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【三重のカフェ、おしゃれ】プロとは何か?ぬくもりのNanairo珈琲

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皆さんこんにちは!TOSHIです。ほぼ食レポ出身のライターです。

突然ですが、プロって、なんでしょう?「プロフェッショナル」の定義ってなんでしょうか?プロとアマの違いは?

その答えを教えてくれたのは、三重県のおしゃれかつ、どこかあたたかいカフェです。

今回ご紹介する桑名市の「Nanairo珈琲」は、おしゃれでおいしい、でもぬくもりのある、とってもすてきなカフェ、「街のすてきな珈琲屋さん」です。

知らなきゃ損!肩ひじ張らずに読んでくださいね!!

三重のカフェ、おしゃれ。「Nanairo珈琲」

歴史ある街、三重県桑名市。桑名駅から、雨にも濡れずに行ける場所に、「Nanairo珈琲」はあります。

そこには、ぱっと見にはちょっとクールそうなマスターと、可愛らしい奥様がいます。

お店は広くて開放感があり、いつも清潔です。おしゃれだけれど入りにくくない店。ここに来ると、いつもほっとします。本当にすてきなカフェ。

今日は、「7種の野菜が入った焼きカレー(単品1100円、セット1300円)」、「サラダプレート(1100円)」、「nanairoブレンド(470円)」をいただきました。

サラダプレートは、ヘルシーでいながら、はっきりとしたおしゃれな味。こんなお料理をつくれたらモテそう。サラダもポテトサラダもウインナーもみんなおいしいです。ワインのおともにもいいかも。

7種の野菜が入った焼きカレー。うーっ、おいしいっ!!あっつあつのチーズとカレーと焼き野菜のハーモニー。落とし卵のコクもたまりません。焼き野菜はトロトロ、しゃっきり、ホクホクと、違った味と食感が楽しめて、絶品!

この前、全然違う場所で、ここの焼きカレーは桑名名物だって言っている人に会いましたよ。とにかく、くらっとくるくらい、おいしいです。

そしてnanairoブレンド・・・この奥深さ、なんといえばいいのか。海の色を、どうたとえればいいのか、本当は誰にも分からないですよね?それと同じくらい、奥深いおいしさです。

「今日もとってもおいしいです。いつもおいしい

私がNanairo珈琲を取材させていただこうと思ったきっかけは、

「個人がやっていらっしゃるお店のようなのに、どうしてこんなに『いつもおいしい』のだろう?こんなに安定感のある、いい味が出せるのだろう?」

と不思議に思ったからでした。

Nanairo珈琲の営業時間は長いです。基本的に、平日は木曜日をのぞく午前10時から午後9時まで、日曜日と祭日は午前10時から午後7時までです(※2017年12月現在)。

それなのにいつもおいしい。味に安定感がある。これは基本のようでいて、実は難しいことであるのは、飲食業に関係している人にはお分かりではないでしょうか。

このカレー、ひょっとしたら、どこかよそでつくってもらっているのだろうか、とまで私は考えていました。

ここのカレーの味がいつもと少しだけ違っていたことは、私の知る限り一度しかありません。

このお店にはファンがたくさんいます。それもあって、夏のお祭りの日は凄い人でした。とても暑い時期でした。その数日後だったでしょうか。いつも冷静そうなマスターの機嫌が珍しく悪くて、「・・・のアイスはどうなったんだよ!」と奥様におっしゃっていました。

その日だけ、おいしいのですけれど、いつもとちょっと違った味がしたので、ああ、これはきっと手づくりのカレーなんだと思ったのです。

「どうして?」Nanairo珈琲のマスターにインタビュー

そこでNanairo珈琲のマスター、松島潤さんにインタビューさせていただきました。よろしくお願いいたします!

ーーどうも、いつもおいしいこちらのカレーは自家製なのですか?

松島さん:「完全に自家製です。タマネギを炒めるところから私が調理しています」

ーーそうなんですか!お店をやろうと思ったきっかけは?

松島さん:「僕の兄は、つくば市でアイリッシュパブを経営しています。『Brasserie&Bar  finlaggan(ブラッセリ―&バー フィンラガン)』です。僕はそこで3年修業しました

――なるほど、私はこの店のお料理は、丁寧につくられた、はっきりしたおしゃれな味だと思っているんですが、それはお兄様の影響もあるのでしょうか。

松島さん:「その時とはまた違って、料理は自分でアレンジしています」

――そうですか、じゃあもうこのカレーは松島さんの味なんですね。このお店をやろうと思ったきっかけは?

