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BARのカレーって旨そうやん。火曜・水曜のランチ限定「カレーショップすずき」

大門にあるバー「和院」。
今年の1月から「カレーショップすずき」の名でランチ営業しています。
営業日は毎週火曜と水曜の11:30〜14:00のみ。

メニューはカレー一択。
オーナー鈴木さんのカレーへのこだわりが感じられます。

具が溶けるほどじっくり煮込まれたカレーライス。
スパイスが効いているのですが、あとから野菜と肉から出た甘味と旨味が口の中に広がります。これは辛いのが苦手な人もイケるレベルの辛さ。

サラダと食後のドリンクがついて¥1380-
あと、先着でに来店特典が付きます。

この日の特典はソーセージ。


エビフライの日もありました。これは当たり!


店内はオーナーのクセが効いたおしゃれな雰囲気。
カレーを食べながら競艇をパブリックビューイング。
もちろん昼呑みもOK。

夜は本来のbar「和院」としてオーナーシェフのこだわりの料理とお酒が楽しめます。
JAZZが流れる大人なお店。

△ビーフカツサンド
これと赤ワインの組み合わせは優勝。


△雲丹クリームパスタ
これでもかってほどの雲丹。

店の名前の通り、オーナーこだわりのイタリアワインが揃っています。
一見強面のオーナーですが、話しかければ気さくに料理に合うワインを提案してくれます。

お昼のカレーも美味しいですが、夜のbarもおすすめです。
一人でしっぽりカウンターでワインなんかもいかがでしょうか?


和院
三重県津市22-6 前田ビル1F
tel 059-224-3605
in https://www.instagram.com/wine1968_tsu_city_japan/
▽カレーショップすずき
営業時間:11:30〜14:00(火曜・水曜のみ営業)
▽bar和院
営業時間:18:00〜24:00(Lo23:00)
定休日:日曜・水曜

 

移住って、遠くに行く事だと思ってませんか? 県内移住という新しい選択肢。

昨年、OTONAMIE にて募集していた
移住者と地域をつなぐ人づくり講座
 Local School Field Mie
 ローカル スクール フィールド ミエ」に参加させて頂きました。

その時の募集記事はこちら(昨年の記事で、募集は終了してます。)

参加する前は「何が学べるんやろ?」って思いながら、初めての人、場所が苦手なのでどきどきしてました。

県内の色んな地域づくりに取り組む方からのお話や、
現地での体験等を踏まえてディスカッションを行い、
地域づくりのノウハウを習得するとともに、つながりを構築する。


実際に行って見てみよう!
自分にできること、考えてみよう!

そんな仲間といっしょに地域づくりをたのしく学ぼう!
という内容の講座で、
私は実践編の全5回に参加させていただきました。

ゆるゆるとみんな興味のあるとこへ。街を散策。

 

参加しようと思ったキッカケは、
今住んでいる主に伊勢市中心部にもたくさんの空き家があり、この空き家、住むことも引き継ぐことも活用することもされずに朽ち果てて行くのか・・?
市内に空き家はあるのに、家を建てたい人の土地がなくて次の世代(主に結婚した後の20代後半〜30代の)が近隣の街に出て行く。
これって悪循環だよなー。と思ったことです。

 

空き家バンクってどうなってるの?
市はどんな対策してるの?
伊勢市以外の、もっと人口の少なくなっている市町村はどんな対策をとっているの?
そもそも、街づくりや地域活性化をしてる人は、どうやって行政と連携してるの?と、わからない事だらけ。

「移住、空き家、地域活性化、地元活用」などのキーワードと「実際の現場」の繋がりが私は全くわからなかったのです。

 

この講座では、いきなりの漁船に乗る体験と街並み散策をした鳥羽市に始まり、南伊勢町でも漁船にのり(笑)街全体を家と見立てて空き家の活用を学びました。
地域の資源を活用しながら、移住者がじわじわ増えている多気町丹生と、今観光に力を入れてることも知らなかった地元の明和町。
クリエイターが中心となり空き家の対策やリフォームの相談を受けたり、観光案内所のスタッフがもはや街の有名人という大台町。
最後は桑名市で、今回のスクールの振り返りをして半年間の講座終了!というものでした。

とっても面白い経験をさせて頂き、自分の見解が広がったことは言うまでもありません。
全ての回の感想を書きはじめると長くなるので、割愛させていただきますが・・。

鳥羽にて、漁船の上から牡蠣の養殖イカダを見せていただいたり。

 

今回これに参加させて頂き、わかったことは「答えは1つじゃない」ということでした。

移住してきて、これじゃまずい。と思って動いた方もいたし、
動き始めていたら行政から何かしらの業務委託されたという方もいたし、
行政側の視点から入り、今民間で活動してる方もいました。

大台町から見る、清流宮川。

 

移住や空き家というキーワードが以前よりも身近になってきた私の近くに、実は移住を経験された方がいました。
伊勢市内から、多気町丹生に移住された方が。

県外の方が落ち着いた土地に住みたいと移住を検討したり、そろそろ親の近くに・・と、Uターンで移住を考える人が多いイメージでしたが、三重県内の移住ってあまり聞いた事がなかった私。

県内で移住を決めたキッカケや、苦労したこと、実際に生活してみてどうなのか、今なら聞けるかも!と思い、今回取材をお願いしました。

下司恭子さん。

コロナ禍になってすぐ、何か始めようと音楽に手を出した私。
音楽全く初心者の私に根気よくピアノを教えてくれた、ピアノの先生で、ピアニストとして、ライブやホテルでのラウンジ演奏など活躍されています。

伊勢市で生まれ育ち、進学と共に名古屋へ。
ワーキングホリデーでオーストラリアで生活したり、家族の都合でバリ島で生活した経験も。
帰国後実家のある伊勢で暮らすも、老後まで住みたい場所はどこかな・・と考え、移住先を探し始めたそうです。

 

・移住先は元々、多気町丹生地区と決めてたのですか?

下司さん:「全然そんな事はなく、横輪の桜を見に行った時に【あ、私こんな山の近くに住む!】って直感的に思ったんさ。
玉城町、多気町、度会町、松阪市・・辺りで探し始めて、子どもの志望高が決まってくるにつれエリアが絞られてきて、以前丹生のあじさい祭りに来た時にすごく土地の印象が良くて丹生で探し始めたの。」

 

結構ざっくりしている・・。
というのが私の印象。笑

そして、移住先を丹生に決めた下司さんが、先に丹生に移住した人から言われた言葉。

「とにかく足しげく丹生に通いなさい。」

その土地の空気感や、歩いて生の情報を得にいく事が大切だと。

 

だから下司さんは何もなくても丹生に通い、歩きまわる時間がない時は金川珈琲(2020年にオープン。東京から丹生に移住してきた方が開いたお店)でコーヒーを飲んで帰るだけと、いうことも多かったそうです。

そして、ある日「区長さん」という存在を知る。

その日も金川珈琲でコーヒーでほっと一息ついた後、その近辺を歩いていたそうです。
そして出逢った人に「この辺りに住みたくて空き家を探している・・」と話すと、「そんなら区長さんとこ行きない」と言われたそう。

そして丹生区役所に行き、無事区長さんと対面。

下司さん:「とにかく『区長さん』の存在を知ってからは、めっちゃ早かったの!
区長さんはその地区のことをよく知ってて、どこが空き家になっているかも把握していたから、条件を話して、そこから家が決まるまではあっという間だった!」

今もよく行くという金川珈琲さん。

 

「区長さん」・・って、私は初めて聞く呼び方だったのですが、要はその地域のことをよく知っている、自治会町さんです。
(渋谷区とかの区長さんとは違うんです。)
その町によって独特の呼び方があると思いますが、丹生では「区」という呼び方で、その地域に住む時に「区費」というお金を年間で払う必要があったり、であい(お寺や公園の掃除など、寄り合って地域のことをすること)があったりするそうです。

ちなみに私が育った明和町の団地でも公園の草抜きをしたり、自治会費も払ってましたし、伊勢市ではお木曳に向けて積立したり、粗大ゴミの回収をしてくれたり。
アパートやマンションだとその呼び方は共益費になると思いますが、要はその地域を守り良くしていく為に、自分達でお金を出し合ってく仕組みや組織の名称が違うってことだと思いました。

地域によって呼び方が違うから、最初はちょっと戸惑うかもしれませんが、移住を考えてる方は、最初にこの辺りのことも知っておくと不安が軽減されるかも。

 

 

・移住先が決まってからの苦労はありましたか?

下司さん:「土地を購入する時の手続きがめちゃくちゃ面倒くさかった。
色んな場所に行って、話を聞いてなんとか終わらせたけど、全部終わった今でも、うまく説明はできないかも。笑
あとは、家が広い上に片付けがされてない状態で買ったので、人の生活が丸ごと残ってた家の片付けが大変でした。
友達に来てもらったり、色んな人に手伝ってもらいました。」

使い物にならない大量の畳やゴミたち。

 

そうそう、私も家が決まった後のこの片付け中のタイミングで、下司さんの家の片付けを手伝いに行ってました。
1年ちょっと前くらい。

作業後のお茶タイム。右側、めっちゃ目をつぶってるのが私です。

 

床は浮いてるし、白アリもきてるし、階段はぎしぎしと音をたてて、畳も使えない古さで・・ここだけの話、本当に住めるの!?って思いました。
しかも、業者さんを入れずに知り合いと一緒に自力でリフォームしてるというから、ますます心配になります。

でも、ゴミを捨て、床を貼ったり、壁を塗ったり、砂利を入れて庭の整備をしたりして、目標をしていた、息子さんの高校入学のタイミングの1週間ほど前にはシステムキッチンが入り、なんとか住めるまでにリフォームを完了させるというスゴ技。

 

そこまでしてこの場所が良かった理由のひとつに、「はなれ」があったこと、があるそうです。

ピアノの先生である下司さんは、住む場所の他にピアノ教室にできる場所もほしくて、それが叶う条件はこの場所以外になかったそう。
どんなにリフォームが大変でも「ここに住みたい!」という思いの強さが、周りを動かすまでの行動力になっていたのかもしれません。

 

色々な工事を終え、今は猫ちゃんも快適そうに暮らしている。

 

下司さんのピアノ教室【フレンドリーPIANO】は現在3歳〜72歳までの幅広い年齢の方が通っています。

クラシックピアノだけじゃなく、JAZZやポピュラーミュージック、コードも学べるのが特徴。
コンサートも定期的に開催しているので、本番を経験すると度胸もつき、拍手をもらえてモチベーションがあがる、そんなピアノ教室です。
月謝制でなくワンレッスン制もあるので、自分のスケジュールのタイミングでレッスンを入れられるのが大人の方でも通いやすいと好評だそうです。
(レッスンの問い合わせはフレンドリーPIANOのInstagramか公式ラインからどうぞ!)

 

・丹生で暮らしてみて、どんな変化を感じましたか?

下司さん:「たまたまかもしれないけど、ここの地域の人たちは穏やかで過干渉じゃないの。
移住してきたからって白い目でみる人もいない。
息子も友達の家族に一緒にスキーに連れて行ってもらったり、家族ぐるみのお付き合いもあるけど、面倒臭くない。その距離感がちょうど良くて、私には居心地がいいかな。
あ、でも冬はめちゃくちゃ寒かった。初めてスタッドレスタイヤにしたの!
あとは、新しい生徒さんと出逢えたのも、変化のひとつかな」

田舎あるある。ご近所さんからのお裾分けが大ボリューム。

丹生で暮らしはじめてから、ちょうど1年。
ご近所さんとの関係が深まったり、季節ごとに変わる土地の香りを楽しんだり、伊勢市内では見られなかったような花や虫がいたり、色んな変化を楽しんでいる下司さん。

一方で、多少時間はかかるけれど行きなれた美容院やご飯屋さん、ピアニストとしての仕事先は今まで通りの場所に行けるし、会いたい時に友達にも会える距離。
1から全部の新しい関係を作るわけではないから、大きくストレスがかかることも少なかったそうです。

県内移住は新しい選択肢のひとつかもしれない。と、今回お話を聞いて思った私です。
暖かくなってきたし、気になる土地があれば、一度足を運んでみるのもいいかもしれません。

 

2023年春、牡丹を観に行こうと考えている方はこちらで気軽に楽しめます! ~長島水辺のやすらぎパーク~

春は花の季節、牡丹は元々中国が原産とのことですが、花が大きく幾重にも重なる姿は、まさに花の王様と呼ばれるほどの気品と風格を漂わせています。

 

そんな「花の王様」とも称される牡丹を気軽に楽しめるスポットの紹介です。

場所は桑名市「長島水辺のやすらぎパーク」。

 

昨年の2022年4月中旬に訪れていましたので、今年の2023年は牡丹を観に行こうと考えていらっしゃる方は、是非参考にしてみてください。
(取材は2022年の取材のため、昨年と状況が異なるところもあるかもしれませんが、2023年もぼたん園は開催されるとのことです)

 

「長島水辺のやすらぎパーク」は、木曽三川の長良・揖斐川と木曽川との間にあって、長島リゾートが経営する「なばなの里」の近くにあります。

 

隣接した駐車場がありますが数台とのことでしたので、国道1号線沿いある約50台停められる駐車場を利用しました。

 

駐車場のそばには長島川という川があって、川沿いには遊歩道があります。

 

この遊歩道を5分ほど歩くと・・・

 

着きました!!

 

白や赤、ピンクや紫の牡丹の花が咲いていて感動!!

 

それに、着いた途端に味わう牡丹の花の香りがすごい!!

写真や文章ではお伝え出来ないのが残念なのですが、
上品な香りがふわ~~っ、あっちでもこっちでも、ふわ~~っ、ふわ~~っと、牡丹ってこんなに香りがするんだ!!っと思えるくらい見事でした。

 

美しい女性を例えた「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があるように、気品があって華麗なお花ですね!!

 

黄色の牡丹もあるんですね!

黄色の牡丹は他の色の牡丹に比べて、咲くのが少し遅いそうですが、見に来られたご夫婦方が「黄色ももう咲いてるな。」とおっしゃられてました。

 

 

管理されているのはNPO法人木曽三川環境保全機構で、事務局長をされている加藤さんと伊藤さん(同性お二方)、そして、牡丹の時季にはボランティアガイドをされている稲垣さんにお話を聞くことができました。

 

このやすらぎパークは流れ着く流木をチップ化することをされてる事業をされている中、このパークを管理することになったということで、併せて旧武家屋敷を改修した昔の佇まいの風情を楽しめる休憩施設があります。

 

レトロな雰囲気を保ったままの家具や照明、

この時期は、ボランティアガイドの稲垣さんが撮影された写真も飾られていて、室内を華やかにしてくれていました。

 

庭園も整備されていて、ツツジ科のミヤマキリシマが満開でした。

 

見学は無料で、牡丹や庭を見ながらほんとに安らげますね!
まさに、やすらぎパークといったところです。

 

でも、管理は大変ご苦労されているようです。

やすらぎパークには約200本の牡丹があるとのことですが、デリケートなお花なので、いくらかは枯れてしまい毎年40本ほどは植え替えをされているとのことです。

 

運営協力金箱が設置されていますので、ささやかながらでも是非とも協力したいですね!

このやすらぎパーク、今回、牡丹の時季に訪れましたが、2月頃から6月頃までは、他にもお花を楽しめるとのことです。

 

牡丹の前は、早咲きの桜の河津桜。

牡丹の後は、藤、芍薬、カキツバタ(武家屋敷の裏庭)、紫陽花、蓮、そして柳の緑へと、楽しめるとのことです。

ちなみに、訪れた日は、牡丹のほかにも藤が咲き始めていました。

 

ちなみに、2023年の牡丹は4/15頃が見頃の予想で、押し寿司などの販売も計画されているとのことですので、長島水辺のやすらぎパーク、ご興味がありましたら、是非、訪れてみてくださいね。

長島水辺のやすらぎパーク/桑名市 (kuwana.lg.jp)

場所はこちら 35°05’25.6″N 136°42’18.2″E – Google マップより

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.4.6update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


 

笑顔と緑の音楽祭『HAZE SONIC』

主催者より

【趣旨】自然と人を未来につなげる地域や観光のコミニティフィールドとして波瀬で開放する“THE BIG愛LAND”のオープン記念して開催する“笑顔と緑の音楽祭”。県内外からの来場者に魅力ある波瀬の自然の中で開放感や安らぎを感じてもらい、また地元住民と新しい世代や移住者らとの交流の場として今後地域の活気につなげていこうとする。

【テーマ】“波瀬で遊ぼう“
ただただ楽しい集いの場をもち本来の活気や笑顔に溢れよう。

【内容】県内外の音楽アーティストのライブを中心に「村民カラオケ大会」など地元一般参加によるライブや漫才などのステージ。カラオケ大会参加者募集中!自然派な出店内容の地元生産者を中心とした“香肌ゆかいマルシェ”開催。

【日時】2023年5月28日(日) 11:00〜18:00
※前日当日キャンプ可能 ※要予約(info@bigailand.com)

【開場】THE BIG愛LAND (三重県松阪市飯高町波瀬732)
※駐車場は近隣に特設となります。現場にて係員の指示に従い駐車願います。

【入場】無料
※任意でのカンパは募ります。

【出演】山﨑くるみ(松坂) / 枝毛レノン(四日市) / むーのたね(松坂) /Qjapan(大阪) / jamzIp(神戸) / 佐中コーコー(愛知) / SINMO(大阪) / SEiZI/晴志(ソーセージ)(金沢) / 大島圭太(波瀬) / etc…
※地元高校生らに出演打診中。随時facebookイベントページで発表していきます。

【香肌ゆかいマルシェ】のんびり家 / 亀成園 / 幸せの太陽パン / cafe de HAZERU / のぱころ

【地麦酒】グットウルフ麦酒(東吉野村)

お問い合わせ
Facebookイベントページ
https://fb.me/e/uFnuUdP8

 


 

三重のもめん展

主催者より
丈夫で吸水性がよい上、夏は涼しく冬はあたたかい「もめん」は、古くから生活の中で重宝されてきました。三重県では「松阪もめん」「伊勢もめん」「市木木綿」など、今も変わらぬ製法でもめんが織り継がれています。
県内3地域のもめんそれぞれの魅力を発信します。

日時
2023年4月6日(木)~19日(水)

場所
赤福 本店別店舗

三重のもめんを使った箱鈴つくり体験
日時
2023年4月8日(土)、9日(日)、15日(土)、16日(日)
9:00~17:00

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://okageyokocho.com/main/works/momenten/

お問い合わせ
もめんや藍
伊勢市宇治中之切町77
tel. 0596-23-8809

 


 

伊勢現代美術館・開館20周年記念イベント

主催者より
伊勢現代美術館・開館20周年記念イベントのご案内
日本とヨーロッパ 16名のアーティスト作品によるグループ展、「日本-ヨーロッパ対話型美術展」に関連した2つのイベントを開催します。
​皆様のご参加をお待ちしております。
…………………………………….
❶ オープニング イベント
​…………………………………….
【開催日時】4月8日(土) 14:00〜
【ご参加費】¥500
​■ ポーランドの画家 ミコライ・ポリンスキーによる、展覧会ガイド
■ ピアニスト 下村美佐 による、展覧会から着想を得たインプロヴィゼーション・ピアノLIVE
■ アーティストトーク
​● 入館料が必要となります。(一般 ¥700 / 学生 ¥500 / 小学生以下無料)
● 予約不要 (当日会場にて受付させて頂きます)
● イベント会場ではマスクの着用をお願いします。​
…………………………………….
❷ 作品発表イベント
​…………………………………….
【開催日時】5月4日(木・祝) 14:00〜
【ご参加費】無料
■ マーティン・リッチズによる、音を奏でる作品 “Thinking Machine”の発表
■ ポーランドの画家 ミコライ・ポリンスキーとのアーティストトーク​
​● 本展を以前にご覧頂いたお客様は入館無料 (以前のご来館チケットをご持参ください)
● 上記以外の方のご参加には入館料が必要となります。
● 予約不要 (当日会場にて受付させて頂きます)
● イベント会場ではマスクの着用をお願いします。

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com/event

お問い合わせ
0599-66-1138(伊勢現代美術館)
info@ise-muse.com

 


 

吉田 佳代子 作品展
“ つむぐ ”

主催者より
吉田佳代子にとって作品を創るということは「つむぐ」ことであり、つむぐことは重ねていくことだと言います。三原色の線や面が重なり現れてくるモノトーンの世界は、まるで物憂い世相を表現しているかのようです。一方で、鮮やかな色が溶け合う作品は、その混迷から解き放たれた世界感をイメージしているのではないでしょうか。今回の展示はリトグラフだけでなく、水性木版に油性エッチングを重ねた作品や、コラージュを施したモノタイプなど作家の力量を感じる作品が揃いました。この機会にぜひご覧ください。

日時
2023年4月8日(土)~23日(日)
12:00 – 18:00 火・水定休

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
http://www.studiorokyo.com/pg4787952.html

お問い合わせ
侶居
510-0061 三重県四日市市朝日町1-13
tel. 059-340-9172

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

G7三重・伊勢志摩交通大臣会合開催地の魅力発信!Welcome to Mie The Sun’s Domain

写真:英虞湾(志摩市)

English

写真:清流 宮川(大台町)

豊かな自然と神話が息づく三重県。
日本には近代化を実施した19世紀後半まで、約1000年続いた68の国が存在しました。国ごとに独自の文化や歴史を持ち、三重県は4つもの国(伊勢・伊賀・志摩・紀伊)が共生する国内でも珍しい県です。そして今も独特な文化が県内各地に息づいています。
南北に長い三重県の地形は、西部一帯に山が連なり、東部は伊勢湾と熊野灘、南部は紀伊山地とリアス海岸があります。命の母である海では太陽の力で蒸発した潮水は雲になり、山に降った雨は養分を含む水となり、野に流れ、海に流れ着きます。その過程で農作物や畜産物、海では食物連鎖をつくり多用な海産物が育ちます。地形と自然がもたらす恵みの水が多くの命を育む三重県は「美し国」と呼ばれています。
伊勢の国は江戸中期から明治期(1651〜1912年)に、日本全国から伊勢神宮に参る「お伊勢参り」が大流行し、今も年間観光客数が1,000万人を超えることもある日本の一大観光地です。
国土の大部分が山であり、海に囲まれた島国日本。自然への畏怖や畏敬の念を大切にする日本人の心。豊かな食材や自然、そして古からの信仰が根付く三重県は、まるで美しき日本の縮図のようです。

 


伊勢志摩

伊勢市
玉城町
度会町
鳥羽市
志摩市
南伊勢町

内宮参道 写真提供:神宮司庁

伊勢神宮
日本人の心のふるさとと称され、約2000年の歴史を持つ伊勢神宮。日本人の総氏神と崇められる「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」を祀る皇大神宮(こうたいじんぐう)(内宮)と、衣食住、産業の守り神「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」を祀る豊受⼤神宮(とようけだいじんぐう)(外宮)へは、国内外から多くの人々が参拝に訪れています。

「参道の真ん中に生えている樹木」
人の主体的より自然との調和を重んじる日本人の精神を感じられる。

90代の元海女・野村レイ子さん 磯てぬぐいにはセーマンの印
風光明媚なリアス海岸の英虞湾
伊勢海老アメリカンソース
鮑ステーキ/MIKIMOTO真珠
海女小屋/和食の旨味 かつお節のいぶし小屋

伊勢神宮では、年間1500もの神事が執り行われますが、最も重要な行事は10月の神嘗祭(かんなめさい)で、初穂を神に奉納し、自然の恵みに感謝します。
また、志摩地方は古代から平安時代(〜1192年)まで皇室・朝廷へ海産物を献上していた御食つ国です。日本最大の湾である伊勢湾の湾口に位置し、森の養分を多く含んだ水が流れ込み、海藻が育ち、豊富なプランクトンは小魚の餌になります。リアス海岸の岩礁に棲む伊勢海老や、海藻をエサとする鮑の産地として全国的に有名です。
鮑や海藻を素潜りで獲る2000年以上の歴史を持つ海女の人数は日本では最多で、魔除けの印、セーマン・ドーマンを身に付けたり、灰を額に付けて安全を祈る儀式を行うなどどこか神秘的です。
御木本幸吉が真珠養殖に世界で初めて成功した地で、今もこの地域では養殖真珠が盛んで、世界中の人々を魅了しています。伊勢志摩は戦後初の国立公園に指定され、旅行客が集うリゾート地として発展し、食材の宝庫であることから美しい自然と美食を求めて多くの人が訪れます。

 

Tourist Attractions

「夫婦岩」
二見浦に夫婦のように鎮座する伊勢志摩を代表するスポット

「おかげ横丁」
伊勢神宮内宮前にあり、江戸や明治期の雰囲気が味わえる土産物や飲食店街

「漁業体験」
漁師と一緒に漁船に乗り込み漁などを体験できる

 


北勢

いなべ市
桑名市
東員町
菰野町
木曽岬町
朝日町
川越町
四日市市
鈴鹿市
亀山市

茶畑(四日市市)

伊勢茶
世界に広がりつつある抹茶。三重県産の抹茶も海外に輸出され、カフェなどで使われています。三重県で生産されるお茶の総称は「伊勢茶」で生産量は全国3位。なかでも北勢地域で生産される「かぶせ茶」の国内シェアは日本一を誇ります。

「茶畑に囲まれた古民家カフェ」
かぶせ茶の産地で茶畑を眺めながらお茶を愉しむことができます。

四日市萬古焼
繊細な文様の伊勢形紙
創業100余年の料亭でいただくハマグリ料理
旨酒鈴鹿国と呼ばれる鈴鹿の酒/日本建築の美を今に伝える組子
桑名宗社に所蔵されている村正 画像提供:桑名宗社(春日神社)/伝統を継承しつつカラーの墨も展開する鈴鹿墨

多くの伝統的な産業が今に生きる北勢地域。国指定伝統的工芸品である四日市萬古焼は、100社以上の窯元があり、なかでも土鍋の生産高は、国内産土鍋の約80%を占めています。
鈴鹿市で生産される鈴鹿墨と伊勢形紙も国指定伝統的工芸品です。鈴鹿墨の発祥は延暦年間(780年頃)で、上品で深みがあり発色が良いことから多くの書道家が愛用しています。1500年代の後半には始まっていたとされる伊勢形紙は、0.1㎜以下にもなる細やかな彫刻を施した形紙で、美しい文様に染め上げた着物は国内外で愛されています。
こちらも繊細な職人の技が生きる組子は、神社仏閣や住居などの建具として使われ、光と影を取り込む日本家屋の特徴を利用し、見る者を感動させます。桑名市では昔、刀を生産しており、刀好きの間で名高い宝刀「村正」が実在しています。
また、木曽三川の養分豊富な水が流れ込む干潟で育つハマグリや、海外からも多くの注文が集まる日本酒ZAKUが有名です。

 

Tourist Attractions

「鈴鹿サーキット」
F1日本グランプリなどが開催される国際レーシングコースや遊園地、ホテルなどがあるレジャー施設

「東海道 関宿」
街道の宿場町として賑わった昔ながらの街並みが残る観光地

「湯の山温泉」
開湯1300年の歴史があり三重県を代表する御在所岳山麓の温泉街

 


中南勢

津市
松阪市
明和町
多気町
大台町
大紀町

すき焼き(松阪市)

松阪牛
肉の芸術品と評される松阪牛は、日本で一番の人気を誇る最高級和牛です。本場では、個室のお座敷で炭火を使って仲居さんが目の前で作る、すき焼きが人気です。また地元では下町焼き肉文化があり、鶏の焼き肉も親しまれています。

「松阪の下町焼き肉文化」
地元で愛されている鶏焼肉。若鶏や親鳥、部位の味の違いを愉しめる。

紺色で縦縞のストライプ柄が美しい松阪木綿
真宗髙田派本山 専修寺
2022年の斎王まつりの様子
色数が豊富な擬革紙/県外からも釣り人が訪れる宮川
丸太を掘ったカヌーも楽しめる櫛田川/三重の木をつかった作家の食器

県都・津市や松阪市は城下町として栄え、お伊勢参りの参宮街道は多くの参拝者で賑わいました。人が集まると同時に情報も集まり、江戸(現:東京)での木綿着物の需要をいち早く知った松阪や津の商人は木綿商として成功し豪商に発展しました。
津市にある真宗髙田派本山「専修寺(せんじゅじ)」は、高田本山の名で親しまれ、如来堂、御影堂は国宝に指定されています。 明和町には伊勢神宮の天照大御神に仕える未婚の皇族女性「斎王」が暮らしていた遺跡「斎宮跡」があります。動物の皮を紙で模した擬革紙(ぎかくし)は斎王のまちで殺生はしないという理由で作られましたが、今はSDGs的な観点で海外からも注目が集まっています。
西側は山が連なり、林業や昔ながらの田舎暮らしが残っています。清流日本一に選ばれた宮川や櫛田川の景観は美しく、カヌーやSUP、渓流釣りなどを楽しむ人たちが訪れます。

 

Tourist Attractions

「豪商のまち松阪」
旧長谷川治郎兵衛家や旧小津清左衛門家など豪商の邸宅を見学できる

「美杉いなかツーリズム」
津市山間部、美杉町の田舎暮らしをまるっと体験できる

「大杉谷」
日本三大渓谷のひとつで近畿の秘境と呼ばれ、登山客が訪れる

 


伊賀

伊賀市
名張市

忍者の実演(伊賀市)

忍者
忍者の里、伊賀市にある伊賀流忍者博物館には国内外から多くの観光客が訪れ、からくり忍者屋敷での忍者の実演などを楽しんでいます。また、映画やアニメではわからない忍者の本質について理解を深めることができます。

「伊賀流忍者博物館」
資料館では忍者の忍術や火薬の調合など本来の忍者の姿が学べる。

国指定伝統的工芸品 伊賀焼
赤目四十八滝
G7伊勢志摩サミットで提供された伊賀地域の酒蔵の日本酒
伊賀牛ヒレ肉ロースのバター焼/上野天神祭のダンジリ行事
国指定伝統的工芸品 伊賀くみひも/上生菓子をつくる和菓子職人

四方を山で囲まれた盆地に位置する伊賀地域は約400万年前、琵琶湖の底であったことから、採取される粗土が陶器づくりに向いており、無骨で力強い伊賀焼独特の肌合いになります。山から流れる豊富な水、粘土質の土壌、寒暖差など地域の風土を生かした酒や米づくりも盛んで、酒蔵は10軒も現存しています。都市部のレストランでは幻の和牛と称される伊賀牛の産地でもあり、仕入れは肉屋が直接牛舎にて1頭買い付ける独特のスタイル。そのほとんどが地域内で消費されています。芳醇な香りとコク、柔らかな肉質、赤身と脂肪のバランスがよく、和牛本来の上質な味わいは食通を呻らせます。
伊賀は城下町で戦火を逃れたこともあり風情ある町並が残り、和菓子店が多いのも特徴。職人がヘラ1本で仕上げる上生菓子からは、四季を感じます。
名張市にある赤目四十八滝は、かつては修験者が修行を行った場所で、23瀑もの滝を見ることができます。

 

Tourist Attractions

「伊賀上野城」
約30mの高さを誇る石垣に天守閣がそびえ立つ

「陶芸体験」
伊賀焼の本場で陶芸体験ができる

「ぶどう狩り」
ぶどうの産地である名張市ではぶどう狩りやイチゴ狩りが人気

 


東紀州

紀北町
尾鷲市
熊野市
御浜町
紀宝町

丹倉神社(熊野市)

原始自然信仰
古来から巨岩や山、海など人知を超えた雄大な自然を神聖視する自然信仰がありました。 日本人の根底にある自然への畏怖や畏敬の念は、深い山々と黒潮洗う海が間近に迫る紀伊半島に色濃く残っています。

「花の窟(はなのいわや)神社」
神々の母である伊弉冊尊(イザナミノミコト)の御陵。御神体は高さ45mもの巨大な磐座。

山の中に石畳みが続く趣きのある風景の熊野古道伊勢路
海と山のダイナミックな自然が織り成すリアス海岸の風景
小さな漁村の狭い路地は写真映えするフォトスポット
地元で消費される希少なガスエビの造り/尾鷲わっぱの弁当箱
三重ブランド認定品 熊野地鶏/様々な柑橘類

聖地熊野三山への参詣道「熊野古道」は世界遺産に登録され、三重県には「熊野古道伊勢路」があります。江戸時代から、お伊勢参りの後に伊勢路を通って熊野三山へ向かう熊野詣が盛んになりました。熊野古道は、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路と同様に歩ける世界遺産であり、国内だけでなく海外からも観光客が訪れます。
周辺のリアス海岸沿いに点在する小さな漁村には、山と海に挟まれた僅かな土地に、昔ながらの家屋が所狭しと建ち並ぶ日本の海沿岸部の原風景が残っています。漁業が盛んなこの地域では、多くの魚種が水揚げされ、珍しい魚種も食されています。東紀州地域はヒノキを中心とした林業も盛んで、加工産業もあり、伝統技法の尾鷲わっぱなどが人気です。
また、世界最大規模の海流「黒潮」が運ぶ温暖な風と、燦々と降り注ぐ太陽の力で様々な柑橘類が生産されています。その柑橘をエサに加え、のびのび育てる地鶏「熊野地鶏」は弾力に富み、地鶏本来のコクと風味があることが特徴です。

 

Tourist Attractions

「鬼ヶ城」
世界遺産に登録されているリアス海岸を象徴する自然の造形美

「トロッコ電車」
温泉とホテルを結ぶ小さな電車はかつて鉱山労働者の通勤で使われていた

「楯ヶ崎観光遊覧船」
熊野灘にそびえ立つ楯ヶ崎や日本の青の洞窟と称されるスポット巡り

 


 

 

詳しくはこちらから簡単アクセス

三重県
https://www.pref.mie.lg.jp

伊勢志摩観光コンペティション機構
https://www.pref.mie.lg.jp

志摩市
https://www.city.shima.mie.jp

三重県観光連盟
https://www.kankomie.or.jp

三重の食結び
https://www.shoku.pref.mie.lg.jp/jp/

 


 

【発行】
三重県雇用経済部
G7交通大臣会合推進プロジェクトチーム

514-8570 三重県津市広明町13番地(本庁8階)

この記事は令和5年3月20日時点の情報をもとに作成しています

 

English

 

 

Welcome to Mie The Sun’s Domain

写真:英虞湾(志摩市)

Japanese

Photo: Miya River (Odai Town)

Mie Prefecture is a land of abundant nature and mythology.
Until Japan’s modernization in the late 19th century, there were 68 provinces that existed in the country for approximately 1,000 years.Each of these provinces had their own distinct culture and history, with Mie Prefecture rare in that it was home to four provinces (Ise Province, Iga Province, Shima Province, and Kii Province).Their unique cultures are still alive and well in the prefecture. Mie Prefecture, which is long vertically, is characterized by mountains in the west, Ise Bay and the Kumano Sea in the east, and the Kii Mountain Range and the ria coastline in the south.In the ocean – the mother of all life – tidal water evaporated by the sun turns into clouds, which falls as rain on mountains, becoming nutrient-containing water that flows into fields and back into the ocean.This process is what allows for the cultivation of crops and animal products, and what sustains the food chain in the ocean, as well as its myriad seafood products.The bountiful water brought about by the topography and abundant nature of Mie Prefecture, cultivates a rich array of life that has earned the prefecture the nickname, the “Land of Beauty.” Ise Province was a major tourist destination in Japan from the mid-Edo Period to the Meiji Period (1651-1912), when pilgrimages to the Ise Jingu from all throughout Japan became very popular, and is still a major tourist destination even now, with the region sometimes getting upwards of 10 million tourists a year. The island country of Japan, covered in large part by mountains and surrounded by ocean. The Japanese spirit, which emphasizes a sense of awe and reverence for nature. Mie Prefecture, with its abundance of food and nature, and its deeply-rooted beliefs, is like a microcosm of the beautiful country of Japan.

 


Ise-Shima

Ise City
Tamaki Town
Watarai Town
Toba City
Shima City
Minamiise Town

Naiku Pilgrimage Path @Jingu Administration Office

Ise Jingu
Ise Jingu has a history of about 2,000 years and is known as the homeland of the heart of the Japanese people. Many people from Japan and abroad come to worship at Kotaijingu (Naiku), which enshrines Amaterasu Omikami, revered as the guardian of Japan, and at Toyo’uke-daijingu, which enshrines Toyo’uke-no-Omikami, the guardian deity of clothing, food, shelter, and industry.

“A tree growing in the middleof the approach to the shrine”
You can feel the Japanese spirit of valuing harmony with nature over human subjectivity.

Reiko Nomura, a former ama diver in her 90s. Her Iso towel (head towel worn by ama) has the “Seman” mark on it.
The scenic ria coastline of the Ago Bay.
Japanese spiny lobster with sauce américaine
Abalone steak/MIKIMOTO pearls
Dried bonito flake ibushigoya (smokehouse)/Ama Huts

At Ise Jingu, as many as 1,500 religious events are held annually, and the most important one is the Kanname-sai Festival in October, where people contribute the first rice crop of the year to the deities and give thanks for the blessing of nature. The Shima region is also known as Miketsukuni, where seafood was presented to the Imperial family and court from ancient times to the Heian period (~1192). Located at the mouth of Isewan, Japan’s largest bay, the region’s forest’s nutrient-rich water flows into the water, fostering the growth of seaweed and abundant plankton that feeds small fish. The region is famous nationwide as a production area for Japanese spiny lobsters that lives on the reefs of the ria coast and abalone that feeds on seaweed. The number of Ama (women divers), who have a history of more than 2,000 years of catching abalones and seaweed by free-diving, is the largest in Japan. They have a somewhat mystical aura to them as they wear Doman Seman, a sign to ward off evil, and perform rituals to pray for safety by placing ash on their foreheads.This was also where Kokichi Mikimoto became the first in the world to succeed in pearl farming. The practice still thrives in the region today, with people all over the world drawn to the area’s pearls. With Ise-Shima National Park established as Japan’s first post-war national park, the region evolved into a resort area, full of tourists. The area – with its treasure trove of ingredients – is visited by many people who come seeking the region’s beautiful nature and delicious food.

