ホーム 01【食べに行く】 こんなにおいしい、カツ丼があったなんて・・・。三栄食堂

こんなにおいしい、カツ丼があったなんて・・・。三栄食堂

シェア

刑事:そろそろ、はいたらどうなんだ!!
容疑者:だからやってないって、何度も言ってんだろっ!!
刑事:お前も往生際が悪いな・・。まあ、とりあえずカツ丼でも食うか?

カツ丼を口にかけ込む容疑者。

刑事:なんだお前、腹が減ってたのか。
容疑者:刑事さん、オレ昨日から何も食ってなかったんだ。
刑事:そういえばお前のお袋さん、心配してたぜ・・。
容疑者:ど、どうしてお袋に会ったんだ。おい、何でだ!お袋は関係ねーだろ!
刑事:お前、小さいころからお袋さんが作ったカツ丼が、大好物だったみたいだな。お袋さんに言われたよ。お前にカツ丼を食べさせてやってくれとな・・。
容疑者:・・・。
刑事:どうだ。お袋さんのためにも・・。
容疑者:・・・。やったのは、オレだぁ・・。

肩を落とし、静かに連行される容疑者。

刑事:ちゃんと罪を償って、お袋さんに笑顔で会いにいけよ。

と、今回の記事と全く関係のない妄想的な前振りが長くなってしまいましたが、こんなテレビを観たことがあるような、ないような、とにかく刑事ドラマでお馴染みのカツ丼。

カツ丼って、一度イメージすると、どうしても食べたくなるときってありませんか?

そして私は、出会ってしまったのです。
今までのイメージになかった、美味しいカツ丼に・・。

 

気になるカツ丼の写真

仕事で津市から南伊勢町の五カ所へ。
ちょうどお昼時に仕事は終了。
お腹が空いた。
仕事先に置いてあった、地元の観光協会が発行しているグルメマップを眺めていた。

仕事先の南伊勢の人:お昼、どこに食べにいくの?
私:なに!このカツ丼!気になる・・。三栄食堂?
仕事先の南伊勢の人:あー、三栄さんね。

「さん」を付けるあたり、どうやら地元の人にも馴染みのあるお店みたいだ。
スマホでグルメ系サイトを検索するも、有力な情報は掴めず・・。
念の為、もう一度グルメマップを読み返してみる。

<和食>三栄食堂
地元漁師や釣り客がこぞって訪れるお店で、家族経営ならではのあたたかいおもてなしが魅力。どのメニューもやさしい味わいで、甘みそで食べるおでんも人気です。
かつ丼630円(税込)

地元漁師がこぞって訪れる・・。
これは有力情報!
それにしても、掲載されているカツ丼の写真が、やはり気になる。

五カ所から店のある慥柄浦(タシカラウラ)へ車でドライブ。

約20分、店の前の駐車場に到着。
そこから堤防に上り、見える景色がとてもきれい。

 

昔から続いている店には、何か秘訣がある。

お店は昔ながらの定食屋さんといった感じ。
毎度こういったお店に来ると、確信に迫ることがある。
それは、昔から続いている店には、何か秘訣があるのだと。

店内もいたって定食屋。
暑い日だったので、エアコンが心地良い。

元気な店主の方が出迎えてくれた。
のどが渇いていたので、そそくさと水を飲み干すと、店主の方がすぐに水を入れてくれた。

店主:あんた元気やなーって、よう言われます。
私:いや、私もそう思いました。失礼ですがおいくつですか?
店主:今年で85歳です。よそでは75歳、いうてますけど(笑)

田中角栄総理大臣の時代の話。
以前は店の前のビーチまで、ビールを運んでいた話。
30年振りに「なつかしくて」と名古屋から来てくれたお客さんの話。
こういった地元の人との話は楽しい。

私:カツ丼をください!

写真で見たカツ丼は、やはり人気メニューの一つとのこと。
仕事で一緒だった人は、中華そばを注文。
こちらも人気メニューだとか。

さっそく運ばれてきた中華そば。
昔ながらの感じで、おいしいとのこと。
変わらぬ味には、つい惹かれてしまう常連も多いのだろう。

さて、お待たせしました。
1時間前から、私を支配していた、あのカツ丼。

では・・

カツを入れ忘れたカツ丼ではありません。
ごはん ON カツ ON たまごなのです。
カツ丼なのに、カツが見えないという衝撃。

口へ運ぶと「ふわっふわ」のたまご。
中にはしっかりとカツが入っていました。

わかる!
これは人気メニューになるのがわかります。
しつこいですが、たまごが「ふわっふぁ」なんです。
もう「たまごふぁっふぁカツ丼」です。
「ふぁっふぁ!ふぁっふぁー!」を存分に愉しんだあと、またお店の人に話を聞いてみました。

このカツ丼は、店主の奥さんが考案し、今でもこの「ふぁっふぁ感」を求めて通う常連もいるとのこと。

今は娘さんもお店を切り盛り。
その娘さんのお婿さんが、厨房で腕を振るっているとのことでした。

昔から続いている店には、何か秘訣がある。
「ふぁっふぁ!」な、素敵な出会いがありました。

 

次回予告
「こんなにおいしい、海老フライがあったなんて・・。」
乞うご期待ください。

 

 


 

三栄食堂
三重県度会郡南伊勢町慥柄浦644
tel  0596-72-0532

 

yusuke.murayama

村山祐介。OTONAMIE代表。OTONA MASTER。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で