠航になってました。

天気が良くっても前日までの雨によって増水で渡し船が令和の時代になってもだめなんだなーと。

又天気が良いときにリバークルーズをダブルで挑戦したいと思います!

 

まずは近場で初ワーケーションしてみた♨︎猪の倉温泉

犬のように働いて、ふとSNSをのぞくとタイムラインには楽しそうにワーケーション中の友人の写真。いや、ワーケーションというか海で楽しそうなアクティビティをしたり、お洒落BBQをしたりと遊んでいる写真だ。ワーケーションのワーク・・どこいった!と小さく突っ込む。
ワーケーションなんて、ワーケーションなんて・・。くそっ。

私はパソコンさえあれば、なんとかなる職種。でも働く環境を変えるのは、なんだか不安だ。本当に集中できるのだろうか。あ、あの紙資料がない、とかはならないか。そもそも遊びたい気持ちを自制心で押さえながら仕事をすることはできるのだろうか?

でも、うらやましい。
ワーケーションをしている友人が、うらやましいのです。

おしゃれ×いまどき=ワーケーション。つまり私のなかでイケてるわけです。
しかしイメージができない。41歳にもなったおじさん※が、おしゃれ空間で仕事に集中できるなんて。スキを見せないよう、逆に体力を使って疲れてしまうかも知れない。ワーケーションで何がしたいんだ?わたし・・。

※おじさんと書くと、私よりもっとオジサンの人から「お前はまだオジサンではない」と突っ込まれることがあるのでこういう場合、壮年という便利な単語があります。少年(14歳まで)、青年(24歳まで)、壮年(44歳まで)、中年(64歳まで)、高年(それ以上)by 日本漢字能力検定。私は、中年に近い壮年ということで、ここではおじさんと表記させてください。肩凝りとかエグいです。

おじさん×疲れやすい=癒されたい
これだ!温泉ワーケーション!もし会社にもどらなくてはいけなくなったらどうしよう。ということで、近場で温泉ワーケーションをやってみました。

 

 

温泉に入って熟睡

以前に知り合いから湯治文化について聞いたことがあった。もともとは農家の方などが閑散期に温泉宿に何週間も連泊して疲れを癒し、作付けや収穫期に向けて滋養を回復させる日本の文化。つまり温泉にゆったりと何回も浸ることができる温泉国日本の素晴らしい文化です。
さすがに何週間も会社を休み、いやワーケーションをする時間やお金もないので2泊3日で行った。

三重県民ならおなじみ、ルーブル彫刻美術館の近くです。

向かったのは自宅から車で約30分のところにある猪の倉温泉。

宿泊棟
日帰り棟

猪の倉温泉は大きく二つに分かれていて、日帰り客用の施設・しらさぎ苑(食堂やマッサージ施設などもあり)と宿泊客の旅館棟・ふよう荘がある。宿泊客はどちらの温泉も入れる。

猪の倉温泉はイチゴやブルーベリーの生産や収穫体験、カフェ、メダカの館、ウサギ小屋、グランドゴルフなどなど、いろいろ楽しめる複合施設。キャンプ場まであった。また早くから六次産業化を行い地域資源を活かした取り組みも行っている。

ここを選んだ理由として、畳でゴロゴロできる和室もいいなと思った。16時くらいに部屋に付くとパソコンやサイドモニター、Wi-Fiなどをセットして、仕事の前にまずは温泉。

宿泊棟にある美肌の湯の扉を開けるとだれもいない。貸切状態にテンションが上がる。

部屋にもどり、メールやチャットであれこれやり取りをしていたらもう夜。
夕食は日帰り棟の食堂で食べる。

ビールも料理の出てくるのが早い!

初日だから仕事はここまでにして、すぐに生ビールが呑めるヘブン。ソバと揚げ出し豆腐という、おじさんの鉄板メニューを食べ、そのまま温泉へ。

こっちの棟には露店風呂もあり、日常を忘れる心地良い開放感に浸る。
部屋にもどり近くのコンビニで買ってあったお酒を吞み就寝。
普段は夜中に何度か目が覚めるのだが、温泉のおかげで熟睡。こんなに朝の目覚めが爽快なのはいつ以来だろう。

 

 

温泉は発想がうまれる場

宿泊棟の食堂で朝ご飯を予約してあった。
思った以上に豪華で美味しかった。

部屋にもどり仕事をしているときに目に留まった、チラシを加工したティッシュの箱が、なんだか懐かしい。日帰り棟で昼食を済ませて休憩スペースでスラムダンクを読み、また温泉へ。

人様が働いている平日のお昼時に温泉に入るという罪悪感と優越感。

ここで感じたのですが、仕事の間に温泉に入るとリフレッシュできて新しい発想が生まれたり、普段より視野を広げて考えられるのです。
その後仕事をしたり散歩したりして、ビールと夕食を済ませ温泉へ。もう何回入ったか分からないですが、何回入っても温泉は「ハァ〜♨︎」ってなりました。飽きないです!温泉。

翌朝も思った以上に豪華な朝食に驚きつつチェックアウト。そういえばチェックインのときに何気なくワーケーションであることを伝えると、珈琲と自家製キャンディーをもらった。いま思い出しながら文章を書いていたら、また温泉に入りたくなってきた。

マスクで磨れて赤くなっていた頬も治ったし、なんだか心の視野もスッキリしたし、帰りも車で30分だし、近場で温泉ワーケーションは最高でした。

え!なんだって?
まだワーケーションしたことないだって?

そんなあなたもパソコン持って近場の温泉に直行だー!!

 


 

猪の倉温泉
津市白山町佐田2562-1

HP

Facebook

紫雲たなびく、明和町のノハナショウブ

明和町のノハナショウブがすごい!

皆さま、どうも。
三重県明和町の地域おこし協力隊、みずちゃんです。

今日は、明和町の花、ノハナショウブについてお話します。

毎年、6月上旬ごろ
濃紫色の美しい花が明和町を盛り上げます。
それが、ノハナショウブです。

「斎宮のハナショウブ群落」は、国の天然記念物に指定されています。
平野に群生しているのは、めずらしいことなのだとか。

ヒトもハナもいろいろよ

ちなみに、ハナショウブの原種が、
ノハナショウブです。

ショウブとカキツバタ、アヤメもそれぞれ別物。
難しい・・・

ノハナショウブは、地元明和町で
「どんど花」という愛称で親しまれます。
昔、「どんど」と呼ばれる取水口の近くにたくさん咲いていたことから、
こんなふうに呼ばれるようになりました。

今年は、6月7日から6月10日が見ごろでした。
とってもきれいに咲いていましたよ。

立派なのぼり

守りたい、この笑顔

でも、かつてはもっともっと、
紫の雲がたなびいているかのように
一面に咲き誇っていたそうです。

それが、乾燥化や設備の老朽化などの影響で
近年ではその数が減少してきてしまいました。

以前の美しい群落の姿を取り戻すため、
いま明和町ではクラウドファンディングが行われています。
明和町以外にお住まいの方が支援すると、
明和町の特産品がもらえます。

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1251
このクラウドファンディングは、令和3年8月29日(日)まで。

返礼品は明和町の特産品!!

 

地元の方から愛されているノハナショウブ。
ちなみに、役場にいる担当スタッフの愛も深いです。

ノハナショウブでみんな、にっこにこ。

ぜひ、一度は
ノハナショウブを見に、
明和町へお越しくださいね。

#明和町#ノハナショウブ#クラウドファンディング

♥♥♥

Instagramでも素敵な明和町発信中!

あなたも、きっと来たくなる(‘ω’)

https://www.instagram.com/hanaemi_meiwa/?hl=ja
@hanaemi_meiwa

お空が好きな人はこちら☆

https://www.instagram.com/meiwa_no_sora/?hl=ja
@meiwa_no_sora

日本に市民農園の文化を!山本さんの33年越しの夢

2021年4月、津市安濃町に新しい会員制レンタル農園「ここファーム」が開設した。ここファームでは、安濃川に沿った豊かな田園地帯の畑の1区画を借りて、自分の好きな作物を栽培することが出来る。道具類一式は全てレンタル可能、農業に詳しいスタッフからのサポートも無料で受けられるため、会員の方は手ぶらで気軽に家庭菜園が楽しめる。

パーク堆肥
畑に使われている肥料。ものすごく良いものらしい。

また、自分たちで食べきれない作物は赤塚植物園が運営する「朝津味」にて販売することも出来るという。そんなここファームを開業したのは、山本芳世さん、御年72歳。

実は33年前も同じ事業に挑戦したが、うまくいかずに撤退。今回の事業は33年越しのリベンジとなる。本記事では、70歳を超えてもなお、夢に再挑戦する山本さんの今日に至るまでの背景・市民農園に懸ける想いを伺った。

 

忘れられないアメリカの風景

「農業への想いなんて昔は全くなかったね。」

笑いながらそう語る山本さんが農業と出会ったのは、大学4年生の頃。実は元々商社に内定をもらっていたが、現会長に高田幼稚園の横の道の車の中で6時間口説かれ、社員第2号として赤塚植物園に入社。1年間日本の農地で農業について勉強した後に、作物の販売ルート等を勉強するためにアメリカはカリフォルニアへ。

赤塚植物園時代の山本さん(左から1人目)

ある週末、遠方の園芸売店を見学しようと運転していた時に出会ったのが、市民農園だという。

「子どもから大人までね、ファッショナブルな人が農地に集まって、何やっとんのやろと。それで話を聞いてみると、微笑ましく家族で趣味として農業を楽しんでいる人から、ボランティアで恵まれない人のために農業をしている人が集まっているんやと。

その光景が僕はね、頭の中から忘れられやんだ。

ずーーーっと忘れられやんだ。」

特に印象的だったのが、多くのアメリカ人が楽しそうに社会活動している姿だったとのこと。いつ自分に返ってくるかはわからない、それでもまずは目の前の人を助ける、そんなギブアンドテイクの精神をまさに体現するアメリカ人の後ろ姿は、今でも山本さんの目に焼き付けられているという。

 

夢のために独立するも、失敗の連続

アメリカから帰国後、赤塚植物園の法人営業に従事した山本さん。ボストンファーン(ハンガー等で上から吊る観葉植物、当時の画期的な商品だった)のノベルティを大手企業に売り出す等、新しい園芸の形を会長らと一緒に作り出していった。

ボストンファーン(赤塚植物園にて購入可能)

入社から15年勤めあげて、役員にまでなった山本さん。しかし、どうしてもアメリカで見たあの農園の風景が忘れられなかった。

「日本でも市民農園を作りたい。」

周りからバカにされながらも、「俺は夢を喰うバクや」とやりたい事を実現させるために赤塚植物園の役員を辞めて、独立。しかし、当時の農地法では民間業者が貸農園をやることはとても難しく、半年で挫折。念願だった夢を諦めることに。

そこからは失敗の連続。

経営者として、ベトナムで日本レストランを営業しようとするも、設立前日に法律が変更し、合弁会社を作れなくなり、2500万円をパーにしたり。シートベルトにつけるクッション(当時はシートベルトが出来たばかりで素材が悪く、鎖骨に当たるのが痛かったらしい)を大量生産するも、卸先の会社がトンずらし5500万円をパーにしたり。何とか貿易等の事業を立ち直し、ここまでやってきたという。

「後ろ向いておってもしゃーない、人生前しかあらへんのやで。」

素敵な笑顔の山本さん

そう語る山本さんの言葉はとても力強く感じられた。

 

偶然出てきた昔のビラ、こみ上げる長年の夢

一度は諦めた市民農園の夢。そんな夢への再挑戦のきっかけは、昨年の2つの出来事だったという。1つはある人が「こんな家庭菜園をしたい」と言っていたのが、まさに33年前に自分が思い描いていた夢そのものだった事。自分が昔から理想としていたものを、まさに目の前の人が求めていることで、心が揺れ動いたという。そしてもう1つは、家を建て替えるために断捨離をしていた時、たまたま33年前のビラが出てきた事。