 

Tourist Attractions

“Wedded Rocks”
One of Ise-Shima’s most famous tourist attractions – rocks in Futamigaura that appear almost like a married couple.

“Okage Yokocho”
A gift shop and restaurant district located in front of the Inner Shrine of the Ise Jingu, that gives you a glimpse into life during the Edo and Meiji Periods.

“Fishing Experience”
Go on a fishing boat with some fishermen to try fishing and more.

 


Hokusei

Inabe City
Kuwana City
Toin Town
Komono Town
Kisosaki Town
Asahi Town
Kawagoe Town
Yokkaichi City
Suzuka City
Kameyama City

Tea plantation (Yokkaichi City)

Ise Tea
In recent years, matcha green tea has been growing more and more popular across the world.Matcha green tea produced in Mie Prefecture is also being exported overseas, to be used in cafes and more.“Ise tea,” the generic name for tea produced in Mie Prefecture, is the third most-produced tea in Japan.In particular, Mie Prefecture boasts the top domestic market share for kabuse tea – produced in the prefecture in the Hokusei region.

“Cafe in a traditional Japanese home surrounded by tea plantations”
Enjoy some tea while gazing out over the teaplantations of this kabuse tea production area.

Yokkaichi banko ware
Ise katagami stencils, with their delicate patterns.
Hard-shell clam dishes served at a restaurant that boasts over 100 years of history
Sake from Suzuka City, renowned for its exquisite flavor /Kumiko works, which convey the beauty of traditional Japanese architecture
The Muramasa katana, part of the collection at the Kuwana Shousha Shrine Photo by: Kuwana Shousha Shrine (Kasuga Jinjya Shrine)/Suzukasumi ink, which passes down the traditions of Japanese sumi ink while also offering color versions of the ink.

The Hokusei region is even now home to many traditional industries.Yokkaichi banko wares, which are a nationally designated traditional craft product, comprise approximately 80% of the shipment value of donabe earthenware products produced in Japan, with over 100 companies manufacturing them. The suzukasumi ink and Ise katagami stencils produced in Suzuka City are also nationally designated traditional craft products.Suzukasumi ink, which originated in the Enryaku Era (around 780), has been favored by many calligraphers for its elegance, depth, and boldness.Ise katagami stencils, which are thought to have come about in the late 1500s, are stencils that feature engravings as fine as 0.1 millimeters or less. The beautifully-patterned kimonos dyed using these stencils are adored people both in Japan and overseas.Another kind of craft that requires delicate craftmanship is kumiko, which were used as fittings in shrines, temples, and residences. The manner in which kumiko works utilize the light and shadow that characterize Japanese homes evokes a sense of wonder.Kuwana City was once a production area for katanas, with the Muramasa katana – famous amongst katana aficionados – located in the city even today. The city is also famous for its hard-shell clams, which grow in tidal flats fed by the nutrient-rich waters of the Kiso Three Rivers, and the ZAKU brand of sake, which sees many orders even from overseas.

 

Tourist Attractions

“Suzuka Circuit”
Leisure facility that includes an international racing track that hosts the F1 Japanese Grand Prix and other events,as well as an amusement park, hotels, and other facilities.

“Sekijuku (Tokaido)”
A tourist destination that retains the traditional townscape from when the town prospered as a highway “post town.”

“Yunoyama Hot Springs”
The most famous hot springs town in Mie Prefecture,established 1,300 years ago and located at the base of Mt. Gozaisho.

 


Chunansei

Tsu City
Matsusaka City
Meiwa Town
Taki Town
Odai Town
Taiki Town

Sukiyaki (Matsusaka City)

Matsusaka Beef
Matsusaka beef, described as a work of meat “art,” is the highest-quality, most popular beef in Japan.A popular way to enjoy the beef in Matsusaka City itself is sukiyaki, prepared in front of you over a charcoal fire by an attendant in a private room. There is also a culture of enjoying yakiniku downtown, with chicken yakiniku popular as well.

“Yakiniku culture in downtown Matsusaka”
Chicken yakiniku is a favorite of locals. Savor the difference in flavor between younger and older chickens, and the various different parts.

Matsusaka cotton, with its beautiful, navy blue vertical stripes.
Senjuji Temple (Head temple of the Shinshu Takada school)
Saio Festival in 2022
Gikakushi paper in a variety of colors/People even come from outside of the prefecture to fish at Miya River
Traverse the Kushida River in a canoe dug out of a log/Tableware made by a craftsman using wood from Mie Prefecture

The prefectural capital of Tsu City and Matsusaka City thrived as castle towns, with the Sangu Kaido Road full of worshippers on their way to the Ise Jingu.Where there are people, there is information, and the merchants of Matsusaka City and Tsu City, who were one of the first to learn about the demand for cotton kimonos in Edo (now Tokyo), found success and wealth as cotton merchants. Senjuji Temple, located in Tsu City, is the head temple of the Takada school of Shinshu Buddhisim, and is known as Takada Honzan. The Nyoraido and Mieido are designated national treasures. Meiwa Town is home to the ruins of the Saiku, which housed the Saio – an unmarried princess of the imperial family who served Amaterasu Omikami at the Ise Jingu.Gikakushi paper, which imitates animal skins using paper, originated here – due to the slaughtering of animals not being permitted under Saio. Recently, however, this paper has garnered attention even from overseas for its significance towards the SDGs.To the west are mountains, with their forestry and traditional, rural ways of life.Miya River and Kushida River – designated the clearest rivers in Japan – boast stunning scenery, with visitors coming to canoe, SUP, go mountain stream fishing, and more.

 

Tourist Attractions

“Matsusaka, town of wealthy merchants”
Take a tour around the residences of wealthy merchants such as the former Hasegawa Jirobei familyand the former Ozu Seizaemon family.

“Misugi Inaka Tourism”
Experience all of rural life in Misugi Town – a mountainous area of Tsu City.

“Osugi Valley”
One of the “Three Major Valleys of Japan.” Referred to as an “unexplored area” of the Kinki region, and popular with hikers.

 


Iga

Iga City
Nabari City

Ninja performance (Iga City)

Ninja
The Iga-ryu Ninja Museum in Iga City, the home of the ninja, attracts many tourists from Japan and abroad, who enjoy the ninja demonstrations and other activities in the Karakuri Ninja House. The museum allows visitors to deepen their knowledge on the true nature of ninjas, that are not as discussed in media like movies or anime.

“Iga-ryu Ninja Museum”
Get a glimpse into what ninja were actually like by learning about ninja tactics, the preparation of gunpowder, and more.

Iga ware, a nationally designated traditional craft product
Akame 48 Waterfalls
Sake made in a brewery in the Iga region and offered at the G7 Ise-Shima Summit
Iga tenderloin grilled with butter/Danjiri (festival floats) at the Ueno Tenjin Festival
Iga kumihimo braided cord, a nationally designated traditional craft product/Wagashi confectioner making jonamagashi

Approximately four million years ago, the Iga region – now located in a basin surrounded by mountains on all sides – comprised the bottom of Lake Biwa. The coarse soil that can be found there as a result are suited for pottery, and create the rugged, strong texture unique to Iga wares.Sake brewing and rice making have also thrived in the region due to the local landscape and climate – the abundant water flowing from the mountains, the clay soil, and temperature differences – with 10 sake breweries in the region today.The region is also known for its production of Iga beef, which in urban areas is referred to as a “phantom” wagyu beef due to its rarity. To get this meat, butchers must practice a distinct purchasing style in which they go to the cattle sheds themselves and purchase individual cows.Most of this is consumed locally.Foodies will delight in the refined flavor distinct to Wagyu beef – the mellow aroma and rich flavor, the tender texture, and the balance between lean meat and fat.A castle town that managed to avoid wartime destruction, Iga City retains the elegant townscape of yesteryear, and is also home to many wagashi (Japanese confectionery) stores.The jonamagashi (intricately designed fresh confectioneries), which confectioners finish with a small spatula, convey the feel of the four seasons.The Akama 48 Waterfalls, located in Nabari City, features 23 waterfalls in an area where shugenja (monks practicing asceticism) once trained.

 

Tourist Attractions

“Iga Ueno Castle”
The castle keep towers atop a stone wall approximately 30 meters high.

“Ceramic workshop”
Experience a ceramic workshop in the birthplace of Iga wares

“Grape picking”
Grape picking and strawberry picking are popular activities in Nabari City,which is known for its grape production

 


Higashi-Kishu

Kihoku Town
Owase City
Kumano City
Mihama Town
Kiho Town

Akakura Shrine (Kumano City)

Primitive Nature Beliefs
Since ancient times, there were beliefs that held sacred the vastness of nature – from massive boulders to mountains to oceans – beyond the scope of human knowledge. The deep-seated awe and reverence that the Japanese people have for nature remains strong in the Kii Peninsula, which exists alongside deep mountains and the ocean with its Kuroshio Current.

“Hananoiwaya Shrine”
The mausoleum of Izanami no Mikoto, the mother of the gods. The shintai (object of worship) of the shrine is an enormous iwakura (dwelling place of a deity), with a height of 45 meters.

The atmospheric scenery of the Kumano Kodo Iseji Route, with a stone-paved path stretching through the forest
The scenery of the ria coastline, with the dynamic look of the ocean and mountains
The narrow alleys of the small fishing villages are very photogenic
Sashimi of a rare type of shrimp with a brown shell (gasu shrimp), which is consumed locally/Bento box made using the Owase wappa technique
Kumano jidori chicken, a certified Mie brand/Various citrus fruits

The Kumano Kodo Pilgrimage Routes, which lead to the three grand shrines of Kumano, is a registered World Heritage Site, with Mie Prefecture being home to the Kumano Kodo Iseji Route.Since the Edo Period, it has been popular for people to head to the three grand shrines of Kumano via the Iseji Route after worshipping at the Ise Jingu.Much like the Santiago de Compostela in Spain, the Kumano Kodo Pilgrimage Routes are a walkable World Heritage Site, and are much visited by tourists both from Japan and overseas.The traditional scenery of Japan’s coastline remains in the small fishing villages scattered along the surrounding ria coastline, with traditional Japanese homes crammed together on small pockets of land sandwiched between the mountains and the ocean.The fishing industry thrives in this region, with many types of fish caught and rare fish eaten.The Higashi-Kishu region is also home to a forestry industry centered around Japanese cypress, as well as a processing industry that includes the popular traditional technique of Owase wappa (a form of traditional Japanese bentwood craft).The region also produces citrus fruits cultivated under the warm winds brought about by the Kuroshio Current – one of the world’s largest ocean currents – and the area’s brilliant sunshine.Kumano jidori chicken, a brand of free-roam chicken raised on these citrus fruits, is known for its elastic texture, and the richness and flavor distinct to jidori chicken.

 

Tourist Attractions

“Onigajo”
Natural rock formation that serves as a symbol of the ria coastline, which is a registered World Heritage Site

Kumano jidori chicken, a certified Mie brand/Various citrus fruits

“Trolley train”
This small train, which connects the hot springs to the hotels, was used in the past as a commuter train for miners

“Tategasaki Sightseeing Boat Tour”
Take a tour around the Tategasaki rock formation towering over the Kumano Sea, and a tour of spots known as the “Blue Cave of Japan.”

 


 

 

See details here

Mie Prefecture
https://www.pref.mie.lg.jp/ENGLISH/index.htm

Iseshima Tourism & Convention Organization
https://www.pref.mie.lg.jp/ENGLISH/index.htm

Shima City
https://www.city.shima.mie.jp

Mie Prefecture Tourism Federation
https://www.kankomie.or.jp/en/

Food of Mie Prefecture
https://www.shoku.pref.mie.lg.jp/en/index.html

 


 

Published
Employment and Economic Affairs Division, Mie Prefecture
G7 Transport Ministers’ Meeting Promotional Project Team

13 Komeicho (8th Floor, Main Building), Tsu City, Mie Prefecture 514-8570

This article is based on information as of March 20, 2023

 

Japanese

 

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.3.30update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 

伊勢現代美術館・開館20周年記念イベント

主催者より
伊勢現代美術館・開館20周年記念イベントのご案内
日本とヨーロッパ 16名のアーティスト作品によるグループ展、「日本-ヨーロッパ対話型美術展」に関連した2つのイベントを開催します。
​皆様のご参加をお待ちしております。
…………………………………….
❶ オープニング イベント
​…………………………………….
【開催日時】4月8日(土) 14:00〜
【ご参加費】¥500
​■ ポーランドの画家 ミコライ・ポリンスキーによる、展覧会ガイド
■ ピアニスト 下村美佐 による、展覧会から着想を得たインプロヴィゼーション・ピアノLIVE
■ アーティストトーク
​● 入館料が必要となります。(一般 ¥700 / 学生 ¥500 / 小学生以下無料)
● 予約不要 (当日会場にて受付させて頂きます)
● イベント会場ではマスクの着用をお願いします。​
…………………………………….
❷ 作品発表イベント
​…………………………………….
【開催日時】5月4日(木・祝) 14:00〜
【ご参加費】無料
■ マーティン・リッチズによる、音を奏でる作品 “Thinking Machine”の発表
■ ポーランドの画家 ミコライ・ポリンスキーとのアーティストトーク​
​● 本展を以前にご覧頂いたお客様は入館無料 (以前のご来館チケットをご持参ください)
● 上記以外の方のご参加には入館料が必要となります。
● 予約不要 (当日会場にて受付させて頂きます)
● イベント会場ではマスクの着用をお願いします。

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com/event

お問い合わせ
0599-66-1138(伊勢現代美術館)
info@ise-muse.com

 


 

五十鈴川桜まつり

主催者より
おかげ横丁では、本年も恒例の「五十鈴川桜まつり」を開催いたします。
ソメイヨシノが咲き誇る時期に合わせ、対岸の桜を愛でながら、お花見料理で華やかに、夜桜のライトアップでしっとりとお花見していただきます。華やかな春の催しとしてご取材ください。

日 時/令和5年3月30日~4月5日 10:00〜17:00
場 所/五十鈴川河川敷周辺・おかげ横丁
主 催/五十鈴川桜まつり実行委員会
内 容/夜桜のライトアップ、春の奉納演奏、花見屋台 など

お問い合わせ
0596-23-8827(おかげ横丁催事企画部)

 


 

吉田 佳代子 作品展
“ つむぐ ”

主催者より
吉田佳代子にとって作品を創るということは「つむぐ」ことであり、つむぐことは重ねていくことだと言います。三原色の線や面が重なり現れてくるモノトーンの世界は、まるで物憂い世相を表現しているかのようです。一方で、鮮やかな色が溶け合う作品は、その混迷から解き放たれた世界感をイメージしているのではないでしょうか。今回の展示はリトグラフだけでなく、水性木版に油性エッチングを重ねた作品や、コラージュを施したモノタイプなど作家の力量を感じる作品が揃いました。この機会にぜひご覧ください。

日時
2023年4月8日(土)~23日(日)
12:00 – 18:00 火・水定休

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
http://www.studiorokyo.com/pg4787952.html

お問い合わせ
侶居
510-0061 三重県四日市市朝日町1-13
tel. 059-340-9172

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

プライベートビーチでずっとチルアウトしたい。グランオーシャン伊勢志摩を訪ねて

ご無沙汰しております、たいぽんです。気づけば前回の投稿から2年半も経ってました、、、その間職場や住まいが変わりプライベートの変化が大きく、OTONAMIEのライターから遠ざかっておりました。

現在は伊勢市の南部自動車学校で国家資格「(二等)無人航空機操縦士」対応のドローンインストラクターとして、スクール運営をしています。今後はドローン関係の記事を中心に書いていきたいなと思います。


さて、前置きが長くなってしまいましたが、先日伊勢市二見町にあるグランピング施設「グランオーシャン伊勢志摩」に取材に行ってまいりました。

グランオーシャン伊勢志摩は2020年7月にオープン以来コロナの影響もなんのその、連日の宿泊客が絶えない大人気のグランピング施設です。2021年には新しいエリアの「ベイエリア」もオープンし、もともとの「シーサイドエリア」と合わせてカップル・ご家族など県内外の宿泊客がたくさん訪れています。

グランオーシャン伊勢志摩「シーサイドエリア」

公式サイト:https://glampocean.jp/


昨年冬から3月末まで新しい「ベイエリア」を中心に冬の企画を開催中とのことで、スタッフの方にお話を伺いました。

私がお邪魔した時は15時くらいだったのですが、打合せで日没後の撮影となりしばし待機。

焚火のはぜる音と繰り替えす波の音にしばし耳を傾けているとなんだか日頃の疲れが癒されます。このままチルアウトしてしまいたい気分になりましたが、そこはぐっとガマンガマン、、

グランオーシャン伊勢志摩「ベイエリア」

日が落ちてきたのでベイエリア前に移動。夜空の星も瞬き始めていて、宿泊施設周辺は吸い込まれそうな空間に。近くにこんな場所があったんだとカメラ越しにしばし見入っておりました。

そのまま中央の方へ進むと人がすっぽり入れるような大きなLEDのリングライトとボール型のイルミネーションが!

特大リングライト

大きなリングライトの周りにあるイルミネーションは時間が経つと色が変わってすごく幻想的。

色が変わるカラーボール
色が変わるカラーボール

カップル同士でイルミネーションの間を夜の散歩、、、めちゃ素敵ですね!


イルミネーションの向かい側には大きなプールがあって、プールに浮かぶバルーンの中に入って写真撮影ができるそうです。(1日先着5名 ※事前予約不可)

アクアバルーン

実際にスタッフの方が中に入ってSNS用の撮影テストをされていました。

アクアバルーンに入るスタッフさん
アクアバルーンに入るスタッフさん

めっちゃ楽しそう(笑)

 

真夏にアクアバルーンに入ると暑くて死んじゃう(ですよね)とのことでしたので、イルミネーションをバックに撮影するなら今の時期がチャンスですよ!

#アクアバルーン (先着5組様/利用無料)


他にもチョコとチーズの「Wフォンデュ」や「スペシャルホットドリンク」の提供と、外の撮影で冷えた身体を温める「マーメイドブランケット」と「電気式湯たんぽ」も全ドームに用意されているそうです。スタッフの皆さんのホスピタリティが嬉しいですね。

Wフォンデュ

#Wフォンデュ (4,400円(2人前))

スペシャルホットドリンク

#スペシャルホットドリンク (770円〜)

マーメイドブランケット

#マーメイドブランケット (全ドーム配備)

スカンジナビアンフォレストの電気式湯たんぽ

#湯たんぽ (全ドーム配備)

 

この冬企画は3月末でクローズするとのことで、残りあとわずか、ぜひお休みとって冬企画を楽しんできてくださいね!

冬企画サイト:https://glampocean.jp/winter.html

※現在4/27までの期間延長を検討中とのこと。詳細は公式Instagramにて。

公式Instagram:https://www.instagram.com/glampocean_iseshima/

 

 

【バレンタイン&ホワイトデー特別企画(延長 3月末まで)】

あとこちらカップルでご利用される方向けのプレゼント企画だそうです。贅沢~

カップルグランピングにぴったりな2名様専用ドーム”ベイテラスプライベートタイプ”(朝夕食付き)ご宿泊のお客様限定でGODIVAのチョコリキュールを使用した「贅沢チョコフォンデュ」をプレゼントしております。この機会にぜひ大切な人と甘い時間を過ごしてみてはいかがですか?

 


三重県は海と山に囲まれて、レジャーにはもってこいの県。南勢・東紀州には他にもグランピング施設が次々にできていますが、グランオーシャンは毎シーズンにいろんな楽しい企画をされたり新しいエリアを広げていったり、とにかく常にアップデートしているグランピング施設なので、1年中どの季節でも楽しめると思います。

 

今回冬の企画を逃してしまった方はぜひ春以降でBBQやビーチリゾートを楽しんでみてはいかがでしょうか?

店舗内BBQスペース
ビーチと流木
シーサイドエリア 空から
ドーム入口
ドーム室内
ドーム室内
スペシャルBBQメニュー
スペシャルBBQメニュー
たき火と花火
たき火と花火

グランオーシャン伊勢志摩

 

〒519-0601 三重県伊勢市二見町松下1693-1

Tel 0596-44-1060

Webサイト  https://glampocean.jp/

冬企画特設サイト https://glampocean.jp/winter.html

Instagram https://www.instagram.com/glampocean_iseshima/?utm_source=ig_embed&ig_rid=b43e21a2-fe92-4feb-9208-1a9c9112676a

「glampocean_iseshima」で検索

 

「ライダーあるある」と春めく三重、ツーリングどこ行く?

「え、今なんか小躍りしてなかった?」

春めいてくると、バイク乗りの夫は「シーズン到来!」とばかりにウキウキしながらバイクを洗車し、ツーリングの計画を立てたりしています。

春の訪れにソワソワするライダー達、何がそんなに楽しいんだか…こうなったら、ライダーあるあるさんとこの探検隊、呼ばなあかん。ということで、ライダーさんに「バイクあるある」聞いてみました。

 

1. バイクのタンクでリズムとる。

音楽を聴きながらガソリンタンクを叩いて、リズムをとりがち。ライダーって実はノリノリ?

 

2. 消し忘れますウィンカー。

これは車で走っていても、よく見るやつです。イカツめのバイクの方がウィンカーを消し忘れていると、密かにギャップ萌えだったりします。

 

3. ヤエーでテンションぶち上がり。

ライダー同士がすれ違う時、ヤエーと呼ばれるピースやサムズアップなどの挨拶をするのだとか。初心者ライダーさんには難しい場合もあるそうですが、「ヤエーってテンション上がるよな!」との声多数!

4. 夏はシールド虫だらけ。

夏の夜、高速道路や川沿いを走っているだけで、ぶつかった虫でびっしりになるヘルメットのシールド…。カナブンの弾丸が、シールドを直撃した人もいるらしいです。

 

5. 伊勢湾岸で煽られる(風に)

横風はライダーの大敵。湾岸道路は、くれぐれもお気をつけください。

 

6. ドラマ生まれる信号待ち。

信号待ちでは、様々なドラマが生まれるようです。

信号待ちで、マスツー(集団ツーリング)に飲み込まれ、先頭になってしまった時のこと。自分の行き先にその集団が誤ってついてきてしまい、なんだか気まずかった。(夫談)スクーターのおじいちゃんと横並びになってほっこりした、などなど。

そして、なんともライダーらしいあるあるも…。結局、自分のバイクが一番カッコいい!それに尽きる!


そして、俺たちは尿意を忘れるほど、
バイクに乗っている瞬間が好きだあー!!

 

みなさん、ご協力ありがとうございました。(※orange調べ、全ての人に当てはまるとは限りません。)

 

春めく三重、ツーリングどこ行く?

春の海風を胸いっぱい吸い込みたい松阪の海と、バイクと桜が一緒に撮れるスポットを少しだけご紹介します。混雑を回避したい人の、人が少なめのスポットです。


海の上展望台(西黒部地区海岸公園)

360度見渡せる展望台が、開放的で気持ちいい!大好きな場所です。


松阪港

運が良ければ、停泊する船とのツーショットも。

 

津本公園(蓮ダム)

松阪市飯高町にある、比較的混雑の少ない桜の名所です。スタンドプレートの持参をおすすめします。

※昨年4月撮影。見頃は4月上旬頃まで。


南伊勢町の河津桜、
春を先取りしてきました!

河村瑞賢公園をはじめ、南伊勢町のローカルな公園でも河津桜が咲き誇っていました。こちらは3月上旬が見頃でした。

南伊勢の家並みと河津桜。
これぞ三重県民の日常。三交バスがちょうど来ました。

日曜なのに静かで、ゆったり。ローカルな公園を発見しました。
先客は、近所のおばあちゃんだけ。

南伊勢のおばあちゃん、モデルしてくれてありがとうございました!

百花繚乱の春。
春の風を感じながら、お出かけを楽しみたいですね。

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.3.16update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 

春の花・フラワーアレンジメントのワークショップ

主催者より
伊勢現代美術館にて、ワークショップを開催!フレッシュな花々を使った、春らしいフラワーアレンジメント作りを行います。講師はフローリストの小林美香さん。皆様のご参加をお待ちしております。

日時
2023年3月19日
【午前の部】11:00〜12:00【午後の部】14:00〜15:00

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com/workshop

お問い合わせ
0599-66-1138(伊勢現代美術館)
info@ise-muse.com

 


 

第二回 豊穣祈願 日本酒の宴

5月14日、伊勢神宮では“風雨の災害なく五穀が実るように”とお祈りする風日祈祭が執り行われます。これを奉祝し、おかげ横丁では「第二回 豊穣祈願 日本酒の宴」を開催します。米と水を軸とする日本酒造りは、豊かな実りあればこそ。今回は、三重県内の13蔵の日本酒をお楽しみいただけます。「祈りと稔り」に想いをはせながらお楽しみください。

日時
2023年5月14日
17:00〜19:00
参加費/前売券が必要です。

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://onl.la/pKQmdph

お問い合わせ
0596-23-8827(おかげ横丁催事企画部)

 

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

洋服の様にコーディネートは無限大。この春はレトロ着物でお花見しませんか?【ネーケ@松阪市】

買うか買わないかの前に、自然に手が伸びていた。
それ位心惹かれるものに出逢った経験はありますか?

その時に、自分の気持ちを大切にして購入するか、
冷静になり今の自分にはなかなか難しいかもしれない・・と判断するか。
でも春だし!とか、頑張ったご褒美に!とか、環境に背中を押される時もあるかも。

着物を着れないのに、一目惚れしたたアンティークの着物を購入し
そのまま着付けを習い、自分の仕事にしてしまった人もいる。

人生、モノとヒトとの出逢いで大きく変化していくな。と改めて感じました。

かねこまほさん。

着物を着る人を増やしたい。洋服とおんなじ様に着物を楽しんでほしい。
というシンプルな思いから、松阪市で、着物アトリエ【ネーケ】を主宰している。

アンティークの着物や大正レトロという枠におさまりきらない可愛さと個性的な着こなしで、一人ひとりに合ったコーディネート着付けを提案。
また着崩れない、苦しくない、着心地楽ちん綺麗な着付けをモットーにしている。

【ネーケ】という聞き馴染みのない名前はどこか外国の言葉か何か?と聞くと
理由は単純、猫とケーキが好きだから。
「好きなものをとことん、好きにできるように」との想いが込められている。

この子達のように、お家にも2匹の猫がいるんだとか。

 

小さい頃から着物が好きだったわけではなく、
2016年に津で開催された、着物を楽しむイベントに家族で参加したのが着物に目覚めるキッカケ。

それから着物を着たくて着付け教室に通うも、その教室は3回で行かなくなってしまう。
楽しくなる前に、難しくなってしまった。

しかし、滋賀県にある着物セレクトショップtentoさんにて運命の出逢いを果たす。
そうして名張にいる、今の先生を紹介してもらい、
そこからは月1回、名張まで着物レッスンに通う。

松阪から名張まで、距離は少しあるものの通うのは大変とは感じなかった。
着れなかった着物が着れるようになっていくこと、
レッスンの後は先生と話してお茶して、骨董品屋さんで着物を一緒に見てもらい、
だんだんと枚数や小物が揃っていく。
楽しいを中心に持ってきたら、今回の着付けレッスンは自然に続いたそうです。

そうしてる内に、だんだんと自分が着たいだけでなく
「この着物ならあの子が似合いそう・・、こっちの着物はあの子が似合いそう・」と
誰かに似合う分の着物まで購入しはじめ、着付けてあげて一緒に出掛けたりし始める。

 

写真におさまりきらない着物たち。

 

その回数と着物の枚数が増えていき、自宅も手狭になってきたしと場所を探し始めたら
とんとん拍子に場所が決まり、それなら看板がいるね。と看板も出来上がる。
(実は旦那さんが看板屋さん!)

そうして、名刺もできあがり、いろんな人に背中をぐぐぐーと押してもらい【ネーケ】がスタートしたのだそう。

 

「着物アトリエ」着物を着てみんなが楽しめる場所を作りたい。
しかし着物を着る人が少ない今、それだけで来る人は少ないと考え、
レンタル着物、そのコーディネート、着付け、
希望によりヘアメイクやカメラマンの手配も

着物を着るキッカケになるようにと、イベント開催なども行なっている。

アトリエ、わくわくして何時間でもいれます。

 

この仕事をはじめて楽しいと思ったことは?と聞くと

まほさん:「着物に対しての見方を変えれた時。
着物屋さんに行くと着物→帯→草履・・・と、一式で買わされるみたいなイメージがあるじゃないですか!でも、そんなことなく自由に着物って楽しんでいいんだよ!
長襦袢の代わりにインナーにハイネックのTシャツを着たり、ブーツやサンダル合わせたり
苦しくならない様、結ばずに簡単に帯結びもできるし、もっともっと自由でいんです!」

 

カラフルで自由に着物を楽しんで!

実は私も着物が好きで、自分で一通り着ることもできるし自分の着物も何着か持っている。

正統派(というのが正しいかはわからないが)のコーディネート、
例えば着物の中の1色を帯に持ってくるとバランスが取れる、とか。
色のトーンを合わせてコーディネートすると、落ち着いて見える、とか。そんな私の概念も覆され、
ぜひまほさんのコーディネートを着てみたい!と思いました。

 

そこで、今回は春にお出かけ!というテーマで、着物コーディネートをしていただきました。

まず1つめ。
クリーム色のベースにピンクとブルーのパステルカラーの大きな花柄が可愛い着物に
あれこれ合わせてフィットしたのは、黒と白の格子柄の半幅帯。
帯揚げと帯締めは敢えてビビットなトーンを持ってくることでアクセントにしている。
着物の柄に合わせたような、白くて大きな帯飾りもポイント。

 

2つめ。
こちらも淡い白にも近い生成のベースに、オレンジや青などカラフルな柄。
「半幅帯が好きなんですよね」と言いながらストライプの帯に、
着物の柄に負けないほどインパクトのある帯飾り。
中和させるようにグレーの帯締めを入れたら綺麗なブルーのベレー帽。
「ぜひブーツで合わせたいですね」と、まほさん。

ほおーっと見惚れていた。
たくさんの着物、帯、小物の中から、さささーとまるで呼び合ってくるかの如く集まってくるのだ。

 

この仕事初めて、逆に困ったことや難しかったこともありますか?と質問すると。

まほさん:「困った・・というより、難しいのが全部指定のお客様に提案する時です。
たまに着物、帯、小物・・全て選んでくれる方もいるんですが、そうすると、意外と地味だったりして。任せてくれた方がもっと可愛くしてあげるよ!そう思うときがあります」と。

帯飾り、髪飾りは手作りのものもあるそう!

着物コーディネートをする際、全部出来上がったモノを提案するというよりは
着物の色柄の好き嫌いや、帯もどちらにする?など一緒に相談しながら決めてくれるそう。

その中で、自分では似合わないと思っていた色やレース、
普段はかぶらない帽子や、大きめのアクセサリーなど、意外に試してみると似合ったりして。
信じて任せてみることで、新しい自分の一面がみつかるかもしれません。

レンタルの際の価格は着付け込みで4000円〜
(今後アトリエ移転の計画があり、価格は変更予定だそうです)
袴や振袖、その他フォーマルは、別途相談。
定期的にネーケを利用していただく方には、値引きもあるそう!
着物がぐっと身近に感じられますね。

 

 

そんなネーケが、この春イベントを開催予定です!

【ピースの春祭り】
3月21日(火・祝)10:00〜17:00

場所は松阪市にある、peace cafe にて。
大人も子供も楽しめるイベントにしたい!と、様々なWSや、作家さんの雑貨やアクセササリーの販売もあります。
大人が懐かしくなる、ヨーヨー釣りや紙芝居は、子ども達がわくわくしますね!
もちろん、着物を着たい方にはレンタルも行う予定です。
松阪市内は、歴史ある街並みが残っている箇所もあるので、着物で市内を散策するものオススメですよ!

詳細は【ネーケ】のInstagram @kanekomaho で検索してください!

 

 

暖かくなってきて、着物を楽しむのにはぴったりの季節。

この春は今までとちょっと気分を変えて、着物でお花見やお散歩、いかがですか?

「年の始めのでかい風呂」連載エッセイ【ハロー三重県】第33回

とにかく寒い。今年の冬は信じられないくらい寒い。
私が恋した南国三重県はこんなに厳しい顔をするはずではなかったのに。こんなのどこかの北国のようではないか。

私は何度でもいうけれど、寒いのがほんとうにほんとうに嫌いなのだ。
なのに運動をするセンスもないし、やる気もないから体を温める術と言ったらストーブを焚くかお風呂に入るくらい。
我が家は夫もしこたま寒さに弱いので、これはもうだめだという日には阿吽の呼吸で温泉へ行く。温泉へ行けば私たちは報われる。寒さに耐えるストレスも、しんと冷えたつま先も、低気圧でやさぐれた心も、すべて温泉が解決するのだ。

*

温泉はいい。
でかいお風呂に浸かっているという事実がとてもいい。ものすごくいい。
温泉に浸かるときはその全能感をしみじみ味わう。
「私は大きな湯に入っている」と当たり前みたいなことを思うことで心が潤う。温泉に浸かるときはぜひやってみてほしい。
家の風呂の何倍も大きくて、しかもこの湯には効能がある。こんなに贅沢なことがあるだろうか。
何トンもある湯の中に体を沈める贅沢。浴びるようにビールを飲む、という比喩があるけれど、あれはあくまで比喩。温泉に行けばほんとうにたんと贅沢に湯を浴びることができるのだ。
潤沢すぎるお湯を、枯れる心配もせずじゃぶじゃぶと浴びることができる。
ほら、すごく満ち足りた気持ちになりませんか。

大人なので潜ったり泳いだりそんなおふざけはしないけれど、その湯量には常識さえ取っ払えばそんなこともたやすくできるほどのポテンシャルがあるのだ。なんて豊かなんだろう。

*

私は長らく猪倉温泉とさるびの温泉を推していたんだけど、この度新たにいい温泉に巡り合ったのでその話を。
その温泉の話をする前にまずは、猪倉温泉とさるびの温泉の素晴らしい点について書かせていただきたい。
猪倉温泉はまずその泉質が大変よい。
つま先が冷えて眠れないと思う人はぜひ一度騙されたと思って行ってほしい。すべての冷えを手放せる。
その日ばかりは気絶したように、夢も見ず眠ることができるので、冬にほとほと疲れてもうだめだ、というときはいよいよ猪倉温泉の出番となる。
猪倉温泉は冬の救世主。
ぜひ夜に行って、帰宅したらそのままお布団へ直行してほしい。翌日は小学生に戻ったみたいな元気な朝が待っている。

さるびの温泉は外湯が非常に広くて気持ちがいい。
広い岩風呂とその解放感が露天風呂のいいところ全部寄せの味わいがあって素晴らしい。温泉の楽しみの半分くらいは露天風呂だと思っているので、露天風呂が猫の額ほどだと、申し訳ないことだけれどちょぴりがっかりしてしまう。
顔がきんと冷えながら体が温もっていくあの感覚が私たちには必要なのだ。
それはつまり、ホットアップルパイにバニラアイスが乗っていないとお話にならないということとまったく同じ。
さるびの温泉の露天風呂にはコップが置かれてあって、飲用の温泉がちょとちょろと出ているのもいい。
ちょこっとお味見して、ああこんな味の湯にはいっているんだなぁ、と思う楽しいお遊び。

そして、外湯から階段を上った先には源泉かけ流しの湯舟がある。なんという贅沢感。もてなされ甘やかされている気持ちに浸ることができる。
こんなに大切にしていただいてすいません、なにぶん皇族なもので、くらいの誇らしい気持ちで湯に入る。
私は源泉かけ流しにふさわしい女。

*

さて、いよいよ最近心を掴まれた温泉について書く。
あれは今年の1月3日だったか。
榊原温泉にある湯本榊原舘の日帰り温泉「湯の庄」へ行った。その日もやはりとても寒くて、そしてお正月で、寒さと退屈を持て余した私たちは温泉へ行くことしか考えられなくなっていた。
我が家は子どもたちも温泉が大好きなので、温泉へ行くと言えばみんな流れるように支度をしてくれる。
子どもたちといそいそ支度をしながら行くべき温泉を考える。
お正月と言うこともあって、営業していないところもあるだろうし、なんと言ってもお正月だからほんの少し刺激がほしい。普段行ったことがないところへ行きたい気分。
あれこれ夫とスマホを片手に協議を重ね、何件か問い合わせをしたところ、諸々の条件が整った「湯の庄」がよいのでは、ということになった。

そこそこ近場でありながら初めての訪問だった。
湯の庄の近くには公衆の温泉浴場があって、榊原方面へ行くときはよくそちらのお世話になっていた。

*

湯の庄の前には人が続々と集まっていた。
お正月で営業を短縮していた関係で、ドアの前に待つ人がたくさんあった。
榊原温泉のあるあたりはほんとうに静かで自然の多いところだから、その人の多さに驚いてしまう。千と千尋の神隠しでぞくぞくと油屋に神様が集まるあの光景のようだった。
上着や手荷物を入口のコインロッカーへ預けていざお風呂場へ。

階段を降りると脱衣場の前に立派なお社があった。
きっと温泉の神様で、榊原温泉が枯れることなく今日も湧いているのはこの神様のおかげなのだろう。

日々温泉の恩恵を受けて暮らしている身なので、子どもたちと手を合わせた。神様にこんなことを言ったらバチがあたるかもしれないのだけど、これはいよいよいい湯に違いないと期待が高まってしまう。だって温泉の神様の元で入るお湯だ。もう、疑う余地もない。

少々コンパクトな脱衣場では交通整理のようにてきぱきと案内をしてくれるおばあちゃんがいらっしゃって、混雑していたにもかかわらずスムーズに脱衣籠を手に入れることができた。
おばあちゃんは脱衣場を仕切るベテランのらしく、温泉へ来た女たちを右へ左へ動かしていて格好良かった。

*

さて、肝心の温泉の話。
私はただの温泉好きなので、ナトリウムがとかアルカリ性の云々とか、そういうことはちっともわからないので、大味な感想しか述べることができないのでそのつもりで今から書くことを読んでほしい。

