ホーム 04【知る】 DIYなコンテナスタジオ、レコーディング機材は世界基準 ―2ndthrow studio(セカンドスロースタジオ)― @鈴鹿市

DIYなコンテナスタジオ、レコーディング機材は世界基準 ―2ndthrow studio(セカンドスロースタジオ)― @鈴鹿市

シェア

「レコーディングスタジオを経営しているんですよ」

初めて知り合った、そんな人。

しかも三重で。

というか、県内でレコーディングってできるのか!という小さな衝撃。

そいつは私の好奇心を突っつき始めた。


かの言葉を発した主は、セカンドスロースタジオのオーナー・森田さん。大学卒業後、名古屋で音楽関係の仕事に就いた後、レコーディングスタジオを経営する事を決意、2009年にこのスタジオをオープンさせた方だ。

場所は鈴鹿市池田町、国道23号線から少し入った所を走っていると、、、

コンテナがずらり並ぶ場所が。

えっ、ここかな、、、??

でも地図はここ、ってピン刺してるよな、、、???

あ、

あった。

 

コンテナの並びの一番奥2つ、写真手前がコントロールルームで、奥がスタジオ、という構造。

武骨なコンテナからこぼれる光は人の存在を感じさせ、無機質な冷たさの中で暖かさを際立たせている。

 

まずはコントロールルームでお話させていただいた。

音作りには疎い筆者、あらー何だか分からないけどすごいなー、とパソコン周りをジロジロ見ていると、「その下の大きなコンピュータで全ての音は作られるんです」と森田さん。

― では上のいろいろボタンの付いた機材は??

「ここで各パートのボリュームを操作できるんですよ」

― おお!すごい!有名アーティストのPVに出てくるヤツみたいですね!!

「そうそう、8割ぐらいのレコーディングスタジオがここと同じ機材を使っているんです。国内だけではなく海外のスタジオも含め、です。」

― 世界基準、なのですね!こんな近くに本格的なレコーディングができる場所があったとは、、、!

「この上部の画面はスタジオとつながっていて、様子が確認できるんです。音声でもつながっているので、ダイレクトに音の仕上がりをチェックし合うこともできます。」

― 何だか不思議ですね、、、機械を通さずに壁を隔てた向こう側と話せるなんて。

「レコーディングしている時にガラス越しにアーティストとプロデューサーが話しているの、見たことありませんか?あれと同じですよ」

― あ、なるほど。隣のコンテナだからここではモニターでしか見えないけど、確かにそれと同じ事ですね!

「さすがに壁をブチ抜くのはコンテナのオーナーから許可が降りませんでした笑」

そう笑う森田さん、実は熱い意思の持ち主でもある。

元々鈴鹿市が地元、名古屋での音楽業界勤務時代、ライブハウスや学園祭の手伝いや、自身の音楽活動の経験を重ねるとともに増していった自分のスタジオを持つことへの想い。

一念発起して設立したスタジオの場所は、人口密度の高い名古屋ではなく、地元だった。

「実はここなら予算的な事や、立地に関する問題をクリアし易い、というのもあります。やっぱり大きな音が出ざるを得ないというレコーディングスタジオの性質上、周囲に迷惑を掛けず、且つ運営を続けなければいけませんから。

でもこのスタジオが鈴鹿や、三重の音楽に携わる人たちのきっかけとなって日本全国や全世界に羽ばたいてくれたら、こんなに嬉しいことはないですね。」

発する言葉からは夢を掴みたい人たちを音楽スタジオを通して応援したい、という姿勢が伺える。

ではスタジオの方も見てみてください。隣は僕のDIYの集大成ですから笑」

そう、スタジオ部分は彼の手で普通のコンテナから約2カ月かけてリノベーションされたのである。

内装の様子はこちら。

防音材を施し、化粧板を纏い、出来上がった空間。

そしてそこに設置された楽器やマイク、スピーカー。

1人でこんな設備を作り上げられるものなのかと感心してしまう。

「レコーディングするときは皆さんこんな感じで歌っていますね」

― うん、こういう風景誰かのPVで見たことあります笑。

気さくな雰囲気の森田さん。エンジニアリングも担当してくれるため機材に疎くても大丈夫だそう。

「何ならYouTube 等の動画収録もウェルカムなんですよ笑。実際、映像の仕事も受けているので、音にこだわった映像づくりのアドバイスもできます。幅広い方に気軽に利用していただきたい」

と、柔らかな雰囲気で話す。

 

また現在、東海地方の新人アーティストのオムニバスアルバム「東海RUSH2」制作にかかるクラウドファンディングも実施中。3月末の受付締め切りまで広報活動に余念がない。

「これも地元アーティストを育てる機会にできたら、と思い企画したものです。達成してくれたら嬉しいですね。」

 

音楽を中心に人が育つ場所作りを目指す、そんな今と未来をつなげる場の可能性を探り続けるセカンドスロースタジオ。

 

今手元にある種はいつか、育ち花咲く時がくる。


【セカンドスロースタジオwebサイト】

http://2ndthrow.jp/

 

hiromi

hiromi。OTONAMIE公式記者。三重の結構な田舎生まれ、三重で一番都会辺り在住。デンマークに滞在していた事があるため北欧情報を与えてやるとややテンションが上がり気味になる美術の先生。得意ジャンルは田舎・グルメ・国際交流・アート・クラフト・デザイン・教育。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で