「これが出てくるのは運命やと。神さんが最後の仕上げにこの仕事を頑張れえ、と言ってる感じやと思ったね。」

33年前のビラ。
33年前のビラ。手書き風にしているのが肝だと山本さんは語る。

これまでの人生でも、数年に一度は市民農園の夢を思い出しては、一歩踏み出せていなかった山本さん。最後は33年前の自分が作成したビラに背中を押されて、人生最後の大仕事として再挑戦することを決めたという。

 

農業を楽しむ、それが社会貢献にも繋がる

ここファームの特徴は何といってもイベントの豊富さ。「てんとう虫のハウス作り」等といったユニークなイベントが毎月3回も行われ、様々な角度から農業や自然と触れ合うことが出来る。

てんとう虫のハウス。てんとう虫は作物にとっての益虫だ。

「農業はしんどいものだと思われがち、だからこそまずは畑に来ることを少しでも楽しんでもらいたい。」

ここファームのイベントは1つ1つに山本さんの想いが詰まっている。例えば6月に実施されたシードボム作り。シードボムとは、色々な花の種と肥料が入った泥団子のことで、子供たちは泥団子を楽しく作りながら、身近に花の成長とも触れ合えるきっかけが得られる。

また、ここファームの畑の横にはBBQスペースがあったり、井戸は敢えて昔ながらのポンプ式を取り入れたりと、畑に来るのが楽しくなるような工夫が施されている。

ポンプ式の井戸
著者も思わずテンションがあがったポンプ式の井戸。汲みすぎに気を付けて。

 「春になると秋とはまた違う風の感じ方がある。そんなように畑で自然と触れ合うことで、人間としての豊かな感情を育んでほしいなあ。」

そんな会員さんへの想いとは別に、日本の農業に対する危機感もあるという。

「ここファームの農地を初めて耕した時に、毛布やらプラスティックやらがいっぱい出てきてね。こんなのが日本中にごろごろあると思うとゾオーッとした・・・」

赤塚植物園に勤めていたころから、日本の耕作放棄地の問題は知っていたが、ここファームの立ち上げを通じて、その危機感は更に高まったという。農家の後継者不足や食料自給率の低下など、他にも農業の問題は山積みだ。市民農園を広めることで、少しでもそれらの問題解決に貢献できないか、と山本さんは考えている。

 

あなたも家庭菜園を始めてみませんか?

ここファームでは現在、第2農場の会員を募集している。月額3000円でサポートも充実、その上でこれほどイベントが多いレンタル農園は日本全国にも中々ない。老後の新しい趣味に、子どもたちへの食育や自然との触れ合いに、休日の息抜きに…

興味のある人はお早めにここファームまでお問合せを!!

 


 

 山本さんの33年越しの夢の続きを一緒に実現しませんか?

<お問い合わせ先>
ここファーム事業所
TEL:059-261-6470
MAIL: kokofarm.2021@gmail.com
HP:https://kokofarm2021.amebaownd.com/
Facebook:https://www.facebook.com/kokofarmanou/
Instagram:https://instagram.com/kokofarm_anou?utm_medium=copy_link

青空に「ここファーム」の黄色い暖簾がよく似合う

 

あとがき

インタビューを通して、一番感じたこと。それは山本さんの人としての魅力です。人として本当にまっすぐな方で、それでいて年齢を感じさせないパワフルさも併せ持つ…

 

Instagramを教わる山本さん。SNSに対しても熱心に勉強を進める。

 

自分もこんな人になりたいと心の底から思いました。この記事では書ききれなかった山本さんの魅力を、現地にて直接お話することで感じていただけると幸いです。

三重に行こう!各地から三重県までの行き方まとめ バス・新幹線・飛行機

三重県は伊勢神宮や伊勢志摩など観光スポットが目白押しの県。

人気観光地として知られる三重県のバス・新幹線・飛行機での行き方を主要都市ごとにご紹介!

 

北海道から三重県へ行く方法

移動方法 行き方 所要時間
バス 北海道から名古屋まで行く⇨東名自動車道⇨津市 32時間
新幹線 北海道(JR新幹線はやぶさ)⇨東京(JR新幹線のぞみ)⇨名古屋(近鉄名阪甲特急)⇨津 約8時間
飛行機 新千歳空港⇨中部国際空港⇨フェリーやバス、電車 フライト時間約2時間

 

北海道から三重県は遠いので、飛行機で三重県の近隣空港まで行き、そこから電車やフェリー等で行く方法が一番早い方法です。

新幹線なら東京経由で行くことで津市まで特急を乗り継ぎ行くことができますが、8時間もかかってしまいます。

 

 

仙台から三重県へ行く方法

 

移動方法 行き方 所要時間
バス 東北自動車道 仙台宮城⇨新東名高速道路 海老名南JCT⇨伊勢湾自動車道 豊田東JCT⇨東名阪自動車道 四日市JCT⇨伊勢関 8時間43分
新幹線 仙台(JR新幹線はやぶさ)⇨東京(JR新幹線のぞみ)⇨名古屋(名鉄名阪甲特急)⇨津 5時間12分
飛行機 仙台空港⇨松山

仙台空港⇨福岡

フライト時間1時間20分

 

仙台から三重まで行くには、新幹線のアクセスが便利です。

しかしもう少し早く行きたいという方は飛行機で仙台空港より伊丹空港や関西空港まで行きそこから電車や高速バスでの移動がおすすめです。

 

東京から三重県へ行く方法

移動方法 行き方 所要時間
バス 東名高速道路 東京IC⇨伊勢湾岸自動車道 東海IC⇨東名阪自動車道 四日市JCT⇨伊勢関 約6時間
新幹線 東京(東海道・山陽新幹線のぞみ)⇨名古屋(名鉄名阪甲特急)⇨津 約6時間
飛行機 成田空港⇨松山

成田空港⇨福岡

フライト時間約2時間

 

東京から三重県へ一番早く行く方法が、飛行機+電車やフェリーでの移動です。

時間も短く移動できるので東京から三重県に行く人におすすめな移動方法です。

 

名古屋から三重県へ行く方法

移動方法 行き方 所要時間
バス 名古屋第二環状自動車道 名古屋IC ⇨東名阪自動車道 名古屋西IC⇨伊勢自動車道 伊勢関IC⇨伊勢IC 2時間
新幹線 名鉄名古屋駅(近鉄特急)⇨津駅 1時間
飛行機 行く方法無し

 

名古屋から三重県は海を挟んで隣の県となるので比較的早く簡単に行くことができます。

中でも新幹線が手軽に早く行けるのでおすすめです。

 

大阪から三重県へ行く方法

移動方法 行き方 所要時間
バス 名神高速道路吹田IC⇨浜松IC 約2時間
新幹線 鶴橋駅(近鉄特急 ビスタカー)⇨松坂駅 1時間20分
飛行機 行く方法無し

 

大阪から三重までの行き方はバスか新幹線がおすすめです。

大阪にもたくさん電車が通っていますが、近鉄特急を利用すれば鶴橋駅から一本で三重まで行くことができるので気軽に遊びに行くことができます。

 

福岡から三重県へ行く方法

移動方法 行き方 所要時間
バス 九州自動車道 福岡IC⇨中国自動車道 下関IC⇨広島岩国道路 大竹IC⇨新名神高速道路 神戸JCT⇨東名阪自動車道 亀山JCT⇨伊勢自動車道 伊勢関IC 約11時間
新幹線 博多駅(東海道・山陽新幹線のぞみ)⇨名古屋駅(南紀特急)⇨熊野市駅 7時間30分
飛行機 福岡空港⇨名古屋空港 フライト時間1時間20分

 

福岡から三重に行く方法は飛行機で名古屋空港まで行き、バスに乗り換えて三重県まで行く方法が一番料金的にも安く早く行くことができます。

また福岡から三重県までは高速バスも走っているので、バス利用もおすすめです。

 

 まとめ

 

今回は主要都市から三重県までの行き方を紹介しました。

三重県は電車やバス・フェリーと交通の便がいいので気軽に遊びに行くことができます。

ぜひ魅力溢れる三重県で観光を楽しみましょう!

明和町から、はじめまして♪

自己紹介

皆さま、はじめまして!
三重県明和町の地域おこし協力隊、みずちゃんです。

明和町は、
伊勢神宮で有名な伊勢市と
松阪牛で有名な松阪市の間にある
小さな町。

広々とした田園風景に囲まれ、
豊かな海産に恵まれた町。

広い空のある町。

そして、なんといっても、
王朝ロマンの町。

空から見た斎宮跡

かつて、天皇に代わり伊勢神宮の天照大神に仕えた皇女
「斎王(さいおう)」が住んでいた幻の宮「斎宮(さいくう)」
があった場所として、日本遺産にも認定されています。

そんな、歴史と文化と自然が
うつくしく調和する町で、
地域おこし協力隊をしています。

これから、かわいくてきれいな明和町の魅力を
たくさんご紹介していきます。

どうぞよろしくお願いします!

さいくう平安の杜
斎王まつりはタイムスリップ気分に

#明和町#自己紹介#地域おこし協力隊

♥♥♥

Instagramでも素敵な明和町発信中!

あなたも、きっと来たくなる(‘ω’)

https://www.instagram.com/hanaemi_meiwa/?hl=ja
@hanaemi_meiwa

お空が好きな人はこちら☆

https://www.instagram.com/meiwa_no_sora/?hl=ja
@meiwa_no_sora

好きやに!三重もスタバも!~47JIMOTO フラペチーノ®~

「おじいちゃん!スタバで三重県限定のフラペチーノが飲めるんやって!行こ~!」

「あの伊勢茶のやつか。行ってみるか!」

スターバックスが日本に上陸して25年。

三重県では21年前の、2000年桑名市が初出店だった。結構早い段階で三重に出店されてたのか!と驚きと共に嬉しさも感じる。現在(2021年6月)の時点では三重県では19店舗で、各所でスターバックスを味わうことが出来ている。

今回、47都道府県で各地のストーリーを込めたという「47JIMOTO フラペチーノ®」の開発には、アルバイトの方も含め実際に各店舗で働かれているパートナーの方々のアイデアや気持ちが込められているという。スタバが大好きな私は、わくわくしながらスターバックス桑名サンシパーク店に向かった。

今回お話をお伺いした、ディストリクトマネージャーの北田潤子さんと、桑名サンシパーク店のストアマネージャー藤ヶ谷賢一さんが何度も繰り返して仰っていたのが、

「お年寄りの方から子どもさんまで、みんなに飲んで欲しい。地元の人に感謝を伝えたい!」

という思い。2世代、3世代で住まわれている方が比較的多い三重県で、家族みんなで楽しんでもらえるフラペチーノを目指した。

三重県の「伊勢茶&シトラスやに!フラペチーノ®」をよーーく見てもらいたい。

まず1層目は伊勢茶。海や山に囲まれた自然豊かな三重県を、全国3位のお茶で表現した。なんとスタバで伊勢茶を採用するのは初めてで、大人気の抹茶フラペチーノよりも茶葉が多く入っているので、よりお茶の味わいが深くなっている。

2層目はシトラス果肉。店舗の皆さんが「三重県の人たちって温かいよね」という気持ちをオレンジ色のゆず果皮で表現されている。

そして、3層目のホイップクリーム。東海圏、近畿圏に囲まれていながら、どちらにも属しながら、上手に染まることの出来る白色。

そう!三重だから3層なのだ。

藤ヶ谷ストアマネージャーが丁度1年前にこの桑名に赴任されてきた頃、各都道府県の店舗へのアイデア募集が始まったそうだ。

藤ヶ谷さんのお店では、シフト制でなかなか全員集まって話し合うことも出来ないので、1つのシートを使い、働いているみんながそこに自由に書き込んでいって、「人の温かさ」への表現が採用されたのだそうだ。そして、四日市のお店から出た「伊勢茶」と融合して、バリスタが味を完成させた。

ビジュアルでも地元の良さを伝えたい、という思いは伝わった。でも、肝心の味はどうなの?!と私は正直感じていた。だって伊勢茶にシトラス?大丈夫??

