ホーム 02【遊びに行く】 伊賀FCくノ一、残留に向け価値ある1勝!  なでしこリーグ エキサイティングシリーズ第1節 伊賀vs埼玉 マッチレポート

伊賀FCくノ一、残留に向け価値ある1勝!  なでしこリーグ エキサイティングシリーズ第1節 伊賀vs埼玉 マッチレポート

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スタジアムに着くと、曇った空の隙間からから日差しが差しはじめた。
明るい予感の中行われたエキサイティングシリーズの初戦は、伊賀FCくノ一が前半終了間際にあげた松長佳恵のゴールを守り切り、1-0でASエルフェン埼玉を下した。本拠地・上野での勝利は今季初。下位リーグ首位だった湯郷ベルが大阪高槻に引き分けたため、伊賀は湯郷を抜き下位リーグのトップに立った。

「ホッとしました」
伊賀のキャプテン・那須麻衣子から、思わず本音が漏れた。ファンの人からもらったというキャンディーをマイクに見立てておどける姿からは、上野で勝てないという責任や2部降格というプレッシャーから解放された安堵感が垣間見えた。

「1試合も負けられない試合が続く中、大事な初戦を勝利で終われてよかった。残り5試合も、内容より結果にこだわりたい」
チーム全員でつかみ取った勝利は、苦しい戦いを続けてきたチームにとって、自信という光を取り戻す価値ある一勝となった。

 

FW起用で覚醒した、杉田亜未

伊賀FCくノ一 杉田亜未選手

エキサイティングシリーズという名の通り、両チームともに「勝ちたい」気持ちを前面に出した激しい試合となった。お互いに良さを出し合う展開の中、ひときわ輝きを放ったのが伊賀のFW杉田亜未だ。先日行われた「紀の国わかやま国体」でも、チャンスメーカーとして三重県の優勝に大きく貢献したが、ポストに阻まれたFKやドリブルからのシュートなど、伊賀の決定機のほとんどを杉田が演出した。

好調のきっかけとなったのは「シュートへの意識」の変化だ。
「ここ数試合FWをやることが多く、よりゴールに近いポジションなので、ドリブルでしかけてシュートという(自分の)良さを出せるよう、常にシュートを意識しています」

決勝点も杉田の積極的なシュートから生まれた。0-0のままハーフタイムを迎えるかと思われた前半45分。新加入のシム選手からのパスを受けた杉田がドリブルで持ち込みシュート。GKが弾いたところに、MF松長(佳)が走り込み、右足で押し込んだ。

この試合5本のシュートを放った杉田だが、「これだけ打っていて1点も取れていないのはまだまだですね。決定力を高めることが、個人としてもチームとしても課題です」
現状に満足しない姿勢に、さらなる進化への期待は膨らむ。

 

1点をチーム全員で守り切る

前節のアルビレックス新潟戦では2点リードしながら4失点し、逆転負けを喫した伊賀だが、なでしこジャパンの薊(あざみ)理絵を中心にスピードを生かした攻撃を仕掛ける埼玉を、前線からの連携した守備で完封した。

“薊封じ”の大役を期待され、左サイドバックで起用されたU-19日本代表候補のDF畑中美友香(みゆか)は、「相手の前線の選手はスピードがあったが、自分もスピードでは負けない自信がある。那須さんや前の選手のサポートがあり、薊選手を押さえることができた。チーム全員で守り切った結果」と手応えを口にした。


伊賀FCくノ一

 

熱い試合をスタジアムで!

「これから寒くなりますが、私たちが熱い試合をしますので、ぜひ会場に足を運んでください」ゴールを決めた松長(佳)選手は、試合後のヒロインインタビューでファンに語りかけた。

攻撃守備ともに進化を続けるくノ一。今年伊賀で行われるホームゲームは残り2試合。熱く戦うくノ一を、ぜひスタジアムで応援してほしい。

 

【試合結果】
2015プレナスなでしこリーグ エキサイティングシリーズ下位リーグ 第1節
伊賀FCくノ一 1-0 (前半1-0) ASエルフェン埼玉
【得点】45分 松長 佳恵
公式記録

【今後のスケジュール】
2015プレナスなでしこリーグ エキサイティングシリーズ下位リーグ 第3節
対戦カード:伊賀FCくノ一 vs スペランツァFC大阪高槻
開催日時:10月24日(土) 13:00K.O.
場所:上野運動公園競技場

詳細については、伊賀FCくノ一サイトをご覧ください。 http://www.igafc.jp

 

akubi

akubi。OTONAMIE公式記者。
スポーツライター・カメラマンとして、なでしこリーグの伊賀FCくノ一の取材をしています。三重の皆さん、ぜひ伊賀FCくノ一を応援してください!
得意ジャンル:サッカー(特に女子サッカー)、フットサル、スポーツ 
デザイン、アート。

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