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いざ!という時の為に普通救命講習を受けてきた

突然目の前で人が倒れたら今の自分には何ができるだろうか?

その倒れた人が大切な人だったら?

「何としても助けたい」

ってなりますよね。

 

平成27年度救急車の救急出動は600万件

約5秒に1回

約24人に1人が救急車で運ばれている計算になります。

 

実際救急車を呼んだこともある方も多いでしょう。

もし、救急車を呼んだ理由が心肺停止だったら?

あなたは胸骨圧迫処置(心臓マッサージ)できるでしょうか?

人工呼吸ができるでしょうか?

AEDは使うことができるでしょうか?

 

心肺停止状態で意識を失ったまま10分間放置すると1分ごとに7~10%救命率が低下するそうです。

1分1秒でも早く処置をしなければなりません。

東海大震災が起きる起きると言われ続けているこの東海地区に住む私たちは目の前に倒れた被災者を救うことができるでしょうか?

 

三重県では各市町村で胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAEDの使い方を知ることができる講習会を実施しているそうです。

「普通救命講習 お住いの地域」で検索するとすぐに出てくると思います。

 

実際に、心肺蘇生法やAED、異物除去、止血法などを3時間で学ぶコースの普通救命講習会を桑名市で受けてきました。

時間は9時から12時の3時間。

講習会後には修了証も渡してくださるとのこと。

 

受付を済ませ、いざ会場へ。

 

そこに・・・

横たわるちょっと変わったお人形・・・

それが3か所ありました。

 

開始まで時間があるのでと手渡されたのがこれ。

「こんにちはー!」

 

先ほどの人形にこの口の部分を装着して練習できる様です。

実際、講習中は写真撮影禁止でまじめに講習会を受けます。

 

まずは座学で心肺蘇生法を学びます。

DVDを見て救急車の手配やAEDを探してきてもらう指示、胸骨圧迫(心臓マッサージ)のやり方や人工呼吸の必要性などを学びます。

実際先ほどの人形に口の部分を付けて実演もします。

各グループに分かれて講師についていただき練習スタートです。

  1. 倒れている人を発見したら意識の有無を確認!肩を最初は弱く、徐々に強めに3回ほどたたいて「大丈夫ですか!!大丈夫ですか!!」
  2. 意識がない場合はすぐに救急車を呼ぶ手配をします。「誰か来てください!(複数人いれば)あなたは119番通報をお願いします。あなたはAEDをもってきてください」と指さしで指示を出す。
  3. 呼吸の有無を胸とお腹のあたりを見て10秒以内で確認。
  4. 呼吸なければ胸骨圧迫(心臓マッサージ)開始。胸の真ん中あたりを約5センチしっかり沈むほど30回圧迫。(意識がある人にはしてはいけません)
  5. 嘔吐や出血が無ければ人工呼吸を2回(人工呼吸の技術と意思があれば)。嘔吐や出血がある場合は感染症の恐れもあるので無理にはせず、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を継続。
  6. AEDが届いたら電源を入れAEDの指示に従う。

救急隊が来るまでの間、4~6を継続して行います。

一人ではとても大変です。もし、胸骨圧迫(心臓マッサージ)をしたことがある人が近くにいれば1~2分で交代でやることが大事です。

 

 

「AEDなんて使ったことないから怖くて使えないわー」

って方も多いと思います。

実際私もそうでした。

でも、今のAEDは電極パッドをちゃんとつければ機械自体が判断して倒れている人にAEDが必要なのかを判断してくれます。(AEDすごい!)

心臓が止まっている人には使うことができませんので心臓マッサージを続けてください。

心臓が小刻みに震えている状態(心室細動)の人に使うものです。(これも知りませんでした)

そして金属がないか、隙間がないか、水気(汗など)がないかを確認したら絶対大丈夫!

ネックレスをしていれば首元にあげる(近くに置かない)女性であればブラジャーは上にあげるだけで大丈夫です。

女性が倒れているのであれば人の壁を作ってあげましょう。

 

AEDパッド隙間があるとAEDが効きません。

もし、倒れている人がすごい胸毛だったら・・・?

胸毛の上からAEDを使うと焦げてやけどになるそうです。

ではどうすれば・・・・?

 

 

「基本的にシェーバーが入っていますが、シェーバーが無い場合は2枚パッドがあるので1枚貼って胸毛をビッと剥いでください。

胸骨圧迫(心臓マッサージ)が必要な方は意識がありませんから躊躇せずやってください。」

 

oh・・・

胸毛もりもりの人は覚悟してください。

中にはシェーバーが入っていることを祈ってください。

 

あとはのどに詰まったものを除去するための対応(異物除去法)や簡易的な止血方法なども教えてくださいます。

 

こんな感じで3時間の講習会は終了。

修了証をいただいて帰ります。

私の受けた桑名市では市内の中学1年生が救命講習の授業を受けるそうです。

桑名市すごい!

 

桑名市の普通救命講習の定期開催は月に1回です。

確認して受講してください。

受講料は無料となっています。

 

県内の普通救命講習会の開催については各自治体へ問い合わせてみてください。

 

桑名市では7月23,24,25日と来年の3月11,12,13日で「応急手当普及員講習」を開催するそうです。

 

この応急手当普及員講習を受講して応急手当普及員になれば普通救命講習会や救急法を開催して指導ができます。

みんなに救急法を普及ができるそうです。

かっこいい!!!

興味がある方はぜひホームページをご覧ください。

http://www.city.kuwana.lg.jp/index.cfm/23,39504,241,577,html

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