藤ヶ谷ストアマネージャー自ら作って頂いた「伊勢茶&シトラスやに!フラペチーノ®」を試飲した私の一言目は「さっぱり!美味しい!」だった。

伊勢茶の味わいになんともこのシトラス果肉が合うのだ。あまり甘すぎないので、これならお年寄りや甘いフラペチーノが苦手、という方でも楽しめる。暑い夏にはさっぱりとしているので2,3杯いけそうだ。

北田ディスストリクトマネージャーのおすすめの飲み方は、1杯目はそのままで

1杯目はバリスタが試行錯誤して完成させた完璧な味を楽しんでいただきたい!

2杯目はローファットミルクにカスタマイズするのもおすすめ。よりさっぱりとしていて、カスタマイズは無料で楽しめる。

私も次に飲むときは、このローファットミルクに変更して、ホイップクリーム多めにしようかと思っている。(脂肪分減らして増やしている…)

私がスタバ好きな理由は、美味しいのはもちろんのこと、店員さんの対応がいつも素晴らしいからなのだ。迷っているとお勧めのカスタマイズを教えてくれたり、いつも笑顔で丁寧だ。

カスタマイズしたことない人も、緊張せず気軽にカスタマイズを楽しんでみてもらいたい。

この地域限定のフラペチーノは他県を意識せず、地元のお客さまのことだけを思って作られている。なので、「三重県のみなさま!三重県のスターバックスでぜひ飲んでください」と声を大にして言いたい。

 

 

「三重が好きやよ、むっちゃ好きやに。ずっと好きやんな三重」が三重のテーマ。

奥ゆかしい県民性と言われているけれど、三重県民で良かったなーって誇りが持てる1杯になっている。

 

 

お話を伺った北田ディスストリクトマネージャーや藤ヶ谷ストアマネージャーの笑顔が本当に素敵だった。スターバックスが大好きで、仲間や地域のお客さまが大好きなのがとても伝わってきた。こんな風に楽しく働いていらっしゃる姿を見ると、私も嬉しくなる。

暑い夏を「伊勢茶&シトラスやに!フラペチーノ®」で楽しもう!

◼ 価格:Tall ¥669(お持ち帰りの場合) / ¥682(店内利用の場合)

◼ 販売期間:2021年6月30日(水)~8月3日(火) ※無くなり次第に終了

◼ 取扱店舗:全国のスターバックス店舗(一部店舗を除く)※各商品はそれぞれの都道府県で販売

(なお、将来再発売を行う場合には、販売エリアを変更する可能性がございます。)

◆スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 https://www.starbucks.co.jp/

 

伊賀酒DE女子会2021年は3蔵共同開発のお酒発売!@伊賀

2011年から「酒好き女子が考える、酒好き女子のための、日本酒女子会」をコンセプトに活動を続けている「伊賀酒DE女子会」。伊賀の酒蔵・森喜酒造場の森喜るみ子さん、大田酒造・大田智洋さん、若戎酒造・重藤邦子さんの3女将が毎年、楽しい企画を考えて実地しています。

左から大田智洋さん、森喜るみ子さん、重藤邦子さん

2020年に続いて今年も、コロナ禍で全国から集まっての女子会開催は難しい状況。日本酒に関わる全ての人が苦しい中、少しでも楽しく盛り上がる何かができないか…と新たな試みにチャレンジ!ということで、なんと3蔵共同開発のお酒を造ってしまいました!

その名も「伊賀酒DE女子会 神の穂~Aitaineminnade~」

三重県の酒造好適米「神の穂」に、酵母も三重県開発のMK-1とMK-3を使用したメイドイン三重のスペシャルなお酒。「神の穂」らしいやわらかさや爽やかさのある味わいで、3蔵どの蔵の味でもない、新しい味わいの1本です。ラベルは伊賀市のシルエットを入れて盆地に囲まれる山々のイメージ。「Aitaineminnade」と、いつかみんなで会える日を楽しみに飲んで欲しいという思いを込めた商品名になっています。

ということで、私、伊賀酒DE女子会広報担当の立場をフル活用しまして、「伊賀酒DE女子会 神の穂~Aitaineminnade~」が出来上がるまでを舞台裏も含めてレポート致します。

※伊賀酒DE女子会については過去記事参照/日本酒女子の間で噂の「伊賀酒DE女子会」って!?@伊賀 |三重県に暮らす・旅するWEBマガジン-OTONAMIE(オトナミエ)

3蔵アッサンブラージュに挑戦

事のはじまりは4月。毎年、酒造りのオフシーズンに入ったところで3蔵元が集まり「今年の女子会どうする?」という会議がはじまります。いろいろなアイデアが出ましたが、「今しかできない」「今こそできる」「新たな挑戦」として・・・蔵の垣根を超えたスペシャルな1本が出来たら楽しいよね!!と盛り上がり、3蔵共同開発のお酒を造ることが決定しました。

まずは「神の穂」のお酒6種類の組み合わせをテイスティング

しかし、はじめての試み。実現可能なのか?手続きは?などなど、分からないことだらけ。

「何をおいても味が大事!まずは美味しいお酒ができるか研究してみよう!!」と、M×O×Wプロジェクトと銘打った研究会が始動。今回とった方法はアッサンブラージュ。3蔵のお酒を調合して新しい1本を生み出す方法です。無数にある3蔵のお酒を無作為に組み合わせるのは途方もない作業になるので、まずはテーマを決めました。

森喜るみ子さんが調合。ドキドキ、ワクワクしながら見守ります

テーマは三重県の酒造好適米「神の穂」。各蔵から「神の穂」を使用したお酒を持ちより、調合してテイスティングします。

6本、6種類の組み合わせを評価。ちゃっかりおつまみも

自社内での「調合」は、日本酒の製造において既存の技術ですが、他社のお酒と混ぜる行為は、基本的に無く、蔵元にとってもドキドキの瞬間。

真剣に評価する大田智洋さん。手には伊賀酒DE女子会お猪口が…

この第一回、研究会で「いける!」と判断。同じ神の穂という酒米を使っていることもあり違和感なく馴染み、組み合わせによる味の違いも興味深く、3女将だけでなく、各蔵の関係者の試飲の評価も得て2種類までしぼりこみました。

瓶火入れ&分析して最終決定

5月。2種類の組み合わせから最終決定をするべく、若戎酒造さんへ集合。この日から、女子会SNSを見てお問合せしてくださった地元ケーブルテレビさんの密着取材もスタート。

現場にいる人すべて女子の図

この日は2種類の組み合わせを販売するときと同じ状態にするために、調合の後に、瓶火入れをし、分析をするのが目的。今回は2本だけの試験なので、パスタ鍋で瓶火入れします。

調合したお酒を約65度まであたためることで殺菌
そこから氷水で急冷
しっかり冷えたら次は分析。「検査室」へ
若戎酒造の検査室で、お酒の分析をする森喜酒造場のるみ子さん。かなりレアな光景
火入れが完了した2種類を試飲して最終決定
順番に試飲して感想を言い合います

火入れした状態での分析値(アミノ酸度、日本酒度、酸度など)を確認しつつ、試飲の結果、どちらも甲乙つけがたいくらい美味しかったのですが、最終的に夏に発売するなら「組合せABE」、秋なら「組合せACD」がいいかなと、販売時期を意識した味わいを重視して最終決定!

最終決定した3本

共同作業でいよいよ本番

6月、いよいよ本番の瓶詰め、火入れですが…その前に。3蔵共同開発といってもどこかの蔵で作業をすることになります。酒税法関係もありますので、諸々、税務署に確認を取りつつの段取りでした。

★マニアックメモ★今回は、大田酒造を「加工者」として、大田酒造が原料として森喜酒造場と若戎酒造のお酒を仕入れる形をとりました。ちなみにラベル表記は、調合する3種類のお酒のうち、一番低いスペックに合わせることになるため、精米歩合50%の純米大吟醸が入っていますが、60%精米の表記。特定名称もあえて書くなら「特別純米」となります。

瓶詰め後、目視での異物チェック

瓶火入れ。大きな専用の桶にケースごと瓶をつけて湯煎であたためます。大田酒造の杜氏や蔵人さん、若戎酒造の若手たちによる共同作業です

急冷作業をする重藤邦子さん
みんなでラベル貼り
大田酒造、7代目のTシャツがカッコイイ件
密着取材用コメント撮り

こんな風にして出来上がった特別な1本です!!!限定500本、7月19日より、三重県全域の取扱店で販売開始です。

ぜひ、このお酒をきっかけに酒販店さんに足を運んで、三重県の美味しい日本酒を見つけてください!!ベースになったお酒との飲み比べもおすすめ!購入者参加キャンペーンも予定しておりますので、どうぞお楽しみに。

★販売店リスト★はコチラから


伊賀酒DE女子会

伊賀酒DE女子会 (ameblo.jp)

伊賀酒de女子会 | Facebook

日本酒女子普及委員会(伊賀酒DE女子会)(@sakejoshi_29) • Instagram写真と動画

 

竹林を抜けてショートトリップ!松阪市美濃田地区で日常を忘れる小旅行に出かけよう

県外へのお出かけを自粛するようになってすっかり久しい。

近場をあちこち散策してはいるけれど、やはりどこか物足りない。

三重で暮らすようになってもう12年。何か所かで暮らしたし、何か所かで働いた。子どもが産まれてからはあちこちお出かけもしたし、なんだかずいぶんと「知ったような気」になっていたらしい。

この一年で、もう行くべきところには行ったと、勝手に思っていた。

まだまだ知らない三重があるというのに。

 

 

ベルファームから徒歩3歩?!

今回訪れたのは松阪市美濃田(みのだ)地区。
松阪農業公園ベルファームの近く、と言うとピンと来る人も多いのでは。
ベルファームの東側の駐車場から、道をはさんでほんの3歩くらい。
この柱が目印。

前を通ったことがあるけれど気にしたことがなかった、という人もいるかもしれない。

この柱がすべての入り口。

なにがあるのかワクワクのショートトリップのはじまりはじまり。

「美濃田大仏への竹林街道」この柱が目印

 

小道を抜けて、てくてくと

小道の先にどうやら大仏と竹林があるとのこと。
美濃田町自治会の方にアテンドしていただいて、小道を進む。

ハナモモが竹林への道をアテンドしてくれる

小道を抜けると、近くに幹線道路があるとは思えないような田園風景が現れた。自治会の方が植えたというハナモモを辿ってさらに数百メートル進むと、竹林らしき入り口が。


入り口からただならぬ迫力。

あれ、私ついさっきまで、あのメルヘンパークもとい、ベルファームの駐車場にいたよね?と不思議な気持ち。あの小道は異次元へのトンネルだったのかしら。

ここはもともと、雑木林が竹藪になった場所。

年々竹藪の手入れをする人がいなくなり、長い間荒れる一方だったそう。そこに手を入れたのが、美濃田町の有志のみなさん。重機を入れて、整備をし、今では趣のある竹林へと大変身した。

一歩足を踏み入れると、幻想的な静けさに包まれる。
暑い日だったにもかかわらず、心地よい風が通り抜け、竹が日の光を遮り、涼しいくらいだった。
上を向くと竹が空を切り抜いて、眩しいアートをつくっていた。

ここがどこか忘れてしまうほど、見渡す限りの竹。つい3時間ほど前に慌ただしく卵を焼いて、子どもたちを学校へ送り出したのが遠い昔のことみたい。

どこかうんと遠くの、風光明媚な観光地にやってきた、そんな気持ちになった。

しばらく歩いていると鳥の声の向こうに、涼やかな音。
音を辿って歩いて行くと、あった。風鈴だ。

 

ここもやはり、地元の有志の方々のアイディアでつくられた場所。もちろん整備も有志の方たちが行った。すごいエネルギー。

風鈴の透き通るような音を聞きながら、竹を見る。それだけのことがとても贅沢だ。

テーブルの上には蚊取り線香(親切!)と雑記帳が。
開いてみると、そこには訪れた人たちの足跡があった。
昨今の情勢で県外への旅行がなかなか叶わない、そんな時にここへ来られてよかった。という声が多くあった。