湯の庄はお湯が多かった。
湯舟がものすごく大きくて、お湯がものすごくたくさんあった。
温泉なんだから、と呆れられそうだけど、ほんとうに湯が多かったのだ。
私はそのことにえらく高揚してしまって、帰宅してからも夫にもずっと「お湯が多かったよね。お風呂大きかったよね」と言い続けたのだけど、夫は「言われてみれば」と歯切れの悪いことを言っていた。感受性に乏しいことこの上ない。
とは言え、夫も「とてもいいお湯だった。また行きたい」と言っていたので、やはり湯の庄はいい温泉に違いない。

お湯がほんとうに多くて、湯舟が大きくて、とても豊かな気持ちになるお風呂だった。

また、湯の庄にも、さるびの温泉に同じく、源泉の湯舟があった。
冬に入るには少々温度が低いにもかかわらず、ひしめくように人が集まっていて、手のひらに少し湯を取って頬に乗せる人がたくさんいた。
私も子どもたちもそれに倣ってお湯を手に取って顔を濡らした。
榊原温泉は「美人の湯」と呼ばれるらしく、お肌に効果があるのだという。
「美人になれるかなぁ」と言い合うおばあちゃんとお孫さんがあって、その横で私たちも「美人になれるかなぁ」と言いながらお湯を手に乗せては顔を濡らした。

寒くなったら私はまた、でかい湯に入って、子どもたちはぬるい源泉の湯舟に入ってのんびり過ごした。いいお湯だった。
湯舟はでかいほどいい。

芯まで温まって、脱衣場へ戻るとまたおばあちゃんが新しい客をてきぱき動かしていた。

今年の温泉はじめは湯の庄の大きなお風呂だった。
そろそろまた温泉に行きたいと思っている。
これは、という温泉があればぜひ教えてください。

「ただいま〜私のまち」松阪市飯南・飯高地域のあの日に帰る旅

よくある日常の風景。
いつの間にか玄関に、採れたての野菜が置いてある。

時には洗濯物が取り込んであることも。「雨降ってきたで洗濯もん入れといたよー」「味ご飯いっぱい作ったんさ、食べる?」玄関から近所のおばさんの声が聞こえてくる。まだ温かい味ご飯(炊き込みご飯のこと)を受けとると、心がじんわり温かくなった。

 

覚えていますか?このまちのこと

人情味溢れるまち三重県松阪市飯南町・飯高町は、市の西部に位置し、1,000m 級の山々が連なる自然豊かな山里だ。

小正月に櫛田川沿いの国道166号線を走れば、一年の無病息災を願って、しめ縄など正月飾りを焼く伝統行事「どんど火」を数カ所で見る事ができる。

▲どんど火の火で餅を焼いて食べる

 

茶畑と山のある暮らし


ここでの暮らしは、茶畑との距離がとても近い。霜から新芽を守るファンが回る音。明け方、ブーンとその音が聞こえて目覚める時、今年も新茶のシーズンがやってくるのだなあと感じる。

初夏のこのまちは、どことなく忙しなくて活気がある。茶摘み機のエンジン音、普段のんびりと走っている軽トラックが、茶葉を乗せて慌ただしく走っていく。フル稼働する茶工場からは、蒸した茶葉のいい香り。

そして、急須で淹れて飲む新茶は、初夏の茶畑の香りがぎゅうっと詰まった、青々とした爽やかな味がする。


国道166号線から見える、局ヶ岳

子供の頃、お弁当を持って登った山。局ヶ岳のことを誰が「だけさん」と呼び始めたのだろう。愛情のあるものには愛称をつけたくなる人間の真理。地元民の愛を感じる、我らのホームマウンテン、局ヶ岳。


小さい頃から変わらない、お店や人

小学校のすぐそばにある福山商店。お菓子を買いに、立ち寄る子供達の姿。「昔、小学生やった子が今度は親になって、運動会の帰りに寄ってくれることもあるよ」そう言って笑う店主の京子さんの容姿は、私が小学生の頃からあまり変わっていない。

▲店主の福山京子さん

お店の佇まいもそのまま。変わったのは、アイスクリームの入ったショーケースくらいだ。
「冷凍庫壊れたんさ。もう家にあるやつでええかなと思て(笑)」


運動会や子供会の後は、小坂食堂へ



昔ながらの大衆感。白い横長のガスコンロの上で、煙をあげるホルモン。一気に食欲が沸いてくる。運動会や子供会後の定番は小坂食堂だった。「来年こそは、一位をとっていいとこ見せたいな」そんな思いを胸に秘めながら、みんなでワイワイ食べる焼肉は、何よりのご馳走だった。


給食はトミヤパン

給食はトミヤパンの、丸くてくるんと巻いた形をした「変形パン」、一番人気はやっぱり揚げパンだった。コロッケパンと瓶ジュースを買いにお店に行くと、白衣を着たおじいちゃんが焼きたてのパンを差し出してくれた。


下校中に山や谷へ、ちょっと寄り道

山では花の蜜を吸い、山いちごを摘んだ。櫛田川で水切り、谷ではイモリやサワガニを捕まえたりした。

「おかえりー!」近所の人の声、「ただいまー」と私。「そうや、これ持ってきな」と、差し出された野菜を抱えて下校することも。野菜はまだ、湿った土の匂いがした。


水辺のカーニバルと、飯南音頭

リバーサイド茶倉で行われていた夏祭り「水辺のカーニバル」。自分なりにお洒落をして、友達と自転車で行った。「いかだコンテスト」では、大人が本気で楽しむ姿を見るのが好きだった。

夏祭りの定番といえば「飯南音頭」、飯高町なら「飯高祭文」。子供からお年寄りまで参加する盆踊りなので、音楽が流れたら今でも踊れる自信がある。私たちの体にすっかり染み付いている、この地域のソウルダンスだ。

 

ただ懐かしいだけじゃない。吹いてます、新しい風


まちの和菓子屋さん

▲三代目の星野美沙希さん(右)とお母さんの美保さん

甲子軒三代目の星野美沙希さん。
飯南飯高地域の若手茶農家TEAS’TEA BOYSお茶とコラボした、お茶あんとほうじ茶あんのどら焼きなど、地元の素材を使ったお菓子作りにチャレンジしている甲子軒の三代目、星野美沙希さん。

「地元の素材を使ってこの地域のPRがしたい。若い人たちが外に出て行ってしまうのが寂しくて。今後はイートインスペースを作って、人が集まれる場所を作りたいんです」

大正13年、甲子の年に美沙希さんの曽祖父が創業した甲子軒。小さな頃から祖父の菓子作りを見て育った美沙希さんは、三重調理専門学校で製菓を一通り学び、市内の洋菓子店で3年間パティシエとして働いていた
「お店はいつ継ぐの?と常連さんやご近所さん、周囲の人たちのプッシュがあり、甲子軒は愛されているんだなと感じ、継ぐことを決めました」

そんな美沙希さんのお気に入りの風景は、お店からほど近い「しぎさん」と呼ばれ親しまれている「中峰山福信院」の桜だという。

▲画像提供:星野さん


積極的に地域活動を行っている、
飯南高校の生徒

▲左:北川さん、右:山本さん

飯南高校では、1学年は約3年間過ごす飯南・飯高地域のことを知るフィールドワークを行っている。2学年で企業見学会、インターンシップに参加し、3学年では、自らの興味・関心から研究テーマを自由に設定し、1年を通してそのテーマを調査・研究・作品制作・発表をする「いいなんゼミ」が行われるのだという。

山本さん:フィールドワークで印象に残っているのは水屋神社です。水屋神社は樹齢千年の大楠、国歌に詠われている「さざれ石」など、パワースポットの宝庫でした。3年生になったら、飯南飯高地域のことを外部の人に知ってもらう為のイベントを企画してみたいと思っています。

山本さんは、現在飯南町在住で県外へ進学する予定だが、ゆくゆくは県内で就職したいと考えている。山本さんの好きなこの地域の風景は、周りに建物がない、大きなスクリーンのような景色と、山と山の間から朝日が見えるところが気に入っているという。

北川さん:廃校した校舎が展示物と共に残されている有間野小学校をフィールドワークで見つけていいなと思いました。校舎が残され活用されている所ってなかなか無いと思うんです。学校や地域を盛り上げる應援團Circleでは、飯高町森地区のおばあちゃんにこんにゃく作りを教えてもらいました。商品化して販売してみたいと思っています。

飯高町在住の北川さんが好きな風景は、家の前から見える静かで落ち着いた家並みと山々。山に雪が積もる冬の景色も好きなのだとか。進学でこの地を離れる予定だが、また帰って来たいという北川さん。

飯南高校のシンボルである並木道を、暑い日も寒い日も通い続けた日々の記憶は、これからの2人を影で支えてくれる、思い出のひとつとなるだろう。


珍布峠の入り口に、サテライトオフィス

明るい縁側のある、古民家を再生したサテライトオフィス。この地域の子供が通う珠算教室が開かれていたり、ワークショップや料理教室など、様々なイベントに利用されている。

レンタルオフィスが3室、会議などに使用できるコワーキングスペースや、キッチンスペースがある。エアコン完備、Wi-Fiや光ファイバー回線も整っており、リモートワークにも最適だ。


ただいま。そう言いたくなる、このまち

車窓から見える光が、徐々に少なくなっていく。いよいよ明かりは街灯だけになって、暗闇に吸い込まれそうになる時、都会では見えない小さな星さえも見えていることに、あなたは気づくだろう。

動物の飛び出しにはご注意を。鹿で車を廃車にした人が、知り合いにひとりはいるはず。山裾を縫うように車を走らせ、懐かしい我が家へ。

「ただいま〜私のまち」

 

記事:orange(飯南町在住)

 



求人タイアップ:株式会社三ツ知製作所

はじめまして、株式会社三ツ知製作所です。弊社のある飯南・飯高地域は、少子化や若者の都市部への流出により、過疎化が進んでいる地域です。弊社が創業より大切にしてきた地元の方の採用が、将来的に厳しくなっていくと考えています。地域内の雇用は地元を元気にする基礎です。人口減少が進む時代のなか、今までの採用活動をいちから見直し、地元である飯南町・飯高町の魅力を発信することで少しでも興味を持っていただければと考え、今回の記事は持続的に地元の魅力の発信を行う一環としてスタートしました。

▲飯南高校と連携して作成した看板

弊社は1971年の創業から「冷間鍛造(れいかんたんぞう)」をコア技術とし、シート部品・エンジン部品・ブレーキ部品といった自動車関連部品の製造を行ってきました。



「冷間鍛造」とは、素材となる鉄に熱を加えることなく、常温のまま圧力を加え加工する技術です。加工時に出る廃棄物がとても少なく、エコで地球にやさしいSDGsの時代にふさわしい技術です。

三ツ知製作所の製品の多くは世界に向けて輸出しています。緑豊かなこの町から、世界に通用するモノづくりをできることが私たちの誇りです。

0.01㎜単位の精度が求められるモノづくりは、世界に誇る日本の職人技。それは先人や現役社員の弛まぬ挑戦が築き上げてきた賜物です。大人数の大企業とは違い、全員が顔を合わせて声をかけあえる少数精鋭の職場環境です。

三ツ知グループは国内10ヶ所に拠点を持ち、更には中国、アメリカ、タイにグループ会社を設立しています。国内や海外出張もあり、自然環境に恵まれた田舎で暮らしながらグローバルな視点で仕事ができるのも魅力のひとつだと感じています。

私たちは共に働く仲間を募集しています。詳しくは採用ページやホームページ、お気軽にお問い合わせください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。私たちの大好きな飯南町・飯高町にぜひ遊びにきてください。

 

求人詳細情報・お問い合わせ

 

株式会社三ツ知製作所

三重県松阪市飯南町大字向粥見159番地の3

三ツ知ホームページ https://www.mitsuchi.co.jp/

TEL 0598-32-2200

▲飯南高校の生徒と作った映像

 

レトロなタイル、丸窓、昭和フォント。 ファインダーを通してまちを見れば、まだ見ぬ表情が見えてくる。

小さい頃、クリスマスプレゼントを買ってもらったおもちゃ屋さん。店の前を通るたびに、甘い匂いに誘われてしまうお饅頭屋さん。初めて自分のお小遣いで洋服を買った古着屋。津出身の私にとって、たくさんの思い出が詰まった津の商店街。残念ながら、今は思い出の店のほとんどが閉店し、空き店舗に変わっています。

全盛期を過ぎ、静かになった商店街。しかしその一方で、若者が空き店舗を使ってお店を始めるなど、新たな変化も起きつつあります。今回は、5名の学生とともに、津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」を実施。

津新町駅からスタートし、丸之内、大門などの商店街をめぐりました。その中で津のまちの魅力や課題を発見し、どのようにすればもっと愛される場所になるのかを考えました。

新しいカフェや人気の飲食店が立ち並ぶ、津新町駅付近の通り

何度も通ったことがある場所でも、視点を変えてみると、これまで知らなかった一面が見えてきます。例えば、岩田橋から西に向かって見た景色。

商店の人たちの暮らしが垣間見え、まるで昭和時代にタイムスリップしたかのような感覚に陥る。店が軒を連ねる表側とはまったく違う表情を見せてくれているのです

歩きながら、まちの記憶をたどる

今回巡った商店街の周辺は、江戸時代は津城の城下町として、そして伊勢神宮へ向かう参拝客で常に賑わうまちでした。特に大門地区は津観音の門前町として栄え、お伊勢参りが盛んだった江戸から明治期までは人がまっすぐ歩けないほど混雑していたのだそう。第二次世界大戦の空襲でまちが焼失するまでは人の絶えない繁華街だったのです。

日本三大観音の一つ「津観音」

しかし現在では、郊外型ショッピングセンターの台頭、アクセスの不便さなども相まって、歩いている人をほとんど見かけません。こうして改めて商店街を歩いてみると、やはりたくさんのお店がシャッターを下ろしています。

でも、その下ろされたシャッターによくよく目を向けると、面白いことに気づきました。津藩主・藤堂高虎、津祭りで披露される「唐人踊り」など津の歴史や文化に縁のあるモチーフが描かれているのです。

フィールドワークに参加した県外出身の三重大学の学生には、「唐人踊りを知らない」という人も。不気味な表情のお面にカラフルな衣装。笛の音に合わせて踊る唐人さんが、時折ぴょんぴょんと飛び跳ねながら近寄ってくる。小さな頃はそれが恐怖で、津祭りで唐人さんを見かけると、思わず逃げ出したものです。

唐人さんと同じポーズをとってみました

まちを「見る」という意識を持って歩くと、建物のデザインや描かれている文字にも興味が湧いてきます。こちらは現在、津市を中心にスーパーマーケット等を展開する「マルヤス」創業の場所。元々はフルーツ専門店だったそう。立体的なブドウの装飾がかわいい。

現在も砂糖などの卸売業を営む太田商店の建物は、佇まいが渋くて、かっこいい。なんだか妙に気になって足を止めてしまいました。

側面にまわると、いくつもの建物が連なり縦長の形状になっていることがわかります。正面からだけでは見えない建物の構造が見えてくる。この建物がどのような歴史を辿ってきたのか、想像するのも楽しい。

道路を挟んで向かい側に目をやると、「千虎金物店」「大原靴」という文字が見えます。今ではスーパーや百貨店、ネットで買い物をするのが当たり前になりましたが、昔は生活に必要なものは専門店に行って買っていた。手間がかかるからこそ、物を買うという行為自体も大切にしていたんじゃないかな。

私がもっとも惹かれたのは、倉田金属の建物。モスグリーンのタイルに映える明朝体のフォント。金属を扱う企業だけあって、四角が組み合わさった鉄格子がユニークでかっこいい。錆びた鉄がより一層、アンニュイな雰囲気を醸し出しています。まるで映画のワンシーンに出てきそうな佇まいだけど、きっと賑やかな繁華街にあったら見逃してしまう気がする。

学生からは「廃れてしまった寂しさも感じるけれど、今だからこそ見える景色もある」という声も。静かなまちを歩きながら、じっと目を凝らし耳をすまして、過去の息遣いを感じる。そんな想いを持ちながらまちを歩けば、これまで気づかなかった魅力を見つけることができるかもしれません。

扉の先は異世界!?「大門商店街 飲食店街」へようこそ

津観音の東側に位置する「大門商店街 飲食店街」にも、思わず写真に収めたくなる景色がたくさんありました。とはいえ、昼間はほとんどのお店がしまっているため、暗くてうっそうとした雰囲気。なかなか足を踏み入れづらい場所です。

昼間はひっそりとしている商店街も、夜になるとお店に明かりが灯り、このディープスポットを好んで足繁く通う人たちで賑わいます。

キーホルダーにしたくなるようなかわいい看板や、異空間につながっていそうな不思議な形のドア。

さほど広い場所ではないのに、迷い込んだら抜け出せないダンジョンのような気もしてくる。

ちょっと入ってみたいような気もするけど、やっぱり勇気がでない…。そんな方におすすめのスポットが「ランタン通り」です。ここは、地域活性化に取り組む「NPO法人サルシカ」が企画・設置した場所。

キャンプスタイルのバー「キャンプバー・ランタン」やベトナムカフェ 「アンコムチュア」などのお店が営業しており、大門商店街の中では、どんな人でも気軽に訪れやすい雰囲気です。

店の前の通路にはランタンが飾られており、ノスタルジックな雰囲気。店内ではクラフトビール やワイン、キャンプ気分を味わえる料理を楽しむことができます。

「キャンプバー・ランタン」の店主・水野利彦さん

学生の中には「地元の大人が行く飲食店やスナックに行ってみたい」と好奇心をくすぐられた人もいたようです。しかし、外から店内の様子が見えないお店も多く、入るとなると躊躇してしまう。

こうした店の入りづらさを逆手に取り、SNSに「お店の扉をあける動画を投稿しては?」というユニークな意見も。また、スナックを初訪問するイベントや、ディープスポットを集めたまち歩きマップづくりなどのアイデアも出ました。

もう一度、賑わうまちを見てみたい

まち歩きの途中で立ち寄ったのは、オーデン大門ビル。昭和3年に「四日市銀行津支店」として建てられたギリシャ建築を思わせる立派なビル。明治から昭和初期にかけて建築された銀行の建物は、このような形式の建築が多くあるのですが、古くはギリシャの神官が農民や商工業者に金を貸していたことから、ギリシャ風神殿造りが採用されたのだそう。(諸説あり)

昭和20年の戦時下、辺り一体が焼け野原になった大空襲にも耐え、90年経ったいまなお、その姿を私たちに見せてくれています。

天井に施されたエレガントな装飾
薄暗い中でも艶かしく光る丸みのある階段の手すり
窓の開閉装置は、90年経過してもなお現役。(特別に開閉させていただきました)

このような魅力あふれるオーデンビルは、現在一階部分は子育て支援の団体が活用していますが、2023年3月いっぱいで閉館。その後の予定は未定です。そこで学生たちと、どのようにこの場所を面白く活用できるかを話し合いました。

現在、一階は子育て支援施設が活用している

特にユニークだったのが、ジャズライブを行うという活用方法。このようなクラシックな洋館でジャズを聴けるなんて最高ですよね。入場口は下に設置して、ここに楽器を置いて…と想像が膨らみます。

差し込む光が美しい2階

高校生や大学生が勉強したり、フリーランスが仕事をするコワーキングスペースとして活用してはどうかという意見も。オーデンビルが建つ大門エリアは夜営業のお店が多く、若年層には立ち寄る場所が少ない。そのため、まずは気軽に立ち寄れる場所が欲しいとのこと。

昼は学生向けのコミュニティスペース、夜はバーなど大人が立ち寄る場所と、時間によって用途が変わるのも面白いのではというアイデアも。他にも、ゲストハウスなどの宿泊施設があれば観光客も呼び込めるのではなど、これまでの概念にとらわれないさまざまな意見を聞くことができました。

学生たちの意見を聞いてみると、若い世代こそ「古いからこそ面白い」という感覚を持っていることに気づかされました。こうしたアイデアを一つひとつ形にしていけば、若者と商店街に接点が生まれ、「レトロ商店街を楽しむ」ムーブメントが起きるかもしれませんね。

全盛期の頃のような華やかさは見られず、静かな時間が流れる津の商店街。しかし、こうして自分の足で歩いて、建物や景色を見つめることで、「今だからこそ見れるまちの姿」があることに気づきました。

色あせてしまった壁の色も、昭和の匂いを感じさせてくれる看板やタイルも、壊されてしまったら2度と見ることができません。ぜひあなたも一度、カメラを片手に津のまちを歩いてみてください。少し視点を変えるだけで、これまで見えてこなかったまちの表情に出会えるはずです。

Zero To Summitを繰り返す 大紀町シーサイドトレイル

3年ぶりの3度目の開催となる大紀町シーサイドトレイルが開催されました。
実は3年前もエントリーしてたのですが仕事の関係でどうしても抜けられなかったのでDNFとなってしまったので、ようやく開催というので楽しみにしてました。

大会運営は養老山脈トレイルランニングレースを企画しているNPO法人北信濃トレイルフリークス(KTF)さん。

錦向井ヶ浜遊パーク トロピカルガーデン

スタートとゴールはこちらの錦向井ヶ浜遊パーク トロピカルガーデン。

スタート

スタートのゲートを見ると椰子の木が並んでトロピカルな雰囲気。三重県でも南の方だとこんな場所があるんですね〜。三重県は南北に長いので一番北の桑名に住んでいるとこの南国感にビックリします。

スタート!

定刻の9時になったのでスタート!

応援 応援

漁港をまずはしばらく走ります。沿道には地元の方々の熱い声援。大漁旗を振っていただき皆さんのお見送りで元気に登山口までダッシュ。

渋滞

登山口に入るとシングルトラックになるので安全の為に追い越し禁止。トレランのレースでよくある最初の登りの渋滞。山頂までは皆で並んで歩いて登山タイム。

 唐人殺し峠

今回のレースでこの唐人殺し峠は2回通過する場所。なんとも恐ろしいネーミングの峠なんでしょう。この看板が余計恐ろしいイメージを醸し出してくれます。

山頂から

最初のピークを過ぎたところから見える熊野灘。トレランのレースは山は見えるけどこのように海と隣接したコースを走るのって珍しい。

海岸

このレースって山頂まで走ったと思うと砂浜に。砂浜を抜けたらまた山頂に。このZero To Summitを何度も繰り返す変わったレース。

 

コース

あの有名なトランスジャパンという日本海からアルプスを越えて太平洋に行くレースでさえも海岸はスタートとゴールの2回しかないのに、この大紀町のレースは6回も海抜0メートルを走るトレラン。山を走るのがトレランなのに海抜ゼロを何度も通過というのはたぶんここだけじゃないかな?

海岸

おかげでこんな景色を堪能できるからランナーの皆さん浮かれて立ち止まって撮影してばかり。ちなみに玉砂利の海岸は足を取られてしまうので走る気力も起きずのんびり景色を堪能してお散歩。

景色

シダの中を抜けて山に入り砂浜を見下ろす綺麗な風景を堪能。

また海岸

そしてまた海岸。

そして山

また山から海。レースなのに皆さん立ち止まって撮影タイム。

 

ランナー

海岸に並んでいるアリンコみたいなのはレースで走っているランナーの皆さんです。

ココの場所がズボズボと靴に砂が入ってしまったので、山に入る前に靴を脱いで中の砂を取り出してました。

 

ゴール

長い山を抜けたらゴールのトロピカルな雰囲気の錦向井ヶ浜遊パーク トロピカルガーデンが見えてきた!

ゴール

ゴールまでに島を繋ぐ橋を渡ってぐるりと回ってゴールゲートに向かう。

 

ゴール

ヘロヘロになりながらですがなんとかゴール。

キツイコースですが景色は最高!

寒いこの時期に南国に来た気分になれるZero To Summitトレランでお勧めのレースですので皆さん是非どうぞ!

【もっとOTONAMIE】6年ぶりに生涯現役アスリート達に会いに行ってみた。

コロナに対する生活規制も緩和され、わたしたちの生活も少しづつ以前に戻りはじめてきた今日この頃。ふと昔取材させてもらったアスリートたちが気になったので会いに行ってきました。

過去の記事はこちら>>>

津市ゲートボール倶楽部立誠チームのアスリートたち。
以前伺ったのは6年以上も前。
皆さんお元気なのか? お元気であってくれ!
いろんな意味のドキドキを抱えていつもの練習場に向かいました。

車を降りると「カーン!」とボールを打つ乾いた音と、「はい!次3番!」と懐かしい声が聞こえてなぜかホッとしました。


皆さんお変わりなく、朝から元気にゲートボールを楽しんでいました。
前より人数少ないのが気になりますが…


私「西村さん(チームの代表)!ご無沙汰してます!ちょっと写真撮ってっていいですか?」

西村さん「おーー久しぶり。あのー、あのー、三重の、マガジンの。なんやー兄ちゃんまた載せてくれるんかー!撮ってって!」
しっかりと憶えててくれてました。

私「皆さんお元気そうでよかったです。」

西村さん「おーー、みんな元気やで。なんとか生きとるわ!大雪もあったから今日は久しぶりなんや。」

私「皆さんコロナの影響とか大丈夫でしたか?」

西村さん「そやなー。とこわか国体に向けてみんなで準備しとったんやけど、結局中止になってしもてなー…」

西村さん「まー人数も減ったわー。前来てもらった時は津だけで50〜60人おったけど、今は40人位や…。前来てもらった時は〇〇さんも居ったもんな…。」

私「………。緊急事態とかいろいろありましたからね…。」
これ以上深くは聞けませんでした。

川口さん「わしは免許返上したで!もーブレーキの踏み間違いが怖くての。」

チーム最年長の川口 昇さん(90歳)


私「ご自宅はこの辺なんですか?ここへはどうやって来てるんですか?」

川口さん
「家はヨットハーバーの近くや。ここへは自転車やで!」

私「……。」
ヨットハーバーからここ(島崎町)までは軽く見積もっても4〜5km。毎日往復で10km。恐るべし91歳。


川口さんの愛車。めっちゃいいヤツ。
事故に気をつけて、いつまでもお元気でいてください。

西村さん「そーやー!今日は兄ちゃんもやってったらどーやー!」
皆さん「そやそや!兄ちゃんも一回やってってみー!教えたるで!」

ってことで、突如参加をすることに…

西村さんから「6」の札を受け取ります。
この瞬間から呼ばれ方が「兄ちゃん」から「ロクバン」に変わりました。

早速、ゲームスタート。

1番:樋口 勉さん(82歳)

2番:チームのマドンナ(氏名・年齢は非公開❤︎)
3番:チーム代表の西村正俊さん(79歳)

4番:チーム最年少 三浦 忠儀さん(78歳)

5番:自転車ニキ 川口 昇さん(90歳)

赤チーム白チームに分かれて自分の番号の玉を順番に打って3つあるゲートに通していきます。

最後にセンターのピンに当ててアガリ。(ゲートを潜ると1点、ピンに当てると2点)
1ゲーム30分で、チーム全員がアガルか、終了時点で点数が高いチームの勝ち。
途中違う玉に当てると、ゲートボールの醍醐味である「スパークショット」を打つことができるんです。

▲前回記事から引用
これで味方の玉を助けたり、相手の球に意地悪をします。
これが意外と難しい。
細かいルールは理解しきれなかったですけど、奥の深いゲームだということはわかりました。
初めての私にも皆さんは優しく教えてくれました。呼び方はずっと「ロクバン」でしたが…

ゲーム終了後は差し入れに持っていったとね菓子館さんのどら焼きをみんなで食べながら談笑。


みんなで運動して、お菓子を食べながら笑い合う。
毎日仲間こうして笑い合えることが皆さんの元気の源なんだと思います。

私もまた時間がある時は、参加させてもらいたいと思います。また一緒に遊んでください。
いつまでもな元気爺さん婆さんでいてくださいね!

 

地元愛のかたよりっぷりが楽しい!松阪偏愛マップ&ツアー!本居宣長の後輩クリエイター集団vacantとMADOIという場

偏愛:かたよって愛すること。特定の人や物事を特別に愛すること。また、その愛。
(コトバンクより)

 


 

Instagramを眺めていて気になる投稿を見つけた。

松阪偏愛モニターツアー。集合はMADOIという場所。

MADOIはカフェであり、図書館/本屋や雑貨店でもあり、文化センターで集会所でもある。何屋でもなく、何でも屋でもない。MADOIはそんな場。

MADOIを運営しているのはデザインプロデュース会社・合同会社馬鹿鳴都(vacant=バカント)。vacantメンバーは多彩な顔ぶれ。デザイナー、ディレクター、料理人兼イラストレーター、税理士。

松阪で生まれ育ったみなさんがvacantを設立して最初につくったプロダクトが「松阪偏愛マップ」。

 

今回のツアーは、”旅を介して、地域の活性化や人々の交流に貢献する”ことを目指す〈NICHER TRAVEL(ニッチャートラベル)〉が提供する旅のひとつ。〈ニッチャートラベル〉は、旅行会社の〈阪急交通社〉とナビゲーションサービスの〈ナビタイムジャパン〉の共同プロジェクトとして2022年6月から始まり、自分の愛する地域を盛り上げたいと強く願う人たちと一緒に、独創的な旅をつくっている。
おしゃれで楽しく、地元への偏愛っぷりがあふれている偏愛マップをベースにツアーを造成。以下、当日の様子をリポートします。

 

 

情報量多め?のスタート!

MADOIに集まったのは県内外から約20名のモニターツアー参加者。

デザイナー、ディレクターでvacant代表の中瀬皓太さん。
デザイナーの羽根さん(写真中・vacant)
デザイナーの阪井さん(写真左・vacant)/税理士の森川さん(写真右・vacant)
アオゾラ食堂を営みながらイラストも手掛ける中瀬理恵さん(vacant)。

ツアーのナビゲーターは阪急交通社、ナビタイム、そしてvacantのみなさん。

3班に分かれ、まち歩きをしながらスポットを巡る。まずはお弁当で腹ごしらえ。松阪といえばモー太郎弁当。

モー太郎弁当を手掛ける駅弁のあら竹の社長、新竹浩子さんと娘の廣瀬実奈さん、アコーディオン奏者の林博さんがあら竹の歌を披露。そしてみんなでいただきます。

モー太郎弁当がおもしろいのは、弁当の形状もそうだが、フタを開けると鳴る音楽。民謡「ふるさと」が静かに流れる。光に反応するセンサーが付いていて、なんと3万回も再生できるとのこと。

約20名の弁当からピーピーと「ふるさと」が流れる、シュールなランチタイム。食事中もあら竹さんによる演奏で盛り上がるMADOI。弁当を頂きながら、松阪の国学者・本居宣長の子孫で、作曲家の本居長与のレトロ感のある曲を聞けば旅情的な心持ちに。

アコーディオン奏者の林さんは国鉄時代からの現役運転手さん。あれ?今日は何を取材しに来たのだったか・・。序盤から情報量多めの昼食を終え、向かったのは本居宣長記念館。

 

 

宣長と息子のものがたり

道中、地元育ちのvacantのみなさんにナビゲートいただけるので楽しくまち歩き。記念館に到着して学芸員さんにお話を聞きながら展示物を眺める。開催していたのは冬の企画展「宣長と春庭」。

宣長は日本を代表する国学者であり医者。松阪商人の名家に生まれるも商売の才能がなかった。江戸に修行に行くが「本ばかり読んでいて話にならない」と返された。本と名の付く物なら何でも読んだという。

松阪に帰ってきてまず行ったのが日本地図の作成。伊能忠敬が全国を巡り、測量による地図を完成させる60年前だったという。

どうやって作ったかは謎だが、かなり細かいところまで地名などが記されている。その後は医者になり、松阪と伊勢を往診で通う日々。当時は徒歩で移動。夜な夜な古事記の研究を行い、32年掛けて全44卷の古事記伝が完成。

直筆の古事記伝。宣長は字がキレイで誤字がほとんどなかったという。うかつに誤字がある手紙を宣長に送れば、添削されて送り返されることもあったらしい。

春庭が書いたとても小さな書物

そんな宣長の息子・春庭(はるにわ)もかなり器用。しかしながら29歳で病の末に失明。

失明した春庭が父・宣長に宛てた手紙

鍼医者になるべく京都での修行中に宣長に送った直筆の手紙の文字には、美しく繊細な春庭のタッチは残っていない。その後も文学の研究を重ねた春庭は、動詞の活用の法則を発見。
教科書だと宣長や動詞の活用などぜんぜん興味が湧かなかったのに、やはり学芸員さんのお話はおもしろく、心が動かされる。

その後、宣長が過ごした家「鈴屋」や松阪城跡を見学しながら歩いて移動。

 

 

松阪わくわく散策!

松阪市産業振興センターで松阪市観光交流課課長・福山圭さんから松阪市の魅力についてお話を聞かせていただく。

印象的だったのは、松阪御城番屋敷に住むことができること。家賃は7.5万円で駐車場もあるのだとか。歴史好きには堪らないロマンがある暮らしだと思う。

豪商のまちの街並み
見学できる旧長谷川治郎兵衛家
新しいお店ができていました。
レトロな佇まいPart1。
レトロな佇まいPart2。
レトロな佇まいPart3。

講演のあと、豪商のまち松阪観光交流センターや周辺にある豪商の屋敷などを散策。松阪の観光のいいところは駅から城や豪商の町を歩いて巡れること。

 

 

焼肉屋は斜めっているくらいがいい。

散策のあとはMADOIにもどり、しばし休憩。
vacant代表でディレクターやデザインを手掛ける、中瀬皓太さんにお話を聞いた。偏愛マップを作ろうと思ったきっかけとは?

中瀬さん:ウシ(松阪牛)以外もあるじゃないですか、地元には。既存の松阪の観光ガイドブックなどを見ても、キレイすぎるというか。背伸びした観光ブックに「こんな松阪、僕たちは見たことない」と感じたんです。そして、等身大の方がおもしろいと。vacantらしいマップを編集したかったんです。偏愛マップのあとに、愛宕純愛マップというナイトマップも作りました。

偏愛マップに掲載されているお店などには、ひと工夫が施されている。

中瀬さん:おじいさんやおばあさんと孫が見ても、わかるところを中心に選んで掲載しました。祖父母と孫の会話になることで「今度行ってみようかな」となり、僕たちが好きなお店などの魅力を年代をまたいで引き継がれていけば嬉しいなと。

今後の展開についてもお聞きした。

中瀬さん:偏愛マップに町の銭湯も掲載していますが、マップで掲載するだけじゃなくてもっと深掘りして魅力を伝えたいですね。あと郊外のマップも作って、今回のようにツアー化してもおもしろいと思います。

ツアーの終盤、夜ご飯はやはり焼き肉。vacantがチョイスしたのは偏愛マップにも掲載している「一升びん平尾町店」。

中瀬さん:建物が斜めっていて、いいんですよ。いかにも「美味しい焼き肉」が食べられそうでしょ?

焼き肉のあと、希望者で歓楽街・愛宕町で地元で愛されるお好み焼き店の「ちょろ松焼き」などを堪能してツアーは終了。

 

 

宣長先輩と後輩たち

地元の人が、リアルにおすすめするお店やスポット。それはインターネットの評価ではなく、地元の人が知っている貴重な情報。令和5年の目線で、地元をもう一度見つめ直してみる。そこにはお宝が眠っているのかも知れない。

たのしそうに地元を再編集する皆さん触れ「たんけんぼくのまち」というテレビ番組を思い出した。そしてなんだか私も自分の地元の地図を描いてみたくなった。

日本地図という壮大なマップを描いた本居宣長は多分、日本が好きすぎるという偏愛にあふれていたのだと思う。そう想像すると夜な夜な古事記伝を書いていた宣長さんの、愛らしい一面を感じるのでした。

MADOIで販売している宣長クレープ。宣長への愛強し!

MADOIの由来(HPより)
円居(まどい)
「1か所に集まり会すること」、
「特に親しい者どうしが集まって楽しむこと」の意味を持つ円居。
松阪市を代表する国学者 本居宣長パイセンも
夜な夜な歌会や交流会を開き円居を楽しんでいたそうな。
昔からなんてクリエイティブなことをしてるんだろう。

 


 

遊べる集会所 MADOI
松阪市平生町10−2
hp https://madoi.mie.jp/
in https://www.instagram.com/madoi_2021/

ニッチャートラベル
hp https://www.nichertravel.jp/
in https://www.instagram.com/nichertravel/
tw https://twitter.com/nichertravel

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.2.16update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 

music onsen market art

安濃古道具店での2023年最初の作品展、2/20より津市在住のアーティスト|きじはによる絵画展【MIRACLE TREE】を開催します。
店内で絵画作品の展示販売を行いますが、会期中である3/4には施設1Fの多目的ホールでイベントも開催します。

【きじは絵画展】
日時|2/20(月)〜3/7(火)
12:00-18:00|Wed&Thu CLOSED
場所|安濃古道具店
https://www.instagram.com/anou_furudougu/
三重県津市安濃町東観音寺51-3 安濃交流会館2F

【イベント開催】
日時|3/4(土) 12:00-18:00
場所|安濃交流会館1F 多目的ホール(上記絵画展も同日開催しています)
入場無料(Donation)
▷Live
村上裕之/きじは/Jiroeux/POTOF/DROP IN
▷Installation art
ど星人のはつめいか
▷受注展示販売会
股引と褌 稲吉商店
Lyra works
▷出店
Sar+
Gekka
natural sweetsあいのや
Bulan relaxation
Slow Jam
Agri Tribe Music
Little summer
michel
なのはな苑
※同日、市内にてAfter partyも開催されます。(有料)
※安濃温泉 入浴料300円(10:00〜21:00)

【イベントに関する情報】
https://note.com/anou_labo/n/n477ed8eddb66

 


 

Natural Sweets Carnival
(ナチュラルスイーツカーニバル)

【内容】三重県内のnatural sweets生産者の出店を中心に、同じく自然食品、調味料、などの出店。
【日時】2023年3月12日(日) 11:00〜16:00
【場所】cafe de HAZERU(松阪市飯高町波瀬565波瀬の風)
【出店】あいのや/ Marl /はぜの風 / cafe de HAZERU
【珈琲】o-coffee
【波瀬ゆかい横丁】幸せの太陽パン/ 亀成園 / のんびり家
【音楽ライブ】大島圭太、他
【入場】無料
【天候】雨天決行
【席数】店内、屋外含め50席
【主催】波瀬のゆかいな仲間達
【Facebookイベントページ】https://fb.me/e/2E9r9jQr4

 


 

村田 瑞記 作品展 風のうた、雲のささやき

イベントのジャンル:作品展
日時:2023年2月11日(土)~26日(日)12:00 – 18:00 火・水定休
主催者からのメッセージ:村田瑞記はカリグラフィーで培った技術を生かし「言葉」を線で表現する作家です。今回の展示は、彼女が表現者としての方向性を模索する中で見つけた、和歌で詠まれた言葉の響きや感じた閃きをテーマにしています。和紙に柔らかな線で紡いだ、まるで心象風景のような作品が展示されます。このテーマが生まれるきっかけとなった音楽家Noahと取り組んだ映像作品もご覧いただけます。皆様のご来場をお待ちしております。
村田瑞記 Mizuki Murata
1993 三重県生
2015 三重大学教育学部美術教育コース デザイン専攻 卒業

詳しくはこちら
www.studiorokyo.com

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

温かい飲み物で心と体を緩める。お茶とコーヒーのお話。

10年に一度の寒波到来。私の住む松阪市も雪が積もり、茶畑の雪化粧はなかなか趣深いものだった。

松阪市西部の兼業茶農家に生まれ育った私。夏は麦茶を飲むことが多いが、冬はやっぱり温かい緑茶。そんな私が、近頃リピ買いしているお茶がある。それは、ヤマキ高橋製茶園の一煎茶ティーバッグ!

