ホーム 01【食べに行く】 01ランチ・スイーツ・カフェ・パン・女子会 【東京で見付けた三重】銀座のビジネスマンが初伊勢うどん。この優しさ伝わる??

【東京で見付けた三重】銀座のビジネスマンが初伊勢うどん。この優しさ伝わる??

”ビジネスマーン ビジネスマーン
ジャパニーズ ビジネスマーン”

懐かしい栄養ドリンクのCMソングを、
口ずさみたくなるビジネス街 東京・銀座。

鳥居がありました。

伊勢うどんがありました。

三重が色々ありました。

 

伊勢うどんってどんなもの??

そんな質問をしてきた友人は、
ネイビーのスーツをビシッと纏った、
THE 銀座のビジネスマン

柔らかくて平和なおうどんだよ
という私の答えに、
全く腑に落ちていない様子。

それ以上ムダな質問をすることもなく、
小伊勢うどんを注文する友人。

出てきた伊勢うどんを見て、
まず汁気がないこととに驚いたようだ。

かまぼこは伊勢の中西蒲鉾店

尾鷲ヒノキの升に入った天かすをパラパラし、

友人:『いただきます』

さて、初伊勢うどんの感想は・・・。

友人:『おー、ふーん、うんうん、新しい食べ物って感じだね』

―—優しさ、感じる?

友人:『優しさ?いや、それはよくわからないけど素朴だね。思ったよりもタレにコクがあって味噌かと思ったよ』

―—どんな時に食べたい??

友人:『基本元気で、ちょっと弱ってる時かな』

三重県伊勢で400年以上前から愛されてきた伊勢うどん。

この柔らかさは、
お伊勢参りの旅人のを気遣ったという説を話したら、
とても納得していた。

 

三重の食材に魅了されたオーナーみっしぇるさん

ここは銀座六丁目にある
ISE-UDON BAR 伊勢物語

三重県の食材を多数扱っているが、
オーナーさんが三重出身というわけではない。

『ある店で伊勢うどんを初めて食べた時、その美味しさにすっかりはまってしまったの』

みなみ製麺を手に話してくれたのは、
オーナーのみっしぇるさん。

関東では中々出会えない伊勢うどんだが、
みっしぇるさんは、
三重出身のママがいる東京・浅草の食堂でたまたま食し、
その美味しさに衝撃を受けたという。

うどんといえばコシ!!
というのが世の主流となっている中、
ふわっと柔らかな伊勢うどんは、
幼少期の想い出を蘇らせたそう。

みっしぇるさん:『風邪引いた時とかに作ってもらうおうどんて、柔らかくて優しいでしょ』

すぐに有楽町で23年やっている、
まんぷく食堂という居酒屋で提供するため、
みなみ製麺さんから取り寄せをした。

はじめ、店のスタッフたちは、
柔らかいうどんに対して後ろ向きだったが、
たまたまコラムニストであり伊勢うどん大使の、
石原壮一郎さんの記事を見付けスタッフに紹介。

ふわっと優しく、
平和的な伊勢うどんは、
やわらかさを通じて大人の何たるかを教えてくれている!
と解く石原氏の伊勢うどんへの愛に触れ、
スタッフ皆の感覚が変わったという。

また記事の切り抜きを店に張り出した直後に、
石原氏本人が来店したという驚きの展開もあったそう。

伊勢物語オープン後に出来た三重県出身のお客様つどいのノート。1ページ目に石原さんのサイン!

その後、まんぷく食堂では、
伊勢うどん始めとする、
三重食材の取り扱いを増やしていったが、
なぜ三重??と聞かれることも多かった。

そこでわかりやすく、
伊勢を出した名前で新たに銀座にオープンしたのが、
こちらのISE-UDON BAR 伊勢物語とのこと。

伊勢金魚をイメージした襖

―—銀座の方々に伊勢うどんの評判はいかがですか?

みっしぇるさん:『賛否あるものの、ランチや飲んだ後に食べたいなど、ビジネスマンのファンは多いですよ』

 

尾鷲ヒノキの升に入った松阪牛すき焼めし

伊勢うどんも好評だが、
ランチの人気メニューは、
松阪牛のすき焼きめし

柔らかな松阪牛に、
卵を絡めていただきます。

卵は別注

友人:『尾鷲ヒノキのほんのりとした香りがまたイイね』

土地柄、外国人客も多いため、
このヒノキの升はとても喜ばれるのだそう。

他にも期間限定で登場する
松阪牛の100%ミンチのハンバーガーも人気。

時季によっては、伊勢まぐろやサメタレなども登場

昼間からお酒が飲めるので、
ビール片手にビジネスランチをされている方々もちらほら。

熊野のみかんを使ったカクテルも

あの栄養ドリンクのキャッチフレーズ、
”ジャパニーズビジネスマン、24時間戦えますか?”
は今の時代にはそぐわないが、
伊勢うどんから優しさを、
松阪牛から英気を養って、
午後からの仕事にも気合が入る…はず!!

 


ISE-UDON BAR 伊勢物語
住所:東京都中央区銀座6-3-7 AOKI TOWER 1F
電話:03-6264-5721

 

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