竹林街道にある石垣。ここにはお城があったそう。

 

敏太神社(ミヌダジンジャ)で少し休憩

竹藪を抜けると、かわいらしい七夕飾りが出迎えてくれた。
今度は七夕飾りを辿って歩くと、大きな神社が。


敏太神社という地域の氏神様をお祀りする神社。
大きな池で悠々と鯉が泳いでいた。

せっかくなので、ご利益を頂いて帰ることに。

来年遷宮を迎えるとのことで、着々と準備が進んでいる。

そして、敏太神社のすぐ隣には美濃田大仏殿も建てられている。
三重県で大仏様が拝めるのはとても珍しいのだそう。

 

美濃田大仏殿にご挨拶

大仏殿の隙間から見上げると、なんだか胸がどきりとした。
扉一枚を隔てた向こうに、荘厳な空気が満ちているのを感じる。胸の奥の心地よい緊張に、背筋がピンと伸びるような心地。

大仏殿を管理されている真楽寺にもご挨拶をすませて、休憩がてら少し周囲を散策。

竹林、神社、大仏殿、お寺。短い距離の間にいろんなものを見て、ちょっとした観光地気分を味わった。

 

その名も「大仏うどん」

満足感を味わいながら歩いていると、ビビッドな看板が。

手打ちうどんとカレーが自慢のお店「美ノ田」

眩しいイエローで「営業中」とのことなので、お邪魔することに。たくさん歩いてお腹も減っているし。

サーフボードが目をひく

古式ゆかしいお茶屋さんみたいなお店が登場するかと思いきや、思いのほかファンキーなムード。嫌いじゃない。

店内にはずらりとサーフボード。FM三重のラジオを聞きながらメニューを見る。

ホルモンカレーうどんが人気とのことだったけれど、「大仏うどんで」。

大仏うどん、だ。ネーミングがよすぎるし、なんと言っても全部乗せだ。大仏うどんには「全部」乗っているらしい。

元々はサーフショップを兼ねた、仲間内で集まれる場所を、とつくられた場所だったのだとか。
様々な紆余曲折を経て、今はうどん屋さんになり、県内各所からお客さんがやって来ている。

全部乗っているので当然あられだって

なんと!!あられ!!!

あれ、あれだ。三重県にむかしむかしから伝わる、あられの大胆な食べ方、あられ茶漬けを踏襲したうどんがここに。

ちなみに私はあられ茶漬けを三重県立博物館の展示でしか見たことがない。これはあられ茶漬けではないにしろ、限りなく近いもの。現物を前に感動してしまう。

さっき大仏様を見て感動したのと同じ胸で、汁につかるあられにも感動できる。私はそういう仕様で生きている。

店主の手打ちだといううどんもコシがあってとってもおいしかった。お出汁があられの芳ばしい香りを引き立てて、食欲をそそる。

ふやけたあられはお雑煮のお餅によく似ていて、お出汁との相性にも違和感がまったくない。

あられ、汁物によすぎるという結論だった。

満たされたお腹を抱えて帰路に就く。

 

ベルファームで小旅行のしめ!

竹林、美濃田大仏殿へ行く際は、ベルファーム東側の駐車場を利用させていただけるとのこと。

と、帰る前に少し、デザートがほしいお年頃。

あたたかいおうどんを頂いたので、今度は冷たいものを。


ガーデンカフェルーベルにてかき氷を頂いて、ベルファーム内も少し散策。

これからバラの二番花が見頃を迎えるらしい。

隅々まで手入れが行き届いていて、きれいな花が楽しめる。入場料が無料って申し訳ないほど。

最後に、ベルファーム内のお土産屋さんと産直市場にもお邪魔して、長く溜まっていた旅行欲がすっかり満たされてしまった。


 

小旅行はすぐそばに

この一年、お正月休みも、GWも、お盆休みも、どこへ出かけるということもなく過ごしてきた。他県に実家があるけれど、そちらへももう一年以上行っていない。

県内ももちろんとても楽しいのだけど、やっぱり「遠くへ行きたい」は時々むくむくと顔を出す。
日常を忘れるような場所に足を踏み入れて、また日常に帰っていく、あの瞬間が恋しくなる。

今回、竹林を始めとする美濃田地区を散策した。見事な竹林と、静謐な大仏殿。おいしいおうどんを頂いたあと、お花を見てお土産を眺めて帰ってきた。
短い時間だったけれど、ぎゅっと凝縮された旅のような、贅沢な時間だった。

つるっと潤うような気持ちを胸に、日常にただいまを言う。そんな瞬間が恋しくなったらぜひ、訪れてみてほしい。

松阪インターを降りてすぐ。小旅行が待っている。

 


 

美濃田竹林街道
住所:松阪市美濃田
駐車場:松阪農業公園ベルファーム 東側駐車場をご利用いただけます。
HP:https://matsusaka-info.jp/spots/detail/minotachikurin.html

美濃田大仏【大仏殿と真楽寺と敏太神社】
住所:松阪市美濃田町950-1
HP:https://matsusaka-info.jp/spots/detail/minotadaibutsu.html

手打ちうどん美ノ田
住所:松阪市美濃田町894−1

松阪農業公園ベルファーム
住所:松阪市伊勢寺町551−3
電話:0598-63-0050
ホームページ:https://www.bellfarm.jp

 


 

【タイアップ】
松阪市 観光交流課
松阪市殿町1340番地1
tel 0598-53-4196
松阪市hp https://www.city.matsusaka.mie.jp
松阪市観光hp https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/kanko/
松阪市観光インフォメーションサイト https://matsusaka-info.jp/

美と健康は地層のように。ひまわり鍼灸院は女性のミカタ

「ずっと若いままがいい」「これ以上歳をとりたくない」「若いころに戻りたい」

そんな風に鏡を眺めている女性たちに言いたい!

「確実に歳は取る。そして、それは積み重ねなのだ」と。

それを教えてくれたのは、ひまわり鍼灸院の鍼灸師、熊沢菜穂子さん。

菜穂子さんは言う。

「20代のころの身体と今を交換してあげると言われても断る」

私だったら喜んで交換してもらうけどな、と不思議に思ったのだが、菜穂子さんのお話を聞いて納得した。

菜穂子さんは20代のころから老け顔で、ぎっくり腰をしたり、慢性的な腰の痛みに悩ませれていたという。

そして出会ったのが「鍼灸」。

30代後半には周りから若くみられるようになり、生理不順もなくなり、体温も35.8度から36,9度まで上がったのだという。免疫力が上がり、病気をしなくなる体に変わったのだ。

めちゃくちゃいい事ずくめじゃないですか!と身を乗り出した私を制したのは、「継続するからこそ効果があるんです」という重い言葉。やっぱり何事も継続なのですね。

「鍼(はり)」というメンテナンスを続けることで、健康や美容に効果が出てくるのだ。

 

18年の鍼灸師経験を持つ菜穂子さんが四日市に開業した「ひまわり鍼灸院」は女性専用だ。ここまで読んでくださった男性諸君、ごめんなさい。奥様や彼女さんに紹介してください。

 

なぜ女性専用にしたかというと、菜穂子さんの経験やこだわりが詰まっているからだ。どうしても肌を露出しなければいけない鍼灸だからこそ、貸し切り・個室というプライベート空間で、より女性のお客さんに安心してもらいたいという想い。

そして、お子さんをお持ちのお母さんでも安心して欲しいという気持ちから、予約制で託児も利用できる。それは、子育て中の女性がいかに大変か、分かっている菜穂子さんならではの想いなのだ。

自分のために鍼なんて贅沢、なんて思わないで欲しい。鍼でメンテナンスを整えることで心や身体の「余裕」が生まれ、お子さんや家族にも温かい気持ちで接することができるのではないだろうか?

 

順風満帆な開業からしばらくして、店を襲ったのは「新型コロナの脅威」だった。

予約は次々とキャンセルになり、閑古鳥の鳴く日が増えた静かな店内で、借金の計算をする菜穂子さんに転機が訪れた。

それは、美容鍼から治療鍼へのシフトチェンジだった。

もともと美容鍼を始めたのは、若い時から鍼に慣れてもらいたいという想いがあったのだったが、コロナの影響で美容よりも健康に意識を向ける人たちが増えたことで、治療鍼への比重を多くしたのだそうだ。

一口に「」と言っても色々な種類がある。

見せていただいた鍼は、太さや用途が様々で、お客様によって使い分けをしているという。

 

 

 

そして、菜穂子さんが提供するのは鍼だけではない。

整体も取り入れ、何がその方へ一番効果があるか、細かくカウンセリングをした上で、総合的に判断して治療を行ってくれる。

実はこの日、初めて美容鍼を経験させてもらったのだが、私は正直、鍼が怖いと思っていた。

鍼を顔や体中に刺すなんて怖い!と思ってしり込みする私に、菜穂子さんが提案してくれたのは極細な鍼。

確かに見た目はめちゃくちゃ細い!これならいけるかも…と試してみたら、もちろんチクッとはするが、そんなに痛くない。

ただ、私がいつも痛いな、と気になっていた肩や首の後ろ部分は、どーーんと響いてくる。痛いというかどーーんなのである。

そして、鍼から電気が流れてくる。これがなかなかの感覚で、痛くはなく、ドン、ドン、ドン、という感じ。おいおい、擬音ばっかりじゃないの、ちゃんと実況してよ、と言わないでください。だってドン、ドン、ドン、なんです。試してみてください。

お客様が帰った後は、シーツを取り換え、ベッドや手に触れるところ全て消毒されているのは、このご時世納得なのだが、驚いたのが、毎回床まで拭いて消毒するのだそうだ。

 

菜穂子さんが長くこの地で、地域の方たちの「美と健康」を守っていきたいという想いが、このひまわり鍼灸院に溢れているのを感じた。

初めての施術の後、グリグリと肩をほぐしてもらって気持ち良かったなぁと、肩を回してみて驚いた!あんなにずーんと重かった私の肩がとても軽くなっている。

そうは言っても「鍼って痛そうだし、やっぱり怖い」というそこのアナタ!

私もそうでしたので、こんなお願いしてみましたら、菜穂子さんが快く取り入れて下さいました。6月末までのキャンペーン(すでに終わっていたらごめんなさい)

★「お試し鍼」 税込み110円!! 所要時間5分


【女性専用】ひまわり鍼灸院

ご予約は、お電話、インスタのDMなど👇

HP:https://s.ekiten.jp/shop_22636372/

Instagram:https://instagram.com/himawarishinkyuin?igshid=dk2lkpid4bvh

住所: 三重県四日市市西町8-17

近鉄四日市駅より徒歩10分

最寄駅

  • 近鉄四日市駅から610m
  • 川原町駅から600m
  • あすなろう四日市駅から670m

バス停

  • 元町バス停から370m

“BIG SPICE” 名張にスパイスカレー屋さんができた!

2021年2月、名張市にスパイスカレー屋さんができました。

その名は、『BIG SPICE』さん!

ずっと行ってみたくて、先日たまの休みが取れたので、ナビに従い行ってみると、、、

 

ここ、どこなんだろう!笑

名張のこと、よく知っているつもりでしたが、知らない道に出ました!

(だいたい、いつも迷う)

それにしても、のどかでいい道〜ちょっと歩いて散策してしまう〜

のんびりな道のりを経て、少し細い道を入ったところに、古民家が見えました!

こちらがBIG SPICEさんのお店です。

(楽しすぎて、ここから写真が少なめですが、ぜひ実際に足を運んでみてください)

 

テーブル席、カウンター席とあって、カウンターが素敵に見えたので、カウンター席へ。

イス、テーブルと少し高さがあって、よじ登っていると、店主さんが「大丈夫ですか~!」と、声をかけて下さいました。登るのも楽しい!!笑

大きな窓から差し込む光と、店主さんの仕込みの姿が、素敵です。

メニューのなかから、「本日のカレープレート」を注文!