深蒸し茶と焙じ茶の2種類があり、職場で飲むのにちょうどいい。パッケージも可愛いのでプレゼントにも良さそう。

普段使いのお茶は、スーパーの地域物産コーナーで、同じくヤマキ高橋製茶園のお得なティーバッグ20個入りを買いまくっている。コスパが良いのにちゃんと美味しいこの緑茶。売り場の商品が少なくなってくると、買い占めておかなくても大丈夫か?!と不安になってソワソワしてしまうほど愛飲している。

「ホッと一息」がある暮らし。

平日、朝6時半。子供達の水筒に緑茶を入れる。ぬるめのお湯で入れると、苦味が少なく子供でも飲みやすい様子。朝から「はぁ〜、お茶はおいしいねえ〜(遠い目)」と、10歳の娘が大人びたことを言うので、つられて私も一杯。心と体が潤い、心地よく目覚めていく。

我が家では急須はあまり使わなくなってしまったが、代わりにH A R I O社のフィルターインボトルか、鈴鹿にあるお茶屋さん、椿茶園で買ったC H A C H A B Y(ちゃちゃびい)でお茶を入れることが多くなった。

CHACHABY(ちゃちゃびい)と麩饅頭。

ちなみにこの時淹れたお茶は、「拝啓かあさん」。椿茶園のお茶はどれも、ネーミングが楽しい。

椿茶園HPより

私がCH A C H A B Yを好きな理由は、お茶を美味しく淹れるための目盛がついているのと、持ち運びやすい小さめのサイズ感だ。これのおかげで、ホットもアイスも美味しく作れるようになったし、おでかけに持ち歩くのにちょうどいい。

8時15分、お茶を持って出勤。この日はH A R I Oのボトルで。こちらはフィルターがついているので、茶葉を直接入れる事も。忙しい朝の一杯が充実するだけで、少し気持ちが前向きになるから不思議。

HARIO社のフィルターインボトル。

職場でも気分転換に「一煎茶ティーバッグ」を淹れる。味を変えたい日は焙じ茶で。これまでは毎日緑茶を飲むという習慣が無かったけれど、事務作業のおともに午前中はお茶、午後はコーヒー、今ではこれが一番しっくりくる。

緑茶に含まれるテアニンはリラックス作用があり、カフェインの興奮作用も抑制するのだとか。緑茶って、ストレス社会でカフェインをよく摂る現代人に、ぴったりの飲み物だと思いませんか。

午後は睡魔との戦い。コーヒー、ヘルプミー!

午後1時、やがて襲ってくる睡魔に備えてコーヒーを淹れる。私は特にコーヒーに詳しいわけではないが、お気に入りといえばミンデンのバター焙煎コーヒー。深煎りでコクがあって、ほんのりバター風味なのが推せる。

レトロなパッケージが可愛い。

夕方、帰宅してバタバタと家事をこなす。
お風呂に入り、SNSをチェックしていたらあっという間に夜が更けていく。

家族が寝静まった後、自分時間に一杯のお茶を淹れると、お茶の香りがトリガーとなって、色んな記憶や感情が溢れてくる時がある。5月の茶畑の、爽やかな青い香り。そして情けないような、申し訳ないような感情。

私が小さい頃は、父が「たらまい」と呼ぶ紐のついたカゴを腰につけて、手積みでお茶摘みを手伝っていた。親戚や従姉妹たちも応援に来て、わいわいと賑やかな茶摘みシーズンだった。まじめにお茶を摘むのは最初だけで、従姉妹と茶畑を走り回ったり、茶の木にダイブしたり。手伝いにはなっていなかったけれど、両親のいる茶畑に顔を出すと必ず「おう、来たか!」と嬉しそうに笑う父がいた。なんとなく照れくさかったので、今でも覚えている。

それなのに、茶畑の存在も、あの時の父の笑顔も、頭の片隅に追いやっている自分に気が付いた。

両親が年老いて、私たち夫婦も本格的に作業を手伝うようになったが、共働きで休みが合わない、子供たちと遊びたい…そんな言い訳と葛藤があって、なかなか本腰が入らず、親子で気持ちがすれ違うことも。

近頃では、後継者不足等で耕作放棄地となった茶畑や、いつの間にか茶の木が伐採され、かわりにソーラーパネルが建っている…そんな風景をよく見かけるようになった。我が家も僅かだが、代々受け継がれてきた茶畑を残せるかどうかの岐路に立っている。

お茶積みの機械は、夫と息を合わせて二人三脚で。心配そうに見守る父…

どうしたものか…お茶の生産は重労働で茶葉の価格も低迷している。一番の問題は、今までお茶に魅力を感じてこなかったことだ。そんな私が、お茶を淹れる楽しさや美味しさに気付かされて、徐々に興味を持つようになったのは、ここ最近のこと。

CHACHABYのように、急須の代わりにもなり、目盛りに添ってお湯と水を入れると誰でも美味しいお茶が淹れられるボトルは、私にお茶を飲む習慣をもたらしてくれたし、一膳茶ティーバッグは出先で淹れる事もできて、茶葉を捨てるのに手間がかからない。そして、味良し、パッケージ良しなので、誰かにプレゼントしたくなるほどだ。

日本の茶畑を残そうと奮闘している茶農家さんの想いはきっと、こんなふうに誰かの胸に響いて、人から人へと優しく広がっていくのだろう。温かいお茶を飲んで、そんな前向きな気持ちになれたのでした。

 

〜おまけ〜 ミンデンでコーヒーを飲む休日!

やってきました、ミンデン。

お店に入ると、ふわっとコーヒーの良い香り。

お店のカウンターでバター焙煎コーヒーを頂きました。重厚感たっぷりの素敵な椅子は、駅前商店街ベルタウンの「喫茶店ミンデン」で使っていたものなのだとか。

カフェとは違う、老舗のコーヒー専門店で頂くコーヒー。

レトロなカウンターと椅子。時が止まったような、特別な時間が流れていました。
温かい飲み物で心と体を緩めて、健やかにお過ごしください。

 


 

ヤマキ高橋製茶園
三重県松阪市向粥見1062
HP:http://yamaki-tea.com/

椿茶園
三重県鈴鹿市山本町1795-1
HP:https://tsubakisaen.co.jp/

珈琲専科ミンデン
三重県松阪市郷津町 163-5
HP:https://www.cafe-do-toyo.com/

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.2.10update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

『Natural Sweets Carnival(ナチュラルスイーツカーニバル)』

 

【内容】三重県内のnatural sweets生産者の出店を中心に、同じく自然食品、調味料、などの出店。
【日時】2023年3月12日(日) 11:00〜16:00
【場所】cafe de HAZERU(松阪市飯高町波瀬565波瀬の風)
【出店】あいのや/ Marl /はぜの風 / cafe de HAZERU
【珈琲】o-coffee
【波瀬ゆかい横丁】幸せの太陽パン/ 亀成園 / のんびり家
【音楽ライブ】大島圭太、他
【入場】無料
【天候】雨天決行
【席数】店内、屋外含め50席
【主催】波瀬のゆかいな仲間達
【Facebookイベントページ】https://fb.me/e/2E9r9jQr4

村田 瑞記 作品展 風のうた、雲のささやき

イベントのジャンル:作品展
日時:2023年2月11日(土)~26日(日)12:00 – 18:00 火・水定休
主催者からのメッセージ:村田瑞記はカリグラフィーで培った技術を生かし「言葉」を線で表現する作家です。今回の展示は、彼女が表現者としての方向性を模索する中で見つけた、和歌で詠まれた言葉の響きや感じた閃きをテーマにしています。和紙に柔らかな線で紡いだ、まるで心象風景のような作品が展示されます。このテーマが生まれるきっかけとなった音楽家Noahと取り組んだ映像作品もご覧いただけます。皆様のご来場をお待ちしております。

村田瑞記 Mizuki Murata
1993 三重県生
2015 三重大学教育学部美術教育コース デザイン専攻 卒業

詳しくはこちら
www.studiorokyo.com

 

CROSS-BORDER GALLERY & LIVE

イベントのジャンル:多文化共生・芸術
日時:2023年2月6日(月)~2月12日(日)10:00-20:00(最終日は16:30まで)
主催者からのメッセージ:外国にルーツを持ち日本に住むアーティストらによる絵画展と演奏会を開催します。ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル実験など、戦争を身近に感じる昨今、多文化共生という考え方が、平和に通じるより大切なものとして心に響くようになりました。多様な価値観の理解や新しい視点の発見を楽しめるアートや音楽の鑑賞を入り口とし、来場者が多文化共生に触れ、考え、楽しんでいただければ幸いです。
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://heartpier.com/cross-border-gallery-live/

 

 


皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

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キラキラスープのラーメン!麺屋 鶏恋

キラキラスープのラーメンを食べにGo!
麺屋 鶏恋_e0292546_21020116.jpg
三重大学病院からすぐ、前の麺屋一魂さんだった場所。
麺屋一魂さんは23号線沿い(前の吉野家の跡地)に移転して行ったので、空いたこちらのテナントに新しくラーメン屋さんが入りました。
食べログの情報によると、
以前松阪の花紋さんにいらした方がオープンされたお店らしいです。
入った途端めっちゃ接客態度いいの、
お声かけの感じが入った時も出る時も気持ち良かったわ〜。
入ったすぐ左側の券売機で食券を買って、
お水のコップを自分で運びます。
カウンターのみの店内、お水はカウンターに置いてあるのでセルフで入れる。
待ってる間にテーブルに置いてあるこちらのお店のこだわりを読む・・・。ふむふむ。
麺屋 鶏恋_e0292546_21020290.jpg

券売機にはないメニューがカウンターの正面の壁に貼ってある・・・。

和え玉(替え玉)のことらしいから・・・スルー。
そんなに食べないしね。
麺屋 鶏恋_e0292546_21020438.jpg
初めてのお店で迷ったらラーメン屋さんで頼むのは券売機の左上と決まっています。
(以前別の人気ラーメン店のオーナーさんから聞いた話だから間違いない)
お店が1番売りたい商品がそれだから。
特製鶏塩らぁめん(税込)1100円にしました。
麺屋 鶏恋_e0292546_21020600.jpg

出て来たのがこれ。

スープがキラキラしてる!
おおおおお〜!美味しい〜!
何よこれ〜!めっちゃ好き〜!
ウワサでは脂がプカプカ浮いてるとか言ってたから躊躇してたけど、
全然さっぱりしてるじゃん!
ギトギトの脂だったら無理!って思ってたからなかなか来れなかったんだけど・・・。
これはね脂っていうか、旨味だよね〜こうなると旨味!
これ全然イケてる!めっちゃ私好み!濃いめの味付けの味玉もめちゃめちゃベリベリグー!
一気にイナバウアーしてしまったよ〜ん!
めっちゃ好きになった!1回で!もうめっちゃ気に入った!
何だよもう、もっと早く来れば良かったじゃ〜ん。
麺屋 鶏恋_e0292546_21020715.jpg
百聞は一見にしかずとはこの事ね。
私の好みかどうか、ウワサより、やっぱり自分の舌で確かめに行く。
つくづく思ってしまったお店だわ〜ん。
ここは絶対、おっすすっめで〜す!
麺屋 鶏恋
住所: 三重県津市江戸橋1-122-2 テナント金谷 1F

 


愛され母娘が作るチゲとサムギョプサル! 心も体もポカポカになるお店まるこ@伊勢

もう10年以上通い続ける美容室で、いつものように髪を切ってもらっていた。

しょっちゅう会わないからこそ色々と話せる距離感で、私の旦那どころか前の前の彼氏のことも知ってるし、明るくてオープンで、頼れる姉御的存在。
そして、くせっ毛の私の髪を見事に扱ってくれるスゴ腕の美容師さん。

そんな美容師さんが、いきなり言い出した。

「私、韓国料理屋さんするわ!」

・・え、どういうこと?

一ヶ月半後に髪を切りに行ったら、オープン前日だった。

内装工事や、ロゴ、メニュー決め、仕入れ先決めスタッフ教育・・
美容師しながら、それ全部できるってすごすぎる。

そして見事にオープンしたのだ。
【サムギョプサル・チーズタッカルビ・チゲのお店まるこ】

昼でも夜でも、このインパクトある看板が目印です!

誰もスタッドレスタイヤをつけていないんじゃないかと思われる伊勢でも、雪が降った12月。
あの寒い日に、まるこのチゲはたくさんの人の胃袋と心を温めたんだろう。

まだ寒い日が続く今食べに行かなくて、いつ行くの?!

と、いうわけで まるこ にやってきました!

まるこは伊勢市御薗町、国道23号線からすぐ近くの所あります。
あ、駐車場はお店前だけじゃなく、裏にもたくさんあるそうですよ。

店内はコンクリート調の床にグレーの壁紙や黒の椅子で落ち着いたトーンで、個室風に区切られた席もあるのでゆっくりできそう。

そして各所に目を引くカラフルなネオン。
韓国から取り寄せたというネオンは豚やビールなど、可愛くてフォトスポットにもなっています。

韓国語わからず購入したら、実は「ラーメン専門店」と書いてあるらしい。笑

 

伊勢の食材にこだわるまるこ。

まるこで食べられるのはなんといってもサムギョプサル!
豚が苦手な方も楽しめるようにと、鶏バージョン鶏ギョプサル。
流行りの韓国料理、チーズタッカルビ。
温まるチゲは3種から選べ、ホルモン味噌炒め、チヂミなどの一品料理とごはんものも!

食材はおいしさと、伊勢食材にこだわって選んだそう。
サムギョプサルに使われる豚肉はあっさりとした甘みのある脂身が魅力の「伊勢の国 健康豚」
豚肉が苦手な人でも楽しめるように!と鶏肉は臭みがなく、柔らかさとコクが特徴的な地鶏「伊勢どり」
そのお肉を巻くレタスは西豊浜町で水耕栽培されている柔らかさとみずみずしさが特徴の「グリーンレタスとフリルレタス」
そして、一緒に食べたくなるお米は御薗町の農家さんが作る「こしひかり」
説明を聞いてるだけで、もうおいしそう・・・!

注文したのはサムギョプサルとおすすめのテンジャンチゲ。
腹ペコな私たちは、ナムルとホルモン味噌炒めも注文です。
絶対ビールがおいしいやつ!

サムギョプサルって名前は聞いたことあるけど、実は食べ方がわからない・・と思ってたら、説明POPありました。

伊勢弁で書いてあって、つい声に出して読みたくなります。

大きな豚肉、まずはそのまま焼いちゃいます!
同じ鉄板の上で、キムチやエノキも焼いて豚肉に火が通ってきたらハサミでカット。
これをレタスにまいて、豪快にいただきます!

ぷりっと、シャキッと、口の中に辛味と豚肉の旨味と辛味がひろがって・・ん、おいし〜!!

すり鉢上に高低差のある鉄板は、豚肉の余分な脂を落としてくれる構造。
キムチやネギ塩など、薬味と共に食べると想像よりあっさり!
いくらでもいけちゃう・・!

 

続いてはテンジャンチゲ。
アサリの出汁と味噌がベースでコクのあるスープにはほたて、豚肉、ホルモンの旨味がぎゅっと濃縮!
私辛い食べ物苦手なんですよ・・。でもこのチゲは美味しく食べられた!
辛いんだけど美味しくて、もう一口、と、止まらなくなる味わい。
追いホルモンでホルモンチゲにするのも、おすすめです!

辛いがの好きな人は中辛・辛口も選べます!

 

今、よだれ出ましたね?

ホルモン味噌炒めは、甘めの味噌がベース。
プリプリで臭みのないホルモンと、濃いめの味付けがたまりません。
これはね、白ごはんにワンバンさせたい味わいです。

熱くて辛くて、おいしくて。
次はお肉と何を巻こう?これも美味しいよ!って盛り上がる。
あ。これって手巻き寿司の感覚に近いね。
大人も子どももワクワクするやつ。

他にも石焼ビビンバや冷麺、スープなどもありました。
スタッフの1番人気はビビン麺だそうで、これも気になる!

飲み物は生ビール以外にも、韓国のお酒マッコリやチャミスルなどが楽しめます。

 

 

楽しくお腹を満たした後で、冒頭に出てきた凄腕美容師こと、まるこのオーナーさんにお話伺いました。

 

お店をオープンするかはおみくじによって決まった?!

・そもそも、なんで韓国料理店をやることに?

オーナー:私の、サムギョプサル愛が強すぎて!笑
美味しいサムギョプサルを食べれるお店が近くになくて、よく家で作っていたんです。

そしたら近くの物件が空いて・・。
元々焼き肉もやっていたお店やから、ダクトもあって。
たまたま大家さんも知り合いで、声をかけた方たちはスタッフしたい!って言ってくれて。「今やるべき」って条件が整ってしまったの。笑

でも、やっぱり最後のひと押しがほしくて、娘と神社におみくじを引きに行きました。
2人で大吉出たらやろう!って決めて。

昔、神主さんに言われたことがあって
『おみくじって、引く時緊張するでしょう。
思った結果じゃなかったらどうしようって。
でも、おみくじなんて人生と一緒で何度でもやり直せる。何回引いてもいいんだよ。』
その言葉があったから、2人で小銭が尽きるまで引こう!と決めて、私は3回分、娘は4回分の小銭があって、それぞれの最後の1枚で大吉がでたの!
で、やることにしたんさ。

 

よく見ると”サンギョプサル”

 

そして受け継がれる父の味・・

・キャッチーで1度聞いたら忘れない「まるこ」という名前の由来は?

オーナー:韓国料理店をやると決まり、焼肉店を営んでいた父に報告に行った時にチゲの味がうまく出せないことを相談しました。
あの味が、なかなか再現できやんのさー。って。
そしたら、お父さんが「これ持ってけ」と、当時のレシピを書いたノートをくれたの!
それで、店の名前をまるこにするか!と決めたんさ。

・あ、「まるこ」はお父さんの焼肉屋さんの名前なんですか?

オーナー:そうそう!漢字で丸小やったけどね。
もっとおしゃれな名前にしようとおもってたのに、ノートをもらった帰り道、やっぱりにこの名前か!と気持ちが固まりました。

年季の入った石焼ビビンバの器と、秘伝のノート。

 

・まるこの名前と共に目を引くロゴのイラストは誰が書いたのですか?

オーナー:これは、うちの息子が書きました!
なかなか私も娘も絵心がなくて。お店の準備をしながらも家で色々書いてた時に、息子に1回書いてみて〜。と頼んで、出来上がったん。
一発書きやから、線が微妙に歪んでんのやけど、それも味ってことで。
めちゃくちゃ気に入ってます!

 

息子さん、いい仕事してる!

 

実はまるこは母娘で営業しているお店

では、ここらへんで娘さんにもお話聞かせてください〜。と、
登場していただいたのは店長さん。

 

・母娘でお仕事とはじめて、今どうですか?

オーナー:私はめちゃくちゃ娘を見直しました!接客がすごく素敵で、みていて気持ちがいい!
私もそんな接客しやな〜。と、見習ってます。
まあ、めちゃくちゃケンカはするけど、それでも休みの日も一緒にいるくらい仲良し。笑

店長:私はもう、小さい頃から母の働く姿は見てるし、家で料理してるのも見てるし特に違和感も見直す所もないというか・・想像どおりでした。笑
でも、昼間の美容師の仕事もしながら夜も働くのはすごいと思ってます。

 

・お母さんが韓国料理屋を始めるって聞いた時、どうでしたか?

店長:え、何言ってるんやろ?ってはじめ本気にしてなかったんですけど
早い段階で色々ぽんぽん決まって行くから、本気なんやな!って思いました。
お母さんはハマったり、キメるとぐぐ!って入っていくから・・いきなり空手はじめて黒帯にまでなったり。笑
今回も、本気とわかってからはもう乗っかっていくしかないという感じでした。

オーナー:でも2人で、というか主人と3人で始めてよかったと思いました。
私は考える前に行動してしまうけど、娘と主人は慎重派ですごく考えてくれるからバランスはいいと思います。

店長:そうやね。3人それぞれ得意分野が違うというか。だからよくぶつかるけど、最終的にいい方向に行ってるとおもう!

 

・最後に何かメッセージありますか?

店長:ランチ、昼飲みもやってますし、夜の営業時間も遅くまでやってるのでいろんな時間帯に来ていただきたいです!
あ、でもお客さんがいないと早く閉めることもあるのでご了承ください。

オーナー:たくさんやりたいこともあるので、これからのまるこを楽しみにしててください!
元気なスタッフと共にお待ちしてます!

 

辛い!おいしい!身体もポカポカ!だけじゃなく、
笑顔と親子の絆が心もポカポカにしてくれる、そんな素敵なお店まるこでした。

 


サムギョプサル、チーズタッカルビ、チゲのお店 まるこ
伊勢市御薗町長屋1978−3

営業時間11:00〜14:00 / 18:00〜24:00(早く閉めることも有)
定休日/月曜日

instagram:@maruko_ise

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.2.2update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

村田 瑞記 作品展 風のうた、雲のささやき

イベントのジャンル:作品展
日時:2023年2月11日(土)~26日(日)12:00 – 18:00 火・水定休
主催者からのメッセージ:村田瑞記はカリグラフィーで培った技術を生かし「言葉」を線で表現する作家です。今回の展示は、彼女が表現者としての方向性を模索する中で見つけた、和歌で詠まれた言葉の響きや感じた閃きをテーマにしています。和紙に柔らかな線で紡いだ、まるで心象風景のような作品が展示されます。このテーマが生まれるきっかけとなった音楽家Noahと取り組んだ映像作品もご覧いただけます。皆様のご来場をお待ちしております。

村田瑞記 Mizuki Murata
1993 三重県生
2015 三重大学教育学部美術教育コース デザイン専攻 卒業

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イベントのジャンル:多文化共生・芸術
日時:2023年2月6日(月)~2月12日(日)10:00-20:00(最終日は16:30まで)
主催者からのメッセージ:外国にルーツを持ち日本に住むアーティストらによる絵画展と演奏会を開催します。ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル実験など、戦争を身近に感じる昨今、多文化共生という考え方が、平和に通じるより大切なものとして心に響くようになりました。多様な価値観の理解や新しい視点の発見を楽しめるアートや音楽の鑑賞を入り口とし、来場者が多文化共生に触れ、考え、楽しんでいただければ幸いです。
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真言密教のお寺で瞑想。没入感のあるマインドフルネスは多分一生忘れられない。

※この記事は個人的な感想が多く含まれています。

先日、不思議な体験をした。
お寺でご住職に導いていただき、瞑想を行ったときだった。
阿字観(あじかん)と呼ばれる瞑想法。

真言密教のお寺の本堂に入り、椅子に座る。
手は法界定印(左手の上に右手を置き、親指と親指を軽く触れさせ卵形を作る)に整える。
お経が始まった。

今から、目の前に掛けられている阿字観の絵を自分の意識のなかに入れるイメージをする。
描かれた円は満月の輪(月輪:がちりん)。
輪のなかには、清らかさの象徴である蓮華と、真言密教で万物の元を意味する「阿」の梵字。
阿字観本尊の梵字は「大日如来」を表す。
まぶたの裏に阿字観の絵を焼き付ける。
ご住職のご指示にしたがいながら、目を閉じてゆっくりと口から深く息を吐く。
自分の内面の汚れを手足の先端から全身、胸、のどを通ってきた空気に込めてゆっくりと吐く。
吐ききったらひと節をつけ、今度はゆっくりと鼻から息を吸う。

仏や神々、阿字観本尊から清らかさに満ちた空気を感じながら。
また、自然の摂理から溢れる清浄な空気を感じながら。
ゆっくりゆっくりと息を吸う。

途中、阿字観の絵が思い浮かばなくなったら半眼で目の前の軸を確認する。
そしてまた目を閉じ、呼吸に集中する。
これを何度も繰り返す。
後半の呼吸は息を吐くときに静かに「あー」と声を出す。
だんだんと日常と非日常の意識の境界が曖昧になってきた。

阿字観の絵が自分の胸に近づいてくるのをイメージする。
半眼で阿の梵字を見つめると字が立体的に見えてきた。
何度も繰り返していると、頭のなかの遠くの方でノイズのような音がしていることに気が付く。
ハッと思い、目を全開に開けてしまった。
体験したことがない心地良い感覚へ没入することに、自分自身がうろたえたのだろう。
そう考えると妙に納得できて、目を閉じると瞑想に集中できた。
続いて口を閉じ、奥歯を軽く嚙み合わせ、舌先を口のなかの上にあてる。
鼻でゆっくりと呼吸を続ける。
阿字観の絵が自分の胸に入り大きくなるのをイメージする。
それが自分を越え、無限大に大きくなる宇宙を想像してみる。

 

日常では観えない自分の姿。

お寺ではない、知らない空間にいるような不思議な感覚になった。

最近の自分の見栄を張った行動。
自分を大きく見せるための愚かな発言。
虚勢を張っていたんだと分かった。
近頃、時々息がしづらくなることもあった。
突然やってくる、理由がわからない漠然とした不安に怯えていたことも。
一生続く圧力があるように思えて気が滅入っていたことも。
そんな自分が、瞑想中はちゃんと正面から観えているから不思議だ。

そこにいるのは愚かさをひけらかしながら、逃げ腰の滑稽な姿勢でしか日々を生きられない自分。
自分の内側に無意識に溜め込んでしまっていた何かを、意識的に吐き出す。
忙しく生きれば心に納得できていないことも溜まる。
それを消化不良のままやり過ごし、気持ちが混沌とすれば正しさを見失う。
瞑想をしながら良かったと思うことがあった。
それは、自分のなかで消化できないものが、なんとなくわかる気がしたからだ。

「脈々と受け継ぐ、ご先祖さまから繋がれきた命を感じてください」
ご住職から、そのような言葉が聞こえたときだった。
普段ご先祖と聞くと、祖父や祖母の顔しか浮かばない。
でも目を閉じて瞑想していると、そのもっと前、さらにもっと前から命が繋がれていたことが認識できた。
生命の誕生からずっと命は繋がっていて、今もこうして生きている。

 

自分と自分以外のすべての存在。

最後に、大きく広げた阿字観の絵を小さく縮めていき、胸から出して軸に戻すイメージをする。
目を開けて、手で身体に触れずにお祓いをする。

どれくらい瞑想をしていたのだろう。
途中から時間の感覚がわからなくなった。
心は断捨離され、視界はクリアになった。
深い眠りから、心地良く目覚めた時の感覚に似ている。

自分と自分以外のすべての存在が有る。
そう意識すると、自分という存在が有ることが浮き彫りになる。
そしてそれらはすべて繋がっている。
命は本来、孤独ではない。
苦しみを救ってもらえる何かがあると気が付くと、気持ちが少し楽になった。
マインドフルネスという心の整え方は、真言密教では平安時代から阿字観などで伝えられてきた。
複雑な現代社会でも、先人の偉大な知恵は人を救う。

 

阿字観はヨガ。

ご住職曰く、怒りがすべてを壊す根源だという考え方が仏教にはあるそうだ。
自分も家族も大切な人もすべてを壊す怒り。
従って瞑想で怒りを鎮め、心を平和な状態にする。
忘れがちになることなので、お寺では毎日、ご作法に従ってご祈祷を行っているという。

瞑想が終わり本堂を見渡すと、荒々しい形相の神や仏が多い。
穏やかな神や仏だけでは、救えない人がいるというのが真言密教の教えで、時に鬼のような形相でないと導けない人がいるのも真実だという。
真言密教は、806年に空海(弘法大師)が唐から帰国し広めた宗派で、日本の仏教のなかでも作法や教えがインド仏教に近いこともあり、阿字観の瞑想はヨガの一部として捉えられている。

 

弘法大師生誕1250年を記念した事業がスタート。
左:愛宕山上福院龍泉寺ご住職の岡本祐璋さん。右:丹生大師神宮寺副住職の岡本祐真さん。

今回、瞑想をさせていただいたお寺は松阪にある愛宕山 上福院 龍泉寺(あたごさん)で、導いていただいたのはご住職の岡本祐璋さん。また瞑想体験を受け付けている龍泉寺を繋いでいただき、当日もご同行いただいたのは丹生大師 神宮寺の副住職 岡本祐真さん。

今年は弘法大師ご生誕1250年で、松阪市と多気郡の真言密教系の7つの寺院が協力して「松阪七弘法巡り」がスタート。無病息災・福徳円満・諸願成就(合格祈願)をご祈祷した七福特別御朱印を用意し、すべての寺院を巡り満願された方の名前は、神宮寺大師堂にて奉納祈念される。
事務局を担当する神宮寺の岡本さんは「昨年(2022年)の12月24日からスタートしたのですが、思いの他ご参加いただく方が多くて感謝しています。地元の方なら1日で巡ることもできるので、ぜひお気軽にご参加いただければと思います」。

また寺院によっては、写経体験や阿字観(瞑想)なども予約制で受け付けている(詳しくはHPで)。真言密教系の寺院はこの辺りでは少ないが、宗派独特の明王という守護の神々、仏教を守る帝釈天や梵天などの神々、権現などの神を祀る神仏習合時代の名残も知ることができる。

龍泉寺にある梵字の曼陀羅

今回、瞑想をさせていただいた私の感想。あれから2日しか経っていないのですが、心身ともにいつになく好調であること、そしてこんなに近所で非日常体験であるマインドフルネスができることは驚きで、また何かの折にお寺に行きたいと思いました。

 


 

松阪七弘法巡り
hp http://www.ms2.mctv.ne.jp/nanakobo/
in https://www.instagram.com/7.kobo/

愛宕山 上福院 龍泉寺
松阪市愛宕町1丁目4
hp http://www.atagosan.com/

丹生大師 神宮寺
多気郡多気町丹生3997
in https://www.instagram.com/jingujl

 


 

阿字観と座禅の違い
座禅は煩悩を消して無を目指す。
阿字観は煩悩も含め全てを認める。

龍泉寺さんでの阿字観体験は、説明を含め30分〜1時間です。
宗派等関係なくお申し込みいただけます。
体験料(奉納)
30分まで 500円
それ以上 1,000円
※阿字観は体験する人によって感じ方が異なりますのでご了承ください。

 

「山を行く」連載エッセイ【ハロー三重県】第32回

一年前の秋頃、家族で山に登った。
知り合いが教えてくれた、経ヶ峰という、津市内の小さな山だ。

体力に自信がないので疲労が伴いそうなアクティビティにはととことん後ろ向きだ。体力に自信がないのに我が家には元気盛りの子どもが3人もいるから常に温存に余念がない。体力を奪うあらゆることを避けて生きている。
なのに、山に登ったのだ。あの日の私はとても勇敢だったと思う。

「今日山登りしない?」

唐突に夫が言った。
夫が休日の予定を提案することだけでも珍しいのに、脈絡のない「山登り」に度肝を抜かれた。
話を聞けば職場の誰それさんが山登りをして楽しかったという話を聞いてきたらしい。おおよそそんなところだとは思ったけれど、それにしても山登りってあまりに唐突だ。
もっと、こう、我が家にとって文脈らしいものがあるアクティビティが他にもあるでしょう。
下の子が当時まだ4歳で、少々心もとなくもあったし、確かみんな季節の変わり目で体調もどこか不安定だった。そもそも「山登り」と聞くだけでなんだか頑健な人間の特殊な遊び、という先入観が付きまとう。体育の時間が何より嫌いだった私にとって、なんだかとても遠い感じがする。たった45分の授業で心を砕いていたのに、山なんて登ったら降りてこないといけないではないか。途中で寝たくなったりお風呂に入りたくなったりしたらどうしたらいいの。

私がいくら煮え切らない反応をしても、夫は依然やる気に満ちていて、いやしかし、と押し問答を繰り返した結果、何とか翌週に引き延ばすことしかかなわず、その翌週子どもたちの装備を整えて山へ行くことになった。

*

私だってお母さんのはしくれだし、夫のこともそれなりに好きなので、いくら気乗りがしないと言ったって、楽しむつもりもある。
次の週末、たくさん握ったゆかりおにぎりを夫のリュックに詰め込んで、ぱんぱんに着ぶくれして、子どもたちにもこれでもかと着こませて、ファンシーな靴を履きたがる末っ子をなだめすかして運動靴を履かせて、上着を置いて行こうとする長男を説得して、8悶着ぐらいしていざ山へ。

登山口、と呼ばれる場所までは車で行く。
到着したそこは、もうすでに私にとってはれっきとした山そのものだった。私はここからさらに山の中へ、頂上を目指して歩いていくらしい。
すでに登山口で肌寒いのに、これからろくに日の当たらない山道を歩いて、ふきっさらしの頂上を目指すと思うと、想像だけでうんと寒くなった。

登山口には山の水らしきものを引いたパイプが突き出していて、そこから澄んだ水が流れていて少しだけ元気が出た。
寒いのも疲れるのも嫌いだけど、水は好きなのだ。水を見ればなぜか元気が出る。前世は水辺の苔か何かだったのかもしれない。

*

ひたすら傾斜を登り続けた。
子どもたちは、小人がいるかもしれないやら、かっこいい枝が落ちているやら、蛇行しながら元気に歩いていく。私は子どもたちが転がり落ちないか気が気でなく、ただ心配ばかりして歩いた。

随分と歩いたな、と思ったあたりで、急に開けた場所に出た。
地蔵がたくさん並んでいる広場のような場所だった。こんなところに、まあ、と驚いていたら側にお年寄りが3名ほど座っていた。

なにを話したかよく覚えていないのだけど、登山に来たの?とかそんな言葉を少し交わした気がする。彼ら同士は祭りだかなんだかの準備の段取りを話しているようだった。
私にとってそこは随分と山奥で、それなりに辺境と言ってもいい場所だったのだけど、ご近所らしき人が暮らしの延長のような振る舞いでそこに居ることが異次元だった。彼らのほうが私より丈夫であることは明らかだ。健康寿命という四字熟語だけが漠然と浮かんで脳裏を占める。
とりあえず、頂上を目指そう。
それが強い足腰の第一歩だと思うことにして、彼らに別れを告げて、また歩き出した。

*

ハイキングコースとは名ばかりで、私たちが歩いたのは思った以上にきちんと山道だった。私がこれまでの人生でハイキングだと信じていたものはもっと牧歌的でのんびりとしたものだけど、今歩いている道は時折不安になるほど細くなるし、たまに崖では?と思うほど切り立った道になったりもした。それでもたまにすれ違う人がいるのでそれを心の支えにしてまた登る。そんな繰り返しでひたすら登る。
頂上からの景色がとてもいいらしい、という情報だけを楽しみにただ登った。

やがて、少し広い舗装された道に出た。
登山道を案内する大きな看板とその下に丸太でこしらえたベンチのようなものがあり、おにぎりを出して座ってみんなで食べた。
おにぎりを食べながらどれ、と看板を見る。
我々はほんとうに随分と歩いてきたから、勘定ではあと30分のはず。
と、思っていたのだけど、地図をどう見てもなにかがおかしい。
地図によると私たちがいるのは標高でいうと、出発した登山道と変わらない。
そんな馬鹿な。ここまで膝を酷使して歩いてきたというのに。
夫とああでもないこうでもない、と見方を変えては地図を眺めるのだけど、やはりどう見ても、頂上までは遥か彼方であるらしかった。
私たちは、山を真横に横切っていいた。

これだから素人の山登りは、と思ったりはしない。むしろ想定内だ。山の頂上なんて大それたものを、私みたいな軟弱な人間があっさりと拝めてはいけないのだ。まずは横ばいくらいでちょうどいい。それが身の丈というものだ。

子どもたちの誰かしらがおにぎりを食べて腸が刺激されたのか、「トイレに行きたいよう」と言い出した。
またある子は、「まだまだ頂上を目指したいよう」と言った。
どうすればいいやら考えている間にも便意をもよおした子どもがやはり緊急なのは明白なので、その日は大人しく下山することにした。

*

頂上が見たかったと帰路も言い続けたのは確か長男で、またいつか登ろうね、と言ってなだめながら帰りを急ぐ。
あの、地蔵がたくさん並んでいた広場まで戻らないとトイレがない。
帰路はひたすらトイレを目指す、わき目もふらず、ひたすらに。往路よりも圧倒的に目的が明確で明瞭だった。
私たちは今、トイレを目指している。そのことがなんだかとても健全に思えた。子どもの排泄のために力を振り絞るというのは太古の昔からのあるべき親の姿という感じがしませんか。

あの日、私の運動靴は底がベロンと剥けてダメになってしまった。汚れてもいいランニング用の運動靴はそれ1足しかなく、次に山に登るときにはそれなりの頑丈な靴が必要だな、と思っている。
また登ろうね、と息子に言ったのに、新しい靴を買うのも億劫だし然るべき下調べをするのも億劫でついその気になれずにいる。

それでも時々、「頂上の景色がいいらしい」というまた聞きした誰かの言葉を思い出しては、たまに「またいつか」と思う。
春になったらまた登るかもしれない。

「松阪市スケートパーク」に行ってみたら…そこにはスケーターと市職員によるパーク誕生秘話があった

私の日常。職場と自宅の往復。

photo by ko_ma1980

寄り道はスーパー。
今日の晩御飯、寒いし鍋でええかな…えー、また鍋―?って言われそ。

photo by ko_ma1980

エンドレスな家事と仕事。なんだろう、この毎日の繰り返しは。スーパーで買い物しながら、ふと、そんなふうに思うことがある。浮き沈みのある時は、平穏な日々を求めるのに、身勝手だとは思っています。

photo by ko_ma1980

そんな時、「クリスマスプレゼントで子供にスケートボードを買ったので(サンタさんがくれたので!)一緒にやらないか?」と友達からL I NEがきた。刺激のある非日常を求めて、スケートパークへ行ってみた。

 

全国最大規模の面積を誇る、松阪市スケートパーク(松パー)へ

来ました、松パー!綺麗ですごく広い!安全第一で滑ります。

松阪市ホームページより
友達家族と。プロテクター、ヘルメットで完全防備!

