ホーム 00夏 カッチカチやで。薪で炊いた小豆で作るミルクのアイスキャンディー。

カッチカチやで。薪で炊いた小豆で作るミルクのアイスキャンディー。

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えっ、薪で炊いてるの?!

暑い。

頭も身体も溶けそうだ。

ひんやりが欲しい。

そうだアイスだ、アイスを食べよう。

えっ!?

ちょっと待って、

このアイスキャンディー屋さん、

小豆を薪で炊いてるの!?

「薪で炊いた上質の大粒あずきとミルクのキャンディ-」というポップがふと目に入った

 

毎日5時間かけて炊くふっくら小豆

三重県桑名市にある
創業60年のアイスキャンディー屋「元祖マルマン

2代目のご主人と奥様、
そしてご親戚の方々で営む、
アットホームな明るいお店。

商品はアイスキャンディーのみ。

そのアイスに使う小豆を
毎朝6時から薪で炊いているという。

早速、小豆のイイ香りが漂う方へと、
お邪魔すると・・・

ありました、おくどさん

電気でもガスでもなく、MAKI。

です!!

マルマンでは、
このおくどさんにて、
毎日2回、各5時間かけて小豆を炊いている。

--薪とガスとでは、味の差は大きいですか??

奥様:もうぜんっぜん違うわよ。
薪は小豆がふっくら柔らかく炊けて、糖度も違うの。
お米も薪で炊くと美味しいでしょ。

最近、和菓子屋さんでも、
餡子を外注するところが増えているなか、
アイスキャンディー屋であるマルマンさんの
小豆へのこだわりがすごい。

炊いている間は、
小豆の状態を見つつ
薪で温度調整をし続ける。

夏、おくどさん周囲の気温は、
40度以上にもなるという。

ひんやりと涼しげなアイス屋さんにて、
こんなにも暑い熱~い工程を見られるなんて!!

 

突然ですが、人気コンテストの結果を発表します

パンパカパーン。

突然ですが、
人気コンテストの結果を発表します。

3位 子供たちからの支持も高い”コーヒー”

2位 女性ファンの多い”フルーツ”

左がフルーツ、右がコーヒー

そして、
栄えある1位は、”氷菓 アイス饅頭

アイス饅頭とは、
三重県桑名の銘菓で、
製造しているメーカーは市内に3社。

”饅頭”という名が付いているけれど、
お餅等で包まれた柔らかい饅頭とは別物。

饅頭の形に似た、
小豆とミルクで作られた
素朴なアイスキャンディーのこと。

アイス饅頭のおしりからキャッ。

乳化剤や安定剤等は一切使用していない為、
カッチカチの硬さなのが特徴。

マルマンのアイス饅頭のカッチカチレベルは
比較的マイルドで、
ハネの部分なんてとってもミルキー。

あゝかぶりつきたい

 

夏は毎日1000本以上!!

夏は毎日1000本以上作り、
夕方には売り切れるのだそう。

早朝、薪をくべるところから始まり、
袋詰めしたアイス饅頭は、
24時間かけ冷凍庫で寝かす。

工程的には、
1時間で作れる数は約32本だそう。
(冷凍や小豆を炊く時間以外)

開店と同時に、
朝からお客さんひっきりなし。

しかも皆さん、
20本以上纏めて買っていかれる。

--大家族のお客さんが多いんですね。

奥様:ん?あ、やだ~。20も30もの大家族、そんないないわよ。
皆さん冷蔵庫にストックしておくのですって。
これ桑名の不思議の一つなのよ(奥様は愛知県出身)

どうやら常連さんたちは、
自宅の冷凍庫にアイスキャンディーのストックがないと
落ち着かないらしい。

 

カッチカチのアイス饅頭、どうやって食べる??

歯が立たないのが
アイス饅頭というもの。

アイス饅頭同士で打つと、カチカチ音がする。

ガシガシと前歯で削りながらいただく。

つやつやの小豆

薪で炊いた大粒の小豆がたっぷり詰まっていて
ミルキーなアイスとの相性抜群。

しっかりと小豆の食感と風味を感じる。

ところで、この棒短くない??…と思っていたが、
長さがあると、
冷凍した時に乾燥で折れてしまうため、
上質な割り箸を、
3分の1にカットして使用しているのだそう。

ご主人:とにかく硬いんでね、舐めて溶かしながら食べるか、
10分程常温で置いてから食べるとちょうどよいと思うよ。
レンジでチンして食べるという方や、
お風呂入る前に冷凍庫から出しておくというお客さんもいたよ。

--お!風呂あがり作戦、ナイスですね!

ご主人:歯が折れたとか、差し歯取れたという人もいたよ。

--やっぱりいるんだ(笑)

 

フルーツは玉子さんのオリジナル

昔ながらの製法で作られるフルーツ。

棒を斜めにすることで
抜けにくくなるのだそう。

フルーツには、
3種の果物(みかん・バナナ・パイン)が入っている。

シャクシャク食感で
後味が良いミルクのキャンディー。

昔ながらの懐かしい味。

果物の部分に行きつくと、
また味わいが変わり、嬉しくなる。

果物は、何故この3種なのか。

それはご主人のお母様 たまこさんが
試行錯誤してセレクトされたという。

たまこさんの漢字を伺うと、
まさかの「玉子さん」。

本名なのだそう。

因みに、
マルマンご夫妻が
ご自宅で飼われているわんちゃんの名は、
”あずき”と”キャンディ”

 

包み紙が新聞紙なのがまた良い

アイスキャンディーで
クールダウンした身体。

後味もさっぱりだから、
気分まで爽快♪

「我が家でも ストックしよう 氷菓子」

密かに心の一句。

ということで、数本購入。

保冷効果の高い新聞紙でくるくる

まだまだ暑い夏。

ひんやり熱~い小豆を楽しみながら、
懐かしい味わいにほっとしましょ。

 


元祖マルマン
住所:三重県桑名市京町33
電話: 090-9943-3446

 

福田ミキ
フクダミキ。OTONAMIE副代表。OTONA MASTER。
仕事は東京の企業の社長秘書兼オフィスワークセンター長。数年前から社会人学生でもある。2014年に夫の都合で東京から三重県桑名市にお引越し。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。この記者が登場する記事
※くわブロにて情報更新中

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