この日はメインのカレーを2種類から選べて、「あっさりキーマカレー」にしました。

元気な黄色いお皿に、キーマカレーと、炊き込みごはん。

ごはんを囲むのは、、、

ココナッツのやさいと豆のカレー、キャベツのアチャール、こまつなマスタード炒め、スパイス玉子!

野菜たっぷり、スパイスの効いた一品一品が並んでいます。

眺めているだけでもハッピーな気分になる、、!

ひと口食べて…
からだがワワッ!と目覚めるような、しっかり効いたスパイス!

どれも本当に美味しくて、五感が冴えてくるような感覚、食べるごとに、からだがポカポカと喜んでいました。

カレー、野菜、お米、玉子、ひとつひとつ味わう幸せなひととき〜

 


 

炊き込みごはんのお米が、日本のお米ではなかったので、店主さんに聞いてみると、パキスタンのお米だそう。

「本当は、このあたりの伊賀米とか使えるといいんですけど、作るカレーと合わせるのが難しい。

特に地元の人は、“米は一度も買ったことない!”というような、農家さんも多いので、それには敵わないじゃないですか!笑

せっかくなら、食べたことのないようなお米を食べてもらおうと、パキスタンのお米にしています!」

店主さん、とっても気さくで楽しい。


ポーズもきめてくださる店主さん!

私の隣の席にいたお客さんと、「春野菜を使ったカレー、何がいい?」というお話をされていて、

「キャベツ、たけのこ、新じゃが、新玉ねぎ、ごぼう、、、ごぼういいねー!」

と楽しく盛り上がっておられました。

 

後日、BIG SPICEさんのInstagramを覗いてみると、

「ごぼうチキンカレー」なるものが!

あの時の会話が、さっそくカレーに、、、!

なんだか魔法のように思えました。

きっと、あのキッチンで、お客さん、名張の地、四季の移ろいと、店主さんのスパイスが混ざり合って、色んなメニューが生まれていくんだろうなぁ。

これはまた食べたいぞっ!

また行きたくなる場所ができました。

 


BIG SPICE

住所:〒518-0464 三重県名張市赤目町柏原803番地

営業日:月曜~土曜 10時〜16時(LO.15時)

定休日:日曜・祝日

instagram:https://instagram.com/bigspice61?utm_medium=copy_link

記事の内容は、2021年4月のものです。

三重県にも青の洞窟があるって知ってた⁉️

三重県の南の端の方に位置する熊野市。熊野古道や鬼ヶ城、花の窟などの世界遺産が点在する事で知られています。

その熊野市に青の洞窟と呼ばれるとても神秘的な海を見る事が出来る場所があるんですよ!

熊野の”青の洞窟”

国道42号線を尾鷲方面から和歌山県方面に進むと、熊野市の入り口に鬼ヶ城の案内が出てきます。その少し手前に遊覧船乗り場の案内の看板があり、そこを左に曲がり、坂道を降りていくと見えてくるのが松崎港。完売がちょっと見にくいので、お見逃しなく!

港についても案内がなく、ちょっと不安になりキョロキョロしていると女性が声を掛けてくれて一安心。ライフジャケットを渡してくれるので、装着し、いざ遊覧船へ!遊覧船といっても釣り客の渡し船なので、船酔いが心配な方は酔い止めを飲んだ方が無難だと思います。

出発!どこかのジェット船を思い出すスピードでまずは鬼ヶ城方面へ。揺れ過ぎて写真が撮れず…。鬼ヶ城を過ぎたあたりて大きく旋回し、お目当ての青の洞窟に。青の洞窟は、大きく穴が開いたガマの口と呼ばれている場所で、太陽の光と海の色が神秘的に混ざり合う場所。実際洞窟の中に入ると見る角度により、青ともエメラルドグリーンとも見える。

楯ケ崎までの道中は見どころ満載。リアス式海岸特有の奇岩・巨岩の数々。全国でも最も美しい柱状節理の一つに数えられているとの事。

海からしか見る事が出来ない絶景。松崎港からの遊覧船の所要時間は約70分ですが、あっという間の70分の船の旅。

遊覧船の後は陸から鬼ヶ城へ

松崎港から鬼ヶ城までは歩いても10分から15分。車で5分程度。駐車場にある売店?では新鮮なマグロ丼などの丼物がテイクアウト出来るので、海を感じながら食べるのも良し。鬼ヶ城センターのレストランでゆっくりと海を眺めながら食べるも良し。お腹がいっぱいになったところで、鬼ヶ城を散策。

鬼ヶ城は、平安時代初期に征夷大将軍、坂上田村麻呂が海賊を征伐したという伝説が残る場所なので、歴史好きにはたまらない場所ですね。

熊野市には、歴史を感じられる場所が他にもたくさんありますので、コロナが終息したら行ってみて下さいね。

丸山千枚田

楯ヶ崎観光遊覧
料金(大人お一人様あたり)1人:9,000円 2人:4,500円 3人:4,000円 4人:3,500円 5人以上:3,000円

問い合わせ先
熊野市観光公社
住所:三重県熊野市井戸町653-12
電話番号:0597-89-2229
HP: http://kumano-kankou.com/

スポーツと共に鈴鹿を盛り上げる!SPIRALNETの想い

TVでたまたま観た番組に影響され、次の日の朝、社員たちにこう宣言した。

「オレは寿司屋になる!」

そんなことあります?社長が突然お寿司屋さんの修行に行くなんて。

ワンピースの話ではありません。これは本当の話です。

有言実行。お寿司屋さんになるべく東京に旅立ったのは、スパイラルネットの代表を務める伊達秀彰さん。その後、本当にお寿司屋さんをオープンさせ、一代で築いた代車専門のレンタカー会社であるスパイラルネットを退いたのだった。

「それまでお世話になったお客様たちをもてなしたい」、とお寿司を握っていた伊達さんの元にしばらくして伝えられたのは、なんとスパイラルネットの悪評だった。

泣く泣くお寿司屋さんを閉め、その時の社長や多くの従業員が去ったスパイラルネットに戻った。そこから再び伊達さんの孤独な戦いが始まるのだった。

 

今や、この業界では負けをしらないスパイラルネットなのだが、その秘密を私は入手してきた。それはひとえに、「お客様に喜んでもらうこと」をとことん求めているからなのだ。

そんなこと当たり前だろう!という反論が聞こえてきそうだが、果たして本当にそうだろうか?世の中のどれくらいの企業が、本当に顧客満足のために実際に手足を動かしているといえるだろうか?

伊達さんはお客様に言う。「無理難題をください」

お客様に世の中に必要とされる会社であることをとても大切にしているのだが、そのために、従業員にも熱い思いを常に向けているのも印象的だった。

「隣の人が困っているのを気付いてあげられ」「自分から動き」「自分から掴んでいって欲しい」そんな従業員に育って欲しい、という伊達さんの気持ちに応えるように、会社の業績はどんどん上がっている。

しかし、そこに全く満足せず、次々と新しいことに挑戦する姿勢もとても素敵だ。

スポーツへの貢献

三重とこわか国体に車を提供。

今年Jリーグ入りを目指すサッカーチーム,鈴鹿ポイントゲッターズのメインスポンサー。

スポーツを盛り上げる活動を通じて、地元への貢献を続けている。

「ゲームが終わると、賞賛や励ましの言葉を頂いて、本当に一緒に戦ってもらっています!」と、鈴鹿ポイントゲッターズの選手も語る。表向きの広告だけを狙ってスポンサーをしているのではなく、心から選手やチームを応援しているのが伝わってきた。

 

レストラン「Bais(バルス)」

レンタカー会社と全く関係ないのに、次に挑戦したのはレストラン。

私は薪ストーブの前のゆったりしたソファで店内を見回した。

伊達さんが海岸から拾ってきた流木や、スパイラルネットから持ってきたタイヤがおしゃれに飾られている。

タイヤは素敵なテーブルになっているので、ぜひ探してみて欲しい。

 

カウンターには、なんと鈴鹿ポイントゲッターズの選手!とても爽やかに挨拶して頂いた!

料理も美味しい!

めちゃくちゃ贅沢な時間が過ごせてしまう。

 

鈴鹿ポイントゲッターズのアウェイの際は、大画面で試合を観ながらみんなで応援出来る、パブリックビューイングも行われているという。

 


「答えがすぐ出るものは意味がない」

伊達さんが仰ったその言葉は、その時だけの利益を得るのではなく、長期的で、そして関わるみんなが幸せになるように求めている熱い想いが込められているように感じた。


★合同会社 SPIRALNET

HP: https://www.spiralnet-suzuka.com/

Instagram:https://instagram.com/spiralnet_suzuka?igshid=1jnougqfqxfk3

★Bais バルス

HP:https://bais.co.jp/

Instagram:https://instagram.com/bais_cafe.rest?igshid=a2zfp8n8cjpm

LUNCH  11:00-15:00(ご注文は15:00まで)

DINNER  現在ディナー営業はやっておりません

定休日    毎週火曜日and第3月曜日

ADDRESS             三重県津市河芸町東千里1011-1

TEL        080-8105-9304

アクセス                 近鉄「磯山駅」徒歩10分                                       _        近鉄「千里駅」徒歩10分

駐車場    8台 店舗前に8台

席数        20席

想像できないパフェが伊勢海老の可能性を広げてきたもんだから、思わず出た「こんなのはじめて♡」

久々に出会った、味の想像ができないもの。

それは、伊勢海老尽くしの向こう側。

とにかくその伊勢海老尽くしが、マジですごかったので振り返ってみます。

 

「最初から最後まで思う存分」が始まった

明治8年からの歴史を紡ぐ、和洋折衷な料亭で結婚式場のザフナツヤ。

雨のしとしとが、厳かさを際立たてる。

迎えてくれた仲居さん?ギャルソン?に案内され個室へ。

とにかく静かだ。贅沢だ。因みに独りだ。

この日のお目当ては、伊勢海老づくしのNEWコース「ISEEBI」。なんと3万円(個室利用料2時間分を含む)。

高っと思ったけれど、帰り際には安っと感じた伊勢海老エンタメ。

さて、一皿目。

「ISEEBIの始まり」という洋和が組み合わさった5種の前菜。

とにかくひたすら海老と向き合う2時間が始まった。

 

伊勢海老の沼へ

前菜から笑えてきたのが、5種全てが伊勢海老で、部位による味や食感の違いを比較できること。

―—え、脚肉食べられるの?!

1.5㎏程ある大きな伊勢海老の脚肉。筋肉質で味が濃い。

――なんすか、この食感。飲み込みたくないんですけど。

伊勢海老の身を海老味噌で和えた塩辛。もうぶりぶり食感。

――牛乳と生クリームの代わりに伊勢海老の味噌?!

伊勢海老のキッシュ。海老味噌でアメリケーノソース。

海老三昧な前菜の次は、お造りとカルパッチョ。もちろん全て伊勢海老だ。

味わいが変わるから飽きない。

続いてはしゃぶしゃぶ。言うまでもない伊勢海老である。

生の身はぷりっとブリブリかつとろり。

火の入り具合で、食感も甘みも変わる。こんなに変わるの?!ってくらい変わる。

――きゃはっ!なんだろう、いろいろ楽しいぞ!