受付でお願いすれば、スタッフの方が一からスケートボードを教えてくれる。じっくり教えて欲しい場合は、月一で開催している有料のスクールがおすすめとのこと。松阪スケートボード協会の鈴村さんにスケートボードの基本を教わった。

右:松阪スケートボード協会の鈴村さん。

中学からスケートボードを始めた鈴村さんは、当時あまり売っていなかったスケートボードの雑誌を、穴が開くほど眺めては、友達と練習していたという。今の子供達は動画などの教材も多く、技ができるようになるのが早いけれど、焦らずゆっくりで良いと鈴村さん。

数年前に息子と私がこのスケートパークに来てから、平坦な場所はなんとなく滑れるようになったのだが、オーリーという技がなかなかできなかったり、コロナ自粛だったりで、次第にスケートボードから離れていってしまった。オーリーとはスケボーの登竜門とも言われる、板と一緒にジャンプする技だ。なぜ板が足にくっついてくるのか、私は不思議でならない。

鈴村さん:オーリーは一日1200回練習な。ひたすらやる!
息子と私:せ、せんにひゃく…

要はスケボー愛と練習量。近道なんてない、黙って練習。オーリーの練習をしていると、体があっという間に熱くなる。初心者エリアから少しだけ、ローカルエリアへと滑っていく。冷たい冬の空気をまとって滑るのが心地良くなってきた。

全国最大規模のこのパークは、初心者エリアの他、バンクと呼ばれる坂やレールなど、様々なセクションが楽しめるローカルエリア、国際大会も開催できる競技エリア、深さ最大2.3mのプールエリアがある。

松阪市スケートパークパンフレットより

ローカルエリアには、初心者から上級者までたくさんのスケーターが滑っていて、初心者エリアから出るのは少し緊張する。プールエリアなんて、一度入ったら自力で出れなさそう。

今日が初めてのお父さんと来場3回目になる小学1年生の息子さん。

中学2年生、小学4年生、5歳のお子さんとお母さんで滑っていた立岡さんファミリー。

お母さんのスケートボードはサーフスケートというボードなのだとか。試しに乗らせてもらうと、グネグネして怖かった。

近田さんと田中さん。若い頃からずっとスケートボードを続けている。

左:近田さん 右:田中さん

どうしてそんなに続けられるんですかと尋ねると、「なんか知らんけど、楽しいんやわ。」と近田さん。

立岡兄弟が息子にスケートボードの技など、気さくに教えてくれた。とにかく老若男女、和気あいあいとしているこのパーク。

パークの外を散歩中の老夫婦が、「子供ら寒いのに、よぉ頑張っとるわ」と感心しながら通り過ぎていく。ネガティブなイメージもあるスケートボードだが、オリンピック競技になりスケートボードのイメージは変わってきていると、鈴村さんが言っていたのを思い出す。

このパークができたことにより、こんなにも大勢の人々が、安心してスケートボードを楽しんでいる。一体、誰がこのパークを作ろうと言い出したのだろう。

 

官民一体!意見交換に8年かけて完成した、松阪市スケートパーク

スケートパーク建設当初から事業に携わっている、松阪市役所の鈴木さんにパーク誕生のエピソードを伺った。

鈴木さん:平成10年くらいかな、スケートボードの愛好者(鈴村さんや現在の松阪スケートボード協会のメンバー)からスケートパークを作って欲しいという要望があったんです。当時、滑るところがないので公園でスケートボードをしている子達が多く、騒音で近隣住民とトラブルになっていたんですね。スケートボードが理解されにくい時代でした。

鈴木さん:スケートボードがオリンピックの種目になった時、パーク建設に追い風が吹き、市職員と松阪スケートボード協会はパークのレイアウトについて、何度も話し合いを続けました。それが7、8年かかったんですよ。パークを作っている最中にも、多くの愛好者に来てもらって、とにかく1人でも多くの方から、使いやすいかどうか意見を聞いていましたね。

そして平成31年4月に、松阪市スケートパークがオープン。現在では、このパークでスケートボード日本OPENなど多くの大会が開催され、東京オリンピックの時には、カナダのナショナルチームがこのパークで練習していたというのだから、これはもう「世界の松パー」です!

松阪市総合運動公園facebookより
練習するカナダのナショナルチーム。松阪市総合運動公園facebookより。
松阪市総合運動公園facebookより

公園で滑っていたスケーター達が声をあげ、長い年月をかけて市職員と作り上げた松阪市スケートパーク。県外からの来場者も含め、初心者から上級者、子供から大人まで、多くの人々に愛されている。

 

何となく行ってみたパーク、そこは胸アツな場所だった

松阪市スケートパークには、熱い誕生秘話があった。誰もが安心して利用できるパーク、それを維持していくための労力だって想像できる。何事も、ローマは一日にしてならず!時折平凡に感じる私の日常も、自宅と職場の往復も、かかってこいです。

 


 

松阪市総合運動公園管理事務所(松阪市山下町111)
Tel 0598-28-6757
https://www.city.matsusaka.mie.jp/soshiki/41/skate.html

三重のカレー味事情

カレーライスやスパイスカレーではなく、カレー味の食べ物側のお話です。
わたしが暮らす津には、カレー焼という名物があります。
棒状の今川焼きにカレーが入っていてライトなカレーパンのような感じです。
昔からおやつとして親しまれています。

松阪の老舗中華そばの不二家のカレー中華そばは、和風だしが効いていて美味しいと思った記憶も。
そしてOTONAMIEでも掲載したように、松阪のカレーうどん事情がおもしろかったりもします。(松阪のソウルフードはカレーうどん説も・・)

伊勢の三大ソウルフードのひとつに、キッチンクックのドライカレーがあります。
ドライカレーの上にカレーをかけて食べることで有名で、ドライカレーの絶妙な味付けがカレーと同調し、味にしつこさがない不思議な味わい。
量も多いのですが完食でき、翌日にはまた食べたくなる魔法のような一品です。

そして新たな美味しい「カレー味」に出会ってしまったのです。

お店があるのは津市一身田寺内町。
髙田本山という呼び名で親しまれる、真宗髙田派本山 専修寺を中心とした町です。

津市外から友人がきたら案内したくなる趣きのある町並みは、フォトスポット。

ファインダーを覗けば、レトロな被写体に出会えます。

喫茶こころというお店にある、魅力的なカレー味の食べ物に出会ったのは昨年の冬。
ロケで映像にご出演いただいた方が喫茶店を営んでいるということで訪れたときのことです。

家庭的な温かい雰囲気の店内では、珈琲の香りに癒されます。
珈琲と一緒にいただく手作りのケーキもおすすめです。

ランチ時に訪れ、メニューを眺めるとナポリタンやオムライスなどの洋食がありました。
どれにしようかとたのしい選択をしていたときに、メニューを二度見。
カレー焼きそば。
カレー風味のソースで炒めた焼きそばなのですか?とお店の方に尋ねると、そうではないらしい。
想像が付かないので注文してみました。

一般的なソース(ウスター系)で炒めた焼きそばに、カレーが掛かっています。
キッチンクックのドライカレーに、カレーが掛かっているのに近い感覚です。
味は焼きそばがあっさりしていて、カレーとも良く合います。
そもそも関西の方ではカレーにソースを掛ける人もいるので、ソースとカレーの相性は良い。
ソースはカレーに味の深みを持たせるのか?などとひとり妄想が膨らみます。

ぜひ訪れていただきたい寺内町は、昔から参拝者で栄え、和菓子屋が多いのも特徴です。
髙田の烙印が押された、たけやの薄皮饅頭は旅情を盛り立ててくれます。

国重要文化財・山門へ続く町並みも、ここならではの独特の世界観をたのしめます。

カレー味の食べ物、三重にもっとあるのかな?と検索してみましたが、これが上手く見つかりません。(カレーライスやスパイスカレーが検索結果に出てくる)
それなら現地で自分の足で探すしかないので、日々のランチのお店選びがたのしくなるのです。

あなたの暮らす町には、どんなカレー味の食べ物がありますか?

 


 

喫茶こころ
津市一身田町2785−6
059-273-5366

見慣れた景色を、一駅分歩いてみたら。

寒くなると、つい出かけるのが億劫になります。
ドアtoドアで目的地に着ける車は生活の必需品。

都道府県別自動車保有台数では、三重県は全国で11番目と高く(2018年のデータ)、
移動手段としては、歩くよりも車に乗っている時間が長い人も多いんじゃないかな。
私もその1人です。

3年ほど前のJAFの調査では「信号のない横断歩道での停車率」がワースト1位だった三重県。
それって普段歩くことが少なく、歩行者側を体感しないからじゃないかと思っていた私。
(この3年で数値も大幅に改善され、体感的にも止まってくれる車は増えたように思いますが)

年末年始、交通量も増えて渋滞も多くなるし
たまには車を置いて、駅分くらい歩いてみようと思います!

 

そんなわけで、まずは最寄りの伊勢市駅の正面を目指します。

家の近くは犬の散歩でもよく歩くのですが、この犬が踏切&電車が大の苦手。
なので犬の散歩時は駅から自ずと反対方向に行くのです。
今日は犬もいないし、1人で気ままに歩いていくぞ。

伊勢市駅の近鉄側から、伊勢市駅JR側まではぐるりと回るので地味に遠い・・
ぐるりと回るのが面倒な方は150円で入場券をお買い求めくださいね。(伊勢市駅の場合)

ぐるりと回る途中のこちらの踏切は通称「梅花堂(ばいかどう)の踏切」
伊勢の人にはだいたいこれで通じます。

なぜそう言うかというと、ここに昔「梅花堂」というお菓子屋さんがあったからだそう。
小さい頃この踏切が大きくて、通る間に電車がこないか怖くて泣いた記憶はあるのに、梅花堂のことは記憶にないのが残念。

 

あ、歩きは通れますが、車は一方通行なのでご注意を。

 

 

ぐるりと回って、JR伊勢市駅側に到着。
おおきな門松が迎えてくれました。

 

駅を降りて最初に見える大きな鳥居は外宮参道に繋がっています。
この時期は、帰省なのか旅行なのかスーツケースを持った人も多い。

外宮参道をふらりとしたい気持ちを抑え、
「一駅分歩く」をテーマに、ここからお隣の宇治山田駅を目指します。

 

以前に宇治山田駅前にある、レトロな商店街を散策したのですが、
伊勢市の駅前にも、めちゃくちゃレトロで味のある商店街のアーケードがありました。

主に飲み屋さんが多いので、昼間は閑散としています。
この写真からは想像できないけど、夜は結構賑わってますよ。
隠れた人気店もあるあるそうな。

 

他の地域ではあまりみかけない?ホテルの入り口にもしめ縄を発見。

 

よく通る道なのに、車に乗ってるとこんなアートにも気づかない。

 

しばらく歩いていくとぽっかりと空き地が。
きっと見た事ある建物が立ってたはずなのに、更地になると何があったか急に思い出せなくなるのはなんでなんだろう。

 

そのまま直進すると、見えてきました宇治山田駅。

 

え・・近すぎないか。歩き始めて10分少々(寄り道含)
わかってはいたけど、こんなに早く到着するとは。
Googleマップで2駅の距離を計ると、わずか600m。

こちらにも大きな門松!

近鉄宇治山田駅。
外壁はテラコッタタイルで飾られ、広々と2階までゆったりした吹き抜けがある駅舎は、1931年建設当時の面影を今でも残している。
昭和初期の名建築と評価され、2001年に国の登録有形文化財に登録されています。

JRは伊勢市駅にしか停まらないので、乗り換えの方は伊勢市駅の利用が多くなるとは思いますが
宇治山田駅は名古屋や大阪から直通の特急があったり、総理大臣や天皇家の方々などが伊勢神宮を参拝するときに利用されるのは主にこちら。

あまり利用したことがない駅なので、中に入ってみました。


駅構内に入るとストリートピアノが!
噂に聞いたことはあったが、こんな入ってすぐの目立つところに設置されていたとは。

ここで1曲弾けたらかっこいいけど、あいにくそのスキルは持ち合わせていない為
写真だけ撮らせていただきました。
構内には赤福を始め、コンビニにも充実した伊勢お土産がずらり。

 

と、みたことない自動販売機を発見!
こちらはJA伊勢の自動販売機だそう。

伊勢志摩の名物きんこ芋やほうじ茶、おこしにジャムなども売っています。

これでお土産買うのか・・シュール過ぎる。

ちなみに宇治山田駅ができた当時は、内宮さんまで線路を伸ばす計画もあったそう。
「余りにも恐れ多い」という理由でなくなったらしいのですが、
もし内宮さんまで電車でいけるようになってたら、三重県の車保有率はもう少し少なかったかも・・なんて思ったのでした。

一駅歩く目的にしては近すぎたのでそのまま電車に乗り、伊勢市駅を乗り越して宮町駅から、伊勢市駅まで歩いて戻る事にしました。

 

宮町駅から伊勢市駅までの距離は約2km。
合計で約2.5kmほど歩くと、家を出る時は1500歩ほどだった携帯の万歩計が7000歩ほどに。

体もぽかぽかして、頭の中であれこれやらなきゃ。と考えていた事を一度横に置いて
なんだか思考もリセットできたような感じ。

いつも車で通り過ぎる景色を歩いてみると
よい立地条件の空き家や、新しくできた飲食店を見つけたり
木々や花から、季節を感じる事もできました。

伊勢市駅前、これからどんな風に変化してくかな。

 

早く目的地に着くことは大切かもしれないけど、目的地までの道のりを楽しむ事も大切。

寒くて部屋に閉じこもりがちだけど、
「運動」は「運」を「動かす」と書くそうで、体を動かすのも悪くないと思った一日でした。
次は違う駅から歩いてみようかな。



アウトドア好きならペグ好きに決まってる(偏見)と、夫に聞いてみた!三重県初進出IWANOペグの魅力は??

キャンプが趣味のしおママです。

嘘です。

テント一人で立てられないし、
バーナーの使い方わかんなくて火が使えないし、
飯盒炊飯もできましぇんw

ただ、夫はどっぷりキャンプにハマっており、
家族でそれに乗っかっているので、
月一回はキャンプに行きます。

なので、それなりにキャンプ経験は豊富なはずで、
それなりにアウトドアショップ情報も気になるこの頃。

そんな中飛び込んできた情報!
な、な、なーんと!

2022年12月 2日
「Alpen Outdoors ESSENTIAL STORE」
四日市日永店(三重県 四日市市 日永1丁目1番6号)
がオープンしたそう!

新規オープンの目玉として、三重県初進出ブランドもあるとのことで、
「OTONAMIEで取材してみない?」と
イワノの「IWANOペグ」をご紹介いただきました!

ペグ!!

ペグかぁ・・・

ペグねぇ・・・

 

テントとかタープとか立てる時に地面に差すやつでしょ。
それくらいは知ってるけど、
それくらいしか知らんわwww

ここは私みたいなのではなく、真のアウトドア好きに任せよう!

というわけで、夫を招集しました。

私:どうぞ、ペグです。
さて、IWANOペグ、一番の特徴はなんだと思いますか?

夫:ツノかなぁ。

私:上に向いてるフックみたいなのね。これはあんまりないの?

夫:意外にないんだよね。引っ掛けたりいろいろ使えそうだね。
あとは打ち込みやすさを重視してると思う。ヘッドが大きくて、角柱で細め。

私:「鍛造」って書いてあるけど、それも珍しい?

夫:ん〜それはそんなでもない。今は大体鍛造かな。
少し前まで2社くらいしか作ってなかったけど、今はたくさんある。
鍛造は、鋳造と違って、ただ型に流し込んだだけじゃなくて、
圧縮成形してるから強度があるらしいよ。

私:へぇ。8本で3800円もするんだけどさ、高い?私は高いと思うんだけど。

夫:大体そんなもんだよw

私:へぇ。。。そんなするのか。
うちペグいっぱいあるね、あれそんなするんかいな。
高いな。。。(しつこい)

夫:差しやすくて抜けやすい形状で扱いやすそう。
テント買うとついてくるやつは、おまけというか、
実際使えたもんじゃないから、追加で購入するんだけど、
30cmあれば無難だし、しっかりしてて長く使えるから、
初心者の人にも間違いないと思うよ。

うちにある似たような2本と比較してみよっか。

上:ゼインアーツのグラートステイク
刀のような形で少し短め。約225g

中:スノーピークのソリッドステーク
元祖な形状。丸くて細いシンプルな形。約180g

下:イワノペグ
角柱で溝がありヘッドが大きい。約200g

 

夫:打ち込みやすさ、抜きやすさはどうかな?

私:(抜いてみる)おお!丸いとこに引っ掛けて捻ると・・・
隙間が出来て抜きやすい!
丸いスノピは捻ってもあんまり変わらんもんね。

 

夫:まぁなんと言ってもツノが特徴的だからいろいろやってみよう。
こんな風にツノに引っ掛けて荷物を浮かせたり、

夫:熱にも強いから焚き火台を作ったりもできるね。

私:あ、蚊取り線香も引っ掛けちゃお!
夏はそこら中に蚊取り線香置きたいんだよね〜

夫:工夫次第でいろいろ使えそうだね。

私:なるほど〜ペグもいろいろあるねぇ。
勉強になりました!キャンプレベルが上がった〜!

イカした気遣いの箱↓

打ち込んできま〜す!!

 

打ち込みたいぞ!という方はこちらへ〜↓↓↓

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【IWANOペグ】
▼商品について
▼映像

「Alpen Outdoors ESSENTIAL STORE」
四日市日永店(三重県 四日市市 日永1丁目1番6号)にて取扱中!

玉城Sounds to the world~建光ドラムの挑戦~

まず、この記事を書くにあたって初めて取材を試みたのは2022年の8月。

本来、僕はホットなネタをいち早く誰かに伝えたくてオトナミエに寄稿させていただく場合が多いのですが、こうして記事を書くにあたり秋の頭に1度書いてみて、コレは違う。少し考え直し、秋の終わりに2度目を書いても、違う。伝えたい内容とは遠い。そしていつしか師走。3度目の正直を有言実行すべく、近鉄難波行きの特急の中、斎宮駅を過ぎた頃からこの文章を書き直しています。

本日の車窓。いい天気だ〜

それくらい、この人物、このパッション、そしてこの音は、言葉にするのが僕にとって難しい対象なのだと気づき、なんで取材したいとか言ってしまったんだろうなんて後悔することになるなんて思いもしなかったです。

さて。記事を起こすたびに何度か同じような触れ込みをしてますが、僕は三重県の伊勢という町に住みながら、のんびりと好きな仕事をして、音楽や芸術と向き合いながら愛する仲間たちと、事あるごとに何やかんや創りながら生きてます。特段音楽に関しては、小学生の頃から楽器屋さんやギターショップに入り浸り、エレキギターやドラム、音響機材などを触り、触らせてもらえないような高嶺の花は指を咥えて眺めながら目を輝かせていたら、いつのまにか30代も後半戦がキックオフされてました。いわゆる絵に描いたようなギターキッズ、バンド小僧の人生ど真ん中です。

なので、僕は楽器が好きです。弾くのが一番好きですが、どこかで脇道へ迷い込んでしまった為か、若干機材マニアの癖を自覚していて、楽器の制作や歴史、材質などにもロマンを感じてしまいます。ちなみに日本においては、ギターやベース、ドラムなど、いわゆる軽音楽に使われる木工楽器の大部分が、良質な木材の流通が盛んな、岐阜県や長野県を中心に、愛知県や静岡県ほどの周辺エリアで生産されているケースが多いです。僕自身も、コロナ禍前は信州にあるギターファクトリーまで工場見学に行ってしまったりしてました。

そんな日本の木工楽器制作=信州中心説を持っていた折、2年ほど前でしょうか。玉城町の町議員さんがドラムを作っているという、まことしやかな噂が僕の耳に入りました。玉城町は以前から紆余曲折あってお世話になっている自治体なので、ある程度は町の事を知っている自信があったので、またそんなご冗談をと、勝田あたりで狐にでもつままれたのだろうと思っていたのですが、多気町のまごのみせがマルシェグランマとしてリニューアルした際のイベントに出演させて頂いた際に、1人の男性が僕に声を掛けてくださいました。その方の名刺には、『建光ドラム 福田やすお』の文字が。

福田さんの事務所前。…化かされている…のか?

…どうやら、勝田でキツネにつままれたわけでもなく、佐田でたぬきに化かされたわけでもなさそうだぞ。噂は本当だったのか…

…いや待て。噂のご本人は目の前にいらっしゃる。だがしかし。僕はまだその太鼓現物を目にした訳では無い。しかも今対峙しているお相手は玉城町の町議員さんだ。実際は趣味がてらちょっとリペアしてるほどの事を豪語しているだけで、実際大したことない話だったなんてザラにある。油断するな。そもそもこの目の前にいらっしゃる福田さんと名乗る人物も、もしかしたら人間じゃないかもしれない。白昼堂々、やはり僕は多気町で化かされているのかもしれない。

その後、Twitterで、お互いにちょこちょこコメントをさせていただいたりしながら、SNSの世界によくある近くもなく遠くもない距離感でやりとりをしていたのですが、2022年春に事が少しだけ動きます。コロナ禍の煽りをモロに受けてしまい、仕事がパンク状態になってしまいました。フィジカル、メンタル両面のキャパを突破した状態だった僕は、若干精神が不安定になってしまった為か、不眠症に近い症状が出てきてしまい、このままではマズいぞと感じ、解決策は自力で探そうと、今まで守ってきたコンプライアンスなるものを一旦無視してTwitterでアルバイトを募集した所、何と福田さんが手伝うよ、とのご連絡をくださり、1週間ほど僕のアシスタントをしてもらうという、望んでも無い胸熱展開が訪れました。

普段誰もいないトラックの助手席には、今までTwitterごしにしかやり取りをしたことがないにも関わらず、妙に安心感を放つ僕の興味の対象その方が座ってくれている。本来ならば業務内容をレクチャーしなければいけないのですが、結果的に1週間、朝から晩まで明けても暮れてもドラムのこと、楽器の事、材料の事、音楽のこと、そして福田さんの頭の中で妄想してる未来の事、独特な嗅覚、センス。ずーーっと僕が根掘り葉掘り、あたかも職務質問の如く、それはまるで話の続きが気になるから早くこの本の続きを読んでよと親にねだる子供の様に、今日は何の話を聞こう、明日は何の話をしてもらうと一方的な質問攻め。先週まで一人半狂乱していた車内で、福田さんは嫌な顔ひとつせず、矢継ぎ早に投げかける職務質問を予想の2倍ほどの情報量を盛り込んで、目をキラキラさせた35歳のおっさんに投げ返し続けてくれました。僕の予想を遥かにしのぐ凄まじい知識量、木材への理解。楽器への愛情。あっという間の1週間が終わった4月の末、イライラに苛まれていた僕の心はすっかり晴れて、一連のコロナ狂奏曲第一楽章は終わりを迎えました。おかげで正気を保ったまま仕事ができた。僕は化かされてなんかなかった。福田さんはタヌキでもキツネでもない。僕のカンフル剤でもあり、玉城のモンスターだ。

仕事を手伝ってくださってた時の図。

「何故玉城町で太鼓を作ってらっしゃるんですか?」随分最初の方に投げかけた質問でした。ここは信州ではない。同じ木々の沢山ある田舎とはいえ、環境は随分違う。すると、意外な答えが沢山返ってきました。元々は亀山で生まれ、飛行機の整備をする仕事をしたかったと話してくれた福田さん。しかしそれはとても狭き道。夢叶わず車の整備のお仕事を生きる道とし、鈴鹿のディーラー店で様々な業務を経験した後、学生時代から続けていたバトミントンへの情熱が冷めずに実業団入り。数年続けた後に、加齢による引退で燃え尽き症候群になる事を恐れ、バンドブームの最中に生まれ育った事も影響し、では楽器を始めようと愛知県のドラム教室に通い始めた当時の福田青年にとある転機が訪れます。ドラム教室で演奏技術を学ぶ際、技術より、太鼓の音色が気になってしまった。自分の耳には、ドラムの音がうるさく聞こえてしまう。でも、ドラムより遥かに音量のあるはずの和太鼓の音って、なぜうるさく感じないのか。むしろ何故 “心地よく” 聞こえるのか。自動車の世界で技術者として生きてきた職人の探究心に1粒の水滴が落ち、興味という波動が水面を叩いた瞬間です。その後、ご結婚を機に奥さんの地元、玉城町へ移住。偶然ご実家業として建具屋さんをされていた事が、再び水面に2滴目の波紋を広げる事になります。

「ドラムをつくってみたい。」
異なる畑で培った技術力と、持ち前の探究心がゆっくりと木工の世界へ流れ込みます。

作業場の一隅。

御義父様から木工のいろはを教わり、お仕事を掛け持ちしながら寝る間を惜しんで2台のプロトタイプを作った後、販売店との契約に成功。3台目の時点で既に建光ドラムとしてのポテンシャルは大成していました。単身でドラムを作る、決して大きなファクトリーでは無いので、生産数も限られていますが、愛知県を皮切りに大阪、東京の有名店へとグイグイ進出。”和太鼓の響きをドラムに落とし込みたい”という制作意図が、マニアックな音を探し求める、ドラムガチ勢たちの底無き沼心めがけて見事な一石を投じていきます。

取材当日、工房には小口径のバップキットが。

福田さんがこだわる、材料の選定や、建光のアイコンとも呼べる紐付け方法、ボディ内部に波上に彫られた”波動彫り”という独自の加工。それらは全て、後付けの理由を作る為の手段ではなく、こんな加工を施したら、こんな音になるという、技術者ならではの計算されつくした確信を具現化した形が、後々、匠曰く「音にあたかも輝きや煌めき、暖かさや熱。時には香りまで感じられるような音を作りたい」という台詞の説得力を伴った現物へと大成しているのだなと感心しました。

波動彫りと呼ばれる独特の処理が施された太鼓の内部。

元々は亀山の地から見上げた大空に夢を馳せた少年が、紆余曲折を経まくり倒した先に生みだした、和洋折衷ど真ん中のテイストを盛り込んだ建光ドラム。
”LIKE NO OTHER”の名の如く、まさに唯一無二のビジュアルと音が、玉城から世界へ飛び立とうとしています。

決して若き頃からドラム職人を志した訳ではなく、音楽に触れた瞬間に、まるで感電するような”あの感覚”を味わってしまったが為にめくられてしまった新しいページ。人生という何章もある1冊の本に於ける、恐らく随分と長くなるであろう”転”の現在進行形のストーリーには、ドラムに使われている木の材質に対する知識や音響学が、ただアーティスティックな感覚として用いられているわけではなく、独学なりにもエンジニア目線でしっかり裏付けをされた緻密な意図と制作の青写真があるがゆえ、あの図太い一打の音に昇華されていたのかと思います。

取材時に初めてスネアの音を聞かせてもらいました。なんてズ太い音なんだと驚愕。

本当ならば、木工や音響特性に関するその具体的な知識の中身を少しでもご紹介したいですし、玉城町議員としての顔も持っておらるというこれまた驚くべき一面もあったりと、掘れば掘るだけ地下水のように溢れる情報量の多さから、インタビューは2時間近くにのぼりました。だめだ、福田さん。やはり情報量が多すぎる。数年前、僕は玉城町で音楽イベントの制作を担当していたことがあるのだけど、彼はまさにそのタイトルそのものだと思いました。彼こそが、玉城のミュージックモンスターだ。

ツアーで伊勢にきてくれた熊本のバンド、変寺の二人と。いい思い出です。

そんな熱量を玉城町より吐き出し続ける建光ドラム。「自分の目で見て確認しないと気が済まない性格。」という、ご本人のセリフそのまま地で行く、静かでウィットに富んだ思慮深さと、その一方で、時に子供のように目をキラキラさせて、まるでお祭り騒ぎのように楽しみながら僕の仕事を手伝ってくれていた姿に、ああ、僕はこんな、その一瞬の楽しさを逃さず、真正面から楽しめるような大人になりたいんだろうな。いつかなれるだろうか。と思いました。

取材時に制作していたキットが完成したので、プロドラマーの福盛進也さんにお越しいただき、うちで試奏ナイトしたのも良い思い出です。

そんな目を持つ人生の先輩がまた1人増えたなと感じました。

お仕事を手伝ってもらった最終日、浜島の漁港にて。とてもいい思い出です。

近鉄特急の車窓にこぼれる朝日を眺めながら3度目の正直で書き殴ったこの文章。結局ここに達したのは帰り道。夕陽は陰りほぼ夜の松阪駅を過ぎたころでした。
3ヶ月間冷めやらぬ静かな興奮を伴ってしまったため、普段以上に拙い文章になってしまったことをお詫び申します。それくらいカッコイイと思ったんだ。

建光ドラム 公式twitter
https://twitter.com/tatemitsu_d_f?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

暖炉に癒されながらピザとコーヒー @westgate

映画のワンシーンに出てくるような、暖炉の前にロッキングチェアーを置いて、ゆったりとした時間を楽しむ。

一度は経験してみたい憧れの暮らしですよね。

冬が近づき暖炉いいなと思っていたら、ピザとコーヒーのお店westgateが冬に向けて暖炉を設置したと

さっそく行ってきた

いつ行ってもいい雰囲気

店主がほぼフルリノベーションした店内はすてきなインテリアがたくさん

三重大学建築学部の学生と協力し作成したものもあるとか

もともと世界中をまわる船でコックをしていた店主

店主はワンピースのキャラクター、サンジに憧れて船上コックになったのそう

子供の頃の夢をそのまま叶える人がいるなんて素敵すぎます。

店内には船で使われているパーツもいくつか飾られています。

船上パーツを探してみるのも楽しみ方のひとつ

噂の暖炉も設置されていました。

暖炉を眺めながらのピザとコーヒーはゆったりとした贅沢な時間

季節を感じれる食材を使った日替わりのピザもあります。

冬になったら暖炉で暖まりながらピザとコーヒーはいかがですか


ぴざとコーヒーのお店 westgate

514-0102 三重県津市栗真町屋町1556

営業日:水曜日~日曜日・祝日

営業時間:11:0021:00

人と人が混ざり合う。夜カフェ&BAR【Jamise -ジャミセ-】

 

初めまして。初投稿のayanoです。

普段は伊勢市のプリント工房「MOLE FACTORY」にて

スタッフとしてお仕事をしています。

未熟ながら文章をしたためることが趣味な私が、日常の中で元気をもらっている場所や人々、出来事についてお話しさせてもらえたらと思います。

 

さて、三重県伊勢市のメインステーション「伊勢市駅」

その近く、旧三交百貨店(現在の三交イン 伊勢市駅前)の裏通り。

伊勢うどんで有名な山口屋さんの向かいにあるお店。そこが

「Jamise(ジャミセ)」

11:30〜14:0018:00〜23:00での営業。

ガッツリ食事も、のんびりカフェも、しっぽりBARとしても…

さまざまなニーズに合わせてくれる、居心地のいい空間です。

今年でOPEN11周年を迎えるとのこと。

長く続いている理由は…お店に入ればすぐにわかります。

 

『気さく』そんな言葉がぴったり。

初対面でも、前から知り合いだったような錯覚すらしてしまう、

そんな親しみやすい店主・太田さんがお出迎えです。

 

店内は木を基調とした温かみのある作り。

カウンターが5席とテーブルが3つ(4人席×1、2人席×2)

そして2年ほど前に増築された「jamise +」というスペース。

お店の奥の通路を通って入れるこちらのお部屋には、テーブル席が5つあり、

団体の方でも、お一人でも気軽に入れる雰囲気があります。

大人数でも、一人でフラッと立ち寄るにもちょうどいい。

いつも一人でフラフラ出かけがちな私にとっては、こういう空気感は大変嬉しい。

 

私が初めてこの店を訪れたのは今から5年ほど前。

大阪の大学を卒業後、地元三重に戻ってきた私には

この街の、田舎ならではの、ちょっとした悩みがありました。

それは……

 

「ゆったり夜カフェとしてくつろげる店が少ない!」

 

ということ。

夜遅くまで営業されているお店はもちろん沢山ありましたが、

大半は居酒屋、BARなどお酒を主力として提供する場所ばかり。

入店NGという訳ではないにしても、お酒を頼めない車移動の私にとって、

それらの店は入ることは、なかなかにハードルが高かったのです。

 

そんなとき、友人から「夜カフェに行こう」と誘われて訪れたのが

ここ「jamise」でした。

初めて飲んだのは、確か「ブルーベリーモカ」

(↑※この写真は数年前のものなのでランチの営業時間が今と違います)

カフェモカに甘いブルーベリーシロップが加えられており、

それをクルクルと混ぜながら味わいます。今も大好き。

※勿論アルコールメニューもあります!

当時、jamise +はまだ造られていない頃で、今よりすこし小さなお店でした。

来店を重ねるにつれ、私はカウンター席に座るようになり、フレンドリーな店主さんのおかげでお店の常連さん達とも交流を持つようになりました。

県外から帰ってきたばかりで友人の少ない当時の私にとって、ここは本当に暖かく、アットホームな場所でした。

勿論、カフェだけがメインじゃない!お食事もしっかり楽しめます。

カレー・タコライス・ガパオライス・パスタ・ドリアなどなど…

みんなが大好きなメニューがいっぱい。

 

時期によって限定メニューもあったり?

これはぜひ通って巡り合って欲しい!

人気はメニュー「ガパオライス」

ちなみに私のお気に入りは「ヘルシーアボカド丼」です。

色鮮やかで健康的。でも味はしっかりしていて食べ応えも抜群!

 

デザートも定番のケーキから季節限定スイーツなど、

いろいろ楽しめます。

最近ではシェイクが登場!

昔ながらのちょっとレトロな味わいで大人気。

ちょっと多い?と思いきや、意外とペロリと飲み干してしまえる、そんな危険な美味しさです。(これは冬でもあえて飲みたくなる!)

 

ちなみに。

お誕生日のサプライズがしたい!という方にも

ぜひJamiseをおすすめしたいです。

おしゃべり大好きな店主さんが、いい感じのタイミングで

サプライズを盛り立ててくれますよ〜。

こちらは私がお祝いしてもらった時の。

こちらは私が親友をお祝いした時の。

ケーキの種類も沢山あって嬉しかった。

ちなみに「jamise」の由来ってなんだど思いますか?

「Jam=混ざる」「Ise=伊勢」ということなのだそうな。

伊勢に住む人、伊勢を訪れた人、見ず知らずの人同士でもこの店をきっかけに混ざり合えたなら…そんな素敵な意味が込められています。

他にも「jam(ジャム)」にはヒップホップで使われてるスラングから派生した「お気に入り」「大好きなもの」という意味もありますね。

みんなのお気に入りの店。いろんな人が交錯する場所。

私はこの由来を知ったとき、

「あぁ、なんてこのお店にぴったりの名前なのだろうか」

と感動したことをとてもよく覚えています。

優しく、楽しく、賑やかに。それでも程よい距離感で。

そんな人間味に溢れる店主さんがいるからこそ、この空間を共有する人たちは、安心して心を通わせ合うことができるのだろうなと、私は思います。

沢山の人々の流れと出会いが生まれる場所。

そしてそれを見守り続けてくれている場所。

伊勢に来られる方は、一度はぜひ訪れてほしい、

私のおすすめ隠れパワースポットです。


ジャミセ(jamise)

住所:三重県伊勢市宮後1-6-30

TEL:0596-63-8768

営業時間:ランチ 11:00〜14:00 ディナー 18:00〜23:00

定休日:月・火

https://www.instagram.com/jamise_foods.and.laugh/

学生限定!津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」参加者募集中!

参加者が定員に達したため募集を締切ました!
沢山のご応募ありがとうございました!

少子高齢化や消費行動の変化などの影響で、いま市街地の商店街などに空き店舗が増えています。

ドーナツ化現象が進む商店街

三重県津市でもドーナツ化現象が進んでいて、一部の商店街ではここ数年で一気に店が減りました。

そんな時代の流れに少しさみしさを感じる一方、新しい時代の流れが起きつつあります。それは、比較的若い年齢の方々が空き店舗を使ってお店などを始める事例が、津市でも増えていることです。また、昔からある商店街はレトロというムーブメントに合致していること。そして、空き店舗を比較的安価で貸したい人が増えつつあることです。全国的にもそのような流れは加速しつつあります。

そこで、津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」を開催します!

フィールドワークの様子(2019年学生向け津市中心市街地活性化の情報発信事業より)

参加資格は若者(学生)の方に限らせていただき、以下ふたつのことを中心に実施します。

  1. 若者(学生)目線ならではの魅力を発見。
  2. 空き店舗の活用方法や街にあったら嬉しいお店や機能などをディスカッション。

上記をフィールドワーク形式で行い、最後にディスカッションを行います。また後日、OTONAMIEの記事として情報発信も行います。(記事作成等はOTONAMIE編集部が担当)。

ご興味のある方は、ぜひご参加ください!
心よりお待ちしています!