松島さん:「修業時代に通っていたお店に、とても美味しいカフェがあったんですよ。そこで自家焙煎のコーヒーの魅力にはまって焙煎機を買っちゃったんです」

――買っちゃったんですか!!(「怒られませんでしたか?」と聞きたいのをぐっとこらえる)

松島さん:「はい。それで、その自家焙煎のコーヒーをまわりに飲ませるようにしたら、夜な夜なひとが集まるようになっちゃって・・・

ーー夜な夜なひとが集まるようになっちゃったんですか。コーヒーのおいしさはもちろん、松島さんと皆さんのご人徳もあるでしょうねえ。

松島さん:「そのうち自分も店をやりたいなという気持ちがあったんですが、それで自家焙煎のコーヒーの店を開くことにしたんです」

『感性と、地道な努力の賜物(たまもの)』Nanairo珈琲のコーヒー

皆さん、自家焙煎のコーヒーとそうでないコーヒーの違いってご存じですか?

「焙煎(ばいせん)」とは、コーヒー豆などを焙(ほお)じて煎(い)ることです。

そして生のコーヒー豆というのは、焙煎のしかた、焼き方で同じ豆でも味が違ってくるんですね。

下記は「暮らしと珈琲 みちみち種や」の公式ウェブサイトからの引用です。

『大量に焙煎するということは大量に販売することを目的としています。それは、何千人・何万人・・・の人々が安くておいしい珈琲を楽しむことができるというメリットがあります。

ただし、この場合の「おいしさ」というのは多くの人が「おいしい」と感じる「おいしさ」「一般的なおいしさ」と言えると思います。

それに対して自家焙煎の珈琲は大量生産では引き出すことのできない珈琲豆本来の個性豊かな香りとコクをしむことができるというメリットがあります

出典「暮らしと珈琲 みちみち種や」公式ウェブサイトhttp://www.taneyaka.com/?mode=f3

松島さんも、生のコーヒー豆を仕入れて、豆のカラなどが入っていないかどうか、もしあれば、自分の手で取り除くという作業をするところから始めます。「ハンドピック」という作業です。もし入っていると、あとで味に雑味が出るからです。いわばご自身による最終チェックでしょうか。

松島さん:「もっとも、うちはハンドピックもされている、風味もいい、グレードの高い豆を東京から買っているので、それはあまり必要ないですけれどね」

ーー焙煎はどこでやっていらっしゃるんですか?

松島さん:「自宅です。この店には焙煎機が入らなかったんですよ」

ーーええっ、自宅でやってらっしゃるんですか?突っ込むつもりはないですが、まさに『自家焙煎』じゃないですか!!

松島さん:「それぞれの豆の、その時の状態と、今日の気温と湿度も考慮に入れて焼いていきます。豆の水分量、大きさ、酸味を生かしたい豆なのか、それとも苦みなのか、甘みなのか。その豆の、一番いいなというところで焙煎をとめるんです。同じ豆であっても、その人の感性によって、味は変わるのです

ちなみにNanairo珈琲では、コーヒーは一杯一杯、「ハンドドリップ」で、人の手で淹れられます。

それにしても、なんて地道な作業でしょうか。そして、私を含むお客様は自分の好きな時にやってきて、基本的に一杯しか飲みません。でも松島さん達やNanairo珈琲の皆さんは、長い営業時間の間に、ずっとそれを続けるのです。

個人経営のお店だからこそできる、きめ細かな味とサービスです。

これはインタビューのあとで考えた、私の完全な私見で、松島さんにも訊かなかったことなのですが、人間ですからそれが楽しい時もあれば、体調によってはそうでない時だってあると思うのです。

けれどどんな時も、調子のいい時もそうでない時も、自分と闘って、安定した、クオリティの高い味をお客様に出し続ける。それができる人がプロフェッショナルなのだと私は思います。

ーー感性と努力ですね。地道で丁寧な努力のつみ重ね、ここのコーヒーは、その賜物(たまもの)だったんだ・・・。

夏に、松島さんご夫婦のお2人に絶妙によく似た、まだ幼いお嬢さんが、たまたまお店に遊びに来ていたことがあったのですが、もの凄く遠くからお父さんである松島さんをウチワであおいで、「パパ、涼しい?」と言っているのを見て、私まで涙が出そうでした。

このお店のおかげで私は、コーヒーの奥深さに目覚めました。今ではいろいろなコーヒーを楽しんでいます。

前述しましたが、Nanairo珈琲は桑名駅のすぐそば、駅ビルから雨に濡れずに行けます。桑名観光にもいいんじゃないでしょうか?絶対おすすめの、おいしくてすてきなお店です!!

Nanairo珈琲 http://nanairo-coffee.net/

Nanairo珈琲 Facebook https://www.facebook.com/NanairoCoffee/

※記事内の情報はすべて2017年12月のもので、価格を含むすべてのサービスは予告なく変更になる場合があります。

TOSHI
「それでも東海は世界一」と愛してやまない、ほぼ食レポ出身のライター。三重県出身だが、最近三重のよさに目ざめた。某調理師専門学校の通信生。旅と食、人間の美がライフワークです。別名は竹井夙(たけいとし・「夙」の字は「しゅく」で変換可)。https://ameblo.jp/6104163/ 得意ジャンル:食レポ、旅行関係、人間の美の追求

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