いちいちリアクションしたくなるエンタメ性。

因みに独りだ。

海老エキスを含んだ出汁は一滴残らず完飲。日本の出汁文化というのは本当にすごい。

と、お部屋にシェフ登場。

シェフ:「しゃぶしゃぶの残り出汁を使った和ビスクスープを作りますね」

器は空っぽ。一瞬の間。

シェフ:「大丈夫です。今はコロナ対策で、出汁はこちらでご用意していますので」

昆布とかつおの出汁に、伊勢海老の頭をひたすら潰してトマトと煮込んだ凝縮ビスク。

香りは和。飲んだら洋。フナツヤらしさを活かした融合スープだ。

伊勢海老深すぎるだろ。

 

まだ尽くす。でも飽きない。

次から次へと色んな伊勢海老が現れる流れで、自家製生麺を使用したパスタが登場。

ぷりぷりな身がふんだんに。

伊勢海老の味噌と出汁のソース。
柚子胡椒と青さのりで、少し味変を意識されているとのこと。

――いやぁ、づくしますねぇ…

シェフ:「づくすんですよ」

続いて、お口直しのグラニテ。

ここにもいた、伊勢海老。マイヤーレモンとノンアルのスパークリングワインが合わせてある。なんてシャレオツな伊勢の海老だ。

――いますねぇ…

シェフ:「いるんですよ必ず」

抜くことなくここまでも。

そして驚くことなかれ、メインはなんと、伊勢海老です(もうお気付きですね)

柚香焼きとグラタンという和洋のアベック!フナツヤの得意技である。

伊勢海老の出汁で作ったベシャメルソースが濃厚。

もう尽くしオブ尽く尽く。でもね、飽きないの。

ひとりだけど、テンション上がるの。

海老の味噌が美味し過ぎてしゃぶりつきたい。

ここでまた目の前での演出。

土鍋で炊かれた伊勢海老ご飯。バターで焼いた伊勢海老が蒸らされている。

桑名の蛤入り。お米は三重県で生まれた「結びの神」。

ほぐして混ぜている時の香りがマジでやばい。

伊勢海老の頭はそのまま味噌汁へIN。

日本人なら垂涎間違いなし御膳。

香りは洋。食べると和。

ふぁぁ―――!!

 

こんなのはじめて♡なスイーツ

コースはいよいよシメへ。

実はデザートはホームページ上、シークレット。コース紹介にも「???」と表示されている。

さて何が出てくるのか。ここまで来たら、最初から最後までの期待が膨らむ。

よし来いっ海老!

パティシエールさん登場

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!

最後まで伊勢海老!!

期待を裏切らないどころか、むしろ想像を超えてきた伊勢海老パフェ!!

いわゆる「●●尽くしコース」といっても、シメにバニラアイスとか普通のデザート出てくるよねっ。

聞くと、それを払拭すべく、本コースは伊勢海老デザート開発ありきで進んだそう。

伊勢海老ダシのパンナコッタ。マスカルポーネクリームには、殻で作った自家製伊勢海老パウダー入り。更に殻はせんべいとなり、ホワイトチョコレートでコーティングされている。

パティシエール:「伊勢海老とベリーが絶妙に合うんです」

想像できない。ちょっと味想像できない。

そして思わず出た。

――こんなのはじめて♡

パティシエール:「伊勢海老らしさを活かすパフェを考えました。そんなこと手掛けた経験のある人いないんじゃないですかね(笑)。正解がないから難しかったです」

”私、伊勢海老のパフェを食べたことあるの”

そう言えるだけでも価値ありだけど、ここまでひたすら海老と向き合った流れで食べるからこそわかる美味しさがあると思った。

ここまで2時間。独りだったけどめちゃ楽しかった。

「海老食ったなー」という満足感がすごい。

思わず拍手!これは伊勢海老のエンタメだわ。

 

売ることをやめない。仕入れ続ける。

シェフ:「本日のコースで、伊勢海老6尾お召し上がりいただきました。しかも余すことなく」

3万円、高くない。

この価格でこのクオリティで提供できるのは、フナツヤが三重県南伊勢町の外湾漁協に買参権を持っているから。

毎週2日は魚介類を買い付けに海へ。

水産を取り巻く実情を目で視て、海と飲食の現場を把握する。気象変動、魚離れ、コロナ禍による飲食店休業などにより、生産者の厳しさをリアルに感じる。

もちろん飲食店も大変。しかし飲食店だけでは業界は回らない。フナツヤは常に生産者と共存する方法を考えている。

良いモノをちゃんとした金額で買い、浜値を上げる努力。営業時間が短くなっても、自分たちは売ることをやめない努力。生産地で仕入れる量をなるべく減らさない努力。コロナ禍では、お客様に提供する価格を下げ、販売量でカバーする取り組みを行っている。

シェフ:「生産者さんがいてこその飲食です」

――生産地の状況にあわせて仕入れる魚種が変わるというのは、現場としては大変ではないですか?特に婚礼料理など。

シェフ:「大変なところはありますがストレスはないですね。生産地に寄り添ってメニューをアレンジする。料理人として当たり前のようですが、業界的にはそうなっていないのが実情です」

――食材との出会いが楽しみになりますね。

シェフ:「楽しんでもらえたら嬉しいです。地域丸ごとというか、フナツヤは広い意味でのレストランだなと感じています」

今冬に至っては、ひとり親家庭支援として計1000食の弁当を無償提供した

伊勢海老をあらゆる角度から攻めてきた伊勢海老コース。

伊勢海老の可能性を見せられた。なんなら2時間前の私ったらなんて無知だったんだろうと反省するレベル。

これを味わった人は恐らく「記念日にフナツヤに行ったね」ではなく、「記念日にめっちゃ伊勢海老食べたね」という記憶に書き換わり、生涯忘れられない想い出になるだろう。

いやー海老食ったわー。もっかい拍手!!

(近々伊勢海老かき氷が始まるらしいよ)


ザ フナツヤ
住所:三重県桑名市船馬町30
電話:0594-22-2728
URL:https://www.thefunatsuya.com/
※伊勢海老づくしのNEWコース「ISEEBI」は3日前迄に要予約(2名様より)

 

「おいしいうなぎを食べた夜 / 炭火うなぎ おがわ」 連載エッセイ【ハロー三重県】第26回

三重県で暮らすようになったころ、ジャスコがあまりにも多くて驚いた。あっちにも、こっちにもジャスコ。少し走ればまたジャスコ。三重県のジャスコはそれぞれ愛称のようなネーミングがついてるのも面白かった。マアムとか、サンバレーとか。

そして、ジャスコと同じくらい多いね?と思ったのがうなぎ屋さんだった。最初に住んだアパートは言葉通り右も左もうなぎ屋さんだったのだ。
ジャスコってそんなに行く?と思った同じ温度でうなぎってそんなに食べる?と思った。

津市が、市民ひとり当たりのうなぎ消費量全国一位に輝いたと知るのはその随分あと。
その頃には私はしょっちゅうジャスコへ行くようになっていた。
そうか、私が知らなかっただけで、この町の人たちはうなぎをよく食べるんだ。と遅れた実感がやってきた。

*

先日のこと。ちょっとした機会を頂いて、うなぎを食べに行った。
一身田のシャトレーゼのお隣にある「炭火うなぎ おがわ」というお店。
(津市が全国でうなぎの消費量一位に輝いたのはなんでかしら、という件に関しても「炭火うなぎ おがわ」さんのHPで読めます)

久しぶりのうなぎに心が躍る。だってうなぎってご馳走だもの。
ここのところ疲れていたし、なんかひと足早い梅雨で低気圧が暮らしの邪魔をするし、とそれらしい言い訳をつい自分にあてがってしまう。根が貧乏性なので、贅沢をする前にはなにかしらの言い訳がほしくなるみたい。

炭火うなぎ おがわ席について、メニューを見るとあった。ほら、ひつまぶし。
いつか、初めてひつまぶしをテレビで観た日から私はひつまぶしに憧れている。おしゃもじで掬ってお茶碗に入れるという動作も、トッピングをして味を変えられるというところも、最後はお茶漬けにして楽しむというところも、すべてがエンターテイメント的だ。
なのだけど、いつだったか旅先の駅で頂いたひつまぶしはまずくもない代わりに、特別おいしいとも思えず、「あぁ、ね」という感想に終わってしまったのだった。そして大変申し訳ない話だけれど、おひつにみっちり詰まったうなぎご飯を食べきることができなかった。ほんとうに申し訳ないことだった。

けれど、ひつまぶしへの憧れは消えない。だってどう考えたって、ひつまぶしは楽しくておいしそうだ。
やっぱりおしゃもじでお茶碗にうなぎご飯をよそいたいし、お茶漬けも食べたい。
というわけで、迷わずひつまぶしを選んだ。
過去の失敗を生かして、普通盛りをチョイス。そして、こどもたちにもひつまぶし(普通)をひとつ。上のふたりで半分こして、末っ子はまだ小さいので私のを取り分けとさせていただいた。
夫は、うなぎ定食(数量限定)というデラックスなものを。彼は大食漢なのでたいていのごはん屋さんで、いちばんデラックスなものを選ぶ癖がある。

デラックスなうなぎ
夫が選んだデラックス。うなぎの乗ったお蕎麦(中央)をひとくちも分けてくれなかった

足りなければまた注文すればいいよね、と言い合って、お席でしばし歓談。
お座敷に通していただいたのだけれど、うろうろと落ち着かない長男。あーだこーだとごちゃごちゃしているうちにお茶をこぼしてしまった。なんてことだ。

空腹のお母さんは気が立っている。もう!とツンツン怒ってしまって息子は小さく俯いた。お店のお兄さんが笑顔で台ふきを差し出してくださって、となりのお席に移動させていただいて、一見落着したんだけれど、それでもなんだか空気が重い。
こんなはずじゃなかったのに、空腹ってのは面倒だ。寛容なお母さんでいたいのに、この野郎、狭い心が憎い。お通夜みたいなムードの中、うなぎが運ばれてきた。
私の前に、どんとひつまぶしのお盆。ちゃんとしゃもじもついている。
まずは子どもたちにそれぞれサーブして、いよいよ恐いお母さんもうなぎを食べる。

炭火うなぎ おがわ ひつまぶし
ようこそ。

なんと言うことでしょう。お通夜みたいな空気があっという間にほころんだ。
うなぎが、うなぎが、とんでもなくおいしかった。
皮がパリっとして、身がふわっとしていた。なにこれおいしいのひな形みたいなセリフだな?語彙力なさすぎ甚だしいね!と心の中で思ったんだけど、でも本当の本当に皮がパリッとして身がふわっとしていたの。
「パリッとしてふわっとしてる!」と叫びながら食べて、子どもたちも「おいしいおいしい」と言いながらあっという間にお茶碗を空にした。これは大変、と追加でもうひとつ注文。今度は満を持して「大盛り」にした。だって、夫も子どもたちも、大盛りだ大盛りにしろ、と言うんだもん。
いや、でもさすがに多いのではと、ちょっぴり不安にもなった。運ばれてくるまでずっと夫に「食べきれなかったらどうしよう、お持ち帰りにしたほうがいいのでは」、と弱音を吐いていたんだけれど、運ばれてきたひつまぶし(大盛り)はものの10分ほどで空になった。

炭火うなぎ おがわ ひつまぶし うなぎ
とっても美しいひつまぶしです。

デラックスなうなぎ定食を平らげた夫は、待っていましたと言わんばっかりにひつまぶしを食べて食べたし、「まだまだ食べられる!」と豪語していた息子も茶碗に3杯ほどお代わりした。
各々、たくあんを乗せたり、ねぎをのせたり、海苔をまぶしたり、お出汁をかけたり、とても楽しそうでもあった。やはりひつまぶしは楽しい。言うまでもないのだけど、余るのでは、とオロオロしていた私も、さらに茶碗に2杯ほど頂いた。

余った米粒をさらえるような段になって、せかせかと動いていたら、あろうことかお出汁が少し残ったお椀をひっくり返してしまった。今回2度目のおこぼしだった。せっかくお席を移動させていただいたのに、移動した先でまたこの失態。お座布団を汚してしまった。
ああもうなんで、と悲しくなりながらお座布団やテーブルを拭いていたんだけど、すっかりくちくなったお腹ではあっという間に幸福感が勝ってしまう。
美味しいうなぎを食べた後の私たちは無敵。

さて帰りましょうかと立ち上がらんとしたら、息子が「しーあわっせならてをたったこ!」と歌い出して多幸感に拍車がかかる。
なんて穏やかなこと。

床の間には「春が来てやがて夏が来る」と書かれた掛け軸があって、私もまったくそのように思ったし強く共感してお店を後にした。
とてもいい夜。

伊勢出身の詩人 北園克衛がアート!ARやオンラインで詩のある非日常を愉しもう!