参加者が定員に達したため募集を締切ました!
沢山のご応募ありがとうございました!

 


 

趣旨
津市中心市街地の商店街を対象に、若者(学生)目線ならではの魅力を発見したり、理想のまちを考え、情報発信することで地方創生を目指す。

内容
学生とナビゲーターが津市中心市街地の商店街にてフィールドワークを行い、後日プロのライターとカメラマンがフィールドワークで発見した魅力や、ディスカッションで出た理想のまちのアイデア等を記事としてWEBマガジンOTONAMIEとOTONAMIE公式SNSで情報発信を行う。また記事は、紙版にも転載し、津市や津商工会議所に関連する機関や対象の商店街にも設置する。

参加資格
学生(高校生・高専生、専門学校生、短大生、大学生、大学院生)

募集人数
3名程度

フィールドワークのナビゲーター
OTONAMIE代表 村山祐介
ライター 三上由香利

日時(フィールドワーク)
2023年1月14日(土)
10:30〜17:00

スケジュール
10:30 津商工会議所 集合 自己紹介 趣旨説明等
11:00 商店街 FW
12:30 昼食(商店街の飲食店にて)
13:10 商店街 FW
16:00 津商工会議所 ディスカッションとまとめ
17:00 解散

備考
昼食やフィールドワークにかかる経費はこちらで負担いたします。
参加費は無料です。
ご参加の学生には、本事業参加の証明書を発行します。
キャリア形成等にご活用ください。

主催
株式会社まちづくり津夢時風・OTONAMIE

参加者が定員に達したため募集を締切ました!
沢山のご応募ありがとうございました!

煩悩とはなにか?除夜の鐘の意味を知り、清い身体で新年を迎える@津観音

数年前にアーケードが撤去され、視界には美しい青空。

私が暮らす三重県津市には、浅草観音(大東区)、大須観音(名古屋市)と同じく日本三観音のひとつと呼ばれる津観音(恵日山観音寺大宝院)がある。1300年以上の歴史を持ち、戦前までは津観音を中心に津の町が形成され、本堂や鐘は国宝に指定されていたが、昭和20年の戦火で国宝含む多数の寺宝が焼失。しかしながら今でも地元の人からは「観音さん」の呼び名で親しまれ、観光客も訪れている。さらに最近、訪れる観光客数が増えていると聞く。

ご存知の方も多いと思うが、明治時代までの日本は「神仏習合」という考え方が主流であり、民衆は神と仏を調和し同化させていた。今では不思議だと思うのだが以前、比較宗教学者に話を聞いたところ、当時の民衆は現代ほど神仏や宗派などの違いを明確視できていなかったらしい。

これは私の勝手な見方だが、仏教や神道などの宗教ができる前、原始自然信仰で巨岩や自然に祈っていた日本人にとって、ひとつの神を祈る欧米諸外国とは違い、祈る対象はもっと漠然と広い観念だったのではないかと思うことがある。それは日本が台風や地震など厳しい自然環境で暮らす島国であり、同じ島国である太平洋島嶼国とも似ていて、人間の力では及ばない「絶対的な何か」に願い、祈っていたように感じる。

津観音には伊勢神宮の天照大神の唯一の分身として「阿弥陀如来像」が祀られており、その根拠を示す歴史的資料も多く残されている。神仏習合の時代には、津観音の阿弥陀様に参拝しないお伊勢参りのことを「片参り」と呼び、お伊勢参りがブームになった江戸から明治期には多くの参拝者で溢れかえっていたそうだ。そして近年、200年ぶりに当時(文政5年・1822年)の「国府阿弥陀如来」御朱印が復活。復活した御朱印を通じても観光客が増えているそうで、特に「阿弥陀如来像」が開帳される正月三が日には、お伊勢参りとセットで約1000人/日も参拝しているという。

さて年の瀬。テレビを付ければ「どん兵衛」の年越し蕎麦のCMが流れ「もうすぐ今年も終わるんだな」と思うとともに、津に生まれ育った私は、子どものころ大晦日にきいていた津観音の除夜の鐘を思い出す。凜と冷え切った空気、焚き木の匂い、新年を迎えるどことなく喜ばしい雰囲気、そこに響く重厚な鐘の音が好きだ。

複雑で不安定な現代社会の新年を迎えるにあたり、なんだか久々に除夜の鐘を聞きながら年越しをしたいと思った。そんな除夜の鐘とは、そもそもどんな意味合いがあるのだろう。津観音第28代住職・岩鶴密伝(いわつるみつでん)さんにお話をうかがった。

 

 

煩悩(ぼんのう)とは何か。

除夜の鐘は108回突くと聞いたことがあり、108とは仏教的に煩悩を表す。そもそも煩悩とは?

岩鶴住職:108という数字はインターネットで調べていただければ、たくさん理由が出てくると思います。理解しやすいのは、仏教が生まれたインドでは、108以上は無限を表す数字です。煩悩とは簡単にいうと、全ての欲望のことです。108回鐘を突くとは無限の煩悩を表現していると考えられます。

お金持ちになりたいのになれない。楽したいのに楽できない。自由な生活がしたいのにできない。お話を聞いていて、そんな自分の姿がよぎった。

岩鶴住職:人間は限りない無限の煩悩があり、苦しみの原因が欲望であると仏教では説きます。例えばお金持ちになりたいのになれなかった。欲があるから苦しみが生まれると考えます。

うぅ。見た目には「お金なんて興味ないですよ」みたいな立ち振る舞いをしている自分がちょっと恥ずかしい・・。混沌とした時代のなかで、心がモヤモヤすることが多いのも、何かに制限されてもフツフツと湧いてくる欲と葛藤していたのかと考えると、欲が少ない赤ん坊や謙虚なお年寄りが清らかに見えることが納得できる気がする。そしてあの心地良い除夜の鐘の音は何なのだろうか?

岩鶴住職:津観音では、鐘の音は如来菩薩の声だと伝えています。除夜の鐘、つまり仏の声で欲を鎮める。そして清い身体になって新年を迎えるという意味があります。

科学的なことは詳しくないが、鐘の音は自然療法に取り入れられていると聞いたことがある。一定のリズムで響き続ける鐘の音には有効な周波数があり身体に染み入り作用するということだろうか。とにかく心が落ち着くのは子どものころから体験済みで、科学が発展していない古の時代からそれが続いていたことが不思議に思えた。

鐘の音は、仏の声。なるほど。

 

 

御朱印帳とは何か。

寺内仏閣を巡ると、清らかな気持ちになる。近年、御朱印帳がブーム。御朱印帳とは何なのだろう。

200年ぶりに復活した「国府阿弥陀如来」御朱印。

岩鶴住職:御朱印帳はお寺や神社を参拝したことの証明書のようなものです。お寺では御朱印帳は納経帳ともいい、ご朱印があるお寺を納経所と呼びます。つまり「お経」を納めたことの証明であり、その証明が多いほど、功徳を積んだことになります。

そして最近では、棺に故人の御朱印帳を一緒に入れることもあるそうだ。
悩ましい時代であるほど、答えは見つかりにくい。答えを求めるほど、モヤモヤが増していく。でも日本人はそんなモヤモヤをいったんリセットするお参りという方法を、長い時間を掛けて歴史に積み重ねてきた。

神や仏、または絶対的な何かに、自分というすべてを委ねるちょっとした時間は、煩悩とともに生き、苦しみを抱えがちな今の自分に必要だと思った。そう考えが至ると、大晦日の除夜の鐘がより一層愉しみになってくるのでした。

 


 

【取材協力】
恵日山観音寺大宝院(津観音)
津市大門32-19
hp https://tsukannon.com/
fb https://www.facebook.com/tsukannon/
in https://www.instagram.com/tsukannon
tw https://twitter.com/z_kannon

※津観音の除夜の鐘は先着108回限定でなく、並んで順番を待てば突かせていただけます。

 

え?安すぎやん?40年間変わらないお好み焼き屋さん。

津市大門、津観音さんのすぐ隣にある昭和58年創業の老舗のお好み屋さん「ハナコ」。
約40年もの間、地元の人々に愛されているお店です。


年季しか感じないこの外観。
店に入った瞬間、長年染み付いたソースのどこか懐かしい香りに包まれます。
店内はカウンターが5〜6席とテーブル席が1つ。


コテを握るのは店主の海住広勝さん。年齢は非公開。
メニューはシンプルにお好み焼きと焼きそばのみ。絶対的な自信があるのでしょう。
店主が慣れた手つきでを焼き上げてくれます。
この日も常連さんで賑わっていました。


店主の海住さんは、見た目は渋いですが、気さくでお話し上手。
常連さんも店主と話をしながら、楽しくお好み焼きを頬張っていました。

驚くべきは、その価格。

それぞれ450円(税込)からって!タバコより安いやん…
値段も40年前のままだそうです。
全部頼んでも5650円。


豚玉450円。
中はふわふわ、豚肉もたくさん入ってこの値段。

大門界隈の飲み屋さんからの出前注文も多いそう。
もちろんテイクアウトもできるので、津観音さんに参拝の際にはお土産に買って帰るのもいいと思います。

焼きそば(豚)450円


ハナコ
住所:三重県津市大門23−16
TEL: 059-225-2949
営業時間:16:00頃〜21:00頃
定休日:日曜


 

多国籍なお店に足を踏み入れたら… 正月用パーティー料理ができました。

独身時代は、紅白歌合戦と年越しそば。ゆく年くる年を見ながら、おごそかに新年を迎える。そんな年越しだった。

結婚して、ブラジル人の夫と迎える年越しは、毎年賑やかだ。親戚の家に料理を持ち寄り、庭ではシュラスコ。焼きたてのお肉を暖かいリビングに運んでくれる。食べて飲んで、いよいよカウントダウン。「Feliz Ano Novo!」(フェリスアノノヴォ!※あけましておめでとう!)と同時にシャンパンを開ける。

手前がキベというハーブの効いた肉団子のようなもの。左奥はコシンヤ、もちもちしたコロッケみたい。
シュラスコ!
ブリガデイロというあまーいお菓子。
こちらも、あまーいケーキ各種!

夫は日系ブラジル人3世。祖父母が日本人移民であり、日本文化のバックグラウンドを持つ。それに甘えて普段は日本食、食文化の違いで特に困ったことはない。目玉焼きはしっかり両面焼き(生N G。生卵を食べるのは日本人とロッキーだけだと言っている)、苦手な納豆を食卓に出さないくらい。

そうだ、正月はブラジル料理を作ろう。それまでに一度、作ってみなければ。ということで、ブラジルの食材が揃うお店に行ってみる事にした。

イオン津南の前にある、多国籍なお店へ。

個人的な意見だが、日本人が1人で入るにはちょっと勇気がいるこのお店。Plasnet Foods(プラスネットフーズ)

5年ほど前、ブラジルを訪れた時、夫無しで薬局に行った。鉄分のサプリメントを買う為だった。レジで、恥ずかしすぎるジャスチャーを交えながら、欲しいサプリを訴えるもなかなか伝わらない。いつの間にか、可哀想な日本人を助けようと、薬局の人や心優しいお客さんに囲まれてしまった思い出がある。

ブラジルの方は、共感力がすごく高い気がする。おかげさまで、サプリは無事に買えたのだが、そんな思い出がよみがえり、なんとなく1人ではお店に入りづらい。あのジェスチャータイム再来か。いや、今回はブラジルのプロ(夫)が隣にいる。

「Boa noite!」(ボアノイチ!)
店員さんがこんばんわとポルトガル語で挨拶してくれたので、ちょっとドキドキ。見慣れない商品が、所狭しと並んでいる。

外国っぽいデザイン!

明るい店内、お客さんと楽しそうに会話を交わす店員さん。ちょっとホッとした。クリスマスシーズンに夫が買ってきてくれる「パネトーネ」がずらり。

中身はこんな感じでした。

私:すみません。トルタ・デ・フランゴ(鶏肉のタルト)を作りたいんですけど、何が必要ですか?
店員さん:ああ、トルタ。それならこれですよ。

まずはイタリアンパセリとオリーブ。叔母さんが使っているのを見たことがある。とゆうか助かった、日本語がめっちゃ上手な店員さんでした!

親切に対応してくれた店員さんによると、私が作ろうとしているトルタは、家庭によって作り方や材料が違うのだとか。美味しく作ろうと思うと、結構手間がかかるとのこと。

うん、やっぱり助けてもらおう。困った時の叔母さん。他力本願です。必要な材料を購入し、店を出ると…。外でシュラスコやってる!

このお店では色んな部位のお肉が買える。しかも、焼いてくれるらしい。これは寒い時期にもってこいのサービス!

色んな部位の肉が並ぶ。

何でも気さくに教えてくれるプラスネットフーズ。店を出る時、「ワールドカップ、日本の試合もみるね!」そう言って手を振ってくれた店員さん。これからは1人でも来れそう。

 

Vamos fazer uma torta!叔母さんと、トルタ作る!

叔母さん、本日はトルタ作り、よろしくお願いします!

まず分量を計っていく。小麦粉は計量カップではなく普通のティーカップで計り、さじはスプーンでO K!こうゆうところが好きですブラジル。

鶏胸肉を圧力鍋で茹でたら…「はい、鍋振って!」と叔母さん。

わけもわからず、振ってみる

すごい、お肉が勝手にほぐれている!

生地ができたらフォームに流し込んで180度で40分。

おお、これがトルタ・デ・フランゴ。ブラジルのパーティー料理だ。

味の染みた柔らかな鶏肉、生地はふわっふわ。時々、オリーブのアクセント!「うんま!次はお母さん1人で作れる?」と息子。

なんとなく、サッカーの話題に話をそらしてみた。サッカーのことをよく知らない私だが、今、激アツな話題があることを知っている。

親戚のほとんどはパウリスタ(サンパウロ出身)で、地元の名門クラブ、コリンチャンスが大好き。今、彼らがザワついているのは「これがコリンチャンスです。」と日本語で書かれたユニフォームについて。公式ユニフォームってことは、あれ、選手も着てるの?

義妹夫婦。白いのがコリンチャンスの新ユニフォーム!

このユニフォームの賛否、話し出したらきりがなさそう。
冬本番、暖かくしてお過ごしください。Feliz Natal e um Próspero Ano Novo! メリークリスマス、良いお年を!


Plasnet Foods(プラスネットフーズ)
三重県津市雲出本郷町1800-1
059-991-0410

地元民がおすすめしたい、松阪の手土産。お店を巡って松阪の文化を再発見!

地元民に選ばれる手土産って、一体なんだろう。

松阪市内にある私の職場。
顧客から、手土産や差し入れをよく頂く。 職場に時々来てくださる酒屋さんから「差し入れ、何がええんや?」と聞かれることがある。そんな時は「都古水月(みやこすいげつ)で!」と、間髪入れず答えている。都古水月は、松阪市にある和菓子屋さん。「あそこやったら買いやすいし、和菓子も洋菓子も種類がようけあるんやわ!」以前、酒屋さんはそんなことを言っていたし、他の方からも都古水月のお菓子を頂くことが多いので、リクエストしやすい。
松阪市民の私だが、市民に選ばれる手土産って、一体なんだろう。探しに行ってみることにした。

 

なんでも揃う都古水月の、松阪商人魂!

和風の立派な店構え。通路が広く、商品を探しやすい店内。 

都古水月 大黒田店

早速、目に留まったのは、「ちゃちゃもどら」というどら焼きだった。ちゃちゃもは松阪市の公式キャラクターで、ご当地キャラの中では結構かわいいほうだと、私は思っている。

ちゃちゃもが笑っている!この焼印、松阪っぽい!そして、どら焼きの生地には、松阪茶の粉末が練り込まれている。こだわりポイントは餡のみずみずしさなのだとか。

お話を伺ったのは株式会社笹屋、二代目の阪井政男さん。創業当初はスーパーなどに和菓子を卸していたが、23年前に直営のお店「都古水月」をオープンさせた。

阪井さん:直営店を出すのは苦労しましたよ。卸と小売は同じ菓子屋でも全然ジャンルが違う。お客さんは来てくれるのかという不安もありました。松阪は商人のまち。安くて美味しいのが当たり前の大阪の流れもあって、お手頃価格で美味しいものが松阪では求められています。昔は、松阪で商売を成功させたら一人前と言われてましたからね。

こちらは売れ筋の「鈴なりいちご」という和洋折衷なお菓子。松阪にあるいちご農園のいちごをジャムにし、ミルクあんは大内山産のバターを使用。いちごいっぱいの畑の様子と、松阪の国学者、本居宣長の書斎「鈴屋」にちなんで名付けられたお菓子だ。

阪井さんは、商品はなるべく地元にちなんだネーミングで、地元産のものを使用することを心がけているのだという。

店内には、洋菓子部門の「アンジェ・ブーシェ」が併設されている。ショーケースに並ぶのは、豊富な種類のシュークリーム。昔ながらのオーソドックスなケーキは、どれも300円代とリーズナブルなのが嬉しい。

そして、ひときわ映えているものを発見!三代目の阪井大起さんが作る上生菓子だ。都古水月を彩る和菓子職人の技、眺めているだけでも幸せな気分になる。

洋菓子はデイリーな手土産に、和菓子は贈答用に。種類が豊富でお手頃価格、松阪らしい手土産だってたくさんある。いわば市民の味方のような都古水月。商人のまちで育まれた松阪商人魂を、垣間見た気がした。

 

インスタグラムで見つけた、大正元年創業のたつみ堂

松坂城跡の石垣や当時の武家屋敷、商人の町並みが多く残っている松阪駅周辺。

松坂城のお膝元に店を構えるのは、和菓子屋「たつみ堂」。色鮮やかで繊細な上生菓子の写真に、かわいい鶴のロゴ。インスタグラムで見つけたこのお店は、大正元年創業の歴史ある老舗和菓子屋だ。

「今日も顔見れて、良かったわー!」常連客らしき方が、店主に声をかけている。たつみ堂三代目の高倉清司さんは、和菓子職人として50年以上、松阪銘菓の「鶴の玉」を家族で守り続けている。

松坂城を築城した蒲生氏郷の幼名、鶴千代から名付けられた鶴の玉は、 全国菓子博覧会金賞受賞、たつみ堂創業当初から松阪銘菓として親しまれている。

白餡をすり胡麻入りの生地で包み焼き上げ、地元の金時生姜を入れたすり蜜をかけて仕上げた焼き饅頭。 長年愛され続けているこのお菓子、実は時代に合わせて甘さを変えているのだという。店内で鶴の玉をいただくことに。

これまで使われてきた木製の菓子型などが、大切に並べられている店内。老舗和菓子屋の歴史を感じながら、鶴の玉をいただく。甘すぎず生姜が効いていて、どこか懐かしい。これはクセになる味!「コーヒーにも合いますよ」と高倉さん。職場のおやつにも喜ばれそうだ。

昭和20年代の作業風景などの写真も。

この箱、なんだろう?

この箱は、昭和30年代まで嫁入りの際に菓子箱に紅白饅頭を入れ、籠のように両方から担ぐか、リヤカーで配達していた菓子箱なのだとか。

こちらは、結婚式の引菓子。当時の和菓子屋は、結婚式ともなれば、豪華な引菓子に紅白饅頭、赤飯などをリアカーに乗せ、町中を駆け回っていたのだろう。店の作業場からは、活気のある声が聞こえてきそう。

鶴の玉を食べながら店内を眺めれば、古き良き時代にワープできるたつみ堂。お店のインスタグラムを見ているだけでは感じ取れない「老舗の心粋」を、肌で感じに来てほしい。

 

松阪牛入れちゃいました!モーちゃん饅頭

―ところで、高倉さん。新しく開発された商品って、あるんでしょうか?

質問に、ニコニコする高倉さん。

高倉さん:ええと、僕が作ったのは、このモーちゃん饅頭なんです。松阪牛肉のしぐれ煮と小豆のこし餡をミックスしたものを、伊勢芋を練り込んだ生地に包んで揚げています。

え!!饅頭に松阪牛が入ってるんですか!?

高倉さん:はい、いっぺん入れてみたらどうかなって、ちょっと作ってみました(笑)。うちだけのオリジナルで、好評を頂いています。

恐る恐る、モーちゃん饅頭をいただく。揚げた生地は香ばしくてもちもち。そして、後から松阪牛の存在感と、ほのかに脂の香ばしい香りがくるー!これは衝撃!しぐれ煮が、揚げまんじゅうにとってもよく合う!

大正元年当初からの銘菓を守りながらも、時代に合わせて変化し、挑戦を恐れない高倉さん。いつまでも変わらないのは、素材の良さと、丁寧な手仕事。たつみ堂が地元の方に愛され続けている理由は、高倉さんとご家族のそんな人柄なのだろう。

左から清司さんのお母さん、清司さん、清司さんの奥さん、従業員さん。
四代目の息子さんはこの時、配達中だった。

常連さんの「今日も顔見れて、良かったわー!」という言葉を思い出して、妙に納得しながら、残りのモーちゃん饅頭を頬張った。

 

茶農家カフェで、至福のお茶時間を…

 朝晩の寒暖差が大きく、櫛田川から立ち込める朝霧が、茶畑を包み込む香肌峡。この地域の茶葉は、山間部特有の環境から葉肉の厚い茶葉になる。

茶畑の向こうに見えるのは、飯南町の家並みと香肌イレブンの烏岳。

お茶の産地、飯南町にある「深緑茶房(しんりょくさぼう)」は、3戸の茶農家がお茶産業と地域の自然を守ることを目標に、農業生産法人を設立。お茶の生産・販売だけでなく、店内にはお茶を使ったお菓子がたくさん並んでいる。友人への手土産ならココ!というくらい、私はよく深緑茶房を利用している。

日本茶カフェでは、スタッフさんからお茶の美味しい淹れ方を教わりながら、自分でお茶を淹れる体験ができる。

時代と共に生活様式が変化する中、家庭から急須が消えつつあるのだと、以前、深緑茶房のスタッフさんから聞いたことがあった。

実は、兼業茶農家で生まれ育った私も、今は便利なティーバッグの緑茶を飲むことが多い。急須でゆったりお茶を淹れる時間を取り戻すべく、G7伊勢志摩サミットでも呈茶された「千寿」をお茶スイーツと共にいただく。

千寿と茶園ようかん(緑茶ようかん、栗ようかんの2種盛り)

60度のお湯で90秒、砂時計の砂が落ちるのを確認したら、まずは一煎目。なんだか、おごそかな気持ちになる。

「はあ〜、おいしぃ。」自分でも驚くくらい、気の抜けた声が出てしまった。想像を超える出汁のような旨味と甘味がたっぷり。

 お茶の旨味の正体は、テアニンと昆布だしなどにも含まれる旨味成分、グルタミン酸らしい。テアニンはリラックス作用があり、カフェインの興奮作用も抑制するのだとか。現代人を救う、緑茶の底力を感じる。

心に染み入る深緑茶房の緑茶を、お茶菓子と共に三まで堪能。これぞ、至福のひととき。そうそう私、こうゆう時間が欲しかったのだ。

手土産には、お茶のフィナンシェを。お茶の風味豊かで、甘さは控え目、しっとりと優しく焼き上げた洋菓子は、お濃茶フィナンシェと、ほうじ茶フィナンシェの2種類。

店長の谷朱理さんに、フィナンシェ誕生のエピソードを伺った。

谷さん:何度も試作を繰り返して生まれたお菓子なんです。スタッフで試食して、その度にみんなで意見を出し合ったんです。お茶の配合を何度も微調整して、バターの量にもこだわり、優しい口当たりにしました。

スタッフみんなの声から生まれた2種類のフィナンシェ。しっとりしていて濃厚、濃いめのお茶によく合いそう!今度、友人宅に持っていこう。それとも、日本茶カフェで一緒にお茶体験をして、香肌峡をおさんぽするなんてどうだろう。

道の駅「茶倉駅」からの眺め

受け継がれる松阪の文化。これまでも、これからも…

松阪の茶文化や菓子文化は、時代とともに少しずつ変化したり、新たに生まれたりしながら次世代へと受け継がれている。手土産を求めてお店を巡っているうちに、そんな松阪を再発見することができた。「手土産に自信あり!」まだそうは言い切れないけれど、相手を想ってあれこれ迷う時間もまた、楽しいひとときだと思う。

 


 

【取材協力】

 

都古水月 大黒田店
三重県松阪市大黒田町新田912-3
tel 0598-22-4810
instagram https://www.instagram.com/miyakosuigetsu/?hl=ja

 

鶴の玉本舗 たつみ堂
三重県松阪市本町2172
tel 0598-21-1337
hp https://tatsumido.jp

 

深緑茶房 飯南本店
三重県松阪市飯南町粥見4209-2
tel 0598-32-5588
hp https://www.shinsabo.com

 

豪商のまち松阪観光交流センター、まつさか交流物産館でもお土産を購入することができます。

豪商のまち松阪観光交流センター
三重県松阪市魚町1658-3
tel 0598-25-6565

まつさか交流物産館
三重県松阪市京町301番地
tel 0598-22-3770

 

【タイアップ】

松阪市 観光交流課
松阪市殿町1340番地1
tel 0598-53-4196
松阪市hp https://www.city.matsusaka.mie.jp
松阪市観光hp https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/kanko/
松阪市観光インフォメーションサイト https://matsusaka-info.jp/

 取材:2022年11月15日

 

 

 

高田本山の50年に一度!奉讃法会が2023年5月に開催!関連イベントを一挙ご紹介!

私が生まれ育った三重県津市には、全国におよそ600ヶ寺ある真宗高田派の本山「専修寺(せんじゅじ)」があり、地元では「高田本山(たかだほんざん)」の名で親しまれている。

左:如来堂国宝)、右:御影堂(国宝)
御影堂

境内は東京ドーム約2個分と広大で、御影堂には780畳の畳が敷かれ、国宝木造建築のなかで全国で5番目に巨大なお堂だ。

山門(国重要文化財)
唐門(国重要文化財)
寺内町の町並み

2017年、国宝に指定された如来堂と御影堂、国重要文化財の山門や唐門、門前町である寺内町と合わせて、様々な映画やドラマのロケ地に選ばれた趣きのある場所でもある。市外の友人を高田本山に連れていくこともあり、まず建物のスケールの大きさに驚く。そして壮大なお堂で手を合わせて目を閉じれば心は落ち着き、安らかな気持ちになる。

 

一生に一度のチャンス!

高田本山といえば毎年1月9日から16日まで、開祖・親鸞(しんらん)聖人の報恩講(親鸞聖人の祥月命日の法要)が行われるお七夜が有名。門前町には露店が建ち並び、約10万人が訪れる津の冬の風物詩でもある。そして、令和5年は、親鸞聖人御生誕850年、立教開宗800年、高田派中興の祖真慧上人500年忌、さらには日本の仏教隆興につくされた聖徳太子1400年忌で、真宗高田派の檀信徒を始め多くの皆さまと奉讃法会を盛大に開催予定。「奉讃」とは親鸞聖人が著した和讃にでてくる言葉で「たたえたてまつる」という意味が込められている。

奉讃法会では5月21日から5月28日まで8日間にわたり午前11時からお勤めが行われる。お勤めの後には奉讃法会テーマ「弥陀のよび声『なもあみだぶつ』を聞いてゆこう」に基づいたお説教もある。また、5月27日は四天王寺から、5月28日は法隆寺から講師をお招きしての特別講演もある。
つまり一生に一度、体験できるかどうかの貴重な機会が来年5月にあり、檀信徒以外でも楽しめるイベントなどの準備も進んでいるのでご紹介したい。

 

奉讃法会は祝い、感謝をする機会!

まずは奉讃法会について簡単に解説したい。

親鸞聖人像

親鸞聖人御生誕850年記念の法会を盛大に開催。

親鸞聖人の教えをまもる真宗が始まって(立教開宗)800年。

真慧上人像

高田派中興の祖真慧(しんね)上人の500年忌。

太子像

日本の仏教の興隆に尽くされた聖徳太子の1400年忌。

 

奉讃法会関連行事のご案内

続いて、檀信徒の方のみならず、一般の方にも親鸞聖人の教えや仏教、日本の伝統文化のすばらしさに触れていただける関連行事やイベントを紹介。(コロナの状況によっては、変更となる場合があるので、詳しくは高田本山ホームページをご覧下さい)。

特別読経のイメージ

国宝特別読経(申し経)
期間:令和5年5月21日(日)から28日(日)まで(予定)
普段は僧侶しか立ち入れない国宝・如来堂の中陣に入り、僧侶の読経を聞き、またお焼香を行う特別な読経。阿弥陀さまの心をつないでくださった私たちの先祖の方々にあらためて感謝をする貴重な機会。
※高田派檀信徒の方のみお申し込み可能。

稚児練り

稚児練(ちごねり)
開催日:令和5年5月20日(土)
特別法要の前日に行う稚児練りとは、子どもが稚児衣裳に身を包み、家族とともに御影堂・如来堂などをはじめ寺内町を練り歩く行事。子どもの健やかな成長を願い、阿弥陀さまのお慈悲に感謝させていただくまたとない機会。
※高田派檀信徒に限らず、どなたでも申し込み可能。

金澤翔子氏「書のパフォーマンスとお母さまの講演」
開催日時:5月21日(日)13時半より

演能羽衣

観世流能公演
開催日時:5月22日(月)13時半からと16時からの2回

田中ひろみ氏(仏像イラストレーターで文筆家)講演
開催日時:5月26日(金)13時半より
※5月23日から5月26日に変更になりました。

特別講演
開催日時:5月27日(土)13時半より四天王寺からの講師をお招きしての講演
開催日時:5月28日(日)13時半より法隆寺からの講師をお招きしての講演

白子ウインドシンフォニカ演奏
開催日時:5月28日16時より

※行事、イベントの詳細は専修寺ホームページでお伝えします。諸事情により内容や日程が変更・中止になる場合がございます。
※高田本山駐車場の台数には限りがあります。お越しの際は、なるだけ公共交通機関をご利用ください。

 

 

デジタルシアター(文化財活用室)でお浄土をヴァーチャル体験
宝物館完成イメージ

続いてご紹介したいのは、今回の特別法要に合わせてリニューアルオープンする宝物館。専修寺には、国宝に指定された『西方指南抄(さいほうしなんしょう)』『三帖和讃(さんじょうわさん)』をはじめ、立教開宗以来800年にわたり受け継がれてきた親鸞聖人の教えを学ぶために不可欠な宝物が数多くある。そこで、新宝物館にはこれら貴重な宝物を安全に保存し未来に伝える収蔵庫が作られ、また宝物の展示室も作られる。さらに、デジタルシアター「文化財活用室」も設置。

この六角形の部屋は高さ4メートル、幅6メートルの壁六面すべてが大スクリーンになっていて2つのコンテンツを交互に上映。国宝の御影堂と如来堂の内外には、金色や極彩色の壁画や彫り物が随所にあり、何百年も前の人たちがイメージした浄土の世界が表現されている。一般の方が入れない区域や、高いところにあったりして、近寄って見ることが出来ないものも多くある。そこで、360度カメラや3Dスキャナーを用いて撮影し、六面の巨大スクリーンいっぱいに映し出し、両御堂の美を堪能できるコンテンツを観ることができる。また「現代の私たちがイメージするお浄土」を体感できるバーチャルコンテンツも最新のデジタル映像技術を使って製作し上映される。

御影堂に施されている色彩豊かな彫刻

複雑な現代社会の中で、自分のありたいと思う姿と現実との乖離に悩むことも多い毎日。専修寺で実際の伽藍を見学し、さらに宝物館で教えを今に伝える貴重な宝物を観れば、最新のテクノロジーで専修寺の美しさや、お浄土のイメージに囲まれながら、生きるとは何かを説いた親鸞聖人の教えの一端に触れられる。

最後に、こちらは高田本山の大玄関に飾られている一枚の白黒写真(非公開)。これは111年前の「親鸞聖人650年忌」の様子を写したものと言われている。
時代は変われど日々、生かされていることへの感謝の気持ちは変わらない。

奉讃法会でじっくりと感謝をする、豊かな時間を楽しみませんか。そして、まだここへ訪れたことがない方々は、奉讃法会を機に高田本山や寺内町を散策すれば、非日常を味わえる特別な旅が楽しめます。

 


 

 

弥陀のよび声「なもあみだぶつ」を聞いてゆこう

奉讃法会

期間:令和5年5月21日(日)〜28日(日)
※各イベントは諸事情により変更・中止になる場合があります。(新型コロナ感染症予防のため間隔を取り人数制限を行います)。※詳細は決まり次第本山のホームページにてご案内。※親鸞聖人や専修寺について詳しく知りたい方は、以下をご覧下さい。

詳しくはホームページをご覧ください

 


 

新宝物館オープンに先駆け公開

VRで魅せる専修寺の絵画・彫刻が放つ浄土世界の美のオーラ
期間:令和5年1月9日(月)から2月16日(木)
ご予約・最新情報:特設ウェブサイトより
http://www.senjuji.or.jp/japanculturalexpo/
料金:無料
専修寺新宝物館文化財活用室プレオープンイベントとして開催します。

【同時開催】竹あかり~浄土のひかり~
ライトアップ期間
–第1期間くお七夜>
令和5年1月9日(月)から15日(日) 16:30〜18:00
※ただし、15日のみ 閉門23:30
–第2期間く特別法要>
令和5年5月21日(日)から27日(土) 19:00〜21:00
竹あかり作家 川渕皓平氏による竹あかりの世界と子ども竹あかり約1,000本を同時点灯。

 


 

【タイアップ】

真宗高田派本山 専修寺(せんじゅじ)
特別法要事務局
三重県津市一身田町2819番地
tel 059-232-4177
hp http://www.senjuji.or.jp
Instagram https://www.instagram.com/takadahonzansenjuji/

 

五感を整えに「あたまのみやさん」へ。日本で唯一の頭の神様とは?@大紀町

あっという間に12月!
冬支度を終えて、本格的な冬がやってきましたね。

31日の大晦日は年越し参り、元旦は初詣に、何かとお寺や神社に行く機会も増えるもの。
この年末年始は少し足を伸ばして、行ったことのないお寺や神社に行くのもおもしろいかも!

と、いうことで、小さい頃から初詣といえば伊勢神宮にばかり足を運んでいる筆者が、伊勢を離れて大紀町にある【頭之宮四方神社】をご紹介。

【こうべのみやよもうじんじゃ】と、読みます。
地元の方は親しみを込めて「あたまのみやさん」とか「こうべのみやさん」と呼ぶそうです。

 

ちなみに大紀町は2005年に度会郡大宮町、紀勢町、大内山村が合併してできた町。
とっても広くて、三重県の中では8番目に大きな面積をもつ。
伊勢や四日市より大きいのだ。

大内山村といえば、給食で飲んだ大内山牛乳の青いパッケージが頭に浮かぶ。

大内山牛乳、実はTシャツもあるんです。

 

『日本で唯一の頭の神様』と言われる所以は、

その昔、子どもが川から流れてきたドクロで遊んでいた所「不浄なり」と道ゆくおじいさんに怒られたそう。その後、おじいさんはみるみる内に気が狂いだした。

実は先ほどのドクロは神様で、子ども達と楽しく遊んでいたのに邪魔されて怒っている事をおじいさんを通して伝えたそう。
村人達はおじいさんの非礼を詫びて、社殿を建ててドクロを祀ったのが始まりなんだとか。

平成9年に新しくなったばかりの本殿。

学業や合格祈願はもちろん、
頭(脳)のケガや病気の快復、アイデアを必要とする会社の商売繁盛祈願。
また、神社の名前にある【四方】とは、東西南北の四つの方向のことで、四方八方にご利益が広がるように、との意味から、方位除けや厄除けにこられる方も多いのだとか。

あ、私も来年厄年だった気が・・。

 

そんな「頭之宮さん」が、最近作った新しいお守りが【兜守り】。

こちらはステッカータイプで、文字通り頭を守る必須アイテムのヘルメットに貼ることができるそう。

これについて、権禰宜(ごんねぎ)の村田さんにお話伺いましたよ。

お話を聞かせていただいた村田卓謹さん。

村田さん:「今よりも幅広くいろんな方に神社を知ってもらう為の方法を考えていた時に、頭を直接守っているヘルメットにつけられるお守りがあればいいなと考えました。」

昔の武士の兜にはてっぺんに「八幡座」という穴があいていて、この穴に神様が降りてきて兜をかぶった人を守ってくれていた。といういわれがあるそう。

そこからヒントを得て、ヘルメットに貼ることのできるステッカータイプに。
色は紫・黄・赤・緑・青の5色あるので、自分の好きな色を選ぶ事ができる。
カラフルで、つい2色3色欲しくなっちゃいます。

推しカラー、選べます!

 

この土地で育った村田さんに、町や神社について話を伺った。

村田さん:「やっぱり自然が豊かなところが魅力だと感じます。
四季の移り変わりを五感で感じられる。
季節によって、木の色も瀧の音も全然違うんですよ。
それを見たり、聞いたり五感で感じるのが好きです。

田舎ですけど、その良さってやっぱり1回外に出たからこそわかる。
地元の人は「何もない」というけど、こんなに自然豊かなところはそうそうない。」

瀧の音も流れも、季節によって変化する。

 

「神社っていうのは、お祓いをするところだけど、お祓いっていうのはツミやケガレを祓って心を整えに行く場所だと僕は思っているんです。」

私:「罪や穢れ?」

村田さん:「いや、ツミは犯罪の方ではなく、つつみ隠してしまうこと。
自分の清らかな心や良い心をマイナスの言葉や感情で包み隠してしまうことで、
ケガレは元気の気が枯れてしまうという事から『気枯れ(ケガレ)』といわれます。

生活してるとストレスや嫌なことがだんだん溜まって、元気がなかったりイライラしたりする時があるでしょう。
そういう時に神社に来て、お祓いをしたり、お参りをして自分の五感を使って気持ちいい空気の中で、五感を整える、そんな場所だと思うんです。」


気が枯れるで、気枯れか〜。と、とても腑に落ちたお話。

確かに、神社に行くと空気が澄んでいて気持ちがしゃんっ!とする事がありますね。
自分の気枯れが、いつのまにかスッキリとしていたからなのか。

神社体験を言語化していただいたような気分です。

 

 

・年末や年始は特別なイベントなどはありますか?

