ホーム 01【食べに行く】 食べる離島答志島 Vol.2 六地蔵というシュールな名前にじゎる。桃こまちというブランド牡蠣に唸る。

食べる離島答志島 Vol.2 六地蔵というシュールな名前にじゎる。桃こまちというブランド牡蠣に唸る。

今日も離島からGood Day!OTONAMIE代表のむらやーまです。
OTONAMIEのともーこさんのマネをして、私も外国人風の呼び名にしてみました。

そんなことはさておき皆様、焼いても煮ても縮まない牡蠣ってご存知ですか?

0215sonDSC_0101

そう、三重県の離島答志島の桃取地区で生産されているブランド牡蠣 “桃こまち” です。

個人的に牡蠣が好きで、三重県各地の牡蠣を食べまくっている私としては「これは食べるしかない!」と思い、答志島の海女小屋に行きました。
するとそこには思わぬ魅力がいっぱい。

0215sonIMG_9578

島に到着。
海女小屋に行く前に、漁港見学。
答志島の答志漁港は、一般の方でも受付をすれば見学ができます。

0215sonIMG_9575 0215sonIMG_9581 0215sonIMG_9582 0215sonIMG_9583

ギョ・ギョ・ギョ。
お魚いっぱーい!
さすが三重県屈指の漁場を誇る答志島ですね。

0215sonDSC_0107 0215sonDSC_0106

そして海女小屋へ。

0215sonDSC_0137

リアル海女さんに牡蠣を焼いてもらうという、なんとも贅沢なオトナの時間。

0215sonDSC_0118

あぁー、ぷるんっぷるん。旨みしかない!
生きているなぁー!私も地球も、そしてあなたも。

wakameDSC_0105
わかめのしゃぶしゃぶ
0215sonDSC_0099
牡蠣以外も海の幸がいっぱい!
0215sonDSC_0098
鯛まである
0215sonDSC_0146
あぁもぅ、貝のパラダイス銀河♪
0215sonDSC_0138
ひもーの!Yeah!

あー、海の幸を食べまくっておなかいっぱい。

0215sonDSC_0569
はまうの濱口さん

答志島のお好み焼き屋、はまうの濱口さんと鳥羽市の風太さんにガイドして頂きながら少し散策。

0215sonDSC_0391

シンプルなガソリンスタンドをパシャリ。

0215sonDSC_0379

急勾配で細い路地。
どこか懐かしい風景。

0215sonDSC_0369歩いていると、生活の音が耳に入ってくる。
なんだかホッとする。

0215sonDSC_0373

答志島の至るところに書いてある、マル八。

八幡祭っていう伝統行事で墨を奪い合って、その墨で書くとのこと。

0215sonDSC_0400

イスが6脚(正確には7脚)。
なんだか不思議だなーと眺めていると、
「以前あのイスの上の壁に “六地蔵” ってお札があったんですよ。」
と濱口さんが教えてくれた。
イスには、島のおじいさんが日なたぼっこのために座っていて、島の知恵袋的な存在だっとという。

0217OTONA_thumb-02
※イメージです。

それにしても “六地蔵” ってネーミング・・・。シュール(笑)

六地蔵付近で日なたぼっこをされていた、おばあさんにお話しを伺ったところ、朝から昼過ぎまで海を眺めながら、日向ぼっこをされているとのこと。

濱口さん「海が大好きなんですよ。島の人は。」
スローライフという言葉が頭に浮かんだ。
何をするわけでもなく、海を眺めながらおしゃべりしたり、お茶飲んだり。
何かしなくては、と毎日バタバタ生きている自分。
なんでだろう。少し自分が哀れな気持ちになってきた。

0215sonDSC_0319

太陽が燦々。
美しい海と島、そして通り過ぎていく漁船。パシャリ。
自分という小さな存在。そう感じた。
そして自分がなぜ、漁村や離島に惹かれるのか。何となく気が付いた。


 

散策を続けていたら島のおばあちゃんに出会った。
私「いま答志島を取材で周っていまして、島の方にいろいろとお話を・・・。」
と言いかけると、島のおばあちゃんが被せ気味に
おばあちゃん「兄ちゃん、わたしらの写真撮ってってー!」

0215sonDSC_0342

取材に同行していた鳥羽市の風太さんが、首から下げていたネームプレートを見たおばあちゃんが、

おばあちゃん「あんた風太って名前かぁ。ええ名前やなぁ。私も次に子ども産んだら、風太って名前にするわ。ガハハ。」

おばあちゃん、オモロすぎ!
なんだろう。楽しい!うれしい!
毎日生活をしていて、こんなにオープンマインドな方に会うことって、そうない。ココロとココロの距離が近い感じ。


 

「海苔の工場があるから、行ってみますか?」
濱口さんに案内され、海苔工場へ。

0215sonDSC_0494

0215sonDSC_0497 以前、答志島には中小合わせて数軒の海苔工場があったという。

0215sonDSC_0479

しかし、すべての海苔工場を閉鎖して、一つの大きな海苔工場を共同組合で作ったと濱口さんに教えていただいた。

0215sonDSC_0490

私「えっ。でもそんなことしたら、本来利益が多かった方とそうでない方の儲けのバランスってどうなるのですか?利益が多かった方が損するじゃないですか・・・。」

0215sonDSC_0499

濱口さん「島全体のことを、みなさん考えているんです。だからそういった問題(損をするなど)は乗り越えられるんです。」

0215sonDSC_0331

わかった。
自分がなぜ、漁村や離島に惹かれるのか。
それは、離島や漁村という限られた範囲のコミュニティで暮らすって、自分のためだけに生きていては成り立たないのだ。

“人のために生きる”
言葉にするのは簡単。でも行動に移すのは・・・。
現状に不満があるわけじゃないけど、少なくとも今の私の毎日でそんな言葉を発したら
「いいヤツぶりやがって、あやしいヤツだ。」ってコトになりそう。
でも、この島には自然とそういう生き方が根付いているように感じた。

reDSC_0351

セカセカしていない暮らし。
ギスギスしていない人間。

忙しいのはイイことだと、よく言われる。
でも、本当に忙し過ぎるとき、忙しいとは小さな病のようなモノだと感じた。忙しいと失うモノも多々ある。

少し自分の中で整理したい、リセットしたいとき、またフラっと島に行きたいと思った。

reDSC_0375

津から1時間チョットで行ける離島、答志島。

最後まで濱口さんにお見送りしていただいた。
バイバ—イって、姿が見えなくなるまで。

0215sonDSC_0583

あ た た か い 。

 


 

【取材協力】
海女小屋:島の旅社(0599-37-3339)
ガイド:はまう濱口さん(0599-37-2016)

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で