ご紹介するのは三重県伊勢市朝熊町出身の北園克衛。戦前戦後を生きたモダニズム詩人の代表的な人物であり、今でも詩人やデザイナーなどから人気がある。そんな洒脱なコスモポリタンだった北園克衛の育った郷里とはどんな場所なのか。

今年開催される北園克衛没後43年の「43北園忌」について取材した。

展示が行われているのは、伊勢市河崎にある中谷武司協会(以下・協会)。

今回の事業が行われることになった発端は、昨年度伊勢市が行ったクリエイターズワーケーション。
伊勢に訪れた詩人・松田朋春さんと地元デザイナーの中谷武司さん・協会のプロデューサーの橋本ゆきさんが知り合ったことにある。そして橋本さんの曾祖母は克衛の姉にあたるのだそうだ。

協会では最初の詩集「白のアルバム」が展示されている他、現在手に入る詩集の販売も行っている。北園克衛は詩人であり、写真家であり、デザイナーでもあった。
石や丸めた新聞紙などを使った写真集の展示はされていないが、特別に見せていただいた。

独特な北園克衛の詩。

詩にうとい私は、その一文をどう捉えていいのか分からない。
文脈を読み解くのではなく、絵画を眺めているような感覚で向き合うと一人のアーティストが持つ世界感に触れたような気がした。
単語たちが積み上げる空間を遊んでいるような感覚。

詩を読み慣れていないので、どうしても本だと早く読むクセがある。
だたこの本は、ナイフとフォークを持ってゆっくりと味を噛みしめるように読みたいと思った。

そしてそれは本でなくてもいいな、とも思う。
AR詩が体験できる、北園克衛が生まれ育った朝熊町に向かった。

 

詩のある非日常

朝熊町は市街地から車で約15分、神宮神田のある楠部、一宇田を抜けた先にあり伊勢の最東端に位置する。朝熊岳登山口があり、週末は多くの登山客が訪れるも、普段は趣きある古い家が残る、静かで自然豊かな場所。朝熊町出身・在住の橋本さんにご案内いただきスマホを持ってAR詩散策を行った。

treadrawというアプリ(iPhoneのみ対応)を使い、朝熊町に設置された数カ所のスポットをスマホでかざせば、北園克衛の詩などが飛び出す「AR詩by ni_ka@朝熊町まちなか」(詩人ni_kaについてはこちら)。

まずはテストも兼ねて近鉄朝熊駅からスタート。

近鉄朝熊駅

「青い卵のなかに消えてしまう おまえ の ありもしない ガラス の顎 の星ように」

屋外でAR詩を読むという体験は、ゆっくりとスマホで文字を追い、言葉の絵画に出会う感覚。次はお堂にて。

 

お堂

「円錐曲線をはづせ。すると純白のカンガルウが螢色の眼鏡を静かにかけ、水晶のパラシウトに乗つてビヤホオルのかなたに消えてしまふ。」

レトロな町並みと前衛的で抽象的な詩との出会い。不思議な世界感でたのしく、次を探しに。道を進み曲がり角で出会った詩。

曲がり角

 

「なんだか世界が ペパァミント の重い 直線ばかりになつて しまい ガラスのように 幻影の夜を散らばつていく ぼく」

このような感じで、他にも北園克衛のAR詩が点在するスポットを巡る。

ARスポットの公民館
ARスポットの北園克衛生家

新緑がきれいだったので登山口まで散策。

ARスポットのお堂

1075体の仏像があるお堂や、

レトロなタイルなど、徒歩でなくては見えない景色。
日常の風景のなかで詩を愉しむ、非日常のアート体験でした。

 


 

北園克衛の命日である6月6日は、美術手帳の総編集長や詩人とのオンライン茶話会や、オンラインパフォーマンスも開催されます。

 

Katsue Kitasono
43北園忌

北園忌実行委員会(本部 中谷武司協会)
伊勢市河崎2丁目4−4
hp https://katsue.jp/
fb https://www.facebook.com/43%E5%8C%97%E5%9C%92%E5%BF%8C-107968708025885/ 

 

三重の歴史街道〜大和街道・伊賀街道・伊賀越え・伊勢別街道編

最近興味がわいてきた三重の歴史街道を順番に走ってたどってみよう!

東海道の西の追分

今回は自転車の旅。スタートは東海道の西の追分に車を置いてはじまり〜。まずは東海道を走る。

大和街道 関宿

大和街道 関宿通過。ここから一号線を渡って25号線をひたすら走る。

のどかな風景1 のどかな風景2 のどかな風景3

途中のどかな風景を通り過ぎて大和街道を西に進むと上野に到着。

石碑

 

大和街道と伊賀街道の交差する場所の石碑に到着。関から2時間かけて30km走って来ました。

伊賀牛

 

丁度お昼時だったので伊賀牛のどんぶり定食を食べて伊賀街道に向けてのパワーを補充。

松尾芭蕉生家

ランチを食べたお店の前が丁度松尾芭蕉生家。只今改装中でした。

伊賀街道ここから出発!ここからは163号線にほぼ沿ったルートで走る。

長野峠

長野峠到着。今回はここからルートを変えて伊賀越えの津芸濃大山田線 県道42号線を進む。

津

長い峠道を進んでやっと津に入る。ココまでの登りはきつかった〜。

さてここから気持ちいい下り坂?と思ったら、路面に杉の木の落ち葉が散乱してスリップする危険があるのでゆっくりと。

パンク

気持ち良く坂を下りていくと何かタイヤの異変に気が付く。やっちゃいました。パンクです。チューブ交換して15分ぐらいでタイヤ交換完了。

芸濃町錫杖湖


芸濃町錫杖湖到着。ココも下りで気持ち良く走れました。

伊勢別街道

最後は伊勢別街道を通ってスタート地点の関宿に向かう。

 

そして無事スタート地点の関宿の鳥居に到着。

コース

今回のコースはこんな感じ。

距離78.70 km
タイム5:23:58

 

動画でコースをご覧頂くのはこちらから。

歴史街道をたどる自転車の旅。風情のある町並みがいまだに残っていてのんびり自転車で走るのは楽しい。又次の旧街道も挑戦しよう!

いつまでも変わらないでいてほしい場所

JR熊野市駅からまっすぐに進むと、ほどなく開放的な太平洋の海と美しい七里御浜が迎えてくれます。それに沿って走る国道42号線からは名勝・獅子岩。この辺りは、花の窟神社、鬼ヶ城、松本峠と見どころいっぱい。でも、熊野の魅力はそれだけではありません。

交通のアクセスがさほどよくない、東京からも大阪からも遠いこの地には、世界遺産を目的で訪ねる人が多いでしょう。でも一週間でいい、暮らすように旅をすれば、世界遺産だけではない熊野の不変の魅力を十分に知ることが出来ます。

熊野市街地から県道34号(七色峡線)を七色ダムに向かって、車で走ること50分、山間に開けた神川町に着きます。春には桜が人を呼び、七色ダムから北山村に抜ける辺りは、ツーリングスポットとしても人気。日本で唯一那智黒石が採掘されるため、碁石の里としても知られます。人口は500人に満たないでしょう。それでも、この町の温かさ・懐かしさはずっとここに在り続けます。

変わることが当たり前の生活環境にどっぷり浸かってしまった今、変わらないことの凄さを、ここへ来ると考えさせられます。変わらないことは尊いとさえ思えます。

神川にはもうひとつ誇れる場所があります。県道34号、正面の家の向こうに現れます。

碁石の里「神川温泉」共同浴場

ここは、加水なし100%源泉かけ流しの硫黄泉、知る人ぞ知る名湯なんです。一見すると、とても素朴な地元の共同浴場ですよね。でも、温泉ファン憧れのスポットでもあり、隣の奈良県からもわざわざ峠を越えて来るほどです。

お湯は透明で柔らかく、入った後はじんわりポカポカが続きます。熱い場合は「冷」のコックをひねると冷水が出て来ますが、実はこれが源泉そのもの。神川温泉は冷泉なので、入浴出来るように加温しているのです。

写真を見ていただくとおわかりと思いますが、一度に入れるのはせいぜい3~4人程度。なので、満員の場合は受付のあるサロンで待たされることになります。この待ち時間、地元のおじい様やおば様が談笑されており、溶け込むように自分もその空間に浸れます。旅先ではこの日常感が、自分にとっての非日常となるのですが、不思議とそうではありません。

この施設は地元集落の人たちで維持運営されているそうです。「大変なのよ」と言いながらも、長く続けておられます。小さいながらもとても清潔で居心地の良い空間です。冬場は外に出ると真っ暗、でも灯りが全然ないわけではない。臼のようにこじんまりと囲まれる集落は、冬の静寂と星の美しさが反比例し、都会とはまるで逆。この体験が自分を「無」にしてくれます。

過疎が懸念されて久しいこの地は、訪れる度に何も変わらない。そう思わせてくれる、それを確認しに来るための場所。もしかするとここは、熊野の神々に守られているのかもしれない。そんなことをたまに考えます。どこか片隅で覚えていてくれて、神川を訪れる人がいてくれたら嬉しい。

 

碁石の里「神川温泉」共同浴場

住所 三重県熊野市神川町神上214
TEL 0597-82-0001
営業時間 16:00〜20:00
定休日 日・月・水・金曜日
料金 大人400円 小人200円

 

 

ひとりじゃない。そんなラジオの温度感と新しい楽しみ方。

“うちの子はゲームばっかりして”

取材の待ち合わせ場所に行くと、スマホゲームに夢中な清田アナウンサーと営業部の西川さん。

左:西川さん 右:清田さん

あ、あの〜、こんにちわ。

プレーをしているのは「プロ野球スピリッツA(プロスピ)」。

リ、リアル・・。

清田さん:レベルを20まで上げないとフレンド申請ができないから、焦ってるんです!

ゲームに疎い私は、ちょっと何を言っているのか分からない・・のですが、実は清田さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「eスポ フライデーナイトフィーバー(毎週金曜日 21:00~21:30) #eフラ」にてプロスピの対戦があり、それに参加するには収録までにレベルを上げる必要があるのだそう。レディオキューブでeスポーツ事業を担当する西川さんに業界の動向をうかがった。

西川さん:海外では賞レースで10億円を超える賞金が付くなど、今eスポーツは世界中で盛り上がっています。日本でも人気が爆発していて、三重では「三重とこわか国体・三重とこわか大会」の文化プログラムに承認された「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2021MIE」の開催が決定し、レディオキューブは番組を通じても応援しています。

「うちの子はゲームばっかりして・・」私事で恐縮だが、そう話すことが多い。しかしeスポーツの選手を目指す子どもたちにとって、それは事情が違うという。

清田さん:彼らにとってそれは遊びではなく練習なんですよ。親子で参加できるeスポーツの大会もあって、参加者がどんどん増えています。ゲームは不健全といったイメージは、ひと昔前のもので、今はゲームに健全さが求められ、ゲームリテラシーも広がっているんですよ。

なんだかゲームを取り巻く環境について、以前に聞いたことのある話のようだと考えていた。
そうだ!マンガだ!

「本も読まずにマンガばかり読んで」そう聞かされて育った。寝る前に、こっそり布団の中に持ち込んでいたゲームボーイの世界が今や競技になっているのだから、いつの時代も大人の言うことは少々時代遅れなのかも知れない。「うちの子はゲームばっかりして」そんな私も然り。

 

 

“今の距離感”

「Twitter #マジアワ で投稿お待ちしています」と話すのは、ラジオ番組「マジックアワー」のパーソナリティを努める、SNSネイティブ世代の宮原アナウンサー。「待ち焦がれた金曜の夜…あなたの耳に届ける “マジックアワー”」というコンセプトで、宮原さんがセレクトしたスタイリッシュな音楽や自然体のトーンが心地良く耳に残る。東京で生まれ育った宮原さん、なぜラジオアナウンサーに?