村田さん:「年に2回ある、大きな行事が12月31日にあります。
年越しの大祓です。もう1回は6月30日で、これは夏越しの大祓といいます。
半年ごとに『気枯れ(ケガレ)』を祓い清々しい気持ちにさせてもらえる、そんな行事です。」

・31日は年越し参りもやっているんですか?

通常の参拝可能時間は9時ー17時ですが、
大晦日の31日は、17時に一度締めますが、午前0時から午前2時頃まで参拝可能です。
一度閉めた後、元旦の朝6時頃からまた参拝していただけるようにしてます。
そして元旦からお守りを受けた人には、「頭之福餅」の授与があります」

 

お餅、いいですね〜。(単に私がお餅好きというのもあります。)
頭之福餅は数に限りがあるので、早めがおすすめだそうですよ!

このお餅、更に敷地内のひきがえるの石像から出ている『頭の水』でお雑煮にして食べると
1年健康に過ごせると言われているんだとか!

『頭の水』は自然の湧水で、持ち帰ることが可能だそうです。

 

年が明けて、2月の第一日曜日(旧暦のお正月のあたり)には「水取り神事」が行われる。

この季節は植物が芽吹きだし、1年の中で1番パワーがある水とされているそうで、
そのお水を一升瓶に汲んで、9日間毎日水を飲むと10日目に願いが叶うと言われてるんだとか。

 

 

他にも頭之宮境内には、お頭さんと呼ばれる、頭の石からパワーをいただけたり
お願いをする時に石を奉納する奉石所。
滝に打たれるのはちょっと寒いけど、滝を拝み心身を清められる場所や、大きな御神木もあります。

 

 

年末に気枯れを祓っていただき、年明けにお水をいただいたら、
気持ちが満たされて本来の自分の力を発揮できる1年になりそうな予感。

来年は定期的に神社に行こうかな。
自分との約束を守れているかを確かめるのに、ピッタリな場所だ。

さあ、そろそろ来年の目標でも決めませんか。

 


頭之宮四方神社

三重県度会郡大紀町大内山3314-2
TEL(0598)72-2316
HPはこちらから

山口研物店で包丁をキトンキトンに!私の歳末の支度。

我が家は、年末になると漁師の友人からマダイがまるごと一匹届きます。滅多に魚を捌かないのですが、そのときだけ年イチで使う特別な出刃包丁と柳刃包丁(刺身包丁)があります。

この包丁は数年前に父が、割烹料理店を閉店した知り合いから譲り受けたもの。実家にはすでに出刃も柳刃もあったので、もらい受けました。

錆びている出刃包丁
柳刃包丁も錆びている。
さらに刃先が欠けている。

いいものとは分かっているのですが、普段使わないので錆びたり、メンテナンス不足で刃が欠けたりしています。

11月、夕方には寒さを感じる時期。もうすぐ年末。年イチ包丁のメンテどうしよう。そんなことを考えながら、津市内を運転していたときでした。

そうだ!プロにお願いしてみることにしました。

山口研物店は津名産のうなぎ屋、新玉亭の前にあります。津市に生まれ育った私は、山口研物店の存在を知っていたのですが、店で包丁を研いでもらうという発想はありませんでした。はじめて入る店は、なぜだか少し緊張します。

そもそも先が欠けている包丁でも大丈夫なのかお店の人に尋ねると、これくらいの欠けなら問題ないとのこと。店には業務用の断裁機などで使う大きな刃物もありました。店のお客さんは、そのような業務用と家庭用とで半々くらいとのこと。

包丁にペンで、ささっとマーカーを引く職人さん。

店の職人(父):この包丁はよく使い込んどるなー。週明けまでには仕上げておきます。

そして月曜日。
すんごっ!

ピカピカでキトンキトンです!
これぞ包丁!という仕上がり。
店の人にお話を聞きました。

欠けていた刃先もキトンキトンにリニューアルオープン!

創業を尋ねると、いつから研物店をやっているかは不明だが、戦前は大門の方にあったそうで、戦後に現在の丸之内に移転したそうです。対応している刃物は、ノコギリと日本刀以外のほとんど。刃物はそれぞれに材質も異なり、用途に合わせて職人が仕上げています。

店の職人(息子さん):切れ味を長持ちさせるなどお客さんのオーダーに合わせ研ぎを詰めていき、いいところで止める感じ。そんな手仕事が強みです。

そもそも研ぎの技術はどこで習得するのでしょう?

店の職人(息子さん):私で4代目。3代目の父の背中を見て仕事を覚えました。専門学校みたいなところは無いと思います。

この日も名古屋へ刃物の出荷に追われていて忙しそうな3代目。帰り際に少しだけ質問。

私:毎年この包丁が錆びてしまって。なんで錆びるのですか?

3代目:シンクまわりの下に入れてない?湿気が錆びの原因です。使ったら洗って拭いて、乾燥しているところに置くといいですよ。

ちょっとした悩みも解決して少しすっきり。家に帰り妻にアップデートされた年イチ包丁のことを知らせると・・。

確かに我が家のステンレス製文化包丁(ギフト本でチョイスしたやつ)では薄く切れない。

妻:トマトがこんなに薄くスーッと切れる!

そこは魚で試そうぜ、と言いたくなるのですが・・。

さぁ!来い!
まるごと一匹のマダイでもブリでも何でも来い!
私の歳末の支度は整った。

 


 

山口研物店
津市丸之内養正町4-13
tel 059-228-7242

 

2000円以下で食べられる松阪の丼3選!地元で人気の丼を巡る小さな宇宙旅

誰にでもある「お気に入りのあの味」を旅する

やっと旅ができるようになってきたこの頃。
知らない場所を旅するとき、その地に暮らす人々の「お気に入りのいつものあの味」を愉しみたくなる。今回は伊勢市在住の筆者が、地元の方にも人気の「いつものあの味・松阪市で2,000円以下の〝丼〟」にフォーカスをして巡ります。

 

松阪牛の町、焼肉屋で人気の「映え丼」!?

まずは「美味しい焼肉屋さん」として知人から屋号を聞いたことがある「かどや」へ。「カツが見えないカツ丼」が名物なんだそう。想像が付かない。どういうことだろう・・。

店主の橋本さんに、まずはお店の歴史をうかがった。昭和33年、松阪駅前に食堂と精肉店を創業。その後、ショッピングセンター「ベルタウン」に移転し、2013年から現在の宮町で焼肉店をオープン。

3年前にリニューアルした店内は、私の想像する煙りモクモクの焼肉店のイメージとは違い、モダンでスタイリッシュな雰囲気。

そして隣の席との距離感がほどよく快適。
噂のカツ丼は牛カツ、豚カツ、鶏カツから選ぶことができる。聞けば、昔は牛カツ丼を「Aカツ丼」、豚カツ丼を「Bカツ丼」と読んでいて2種から選べたそうだ。牛カツ丼(1,320円)をオーダー。

さて、運ばれてきた牛カツ丼はこちら!
じゃーん!

カツはどこ?
タマネギなどの野菜もなく、カツと卵とご飯が〝ひとつ〟になっている感じ。マスク越しでも、卵からやさしい和出汁の香りがわかり、トロトロでクリーミー。和出汁が染み込んだ衣との一体感も堪らない。

そして、牛肉はあっさりながらも噛みしめるほどに旨味が溢れ、スパイシーな胡椒が効いていて卵の優しい味わいとのコントラストも愉しめる。
橋本さん!めちゃめちゃ美味しいです!

▲店主の橋本さん

橋本さん:東京で修行をしてきた叔父が食堂で出してました。今も味や作り方を、そのまま受け継いでお出ししています。カツ丼にするので、肉の部位は脂が少ないモモ肉を使い、あっさりとした味わいに仕上げています。ちなみに丼一杯に卵を何個つかっていると思いますか?

筆者:卵、多いですよね。2個、いや3個ですか?

橋本さん:実は1個だけなんです。和出汁の量と卵の割合、そして火の入れ方にポイントがあるんです。よくお客さんから作り方を聞かれ、隠さずにお伝えするのですが火入れ加減が難しく、卵と出汁が分離してしまい上手くできないとお聞きします。

焼肉の〆にカツ丼を食べる方も多く、一人前焼肉コースのなかにカツ丼入りのメニューもある。

さらに常連さんからの依頼で出していた裏メニュー「カツ丼のカツぬき」も・・。

筆者:これは、たまご丼ではないのですね?

橋本さん:カツ丼からカツを抜いたので、カツぬき丼です。野菜が入っていないのでたまご丼ではないです。あまりに注文が多かったので、メニューに載せちゃいました(笑)。

焼肉を楽しんだあと、お肉はもういらない。だけど、和出汁が染みた卵とお米が食べたい・・。共感です!

 

 

こだわり派とんかつ専門店の「みそ玉丼」。

かつ丼が続いて恐縮だが、ぜひともこちらもご紹介したい。

魚町にあるとんかつ専門店「茂とん」。こちらも創業は昭和33年で、店主の山田さんと奥さん、数名のスタッフで営んでいる。

以前は「ベルタウン」で、先ほどの「かどや」の4軒程となりで営業していた。平成20年頃に今の店に移転。

店内はアットホームな雰囲気だ。
ロースみそ玉丼(1,480円)を注文。

カウンター越しに調理している風景を眺めながら、丼を待つワクワクするひと時。山田さんに「みそ玉丼は以前からメニューにあったのですか?」と伺うと、

▲厨房に立つ店主の山田さん

山田さん:みそかつ丼は先代の父のころからありましたが、雑誌の取材がきっかけで新しいみそかつ丼を考案しました。当時働いていたアルバイトスタッフと一緒に考え、半熟卵を乗せたみそ玉丼ができました。時代に合わせて少しづつ味も変えないと、人の舌も進化しているから、味がそぐわなくなります。当時、かつ丼に生キャベツを乗せ始めたのも、この辺りだとうちが最初だったと思いますよ。

厨房では、カラッと揚がったとんかつに包丁を入れると「ザク、ザク、ザク」と美味しそうな音。手際よく仕上げられたロースみそ玉丼(お味噌汁は+100円で豚汁に変更も可能)が完成。

ドーンと大きなかつ、赤味噌のつや感、今にもとろけ出しそうなふるふる半熟卵。

食べ進めようと、お箸でかつを持ち上げると・・
ん!かつ重たい。

しっかりとした重量感のかつを半熟卵に潜らせて・・。
いただきます。

噛むという力がいらないのではと思えるほど肉の歯切れがよく、口の中でジュワーと広がる脂の甘み。

自然と笑顔が溢れる。
美味しい。

山田さん:脂の美味しい豚肉を、食べていただきたいんです。

豚肉はいろんな種類を試した後、宮崎県産のSPF豚を使用。SPF豚は筋肉のきめが細かく保水性も高く、冷めても固くなりにくい。そして脂の質もよい。
甘めの味噌だれ、かつ、ご飯は絶妙な味のバランスで美味しく、30代女子でもパクパクと食べ進められる。

山田さん:味噌だれは、とんかつなどに「つけるたれ」と、丼に「かけるたれ」で味の濃さを変えています。最初は少し味が薄く感じるかも知れません。でも豚肉の美味しさを最後まで味わっていただける、たれの味付けなんです。毎日作り足している、秘伝の味です。

とてもよく分かる。
だって私はソースやたれの味ではなく、美味しい豚肉の味を求めているのだから。とんかつに、ただならぬこだわりを感じる。理由を聞いてみた。

山田さん:料理が好きなんです。つい、こだわっちゃう(笑)。

奥さん:まかないも相当こだわって作ってくれます。スタッフにも人気なんですよ。

山田さん:働きに来てくれるスタッフにも楽しみがないと。昨日のまかないは、チキンクリームカレーうどん。手は抜けません。

奥さん:スタッフが自主的にまかないの人気投票をしたんです。一位はハンバーグでした。スタッフも主人をその気にさせるのが上手い(笑)。

時にはスタッフの家族分も作り、持たせるのだとか。たくさんのこだわりを話しだすと止まらないご主人と、いい塩梅でツッコミを入れる奥さん。常連が多いという茂とんのお客さんはとんかつの美味しさはもちろん、ご主人、奥さん、そして楽しく働くスタッフの人柄に惹かれ、再び訪れたくなるのかも知れない。

 

1,500円で!あの松阪牛が丼で食べられる!

最後はやはり、松阪といえば松阪牛をご紹介。

国道166号沿いにあるインパクトのある看板の店、松阪まるよし鎌田本店。(三重県中南勢の人には馴染み深い看板)。

筆者には「松阪牛+外食=敷居が高い」というイメージがどこかにある。いや取材をするまでは、あった。

2階建ての店内に入ると、松阪牛などがずらりと並ぶ精肉売り場。取材の日も肉だけを買いにきている方も多い。写真の端に写るコロッケ。こちらも気になるが・・常温で持ち帰れる松阪牛を発見!?

と思いきや、なんと松阪牛の霜降り柄のクッションやタオル。まるよしには伊勢神宮への旅行客も多く、修学旅行生や2次会などのパーティ用にも人気とのこと。
1階はテーブル席が中心で家族連れなどが多く、2階は大広間もあり観光バスなどの団体客も受け入れている。今日は、小さな個室に通していただいた。(レストランのお席の当日予約は不可、前日までに電話で空き状況の確認が必要)

喧騒から外れ、ゆったりとくつろげる空間。外が大通りだからこそ、切り離された感じが素敵だ。
注文したのは、牛肉丼(松阪牛)2,000円。お肉の量は75gと50gと選べ、50gだと1,500円。
そもそも松阪牛を丼で食すという発想はなかったし、あの松阪牛が1,500円からいただけるとは少し驚いた。

出てきた牛肉丼(松阪牛)は、ご飯が見えないほど大きなお肉!部位は肩やモモ、バラ肉など。味付けは砂糖と醤油の甘辛ベースだが、濃いわけではなく優しく甘め。普段食べている牛丼より肉が厚く、松阪牛独特の甘味と旨味、香ばしい香りが口のなかいっぱいに広がる。
肉の芸術品と称される松阪牛。美味しいに決まっているのだ。

「ん〜まっ!」。
考えるより先に、言葉が漏れる。

販売促進事業部、中東さんにお話をうかがった。まるよしの元々は精肉店と大衆食堂を営んでいた。メニューは松阪牛のステーキや肉鍋だけでなく、ハンバーグやカレーライスも。大衆食堂の名残もあり、地元のお客様も多いのだとか。

中東さん:スタッフの中にはお顔を拝見すれば「何を頼まれるか大体わかる」というくらい来ていただいているお客様もいらっしゃいます。

メニューの種類や価格帯も幅広く、ランチとディナーの間も営業しているため立ち寄りやすいのも嬉しい。「松阪牛+外食=敷居が高い」はこちらの思い込みだったようだ。地元の方から観光客まで幅広く受け入れてくれる懐の広い店、それがまるよしだと思う。

 

丼は「小さな宇宙」なのかも知れない

記事を書いている今も、思い出すたびにまた食べたくなる丼たち。そして次の機会に食したのならば、また後日も食べたくなるのだろう。永遠に私を惹き付けてならない。
半球体の器にあつあつのご飯。食欲をそそる個性的な具材。そんな丼は底なしの欲望を掻き立てる、小さな宇宙を感じる。
こだわりと歴史、そして愛情が詰まった「松阪丼〜宇宙の旅〜」に、あなたも出発進行!

 


 

【取材協力】
かどや
松阪市宮町59-3
tel 0120-892992(ヤキニククオニ)
hp http://www.kadoya-matsusaka.com/

茂とん
松阪市魚町1709
tel 0598-21-1112
hp http://www.shigeton.jp/

松阪まるよし鎌田本店
松阪市鎌田町239-2
tel 0120-298-044
hp https://www.matsusakaushi.co.jp/

【タイアップ】
松阪市 観光交流課
松阪市殿町1340番地1
tel 0598-53-4196
松阪市hp https://www.city.matsusaka.mie.jp
松阪市観光hp https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/kanko/
松阪市観光インフォメーションサイト https://matsusaka-info.jp/

取材:2022年11月18日
※価格は取材時のものです。
※価格はすべて税込みです。

 

鈴鹿セブンマウンテン縦走

鈴鹿セブンマウンテン

うちから見える鈴鹿山脈。

鈴鹿セブンマウンテン(藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、鎌ヶ岳、入道ヶ岳の7山。)がほぼ見渡せます。縦走でハジからハジまで全部走ってみたいなーと以前から思ってました。

なにぶん距離もあるので補給できる場所が御在所だけ。スタートからゴールまでも交通手段も大変なので一人ではなかなか出来なかった鈴鹿セブンマウンテン縦走。

いつかはやってみたいと思っていたところに、来年以降に

激走!鈴鹿セブンマウンテン・SSMTR

こんな企画を友達が計画。そのプレイベントで一度みんなで走ってみないかとのお誘い。

案内詳細では

1day・約45Km・山と高原地図CT26時間
集合:藤原岳大貝戸登山口
工程:藤原岳大貝戸登山口鳥居から椿大社鳥居まで
時間:0時 藤原岳大貝戸登山口スタート
関門:20時椿大社下山設定とします
厳守:藤原岳から治田峠まで滑落事故回避のため、治田峠までは参加者全員で通過をお願いします
援助:エイド・チェックポイントを設けてサポートを行い、関門時間と途中離脱も可能なサポートを予定しています
送迎:椿大社から藤原岳登山口まで送迎します
※天候次第で中止もあります
なんとありがたい企画。
が、しかし。開催予定日が雨予報に。
今回は天候不順によりプレ大会を中止して、開催日を変更し有志による開催。
準備した食材と人員を活用してサポートしていただきました。
コース
コースはこんな感じ。
雨乞から御在所へのルートは私が間違って行ってしまったので正式コースとは違ってます。
 藤原
当日藤原岳大貝戸登山口にみなさん集合してスタート!
深夜0時30分
藤原岳
まずは1座目の藤原岳に。スタートから1時間50分
 私が藤原岳往復で藤原岳を登っていた時よりだいぶ早いペース。そう!私が一番このメンバーで高齢者。皆さんわかくって元気な人ばかりでついていくのに必死でした。さてこのペースで最後まで行けるのか?
 藤原岳
 夜に山に登ると夜景が本当にきれいで感動します。
いつも田舎で真っ暗なところだと思っていた地元が、山の上から見るとこんなに
明るくってきれいな場所なんだなーと。
藤原岳
 藤原岳から迷い尾根までの場所が危険地帯。
慎重に降りることに。また今回ありがたいことに強力な投光器でコースを照らしてくれるスタッフが同行。暗くってよく見えない場所を安心して走行できました。
02-1
2座目の竜ヶ岳到着。 スタートから4時間30分
風が吹き抜ける寒い場所でした。
竜ヶ岳
石榑峠に到着したら1カ所目のエイド。
スタッフが寒い中待っていただき温かいものを振る舞っていただきました。
そして水分を補給できるのもありがたい。
竜
 ふと振り返ると竜ヶ岳は雲の中に隠れてしまいました。
竜
朝日が出る前の素晴らしい景色をバックに。
朝日
 朝日が見えたーー!
山の上から見る朝日は最高!
朝日
 あまりにも綺麗で何度も止まって朝日を撮影する。

朝日を見ながらこんな感じで走っておりました。

朝日

次に向かう釈迦ヶ岳までがずいぶん遠いので、先頭グループと離れてしまう。

釈迦ヶ岳

3座目の釈迦ヶ岳到着。スタートから7時間50分

 

羽鳥峰

羽鳥峰

羽鳥峰

羽鳥峰到着ここで距離にしてスタートから22kmでだいたい真ん中くらいまで到着してきた感じ。ここまででスタートから8時間50分。

 

ナスカの地上絵みたいにここは落書きがしてあるので楽しい。

わんちゃんをたくさん連れてきたグループが丁度スヌーピーの絵を描いているところでした。

根の平峠

第2エイドの根の平峠に到着。

他のエイドの場所と違って朝明渓谷から荷物をかついでエイドを設営していただいて本当にありがたい。ここでも温かいものが食べれて元気になりました。

根の平峠

千種街道は沢山の登山者とすれ違い景色もいい場所です。落ち葉のおかげで踏み跡がわからずコースに迷うところがありました。

根の平峠

よく登山で滑落する人がいて高齢者だからなのかなーと思ってたら今回この場所で2mほど滑落することに。落ち葉がいっぱいすぎて足を置いた場所が落ち葉の下に何もないところでした。今回高低差の少ない場所でしたのですぐ止まったからよかったですが、もし崖の部分だとえらいことになってたなとこのあと慎重に行動するようになりました。
杉峠
杉峠到着。ここから雨乞方面から来ることはあっても登ってことがなかったので、あの急斜面はきつかった。
雨乞
もう少しで雨乞。
雨乞岳
4座目の雨乞岳到着。スタートから12時間10分
雨乞 雨乞
東雨乞に沢山の人が。そしてその向こう側に御在所と鎌が見えてきてあとちょっとか?!と甘い考えでこの時は思ってました。
武平峠エイド
 武平峠エイドに到着。
ここが最後のエイド。そしてなぜか私がこのエイドに一番で到着?!
そうです、雨乞からのルートで御在所を飛ばしてここに来てしまいました。
トップグループがしばらくして到着して私は行きそびれた御在所に向けて出発。
そしたら最後尾にいた人ともすれ違うことに。おかげでここで一番最後尾になってしまう。
御在所
5座目の御在所到着。スタートから15時間10分。
びりになってしまい気持ち的にダウンでこの写真1枚撮ってすぐ次へ向かう。
あとこのり2座!
鎌ヶ岳
6座目の鎌ヶ岳。スタートから16時間40分。
 ここまで来ると周りは真っ暗。疲れ切ってるし疲労と膝の痛みで全く走ることができずトボトボ歩いていくのみ。残り1座の入道までの道のりが遠くって・・・
入道
 よく滑るし両サイドが何もなく落ちたら死んじゃいそうな場所。腰も引けてビビりながら通過。
入道
前に黒い入道がでーーんとそびえているのはわかるんですが、いつまで経っても辿り着かない。
入道到着
そして最後7座目の入道到着。スタートから19時間30分
あとは降りるだけです。でもここからも長い。膝がガクガクになっている状態で急な斜面を降りるのは本当にきつい。おまけに路面が乾燥しているので砂埃が舞って喉が痛い。
椿大社
そして無事最終目的地の椿大社にゴール。スタートから20時間45分。
最後は参加した4人で一緒にゴール。
鈴鹿セブンマウンテンは距離としては45kmなので今まで走った長い距離のレースに比べれば50km以下なので余裕かと思ってましたが、走れる場所があまりない累積標高も4888mとヘビーなコースでした。


動画でコースを振り返っていただくとこんな感じです。

走ってみたら感動がありますので是非来年以降に開催予定の激走!鈴鹿セブンマウンテン・SSMTRにご参加どうぞ!

ひきこもりは、必ず相談できる人がいる。

最近、ひきこもりについての報道が多い。
その背景には、ひきこもりの方の全国的な増加傾向や高年齢化がある。全国統計でひきこもりの方は約115万人という調査結果があり、実際には200万人を超えるとも言われている。ひきこもりの方が50代で親が80代。親の死後、収入がない状態でどのように生きていくのかなどが課題となる、いわゆる8050問題も社会問題になっている。
私事で恐縮だが約2年間、就職氷河期世代のひきこもりなどに関する取材をしてきて印象的だった言葉がある。それは、三重県生活相談支援センターのひきこもり支援員の言葉だ。
「偏見を持たないでください。髪がボサボサとか、服装が乱れているとか。そんなことは無いんです。テレビドラマや映画で描かれるひきこもり像は嘘です。身なりもきちんとしていて清潔感のある方が多い。それぞれ理由は違いますが、彼らは一時的にひきこもる時間が、いま必要なだけなんです」。

 

県民からもひきこもりへの関心高まる

三重県は令和4年3月に、全国初となる「三重県ひきこもり支援推進計画」を策定し、4月から具体的な取り組みをスタート。
その一環として今年8月に2回目となる、誰一人取り残さない「ひきこもり支援フォーラム」を松阪市クラギ文化ホールで開催。
このフォーラムは三重県議会議員の有志の会が令和3年度に開催したのを皮切りに、令和4年度から県と共催で実施。第一回目の津市で行われたフォーラムには382人が参加し、今回も420人もの多くの人が集う状況にひきこもりへの関心の高さを感じた。

講演は、ひきこもり支援の第一人者である筑波大学の斎藤環(さいとうたまき)教授。そもそもひきこもりになる原因とは何なのか、ひきこもり状態にある方とどのように接すればいいのか。様々な疑問を抱えながら講演を拝聴した。

 

議論ではなく対話を。

ひきこもり状態になる原因は様々だが、不登校、就職活動がうまくいかなかった、職場になじめなかった、病気などが上げられる。そして、いじめとも関係しているそうだ。海外の研究によれば、いじめはその後の人生に長期的に影響し、40年以上も影響することも。いじめを受けた人がひきこもり状態になる確率は5年後までに2割。そのまま40代や50代になっても、ひきこもったままの人もいる。いじめは学校だけではなく、もちろん会社や社会にもある。
ひきこもり状態になった人は、自ら家族の輪から外れるケースもある。そうなるとストレスを避ける為に自分以外の人間と接点がなくなり、仮の安定を得る。しかし、そこからの離脱も難しくなる。
ではどのようにひきこもり状態にある方と接すればいいのか。まずは、ひきこもりの方のニーズを理解したい。

第1段階:放っておいて欲しい、構わないで欲しい。
対応:支援機関などの家族相談を利用する。

第2段階:実は辛い、苦しいと感じている。
対応:カウンセリングや診療による個人療法。

第3段階:仲間が欲しい。
対応:グループに参加。

ざっくりとだが、段階に応じて対応を取ることが重要であり、そのためには対話が必要だという。ここで理解しておきたいのは、対話と議論の違い。ひきこもり状態にある方への議論は、自己肯定感をさらに失わせてしまう。一方、対話とは会話のラリー。感覚的には、くだらないと思うおしゃべりを多くするイメージだそう。対話とは主観と主観の交換であり、答えを出すことではない。
ただ、ひきこもりの一部のケースには家庭内暴力や金銭の問題なども抱えている。その場合「ここまでは面倒を見る。その先は面倒を見ない」などしっかりとした線引きが必要で、愛情ではなく親切心が大事だという。
講演のなかで印象的だった言葉がある。
「ひきこもっている人は、たまたま困難な状況にある、まともな人」。
近年、精神療法で注目されているオープンダイアローグ(開かれた対話・詳しくはこちら)もひきこもりの支援として期待されている。筆者の考察だが、現代社会の課題は「孤独」だと思う。対話はひきこもりだけでなく、現代社会のあらゆる場面で欠け落ちており、そこに社会の歪みを感じるときがある。

 

とにかく「好き!」を応援して欲しい。

ここからは、ひきこもり状態にある子を持つ親御さんやご兄弟などの近親者の方にお伝えしたい。ひきこもりの状態の家族がいる方に対しては、家族会や家族のつどいなど関連機関が開催し相談に乗っている。今回はオレンジの会をご紹介したい。

オレンジの会は名古屋市に拠点を置く全国組織のNPO法人ある。三重県にはKHJ(Kazoku Hikikomori Japan)三重県支部「みえオレンジの会 」があり、鈴鹿市にあるライフアートという場を拠点に活動している。支部長の堀部尚之さんを訪ねた。

鈴鹿高専を卒業後、企業で精一杯働いたという堀部さんは、アメリカに赴任したこともあるビジネスマン。仕事に熱中する日々で帰宅は夜中。育ち盛りの息子さんと接する時間も少なかったという。そのような背中を見て育った息子さんは、繊細で優しい性格。

堀部さん:私は息子にああしろ、こうしろと言った記憶はなかったのですが・・。子どもは違うんですね。私の姿を見て、社会で働くことへ高いハードルを感じてしまったようです。

息子さんは徐々に不登校になり、ひきこもるようになった。堀部さんは息子さんと向き合うようになり、定年退職とともに、みえオレンジの会の誘いを受け、三重県支部の支部長へ。みえオレンジの会では毎月第一日曜日にアスト津で定期的な家族会を行っている。家族会にはひきこもりの子を持つ親御さんなどが集い、それぞれの悩みを相談。

堀部さん:反抗する人、すぐに気持ちがへこんでしまう人、ひきこもりの人はいろんなケースがあり、親御さんが「自分の家だけじゃなかったんだ」と思うだけで、まずは安心してもらえます。

ライフアートでは手芸教室やPC教室なども行い、ひきこもりの子どもと親御さんが一緒に参加する機会も設けている。そして毎月第二木曜日には、おしゃべりサロンも開催。オンラインでの参加も可能だ。

堀部さん:親御さんたちとの、ただの井戸端会議ですよ。でもこれがとても大事でね。垂直型思考ではなく水平型思考なんです。ひきこもりのOB会も緩やかな雰囲気でやっています。

堀部さんが考える垂直型思考とは?

堀部さん:私たち団塊の世代は、会社をマニュアル化しました。課題があって、原因がある。だから対策を考える。これが垂直型思考なんですが、心の問題には逆効果。ひきこもりの方の自己肯定感を落としてしまい、社会に壁を作ってしまうんです。井戸端会議のような水平型思考で対話をする。そのなかで、それとなしに支えています。

堀部さんが接してきたひきこもりの方は、うつ病の人が多いという。

堀部さん:うつ病は治る病気です。単なる風邪と同じ。でも特効薬がない。

ではどう対応すればいいのだろう?

堀部さん:ひきこもりになる人は謙虚で真面目な人が多いです。あと親の躾が厳しかった人も。好きなことや欲を抑え込んでいる場合もあります。だから、とにかく好きと欲を伸ばしてあげることが大事です。

そして話を続けてくれた。

堀部さん:私の息子はフィギュアが好きだったんです。でも「なんだそれは、そんなもん買うな」って、昔言ったことがあって。後悔しています。いま考えれば、シャイな息子の女の人への気持ちをフィギュアに向けていたことは、とても尊いことです。自分の価値観で子どもを見ないこと。そして「好き!」を応援してあげて欲しいです。昼夜逆転しているのは、その必要性がないから。でも好きがあれば変わるきっかけになるかも知れない。しょうもないと思えることでも、興味を持って欲しいです。興味を通じて外と繋がることもあります。オタクもそうです。自己表現なんです。そして外と繋がり、自分のいる場所がわかると、徐々に社会に馴染めると思います。それが自然なかたちだと考えています。

取材中も堀部さんの携帯には、ひきこもり状態にある子どもを持つお母さんから、初めての相談がありました。ひきこもりに関することには、必ず相談できる人がいます。またプロフェッショナルがいる機関があります。関心を持った方は、まずは相談員や支援員と対話をしませんか。また、ひきこもりに関することでお悩みの知り合いがいれば、ぜひお伝えいただければと思います。

 


 

【取材協力】
KHJ三重県支部「みえオレンジの会 」
鈴鹿市神戸6-6-28(ライフアート)
http://www.mecha.ne.jp/~m-orange/
090-6469-5783

 


 

【タイアップ】
三重県雇用経済部 雇用対策課 若者・女性雇用班
三重県では、支援を必要とする就職氷河期世代の方やそのご家族に情報を届けるため、note、Twitter、Facebookなどでマンガやエッセイ、ツイートなどによる情報発信をしています。

note/三重県就職氷河期info
https://note.com/mie_koyoukeizai
※県内の就職氷河期世代対応の関連機関の情報もまとめています。

Twitter/【三重県公式】三平&お重@就職氷河期世代支援情報
https://twitter.com/mie_koyoukeizai

Facebook/三重県就職氷河期info
https://www.facebook.com/%E4%B8%89%E9%87%8D%E7%9C%8C%E5%B0%B1%E8%81%B7%E6%B0%B7%E6%B2%B3%E6%9C%9Finfo-109961508095655

津市広明町13番地(三重県庁)tel 059-224-2465

 

絶景を走りで体感!伊勢志摩e-POWER ROAD 12月には無料開放日もあり!

「今日はお会いしてパワーをいただきました!e-POWERもらいました」

そう話したお二人の笑顔が眩しい!ここは朝熊山頂展望台。

日産NOTEから颯爽と降りて来たお二人

伊勢と鳥羽を結ぶドライブウェイである「伊勢志摩スカイライン」のネーミングライツを日産自動車が取得しました。

このような有料道路のネーミングライツ取得は、日産自動車初となるそうです。そして、11月8日をe-POWERの日として、「伊勢志摩スカイライン」改め、伊勢志摩e-POWER ROAD」のお披露目会が行われました。

晴れ渡った青い秋空が広がる朝熊山頂展望台に日産NOTEに乗って現れたのは、e-POWER ROADスペシャルアンバサダーの柳沢慎吾さんと、スペシャルゲストとして谷まりあさん

日産独自の電動化技術である「e-POWER」をここ伊勢志摩のライブウェイに名付けた理由を聞いてみたところ、「モーターによる運転の楽しさと、ワンペダルによる運転し易さが、ここ伊勢平野と伊勢湾が望める登りの滑らかな道にピッタリであったこと」だったという事でした。

このドライブウェイが、直進だけでなく、カーブや坂道エリアが多く、多彩に走りを楽しめる、という魅力でネーミングライツの白羽の矢が立ったというわけなのです。

一足先に日産NOTEで「伊勢志摩e-POWER ROAD」を運転した感想をお二人が話してくれました。

スペシャルゲストの谷まりあさん

谷さん「ワンペダルでとても運転が楽でした。こだわりは減速で、アクセルを踏むか踏まないかで減速できるのが良かったです。

スペシャルアンバサダーの柳沢慎吾さん

柳沢さん「車もどんどん進化していますね。僕もスカイラインや430セドリック、ブルーバードなんか乗っていたからね。このアクセルとブレーキの踏み替えがないのはストレスを感じなくていいね。対向車とか怖くないし、安心感があるね。

この取材の間、本当に笑いっぱなしでした。

楽しい空間を作ってくれたのが、柳沢慎吾さん

まだイベントが開始する前から、会場に現れ、記者の私たちに挨拶をして周り、イベントが始まってからは、元気に面白おかしく、身振り手振りを交えて話してくれました。

そしてお決まりの「いい夢みろよ!あばよ!」はもちろん、なんとイベントが終わってから、警察の鉄板ネタをして、会場を笑いの渦に巻き込んでくれました。

これには谷まりあさんも爆笑。「生でアーアーのネタが見られて嬉しかった」と話していました。柳沢慎吾さんも3年ぶりだったというこのネタで大盛り上がり。次の日のTV「スッキリ」でもサービス精神旺盛の柳沢慎吾さんとして紹介されていました。

「アーアー」とパトカーの赤色灯を真似する柳沢慎吾さん

柳沢慎吾さんのサービス精神の素晴らしさといったら、さすがプロだとこの1日ですっかりファンになってしまいました。

朝熊山頂展望台からの眺め

 

この日は風が強かったものの、よく晴れた青空と遠くの海、そして色づいてきた森林が美しく、いつまでも見ていたくなる景色でした。

有料道路なのでなかなか通ったことなかった、という方にも朗報!

