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世界一の巨大魚市場である築地。視察に訪れた尾鷲市長に密着!!

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尾鷲市長が築地にキタ――(゚∀゚)――!!

東京都中央区にある築地市場。

世界一の巨大魚市場である築地に視察に訪れたのは、
三重県尾鷲市の加藤千速市長

阪急百貨店(現:阪急阪神百貨店)の役員や、
スーパーマーケットを展開する阪急オアシスの社長を経て、
今夏、尾鷲市長に就任した加藤市長。

――市長!!視察に同行させて頂いてもいいですか??

市長:『もちろん。ガンガン行きましょう!』

一見、顔は怖いけど、笑うとチャーミング。
熱い商人魂を持った市長である。

 

梶賀のあぶり、知ってる??

最初に訪れたのは築地の音幸商店

音幸商店では、
尾鷲市梶賀町に100年前から伝わる
魚の燻製保存食「梶賀のあぶり」を取り扱っている。

梶賀のあぶりは、
魚の旨みを生かしたシンプルな塩味に
スモーキーな香りを楽しめる伝統食で、
2010年以降、地域おこし協力隊と共に本格的に商品化したもの。

過疎化が進む梶賀町の起爆剤として注目されている特産品である。

※梶賀のあぶりについて詳細は下記記事をご参照↓
gyoson. カメラを片手に、漁村をぶら旅。(須賀利・梶賀)

そのまま食べても美味しいけれど、
身をほぐし葱を添えお茶漬けにするのもおすすめ。

現地の漁師さんは、
更に炭火で焼いた餅をONして「餅茶漬け」にするらしい。

音幸さんに東京での評判を聞いたところ、
ファンはいてリピート率も高いそう。

まだ知名度が低い為、
食べ方の提案や扱っている他店と情報共有を図りつつ
広めていきたいとのこと。

 

上から眺める築地市場。

ここからは、
ターレットトラック(通称:ターレ)に乗り、
音幸さんに築地場内を案内いただく。

楽しそうな市長

ターレのことを市場関係者は
「ぱたぱた」や「ばたばた」とも呼ぶそう。

築地市場を上から眺めると、こーんな感じ。

東京の市場は、
江戸時代初期に幕府を開いた徳川家康が、
城内の台所を賄うため、
現在の大阪市佃町から漁師を呼び寄せ、
魚を幕府に納めさせる一方で、
日本橋のたもとで売るのを許可したのが
始まりとされるそう。

その後、関東大震災の影響等々により、
日本橋の魚市場から現在の築地に移転。

扇状にカーブしているのは、
かつては場内に鉄道の引込み線がひかれ、
東京市場駅としての荷下ろし場所であったから。

現在約700の店舗が軒を連ね、
1日の入場者はおよそ4万数千人。

社長!!と呼びかけると、
返事する人が沢山いるとか。

以前は4年に一度、
公平性を期すための店舗配置換えがあり、
たった3日間で全店舗が引越をするという
大イベントがあったらしい。

奥に見えるのは、隅田川に掛かる築地大橋。

『やっぱり築地は規模感が違うなぁ』と市長。

 

ターレが勇ましく行き交う場内へ。

生きたまま築地に届く活魚が集められる、
”活け場”を見学した後、

昭和の雰囲気が漂う場内へ。

マグロの競りが行われるマグロ卸売場。

早朝の競りは、先着120名まで見学可能

早朝の時間帯は
仕入の業者さん優先となる場内の仲卸エリア。

ターレを降り、
店頭に並ぶ魚介類を見て回る。

私たちが訪れたのは朝10時過ぎで、
場内が一段落した頃。

それでも狭い通路を、
勇ましくターレが行き交うので、
お邪魔にならないようオロオロ。

お!三重県からやってきたお魚を発見。

こちらも三重県桑名の地蛤。 

そうそう、
関東では脂の多い魚が好まれる印象だけど、
三重県南部には、脂が乗ってなくて美味しい、
さんまの丸干し」というものがある。

冬、熊野灘沖に南下する程よく脂の抜けたさんまを、
丸ごと天日干ししたもの。

脂が少ないからこそ、水分が飛びやすく劣化しない。
旨味が凝縮され、噛めば噛むほど味わいが出るのだ。

別名は、かんぴんたん。

三重県の方言で、
カラカラに干からびたものを言うのだそう。

 

毎年約450名減少している漁師。

市場にずらりと並ぶお魚だけど、
実は今、漁師の高齢化や後継者不足等による減少が
深刻な問題となっている。

三重県においては、
平成15年には12,261人であった漁業就業者数が、
平成20年には9,947人、平成25年時点では7,791人。
※三重県水産業・漁村振興指針より

単純計算で、毎年約450名が減少していることになる。

尾鷲市の漁師は、
地元組とIターン組がうまく融合しているそうだが、
それでも若手の確保・育成は急務。

漁師がいなくなってしまうと、
仲卸業者も成り立たない。

資源保護と経済性とを両立させた漁業に向け、
サステイナブルな構造を創っていくこと。

それは水産全体の課題である。

仲卸業界でも
以前は一円でも安く買いたいという考えがあったものの、
今は漁師の仕事を理解した上、
なるべく尽力する方向にシフトしているのだそう。

そして、魚を提供する飲食店等でも然り。

アンテナショップのように、
産地の現状をお客さんに理解してもらう場を設け
努力する傾向にあるという。

尾鷲市長としても、
行政からバックアップ出来ることに全力を注ぐ意向。

浜と築地がうまくリンクし、
Win-Winの関係で成長していきたいという
有意義な話し合いとなっていた。

 

市長、魚は読めるッス。

築地を出てから向かったのは、
日本最大級のふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』を
企画・運営する株式会社トラストバンクの本社。

トラストバンクの須永社長より
地域の想いと魅力を伝えるふるさと納税について
課題の本質的な解決へと繋げる
ユニークな発信事例とアドバイスを伺った。

来社記念に、
ふるさとチョイスマップへ尾鷲のサイン。

丁寧に「魚」にも送り仮名が…

市長、それは読めるッス!!

 

東京だけど、朝から尾鷲三昧。

朝からタイトなスケジュール。

ラストは、
三重県尾鷲市にて漁業に参入する東京の企業
マスコミ・関係者向け発表会に登壇し、
尾鷲市の漁業振興への取組及び、
地域特産品の振興についてのご講演。

ふるさと納税の返礼品としても出品している
尾鷲まるごとヤーヤ便もしっかりPR。

朝から尾鷲尽くしだった東京。

最後に市長に伺った。

―—企業マンから市長になり、ギャップはありますか?

市長:『特にないですね。相手にどう理解してもらうか、どことどうコラボを組んでいくかという考え方や、議会を通すという流れについても、基本企業も同じだから』

―—最後に教えてください。市長の一番好きな肴はなんですか??

市長:『ガーリックトーストかな』

 

福田ミキ
フクダミキ。OTONAMIE副代表。OTONA MASTER。 仕事は東京の企業の社長秘書兼オフィスワークセンター長。数年前から社会人学生でもある。2014年に夫の都合で東京から三重県桑名市にお引越し。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。この記者が登場する記事 ※くわブロにて情報更新中

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