宮原さん:実は私、ほとんどラジオを聴かずに育ったんです。

大学で映画や演技を学んでいた宮原さんがラジオの魅力と出合ったのは、母と訪れた沖縄だった。ラジオ沖縄のパーソナリティをしている母の友人の仕事を見て、ラジオならではの話の自由度やラジオから流れる音楽との出会いに惹かれたという。

宮原さん:今はサブスクでどんな音楽でも聞けますがラジオで曲と出会ったり、日々のこの瞬間が幸せという感動を、例えば「春の風が吹いたね」など自分の言葉で、リスナーと同じ温度で分かち合えること。それがラジオの良いところだと思います。

マジックアワーはTwitterで送られてくるリアルタイムのメッセージにも応えながら生放送。

宮原さん:ホームページにあるメッセージフォームから送るほどのことでもない、些細なこと。Twitterだと友だちに話しかけるようにラジオに参加できます。

そんな若手アナウンサーの宮原さんに聞いてみた。若者が現代に感じていることってありますか?

宮原さん:SNSは良い面もありますが、本音を言いづらいと思うことがあります。すごく慎重にならざるを得ないです。

社会のコンプライアンスが強化されるにつれ、発言の炎上数が増える。そんな時代に、話すという仕事の魅力は何だろうか?

宮原さん:先輩アナウンサーを見ていて、声だけで何かを心に届けるってすごいなって。「あなたのことが好き」が伝わるのがラジオの魅力だと感じています。

マジックアワーは毎週金曜日の17:00〜18:55に生放送されていて、日没前の数十分にだけ体験できる美しい時間帯、まさにマジックアワーに放送されている。

宮原さん:#マジアワで、綺麗な夕日の写真付きでツイートをしてくれる人も結構いて、みんなとそのマジックアワーの感動を共有しているのが嬉しいです。

Twitterからラジオへ。そんな流れができるといいですねと宮原さんは抱負を話す。

 

 

“あの声”

瀧さん

「FM三重歴ちょっと長め」と番組プロフィールにある「CHOICE(毎週金曜日 13:30~15:55)」を務めるのは、ベテランアナウンサーの瀧さんと、パーソナリティのさゆりんさん。コロナ禍で、この日は愛知と三重を繋いだリモートで生放送。

CHOICEは番組名の通り、リスナーがホームページ内にある二択から選択した内容について、意見や感想などを番組内で紹介している。毎週変わるお題がユニーク。取材の日のお題は、あなたは「お好み焼き派?」それとも「たこ焼き派?」。友人とする何気ない話のようで、つい反応してみたくなる。

さゆりんさん

さゆりんさんの声を聞くと思い出すのは、懐かしのモンスター番組「おもいっ気りサンデー」。当時の番組の様子を聞いた。

さゆりんさん:ハガキかFAXでメッセージが送られてきた時代。「この字は○○さんだ」。文字やイラストなど一目でわかりました。今でも季節のお便りをいただくことがあり、嬉しいです。

そしてこんな話も教えてくれた。

さゆりんさん:学生や若者のリスナーさんがとても多かったです。リスナーさんが自ら番組のファンクラブを作ってみんなで集まったり、学生が会報紙を自主的に制作したり、部活やサークルみたいに盛り上がっていましたね。

 

 

“ON AIR”

不思議だなと思うのですが、顔も映像も見えないラジオから聞こえる声に安堵感を覚えます。それは今も昔も。視覚以外で心のアンテナが反応するラジオというメディアはそっとさりげなく、気がつけば子どものころから暮らしに寄り添い、一緒に成長してきた友だちのようです。

声を聴いて反応する。ネットがない時代から、それはリアルSNSのように。心の距離が近いラジオを聴く時間は、ひとりじゃない。つながっていると思うのです。

 


 

三重エフエム放送株式会社

本社・スタジオ
三重県津市観音寺町1043-1
tel 059-225-5533

東京支社
東京都千代田区麹町1-8 JFNセンタービル6F
tel 03-3221-0267

hpでは番組で番組でご紹介し各リポーターのブログも掲載中!

hp http://fmmie.jp
twitter https://twitter.com/radiocube
youtube https://www.youtube.com/channel/UCMnwPWaUygg7KmkykZDGERg
ラジコ https://radiko.jp/

2021年10月16日・17日に開催の全国都道府県対抗eスポーツ選手権2021MIEについてはこちらをご覧ください。

 

竈方の塩に込められた想いと、秘する歴史のお話。あなたの祖先は平氏?源氏?

唐突ですが質問です。あなたの祖先は平氏?源氏?
こちらのサイトで名字からある程度の推測はできるらしいのですが、正確なことは分かりません。

今回取材をした南伊勢町の集落の祖先は平氏。正確に書くと全国に残る平家落人伝説のひとつですが、今も御証文(古文書)が残っていて信憑性が高いと言えます。そんな集落で今起きている新たな挑戦をお伝えします。

 

平家の子孫というプライドで団結

南伊勢町には、竈(かま)という文字が付く集落が7つある(以前は8つ、津波で一集落は消滅)。
その昔、平氏が敗戦の後、あちらこちらに移り住み、竈方集落に落ち着いたと言われている。
竈方集落は風光明媚なリアス海岸沿いある。しかし平家の落人であったため漁業権がなく、塩を生産して生業を立てていたことから塩を生産する際につかう「かまど」を意味する竈の漢字が使われている。

現存する7ヶ竈の集落は新桑竈(さらくわ)、棚橋竈(たなはし)、栃木竈(とちのき)、小方竈(おおかた)、大方竈(おがた)、道行竈(みちゆく)、相賀竈(おおか)。どの集落も少子高齢化が進み、伝統や農業の継承をすることが難しい状況にあるが近年、耕作放棄地を活用して酒米を作り、新たな日本酒造りによる地方創生プロジェクトで道行竈など、注目を集める事例も出ている。

今回訪れたの棚橋竈は、人口25名で子どもの数はゼロ。高齢化が進む限界集落だ。集落では2年前から、継承が途絶えてしまった塩づくりを復活させるプロジェクトが始まっている。

塩作りを行うのは竈方塩づくり振興協議会代表の村田順一さん。村田さんは「塩づくりは、平家の子孫としてのプライドです」という。

写真:南伊勢町商工会

同じ祖先を持つ7ヶ竈の集落は今でも交流があり、竈方集落の総本社、八ヶ竈八幡神社では2年に一度、平家の祖先から伝わる御証文(古文書)を確認する儀式も行われている。また人口が多かったころは、その際に祭も行われていたがいつしか途絶えた。その祭を復活させるための地方創生プロジェクトを行ったことで様々な人との団結力が高まり、塩づくり協議会が結成された。

 

海のやさしいミネラル分を感じる塩

もともと南伊勢町には、真珠塩というブランド塩がある。真珠塩の職人に教えてもらいながら、竈方の塩づくりは始まった。

作り方は原始的で、薪を使い海水をひたすら煮詰めて塩を作っている。

南伊勢町阿曽浦

海水は同町阿曽浦の海水を使用。

できあがった塩は天日で乾燥させて、最後に焼いて仕上げている。
海水からできる塩の割合は約3%。一回に50ℓの海水をつぎ足しながら約5〜6時間煮詰め、その後焼成させてできる塩は1竈あたりわずか1.5kg。

そして小学校跡地に建てられた製塩小屋のなかは熱く、煙が目に染みる。

村田さん:はじめチョロチョロ、なかパッパ。米を炊くときと似ています。一気に炊くと色も悪くなるんですよ。

そうして時間をかけて作った塩は、海水の持つ甘味を逃さず、雑味が残らない。煮付けに使うと塩味や甘味が引き立ち、醤油の変わりに刺身に使えば、また違った味わいを楽しめるなど、塩の味に奥深さがある。

村田さん:どうやって塩ができるのか、料理人の方にも見学いただけます。子どもたちには塩づくり体験も行っています。

透き通る海。時季になるとアオサの絨毯が見られる。

子どもの声がなくなった集落で、違う形で声がもどってきている。
そして大人になっても、塩づくりと、美しい自然に抱かれた風景の記憶は残り続ける。

 

まろやかな塩と人柄

青山志穂さん(一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会代表理事)

今回、商品化を行う際、シニアソルトコーディネーターの青山さんも協力している。成分を分析をした上で、食味していただいた評価は「カリウムやマグネシウムをリッチに含む、ミネラルバランスの良い焼塩。味はコクがありまろやかな仕上がり」だという。

商品化が始まり、これからの展望を村田さんに聞いた。

村田さん:人口減少が進んでいる地域ですが、地域の人や見学にきてくれる人、そして子どもたちなど、みんなで地域のブランドをつくっていきたいです。

そして笑顔で話しを続けてくれた。

村田さん:もう私は70歳やでな(笑)。将来的に塩づくりをいっしょにしたいという若者が移住してくれたら最高です。

 

おまけのお話

帰り道、平家の先祖から続く御証文(古文書)が引き継がれている八ヶ竈八幡神社に寄ってみました。道は狭く、クルマが一台通るのがやっと。道を抜けると湾。

それは秘境に広がる美しい海。

手入れの行き届いた神社の境内には・・、

大きな楠が建物を覆うかのように生えています。いつから生えている木かはわかりませんが、なんとなく魂みたいなものを感じました。眺めていると、なんだか不思議で神聖な気持ちになるのでした。

Photo:y_imura

 


 

竈方の塩
竈方塩づくり振興協議会
〒516-1535 三重県度会郡南伊勢町棚橋竈76-4
メール kamagatasalt(at-mark)outlook.jp
※(at-mark)を「@」に置き換えてください

取り扱い店やお問い合わせはこちら
南伊勢町 まちづくり推進課 政策係
tel 0599-66-1366

 

養老山地”完全”縦走トレイルラン 多度神社から養老山地最北端まで走っちゃおう♪

以前レースで養老山脈トレイルランニングレースと言うのを走って来ました。

養老山縦走と言いながら養老山から下りて養老駅に行くパターンでしか縦走をした事が無かったんです。縦走と言いながら養老山地の完全縦走がしてみたいなーと以前から思ってて、とりあえず地図を探して養老山地北端から攻めてみることに。

ピストンで行っても20km以上のコース。そしてテープも無くあまり歩く人もいないコース。結局表山までは行ってあと少しだからとそこで探検は終了してしまった。

 

そんな前置きで完全縦走の日の朝

多度山

朝6時に集合。朝日に輝く多度山が眩しい。

多度神社

多度神社からスタート!

多度山山頂

最近多度山で流行っている旧登山道というバリエーションルートから登る。
山頂から見える朝日が眩しい。そして下界の田んぼには水が入って洪水状態。

パラ台 パラ台

定番のパラ台。良い天気で気持ちいい!

お友だちのファッションチェック

 

お友だちのファッションチェック。

そうです!今回はUTMFの大会が中止になった関係で1週間で160km走ると言う企画に便乗して皆で養老山完全縦走やろうという事に。彼は2019年の大会にも出場した凄いランナー。

天然エイド

今回全て荷物を持って走っている関係で水が途中でなくなるので唯一天然エイドの美味しい湧き水が汲める場所で水を補充。今回私は500mlのペットボトル4本で2L持っていきましたが無くなってココで補充。

 

庭田山公園

庭田山公園到着。いつもならココが中間地点だなーと思って休憩するのですが、今回は養老より先があるので中間でもない。でもココが唯一トイレもあるのでゆっくり休憩タイムを。

養老山頂

庭田公園からいざ養老山頂に目指す!が、ここから階段地獄というか。階段天国が待っているのでエネルギー温存のためにゆっくりウオーキング。というか庭田での休憩で食べ過ぎてお腹がいっぱいすぎて走れなくなる。

階段

しばらく階段を上り下りして見えてくる新緑の綺麗な風景。

養老山頂

そして今回の養老山地のメインボスの養老山山頂到着。