ホーム 00秋 ここにしかない新姫ちゃんは、眩しい程の名前して、意外とオールマイティだった。

ここにしかない新姫ちゃんは、眩しい程の名前して、意外とオールマイティだった。

ニュープリンセス、ここにあり。

三重県熊野にしかない
希少な柑橘「新姫(にいひめ)」をご存知??

熊野市新鹿(あたしか)にて偶然発見された新種で、
タチバナと在来マンダリンが自然交配したもの。

小さく可愛らしいビジュアルと、
発見された地名 新鹿とをかけてその名は付けられた。

 

新姫ちゃんを収穫してみた。

収穫ピークは10月~11月上旬くらい。

先端が湾曲したハサミでチョキン。

他の実を傷つけぬよう、
出っ張ったヘタは改めてチョキン。

立派な棘がある幼木期。

鹿や猪も新姫ちゃんが大好きだそうで、
さらわれぬよう圃場の周りには厳重な柵。

直径3cm程の新姫ちゃん。
ラブリーサイズ過ぎて、中々カゴがいっぱいにならず、
収穫途中に発狂したくなるという話も・・・。

とにかく無心になれる上、
フレッシュな香りに包まれるので、
気分はまるでアロマ瞑想

因みに今回収穫させて頂いたのは、
熊野市議会議員の久保さんの圃場。

新姫ちゃんの収益で、
集落の電気代を賄っているのだそう。

 

意外と大人の顔を持つ新姫ちゃん。

可愛い名前からは、ちょっと意外な酸味と苦み。

でもこの苦みが、なんともいえないオトナ味。

サワーはもちろん、ビールに絞るとコクが出る。
ちょっと塩を舐めながら・・・なんて最高です。

醤油と合わせてポン酢にするのもよし、
フライやお刺身に絞るのもよし。

お鍋やシメのお茶漬けにも相性抜群。

なんてオールマイティ。

一見、自己主張が強そうな名前だけれども、
意外にも大人な顔を持つ名脇役。

苦旨な新姫ちゃんとのシナジーが愉しめる時期も
もう残りわずか。

 

 

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