なんと12月10日(土)、11日(日)の二日間は通行料金が無料となります。

是非、「伊勢志摩e-POWER ROAD」を走って、そしてこの三重県の誇る素晴らしい景色をご堪能ください。

伊勢志摩e-POWER ROAD 概要>

特設サイト:https://www2.nissan.co.jp/SP/NOTE/SPECIAL/

公式サイト:https://www.iseshimaskyline.com/

「冬が来て、今年が終わる」連載エッセイ【ハロー三重県】第31回

立冬を迎えたというのに、こちらの冬はまだまだうんと暖かい。
我が家の3人の子どもたちもまだまだ薄着だし、なんなら長男はまだ半袖を着ている。寝る時だって半袖だ。
これを書いている今だって、窓からさんさんとお日様が降り注いでいて心地いいったらありゃしない。
北の生まれなので、こういうことにいちいち感動してしまう。冬になるたび、ここはいいところだな、と思う。

とは言え、11月を過ぎたあたりから年の瀬がうっすらと見え始めるのはどこにいたって変わらない。気持ちがどこかそわそわする。年末にごちゃごちゃする前に、溜まっている仕事を少しでも片付けておかないといけない。普段どこまでも自堕落な私だってそんなことを思うのだ。
年末は忙しい。

*

とは言え、核家族の小さな我が家の忙しさなんてたかが知れている。
少ない年賀状を注文して、気まぐれな大掃除のまねごとをする程度。
トイレ掃除を念入りにしてみたり、子どもたちと水遊びみたいな窓ふきをするとかそんな感じ。

今思うと実家の年末はなんだかほんとうに慌ただしかった。
商売をしていたこともあるだろうけれど、12月の母はほんとうに忙しなかった。
事務所を覗くと天高くまで届きそうなほどの出すべき年賀状があって、年末のご挨拶の来客が誰かしらいた。
冬休みの宿題を抱えて、事務所の隅のほうを間借りしていた私は、漢字の書き取りをしながら年の瀬をひしひしと感じたものだった。

いよいよ晦日が近づくと、自宅の廊下には大量の大小の鏡餅がずらりと置かれるようになる。それを見るといつも「いよいよ始まった」という気持ちになる。
市内のお餅屋さんが届けてくれるその餅を、私たち姉妹は家中に飾らなければいけないのだ。それが年の瀬の子どもの仕事だった。

*

まず仏間の床の間と事務所に一番大きな鏡餅が置かれる。
地元では紅白の鏡餅が主流で、下段が白で、上段にはピンク色のお餅が乗る。私は長くこれが全国的にスタンダードな鏡餅だと信じて疑っていなかったので、こちらに来て真っ白な鏡餅しかないと知ったときは驚いた。
紅白の鏡餅いいですよ。めでたい感じに遠慮がなくて。

確か私の記憶では、仏間にはあと5セットほど鏡餅を置いていた。
先ほどの大サイズに次ぐ、中サイズをワンセット、手のひらサイズの小セットを4つほど。
仏壇の中に2つ、その隣の位牌を置いてある祠のようなものの前にひとつ、床の間の大黒さん置物の前にひとつ、さらにいったい誰のための何なのかよくわからない掛け軸の前にひとつ、置いていた気がする。
いささか過剰に思われそうなのだけど、これだけにとどまらないのが我が家だった。
学習机3つにそれぞれワンセットずつ。職場のデスクすべてににワンセットずつ。休憩室にワンセット。自家用車全員分にワンセットずつ。重機があったので、トラックや重機それぞれにもちろんワンセットずつ。そして、すべてのトイレにワンセットずつ。お風呂と台所もしかり。祖父母や両親の個室にももちろんワンセットずつ、応接室にもワンセット。居間にだって当然ワンセット。

小さな鏡餅を入れたビニール袋と、小さなおみかんを入れたビニール袋と、半紙を持って、家中を巡るのだ。これをやるといよいよ、「ああ、今年が終わるな」と思う。

母は母で、お節料理の仕込みをしながら同時進行で大掃除をする。
黒豆を炊きながらお煮しめを拵えて、合間にあちこちを磨く。
ごった返す台所の隅におせちを仕込んだ鍋をぎゅっと寄せて、夕飯は手短に年越しそばを食べた。買ってきた海老天を乗せてさっとおそばを食べて、母はまた大掃除やおせちの仕込みに忙しなく、私たちは手伝ったり、お風呂に入ったり、紅白歌合戦を観たりしながら、年が暮れていく。
晦日は忙しくて、どこか儀式的で、少し厳かでもあった。
明日を新しく始めるために、しっかりとカーテンを閉める、そんな空気を感じていた。

*

こちらに来て年越しをして、驚いたのは晦日が賑やかなことだった。
夫の実家で年越しをしたことが何度かあるが、夫の兄一家もやってきて、みんなでいいお肉を食べたり、伊勢海老を頂いたりした。
みんなでどんちゃん楽しくやって、なんだか賑やかでお祭りみたいな年越しに驚いた。
大晦日にごちそうをたらふく食べるなんて経験をしたことがないので呆気にに取られてしまった。そして御馳走とともに年越しそばも頂いた。それはもう、満腹だった。
結婚してまだ最初の頃は、「いったいみんなどうしたんだろう」、と思っていた。この忙しない大晦日になんでまたこのようなご馳走を食べるんだろう、と。
年末のご挨拶にいらした方が暮れのご挨拶に伊勢海老を下さって、新鮮なうちにということになったんだろうか、と思っていた。
が、何度夫の実家で年越しを経験してもやはり、いつもなにかしらの見事な御馳走があって、そして、世の中には大晦日を賑やかに過ごす地域が多くあるのだと知った。

*

ここ数年は子どもたちの予定があったりして、どちらの実家へも行かずに自宅で過ごすことが増えている。
今回これを書いていて、うちの子どもたちにも「ああ、一年が終わるなぁ」と実感できる大晦日らしいことがなにかあるといいな、と思ったりもしたのだけど、とんと思いつかない。
御馳走を用意するほどの気風のよさは生憎持ち合わせていないし、母のように働き者でもないから、直前まで大掃除をするなんてこともお節を仕込むなんてことももちろんない。餅でも、と思えば面倒くささが先立つし、どかんと大掃除でも、と思えばもちろん腰が重すぎる。
今のところ、非常にちょうどよくて、私にとって都合がいい年越しをしていると言っていい。
あえてなにかするのなら、せいぜいがちょっといいアイスを食べる、くらいかもしれない。やわ餅とか。

OTONAMIE PUSH EVENT【2022.11.24update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

老いのプレーパーク出張公演in名張市「あたらしい生活シアター」

 
イベントのジャンル:演劇
日程:2022/11/27
時間:14:00開演
イベントの問い合わせ先:
059-233-1122(三重県文化会館チケットカウンター tsutsumi@center-mie.or.jp
主催者からのメッセージ:朝日新聞「フロントランナー」の一面を飾るなど今注目の菅原直樹さん(俳優・介護福祉士)と三重県文化会館がタッグを組んだアートプロジェクトです。県内のシニア・介護関係者が劇団を結成し、老いることが楽しくなる演劇をお届けします。
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/42733

 

あのり拍子 -anorhythm-

 

イベントのジャンル:小さな野外フェス
日程:2022年11月26日(土)
時間:12:30 開場 13:30 開演 19:00 終演/閉場
主催: infusiondesign 共催:あのり拍子実行委員会 運営:あのり有志会 / infusiondesign
主催者からのメッセージ:三重県志摩市”安乗”にて地元の有志達と共に創るちいさな野外フェス2022年11月26日(土)「あのり拍子 -anorhythm-」開催!
「あのり拍子-anorhythm-」とは…
安乗の自然と伝統文化、人々の営みから生まれる安乗特有の自由なリズム…
重要無形民俗文化財の安乗人形芝居や海女文化が継承され、古くから自然と人との共生をしてきた
人口1,500人ほどの小さな漁村”安乗”。その突端に位置する安乗岬にて地元の有志達と共に
踊りと音楽を通して安乗を体感するちいさな野外フェスティバルです。安乗の民俗、芸能、食をテーマに、重要無形民俗文化財の安乗人形芝居による展示やワークショップ、
安乗の海女によるトークショーや海女道具のワークショップ、オープニングセレモニーでは安乗神社宮司による祈祷、
志摩/安乗の伝統食と海の幸・山の幸をふんだんに使ったフード出店、オフィシャルバーではあのり拍子限定カクテルをご用意。
また全国的にも珍しい四角いのぼれる灯台“安乗埼灯台”の特別夜間参観やライトアップも楽しめるスペシャルな一日となります。
お問い合わせ先:あのり拍子実行委員会 TEL:03-6427-3281(平日12:00~18:00) anorhythm.2022@gmail.com
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

■公式WEBサイト:anorhythm.jp
■公式Instagram:https://www.instagram.com/anorhythm/
■公式Twitter:https://twitter.com/_anorhythm_
■公式Facebook:https://www.facebook.com/anorhythm.2022/

 

令和4年度事業所向けセミナー「人材不足時代に効く『新しい働き方』」

イベントのジャンル:ビジネス
日程:2022年11月29日(火)
時間:10:00~12:00
主催:玉城町、玉城町生涯現役促進協議会
イベントの問い合わせ先:
玉城町生涯現役促進協議会 Tel0596-58-8050
主催者からのメッセージ:講師は株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長の宇佐川邦子さんです。
親しみやすい話し方で、今の求人・求職の状況を説明したあと、実際に求人票を作成するワークショップを行います。
会場/鳥羽市役所西庁舎
内容/労働市場の現状を理解しよう…自社の課題を整理して、仕事を切り出しましょう。
実際に求人票を作成してみよう…求職者の目にとまるポイント等を学びましょう。

いきいき企業向けセミナー

イベントのジャンル:ビジネス
日程:2022年11月29日(火)
時間:14:00~16:00
主催:玉城町・玉城町生涯現役促進協議会
イベントの問い合わせ先:
玉城町総務政策課 Tel0596-58-8200
主催者からのメッセージ:講師は株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長の宇佐川邦子さんです。
親しみやすい話し方で、今の求人・求職の状況や問題へのアプローチをお話いただきます。
会場/玉城町商工会
内容/女性の潜在能力を活かすために必要なのは仕事とプライベートを両立させることのできる職場づくりです。

第七劇場「メデイア」

イベントのジャンル:演劇公演
日程:2022年12月10日(土)11日(日)
時間:各日14時開演
イベントの問い合わせ先:
三重県文化会館チケットカウンター 059-233-1122
kenbun@center-mie.or.jp
主催者からのメッセージ:泣くのは後でいい。
せめて今日だけは、この子が愛しい私の子であることを忘れよう。この冬、三重県文化会館がお届けするおススメの演劇公演。三重県津市に拠点をおき国内外の活動で高い評価を得ている劇団「第七劇場」がギリシア悲劇の傑作「メデイア」を上演します。今回は本公演では初の中ホールでの上演となり、舞台機構を巧みに活かした舞台美術や空間ドラマにも注目です!
女性であるがゆえの苦悩を抵抗を描くギリシア悲劇の傑作「メデイア」。メデイアが苦しみの末に選んだ行動が、女と男、親と子、公と私に刻まれた2500年前からの癒えない痛みとして響く。人間が人間であるがゆえの悲しく、強く、美しい物語。女になることは、妻になることは、母になることは、幸せかそれても不幸か。
■公演情報■
第七劇場「メデイア」
開催日:2022年12月10日(土)、11日(日)両日14時開演
会場:三重県文化会館 中ホール
全席指定 一般3,000円(当日3,500円)、22歳以下1,500円
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
三重県文化会館HPイベント詳細 https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/40147

Re fluer祭 クリスマスフェスタ

イベントのジャンル:マルシェ
日程:2022/12/24
時間:10時から15時
主催:Re fluer 瀧沢美佐江、村川理世、勝田由衣、米村香織
イベントの問い合わせ先: 瀧沢美佐江 09033886528
naoki.misae.aira@gmail.com
主催者からのメッセージ:Re fluer祭 〜クリスマスフェスタ〜
来場無料ですよ。場所▶︎三重県名張市のadsホール・朝日公園
日程▶︎2022/12/24 (土)
時間▶︎10:00〜15:00

ホール舞台・ダンス
ホール開場▶︎11:15
ホール開演▶︎11:30

ホール舞台上・ランウェイ
START▶︎14:00
終了予定▶︎15:00
こんにちは。
Re fluer【リフルール】の瀧沢美佐江です。
私は3児の母で、
ビジョカツというオンラインコミュニティの主催をしています。
リフルールの運営は私を含め4人です。リフルールには”再生”という意味があります。
“名張市の皆さんがもう一度花咲く”っと
いう願いを込め、この名をつけました。
私達にとってこのイベントは
初開催となります。
私は、このイベントをきっかけに
参加してくれる皆さんの出会いから、
何かのきっかけになってくれれば嬉しいと
思っています。
詳しくは、OTONAMIEさんで先日取材を受け、
記事もありますので是非読んでもらえると嬉しいです。
12/24イベント内容は、
物販、ワークショップ、キッチンカー、ダンス、ランウェイなどのラインナップです!!!物販10以上、キッチンカー10以上
たくさんの出店者さんがあつまっています!

そして、
名張市で初のこころみ。
名張市で”ランウェイ”をします。
子供から大人までご参加可能。
お一人1500円
グループでのお申込みの場合
※5人までok、5人で1500円ですのでお得。
▶︎親子ランウェイ
▶︎友達とランウェイ
▶︎カップルランウェイ
▶︎グループランウェイ
▶︎もちろん1人ランウェイ
なんでもok
衣装自由。
▶︎クリスマスコス
▶︎ドレス
▶︎着物
▶︎お笑い系
なんでもokなランウェイです!!!な、な、なんと賞金は1万円。
お申込みはこちらのフォームより
https://ws.formzu.net/dist/S376254149/

私達と一緒に
素敵な想い出をつくりませんか??

佐野洋平展 にんげんのゆめ

イベントのジャンル:アート
日程:2022年12月25日(日)まで
時間:10:00-17:00 休業日:月曜日・火曜日・第3日曜日
主催:佐野洋平 カフェギャラリー コナラ
イベントの問い合わせ先:
佐野洋平 090 4325 3349 sano@r1059.net
主催者からのメッセージ:にんげんのゆめをテーマに、線による表現で制作した作品展示です。宇賀渓キャンプ場内のカフェ&ギャラリーコナラさんでの開催です。作品鑑賞をしたり、コーヒーを飲んだり、多様な生物が織りなす自然豊かな環境で時間を過ごすなどして、命の尊さや、私たちの生きるこの世界の尊さに思いを巡らせる機会にしていただければと思います。
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

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三重在住音楽ユニットMT⭐︎Blue、絵本とコラボクリスマスイベント出演

みなさんこんにちは!キャスターマミです♪

コロナ禍で中止や延期となっていた様々なイベントが感染症対策を講じながら少しずつ開催されるようになり、アーティストのみなさんも徐々にリアルライブ活動を再開されています。

三重県出身、在住のアーティストの中から、今回は、大人の哀愁漂う魅力たっぷりのアコースティックユニット「MT⭐︎Blue」ボーカルみかりん&ギターたかやんにお話を伺ってきました♪

松阪市「ジャズ茶房サライ」にて(2022年)

ーお二人が音楽を始めたのはいつですか?

たかやん「ギターを始めたのは15才。井上堯之さんのレコードを聴いたのがきっかけでした。ロックやブルース、ビートルズ等の曲を演奏するバンドで、各地のライブハウスでライブ活動をしてきました。」

みかりん「高校の時にキーボードでバンド組んでいましたが、その後、別のバンドを組む事になり、たまたまボーカルだけ足らなくてやったのがきっかけです。20代中頃までハードロックやポップス等をやり、20年程ブランクがありました。復活した時はカバーバンドで少し活動し、その後ユニットやバンドでたかやんと一緒に活動しています。」

たかやん「みかりんとの最初の出会いは30年以上前で、当時私のバンドのお客様で来ていただいてました。MT︎⭐︎Blueの結成は2017年頃。きっかけはお互いのバンドで共演した事でした。それが25年ぶりの再会でもありました。」

桑名市「Live&Cafe Hero’s」にて(2022年)

ーMT⭐︎Blueが演奏するジャンルは?

みかりん「沢山あるので絞れませんが、Blues、昭和歌謡、洋楽も少し…と、色々歌わせて頂いてます。今後は、オリジナル曲を増やしていきたいです。」

ー三重や愛知のライブハウス、野外コンサート等に出演しているMT⭐︎Blueのお二人ですが、今までに印象に残っているライブは?

みかりん「全てのLiveが宝物です。が印象と言うと、やはりコロナ禍でLive活動がしにくい中、見に来てくれたお客様の前でやらせて頂いた時は、止まらずに行こうと思いました。」

名古屋市「プリンセスガーデンホテル」にて(2022年)

ーMT︎⭐︎Blueのライブ情報はどこでチェックできますか?

たかやん「各ライブハウス様発信の情報や、イベントプロデューサーからの発信が多いです。MT︎⭐︎Blueたかやん&みかりんの名前を覚えていただき、どこかで見かけられましたら是非お越しください♪」

そんなMT︎⭐︎Blueと筆者キャスターマミが共演するイベント「オトナのクリスマス絵本物語」が2022年12月11日に開催されます!

現在参加者募集中!

MT︎⭐︎Blueから、絵本物語出演に向けてのメッセージです!

たかやん「初の絵本ライブ出演となります。物語に合う創作曲、そしてMT︎⭐︎Blueの歌と演奏で楽しい時間をお過ごしください!」

みかりん「絵本は老若男女携わるもので誰もが手にする素敵な世界です。絵本と音楽とのコラボイベントにご一緒出来る事が楽しみですし、この経験は今後の活躍にプラスになると思います。クリスマスの楽しいひと時を一緒に過ごしましょう!」


 

ホテルや学校、カフェなどで開催しているオフィス・ワンツーテンが主催する絵本ライブ。音楽とのコラボレーションで癒しの時を過ごしていただいています。

今回は、奥伊勢での初開催!

180°パノラマビューで自然風景が望める奥伊勢フォレストピアのレストランを会場に、シェフ特製のスペシャルランチと共に。

美味しいお料理、素敵な絵本の世界、MT︎⭐︎Blueのお洒落なライブで、ちょっと早めのクリスマスを楽しみましょう!

ぜひご参加ください。

 

オトナのChristmas絵本物語

【日時】2022年12月11日(日) 12:30~13:30ランチ 13:40~15:00ライブ ※事前予約制

【会場】奥伊勢フォレストピア レストランアンジュ(三重県多気郡大台町薗993)

【料金】おひとり様3000円

※ランチ、食後ドリンク、温泉半額券、ライブ、サービス、税金込

※当日現金にてお支払いください。

【出演】向原千草、西口茉実、MT★Blueみかりん&たかやん

【お問い合わせ・お申し込み】MAIL info@office1to10.jp

11.26 小さなフェス「あのり拍子-anorhythm-」開催記念!安乗の暮らしをカメラと旅する📷

唐突だが、漁村が好きだ。
仕事で三重の小さな漁村に出会ってからずっと。仕事の合間にカメラを持って散策することもある。友人に「何がそんなにいいの?」と聞かれることもある。地元の人に「こんなところの何がいいの?」とあきれられることもある。漁村は浦々によって違いがあり、ひとことで答えは返せない。そんな違いを愉しむ私(変人)の「安乗の暮らしを旅する」に、どうぞお付き合いください。

志摩市阿児町安乗は500世帯ほどが暮らす漁村。ブランドふぐ・あのりふぐの産地であり、リアス海岸の恵みの海では鮑や伊勢海老も獲れる。
2022年11月26日(土)に「あのり拍子-anorhythm-(企画/制作:infusiondesign・あのり有志会)」が開催される。

—あのり拍子とは
安乗の自然と伝統文化、人々の営みから生まれる安乗特有の自由なリズム。安乗の地の魅力にインスパイアされた音楽とコンテンポラリーダンスを通して「あのり拍子」を来場者に直接体感していただきます(HPより)。

安乗埼園地

会場は四角い灯台で有名な安乗埼園地。広がる芝公園と視界に収まらないほどの海と空が魅力的。

左:濱田さん 右:中川さん

今回、現地であのり拍子の共同運営を行うあのり有志会の会長・濱田さんとイベントを担当する中川さんにご案内いただいた。お二人とも安乗に生まれ育ち、現在も安乗に暮らしている。そんなお二人に「安乗の好きなところ」をナビゲートしてもらった。

緑のアーチの先には海を望む

安乗埼灯台公園をさらに奥へ。

右は海女小屋
独特な形をしたコンクリートの祠

中川さん:安乗はそこら中に祠があるんですよ。

道を進むと、海女さんが使っていた海女小屋の近くにも祠が。

濱田さん:海女さんはここから海に向かうんです。

いのちの危険を伴う海女や漁師の仕事。自然や神に祈ることは、今なお続く大切な習わし。

参道から見える海がとてもキレイ

以前にもOTONAMIEでご紹介した安乗神社へ。

あった!なんともオシャレな波乗守。安乗の方々は神事を大切にする。注連縄も地域の方々で綯う。そして正月には二本の大きな注連縄を日本刀で切る儀式もあるのだとか。

中川さん:刀を入れた回数で、今年の豊作豊漁を占うんです。

境内を進むとお二人はとても自然に神を詣った。祈りの後は太鼓を叩くのが習わし。
トン トン トトン
トン トン トトン
トン トン トトン

神社で太鼓を叩く習慣がない私も、参らせていただきバチを握らせてもらう。
トン トン トトン
トン トン トトン
トン トン トトン
叩き終わると禰宜さんが話しかけてくれた。

禰宜さん:これであなたも安乗の人間やね。

神社の細い道を進むと小さなお社。

うらの浜
おもての浜

視界には開かれた二つの海。安乗は岬にある。岬ってこういう地形だったんだ。

濱田さん:左手がおもての浜、右手がうらの浜です。覚えやすいでしょ。地元の人は岬の先端にある灯台や神社を「どんづまり」っていうんですよ。

ふたつの海に挟まれている岬。間には時代を感じる独特な町の景観。急な階段を下り、細い路地を散策してみた。海に挟まれているせいか、太陽が近い気がする。

燦々と降り注ぐ光に、反射する草花や木々。

濱田さん:道が細いでしょ。お寺に続く道なんですが、小さいときはこの道が怖くて。昔はちびまるこちゃんに出てきそうな駄菓子屋があったんです。

ガラスに貼られた懐かしい感じのシール

懐かしい感じの美容室などなど。ファインダーを覗くとひとつの絵になる。

丘の上に立つ立派なお寺。そこへ続く道沿いにはお墓が向かい合うように建っている。

供えられた花もカラフルで異国のような世界観だ。お寺を見学していると、ご住職の奥さんが帰ってこられた。手にはカツオの切り身が入ったビニール袋。今年は季節外れのカツオが豊漁らしい。

ご住職の奥さん:7kgのカツオやって。漁港の近くの魚屋からLINEがきたん。私がカツオ好きって知ってくれとるもんやから。

なんだか人と人の距離の近さに、暮らしの豊かさを感じる。

ここ安乗寺(あんじょうじ)は曹洞宗のお寺。ご本尊は釈迦如来。その横には薬師如来も祀られている。たまに薬壺という万病を治すツボを手に持っている薬師如来もいるが・・、

ご住職の奥さん:普通は左手だと思うんです。でも安乗寺の薬師如来さんは右手。珍しいと思うんです。

見学を終え、話題は安乗で獲れる食材について。安乗で獲れる鮑は貝殻に厚く、身も肉厚だそうだ。
理由は岩礁の海と早い潮の流れ。そして伊勢海老漁のときに網に掛かる、磯ガニの味噌汁も絶品だという。

中川さん:出汁がすごくでるので、味噌汁一杯にひとつ入っているだけで濃厚で美味しいです。

地元の人だけが知るグルメ。私は味を想像しながら「何とも羨ましい」と呻るしかなった。

理髪店だが昔から看板なく赤白青くるくるのみらしい

お寺を後にして漁港へ向かう道中。昔、中川さんが通っていた床屋や銭湯跡。

漁港には、最近できたという氷の自販機。

中川さん:4kg100円って安くないですか?

濱田さん:主婦としても重宝しています。安乗の最新トピックです。

濱田さんの知り合いの漁師さんが、明日の漁の準備をしていた。

濱田さん:この前ふぐ、大漁したんやって!?

漁師さん:大漁やったわ!明日も大漁してくるわ!

濱田さん:大漁してきて!がんばってなー。

グレイシー号

道を進めば船を修理する造船屋さん。なんだかんだと世間話に花が咲いていた。ねこもゴロゴロとしてのんびりした感じ。

私:知り合いに会ったら、ぜったい話し込みますよね?

濱田さん:そうしないと逆に気持ちが悪いんです。

中川さん:都会に行くと人が目を合わせてくれない。最初は無視されとるんちゃうかと思いました(笑)。

濱田さんが通った通学路
校舎にはあのりふぐの絵
倉庫には安乗埼灯台の絵

そんなお二人が通った小学校(今は廃校)を通り抜け、お二人が営む駄菓子屋兼バーへ。

なんとなく集える場所を自ら作る。子ども達が立ち寄れる場所がなくなったら作る。そんなバーには絶対にいつか行ってみたい。お酒を酌み交わしながら地元の人のお話も聞いてみたい。
あのり有志会のメンバーであり、男海女(海士)をしている仲間が海から戻ったという電話があり、海女小屋へ向かった。

薪ストーブやギターがある海女小屋!お初です

想像していた海女小屋とは少し趣きが違い、男の隠れ家のような佇まい。男海女の仲野さんは早速海女小屋に招き入れてくれた。

海士の道具を持つ仲野さん

仲野さん:僕の宝物を見てください!

志摩の海で集めた貝殻など
ムーミン
貝殻にドクロが!
顔!!!

浜で拾い集めた貝殻やシーグラス。こんなに大きなシーグラスを見たのは初めて。祖母が海女で祖父が漁師という家庭で育った仲野さん。一度は消防士の職に就いたが、脱サラをして男海女になった。

仲野さん:子どものころから海あそびが好きでした。海女漁もおばあちゃんに教えてもらっていたのですぐに始められた。海女はしがらみもないし、頑張り次第で稼げる仕事です。

そう語る仲野さんはイベントで海女トークにも参加する。目を輝かせながら、楽しそうに話す中野さんの暮らしぶりは楽しそうだと思った。

あのり有志会は、主に地元の行事だけでなく近隣のイベントのお手伝いなどもしている。中川さんにお話をうかがった。以前は水道屋として勤めに出ていた中川さん。

中川さん:とにかく忙しい会社でした。休みなしの生活に慣れてしまっていて、GWやお盆休みも呼び出しがあれば出勤。いろんな現場をはしごです。どこに行っても「はよせー」って(笑)。

お子さんも大きくなり一段落したので、安乗で起業。今は個人事業主として水道や建築の仕事を生業としている。

中川さん:今は有志会などのボランティアが2割であとは仕事。でも将来的にはボランティア活動を8割にしたいです。自分のやりたいことができるだけ稼げればいいと思うようになったんです。

なぜそこまで、地域の活動を頑張れるのか?

中川さん:単純に安乗が好きなんです。地域とかではないかも知れない。人も良い方ばかりです。だから困っていたら助けになりたい。そうやっているのが、単純に楽しく感じます。

中川さんや仲野さんは語り合うことも多く、浜で飲むこともあるという。楽しい夜は気が付けば夜中の3時になっていることも。

中川さん:安乗の人たちは、自分の子どもじゃなくてもとても可愛がります。私も知り合いの子どもに小銭をあげることもありますよ(笑)。都会だったら警戒されるかも知れません。

子育て中の濱田さんも、安乗の人たちと子どもたちの関係性が好きだという。

濱田さん:子どもが幸せであって欲しい。かわいいなと思えることが幸せです。安乗は「みんな自分の子」みたいな感覚が昔からあると思います。子どもが育っている、それが地元としてもみんな嬉しいんです。

そんな感覚のある安乗で育ったみなさんは、やはり安乗が好きだという。小さいころから多くの愛を受けて育った子どもが、家庭にたっぷりの愛情を注ぐ大人になるような感じだろうか。

濱田さん:かわいいなと思える子どもが沢山いて、その輪のなかに親世代やその親世代もいる。だから親世代も暮らしを楽しめるんだと思います。

そんなあたたかな空気が流れる安乗で開催される「あのり拍子-anorhythm」。以下のコンテンツが予定されている。

・Live
・安乗神社の宮司による祈祷
・安乗の海女トークショー
・安乗の海女 “スカリ” ワークショップ
・安乗の人形芝居
・のぼれる灯台
・ちいさな縁日
・Food & Drink
文化や芸術好きだけでなく、地元のグルメを楽しむこともできる。
そしてカメラ片手に安乗の路地を散策すれば、お気に入りの一枚を撮ることもできるかも知れない。

私のお気に入りの一枚「安乗寺の風景」。

安乗の暮らしのなかにある非日常はどこか新鮮で懐かしく、ノスタルジックな感覚を刺激してくれるのでした。安乗でちょっとひと休みしてみませんか?

 


 

あのり拍子-anorhythm-
hp https://anorhythm.jp/
in https://www.instagram.com/anorhythm/
tw https://twitter.com/_anorhythm_

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2022.11.17update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

老いのプレーパーク出張公演in名張市「あたらしい生活シアター」

 
イベントのジャンル:演劇
日程:2022/11/27
時間:14:00開演
イベントの問い合わせ先:
059-233-1122(三重県文化会館チケットカウンター tsutsumi@center-mie.or.jp
主催者からのメッセージ:朝日新聞「フロントランナー」の一面を飾るなど今注目の菅原直樹さん(俳優・介護福祉士)と三重県文化会館がタッグを組んだアートプロジェクトです。県内のシニア・介護関係者が劇団を結成し、老いることが楽しくなる演劇をお届けします。
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/42733

 

あのり拍子 -anorhythm-

 

イベントのジャンル:小さな野外フェス
日程:2022年11月26日(土)
時間:12:30 開場 13:30 開演 19:00 終演/閉場
主催: infusiondesign 共催:あのり拍子実行委員会 運営:あのり有志会 / infusiondesign
主催者からのメッセージ:三重県志摩市”安乗”にて地元の有志達と共に創るちいさな野外フェス2022年11月26日(土)「あのり拍子 -anorhythm-」開催!
「あのり拍子-anorhythm-」とは…
安乗の自然と伝統文化、人々の営みから生まれる安乗特有の自由なリズム…
重要無形民俗文化財の安乗人形芝居や海女文化が継承され、古くから自然と人との共生をしてきた
人口1,500人ほどの小さな漁村”安乗”。その突端に位置する安乗岬にて地元の有志達と共に
踊りと音楽を通して安乗を体感するちいさな野外フェスティバルです。安乗の民俗、芸能、食をテーマに、重要無形民俗文化財の安乗人形芝居による展示やワークショップ、
安乗の海女によるトークショーや海女道具のワークショップ、オープニングセレモニーでは安乗神社宮司による祈祷、
志摩/安乗の伝統食と海の幸・山の幸をふんだんに使ったフード出店、オフィシャルバーではあのり拍子限定カクテルをご用意。
また全国的にも珍しい四角いのぼれる灯台“安乗埼灯台”の特別夜間参観やライトアップも楽しめるスペシャルな一日となります。
お問い合わせ先:あのり拍子実行委員会 TEL:03-6427-3281(平日12:00~18:00) anorhythm.2022@gmail.com
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

■公式WEBサイト:anorhythm.jp
■公式Instagram:https://www.instagram.com/anorhythm/
■公式Twitter:https://twitter.com/_anorhythm_
■公式Facebook:https://www.facebook.com/anorhythm.2022/

令和4年度事業所向けセミナー「人材不足時代に効く『新しい働き方』」

イベントのジャンル:ビジネス
日程:2022年11月29日(火)
時間:10:00~12:00
主催:玉城町、玉城町生涯現役促進協議会
イベントの問い合わせ先:
玉城町生涯現役促進協議会 Tel0596-58-8050
主催者からのメッセージ:講師は株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長の宇佐川邦子さんです。
親しみやすい話し方で、今の求人・求職の状況を説明したあと、実際に求人票を作成するワークショップを行います。
会場/鳥羽市役所西庁舎
内容/労働市場の現状を理解しよう…自社の課題を整理して、仕事を切り出しましょう。
実際に求人票を作成してみよう…求職者の目にとまるポイント等を学びましょう。

いきいき企業向けセミナー

イベントのジャンル:ビジネス
日程:2022年11月29日(火)
時間:14:00~16:00
主催:玉城町・玉城町生涯現役促進協議会
イベントの問い合わせ先:
玉城町総務政策課 Tel0596-58-8200
主催者からのメッセージ:講師は株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長の宇佐川邦子さんです。
親しみやすい話し方で、今の求人・求職の状況や問題へのアプローチをお話いただきます。
会場/玉城町商工会
内容/女性の潜在能力を活かすために必要なのは仕事とプライベートを両立させることのできる職場づくりです。

第七劇場「メデイア」

イベントのジャンル:演劇公演
日程:2022年12月10日(土)11日(日)
時間:各日14時開演
イベントの問い合わせ先:
三重県文化会館チケットカウンター 059-233-1122
kenbun@center-mie.or.jp
主催者からのメッセージ:泣くのは後でいい。
せめて今日だけは、この子が愛しい私の子であることを忘れよう。この冬、三重県文化会館がお届けするおススメの演劇公演。三重県津市に拠点をおき国内外の活動で高い評価を得ている劇団「第七劇場」がギリシア悲劇の傑作「メデイア」を上演します。今回は本公演では初の中ホールでの上演となり、舞台機構を巧みに活かした舞台美術や空間ドラマにも注目です!
女性であるがゆえの苦悩を抵抗を描くギリシア悲劇の傑作「メデイア」。メデイアが苦しみの末に選んだ行動が、女と男、親と子、公と私に刻まれた2500年前からの癒えない痛みとして響く。人間が人間であるがゆえの悲しく、強く、美しい物語。女になることは、妻になることは、母になることは、幸せかそれても不幸か。
■公演情報■
第七劇場「メデイア」
開催日:2022年12月10日(土)、11日(日)両日14時開演
会場:三重県文化会館 中ホール
全席指定 一般3,000円(当日3,500円)、22歳以下1,500円
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
三重県文化会館HPイベント詳細 https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/40147

佐野洋平展 にんげんのゆめ

イベントのジャンル:アート
日程:2022年12月25日(日)まで
時間:10:00-17:00 休業日:月曜日・火曜日・第3日曜日
主催:佐野洋平 カフェギャラリー コナラ
イベントの問い合わせ先:
佐野洋平 090 4325 3349 sano@r1059.net
主催者からのメッセージ:にんげんのゆめをテーマに、線による表現で制作した作品展示です。宇賀渓キャンプ場内のカフェ&ギャラリーコナラさんでの開催です。作品鑑賞をしたり、コーヒーを飲んだり、多様な生物が織りなす自然豊かな環境で時間を過ごすなどして、命の尊さや、私たちの生きるこの世界の尊さに思いを巡らせる機会にしていただければと思います。
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

OTONAMIE PUSH EVENT【2022.11.17update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

老いのプレーパーク出張公演in名張市「あたらしい生活シアター」

 
イベントのジャンル:演劇
日程:2022/11/27
時間:14:00開演
イベントの問い合わせ先:
059-233-1122(三重県文化会館チケットカウンター tsutsumi@center-mie.or.jp
主催者からのメッセージ:朝日新聞「フロントランナー」の一面を飾るなど今注目の菅原直樹さん(俳優・介護福祉士)と三重県文化会館がタッグを組んだアートプロジェクトです。県内のシニア・介護関係者が劇団を結成し、老いることが楽しくなる演劇をお届けします。
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/42733

 

あのり拍子 -anorhythm-

 

イベントのジャンル:小さな野外フェス
日程:2022年11月26日(土)
時間:12:30 開場 13:30 開演 19:00 終演/閉場
主催: infusiondesign 共催:あのり拍子実行委員会 運営:あのり有志会 / infusiondesign
主催者からのメッセージ:三重県志摩市”安乗”にて地元の有志達と共に創るちいさな野外フェス2022年11月26日(土)「あのり拍子 -anorhythm-」開催!
「あのり拍子-anorhythm-」とは…
安乗の自然と伝統文化、人々の営みから生まれる安乗特有の自由なリズム…
重要無形民俗文化財の安乗人形芝居や海女文化が継承され、古くから自然と人との共生をしてきた
人口1,500人ほどの小さな漁村”安乗”。その突端に位置する安乗岬にて地元の有志達と共に
踊りと音楽を通して安乗を体感するちいさな野外フェスティバルです。安乗の民俗、芸能、食をテーマに、重要無形民俗文化財の安乗人形芝居による展示やワークショップ、
安乗の海女によるトークショーや海女道具のワークショップ、オープニングセレモニーでは安乗神社宮司による祈祷、
志摩/安乗の伝統食と海の幸・山の幸をふんだんに使ったフード出店、オフィシャルバーではあのり拍子限定カクテルをご用意。
また全国的にも珍しい四角いのぼれる灯台“安乗埼灯台”の特別夜間参観やライトアップも楽しめるスペシャルな一日となります。
お問い合わせ先:あのり拍子実行委員会 TEL:03-6427-3281(平日12:00~18:00) anorhythm.2022@gmail.com
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

■公式WEBサイト:anorhythm.jp
■公式Instagram:https://www.instagram.com/anorhythm/
■公式Twitter:https://twitter.com/_anorhythm_
■公式Facebook:https://www.facebook.com/anorhythm.2022/

令和4年度事業所向けセミナー「人材不足時代に効く『新しい働き方』」

イベントのジャンル:ビジネス
日程:2022年11月29日(火)
時間:10:00~12:00
主催:玉城町、玉城町生涯現役促進協議会
イベントの問い合わせ先:
玉城町生涯現役促進協議会 Tel0596-58-8050
主催者からのメッセージ:講師は株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長の宇佐川邦子さんです。
親しみやすい話し方で、今の求人・求職の状況を説明したあと、実際に求人票を作成するワークショップを行います。
会場/鳥羽市役所西庁舎
内容/労働市場の現状を理解しよう…自社の課題を整理して、仕事を切り出しましょう。
実際に求人票を作成してみよう…求職者の目にとまるポイント等を学びましょう。

いきいき企業向けセミナー

イベントのジャンル:ビジネス
日程:2022年11月29日(火)
時間:14:00~16:00
主催:玉城町・玉城町生涯現役促進協議会
イベントの問い合わせ先:
玉城町総務政策課 Tel0596-58-8200
主催者からのメッセージ:講師は株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長の宇佐川邦子さんです。
親しみやすい話し方で、今の求人・求職の状況や問題へのアプローチをお話いただきます。
会場/玉城町商工会
内容/女性の潜在能力を活かすために必要なのは仕事とプライベートを両立させることのできる職場づくりです。

第七劇場「メデイア」

イベントのジャンル:演劇公演
日程:2022年12月10日(土)11日(日)
時間:各日14時開演
イベントの問い合わせ先:
三重県文化会館チケットカウンター 059-233-1122
kenbun@center-mie.or.jp
主催者からのメッセージ:泣くのは後でいい。
せめて今日だけは、この子が愛しい私の子であることを忘れよう。この冬、三重県文化会館がお届けするおススメの演劇公演。三重県津市に拠点をおき国内外の活動で高い評価を得ている劇団「第七劇場」がギリシア悲劇の傑作「メデイア」を上演します。今回は本公演では初の中ホールでの上演となり、舞台機構を巧みに活かした舞台美術や空間ドラマにも注目です!
女性であるがゆえの苦悩を抵抗を描くギリシア悲劇の傑作「メデイア」。メデイアが苦しみの末に選んだ行動が、女と男、親と子、公と私に刻まれた2500年前からの癒えない痛みとして響く。人間が人間であるがゆえの悲しく、強く、美しい物語。女になることは、妻になることは、母になることは、幸せかそれても不幸か。
■公演情報■
第七劇場「メデイア」
開催日:2022年12月10日(土)、11日(日)両日14時開演
会場:三重県文化会館 中ホール
全席指定 一般3,000円(当日3,500円)、22歳以下1,500円
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
三重県文化会館HPイベント詳細 https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/40147

佐野洋平展 にんげんのゆめ

イベントのジャンル:アート
日程:2022年12月25日(日)まで
時間:10:00-17:00 休業日:月曜日・火曜日・第3日曜日
主催:佐野洋平 カフェギャラリー コナラ
イベントの問い合わせ先:
佐野洋平 090 4325 3349 sano@r1059.net
主催者からのメッセージ:にんげんのゆめをテーマに、線による表現で制作した作品展示です。宇賀渓キャンプ場内のカフェ&ギャラリーコナラさんでの開催です。作品鑑賞をしたり、コーヒーを飲んだり、多様な生物が織りなす自然豊かな環境で時間を過ごすなどして、命の尊さや、私たちの生きるこの世界の尊さに思いを巡らせる機会にしていただければと思います。
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